「あれ、パソコンが充電できない…」
ある日突然、いつも通り使っているパソコンの充電ができなくなったら、焦りますよね。仕事や学業で毎日使うパソコンだからこそ、一刻も早く解決したいもの。
しかし、次に頭をよぎるのは「修理に出したらいくらかかるんだろう?」という費用の不安ではないでしょうか。
「高額な請求をされたらどうしよう…」「買い替えた方が安いかもしれない…」そんな風に悩んで、修理に出すのをためらってしまう方も少なくありません。
ご安心ください!この記事では、パソコンが充電できない時の修理費用について、考えられる原因から具体的な料金相場、修理期間、信頼できる業者の選び方まで、あなたの不安を解消するために徹底的に解説します。
この記事を読み終える頃には、ご自身のパソコンの状況に合わせた最適な対処法がわかり、安心して修理を依頼できるようになっているはずです。
パソコンが充電できない!考えられる3つの原因と症状
パソコンが充電できなくなる原因は、一つだけではありません。主に以下の3つの原因が考えられます。まずは、ご自身のパソコンの症状と照らし合わせて、どの原因の可能性が高いか確認してみましょう。
原因①:充電コネクタ(DCジャック)の故障
パソコン本体のACアダプタを差し込む部分を「充電コネクタ(DCジャック)」と呼びます。この部分の故障は、充電トラブルの非常によくある原因です。
- 症状の例:
- ACアダプタを差し込んでも充電ランプが点灯しない
- 差込口がグラグラする、奥までしっかり刺さらない
- アダプタの角度を変えると充電されたりされなかったりする
- 差込口付近が焦げている、異臭がする
長年の抜き差しによる物理的な摩耗や、ケーブルを差したままパソコンを動かした際の衝撃などで、内部のハンダが剥がれたり、部品が破損したりすることが原因です。
原因②:バッテリーの故障・寿命
パソコンに内蔵されているバッテリー自体が劣化し、寿命を迎えているケースです。バッテリーは消耗品であり、充放電を繰り返すことで徐々に性能が低下していきます。
- 症状の例:
- 充電が100%にならず、途中で止まってしまう
- バッテリーの減りが異常に早い
- ACアダプタを抜くと、すぐに電源が落ちてしまう
- 「バッテリーを交換してください」などの警告メッセージが表示される
- パソコン本体(特にキーボードや底面)が膨らんできている

原因③:基板(マザーボード)の故障
パソコンの頭脳ともいえる最も重要な電子回路基板が「マザーボード」です。このマザーボード上の充電を制御する回路が故障してしまうと、充電ができなくなります。
- 症状の例:
- 充電コネクタやバッテリーには問題がなさそうなのに、全く充電されない
- 電源自体が入らない、起動しない
- 充電だけでなく、USBポートなど他の機能にも異常が見られる
- 液体をこぼしてしまった後に充電できなくなった
マザーボードの故障は、他の原因に比べて修理が複雑になり、費用も高額になる傾向があります。
【パソコン修理料金表】充電できない時の修理費用はいくら?
それでは、最も気になる修理費用について見ていきましょう。ここでは、先ほど解説した原因別に、修理にかかる費用の概算を詳しくご紹介します。料金は「診断料」「分解作業費」「部品代」の合計で決まるのが一般的です。
原因別!修理費用と内訳の概算
ご自身の症状と照らし合わせ、おおよその費用感を掴んでください。
故障原因 | 診断料 | 分解作業費 | 部品代 | 概算費用合計 (税込) |
---|---|---|---|---|
充電コネクタ(DCジャック)交換 | 0円~2,200円 | 5,500円~13,200円 | 5,500円~11,000円 | 11,000円~26,400円程度 |
バッテリー交換(内蔵タイプ) | 0円~2,200円 | 5,500円~13,200円 | 9,900円~19,800円 | 15,400円~35,200円程度 |
バッテリー交換(着脱可能タイプ) | 0円~2,200円 | 5,500円~13,200円 | 8,800円~16,500円 | 14,300円~31,900円程度 |
基板(マザーボード)補修・交換 | 0円~5,500円 | 9,900円~13,200円 | 5,500円~38,500円 | 15,400円~57,200円程度 |
※上記はあくまで概算です。機種や故障状況により、料金は変動します。

Windows機とMacintosh機の料金比較
お使いのパソコンの種類によっても、修理費用は異なります。特にApple社のMacintosh(MacBookなど)は、部品が特殊なためWindows機に比べて高額になる傾向があります。
修理内容 | Windows機 (税込) | Macintosh機 (税込) |
---|---|---|
バッテリー交換・リセル | 16,500円~ | |
電源コネクタ部 修理 | 14,080円~ | 25,080円~ |
電源コネクタ部 交換 | 19,580円~ | 36,080円~ |
MacBookシリーズは構造が複雑なモデルが多く、分解作業の難易度が高いため、作業費も高くなる傾向にあります。
パソコン修理、見積もりだけでもOK?無料相談を活用しよう
「修理費用がいくらになるか、まず知りたい」「高かったらキャンセルしたい」そう考えるのは当然のことです。ここでは、修理を依頼する前の見積もりについて解説します。
パソコン修理の見積もりは基本無料!
多くの優良なパソコン修理業者は、診断と見積もりを無料で提供しています。
今回参考にしている業者でも、「診断・見積は基本無料」と明記されており、まずは気軽に相談できる体制が整っています。実際にパソコンを預けて専門家に見てもらい、故障箇所と正確な修理費用を提示してもらった上で、修理を進めるかどうかを判断できます。
もちろん、見積もり金額に納得できなければ、修理をキャンセルすることも可能です。しつこい営業をかけられることもないので、安心して相談してみてください。
追加検査費が発生するケースとは?
「基本無料」とあるように、状況によっては費用が発生するケースもあります。それは、故障の原因が複雑で、特定するために高度な検査が必要な場合です。
- 追加検査費(2,200円~)が発生する例
- 故障の原因が複数考えられる(複合要因)
- 部品の破損が著しく、通常の手順で診断できない
- 特殊な構造のパソコンで、分解に専門技術が必要
- 水濡れ診断(5,500円)
- パソコンに液体をこぼしてしまった場合は、内部の腐食などを調べるための専門的な分解診断が必要になります。
ただし、これらの費用が発生する場合は、必ず事前に説明があります。勝手に検査を進めて請求されることはありませんので、ご安心ください。
WEB問い合わせ限定で割引!
少しでも修理費用を安く抑えたい方は、WEBからの無料相談が断然お得です!
多くの修理業者では、WEBサイトからの申し込み限定で割引キャンペーンを実施しています。
電話で相談する前に、まずは公式サイトをチェックして、お得なキャンペーンがないか確認することをおすすめします。
パソコンが充電できない…修理期間はどのくらい?
費用と並んで気になるのが、修理にかかる時間ですよね。仕事や学校で使うパソコンは、1日でも早く手元に戻ってきてほしいものです。
修理日数の目安は「約1日~3日」
店舗に修理用の部品在庫があれば、最短即日~3日程度で修理が完了することが多いです。
持ち込み修理の場合、午前中に預けてその日の夕方に受け取れる、といったスピーディーな対応が可能なケースもあります。
部品の取り寄せが必要な場合は「+2日~1週間」
お使いのパソコンの機種が特殊であったり、交換に必要な部品の在庫が店舗にない場合は、部品の取り寄せが必要になります。その場合、通常の修理期間に加えて2日~1週間程度の時間が追加でかかります。
特に海外メーカーのパソコンや、発売から年数が経っているモデルなどは、部品の入手に時間がかかる可能性があります。
お急ぎなら「プライオリティサービス」も検討
「とにかく急いでいる!」「1日でも早く直してほしい!」という方のために、多くの業者では「優先修理サービス」を用意しています。
- プライオリティサービス(優先修理)
- 内容:パソコンが到着次第、他のどの修理よりも優先して診断・作業に着手するサービス。
- 料金:通常の修理費用の25%増し(例:修理費用40,000円なら+10,000円)
- 期間:24時間(1日)以内に最短での修理を目指す。
追加料金はかかりますが、修理時間を大幅に短縮できる可能性があるため、緊急性が高い場合には非常に有効な選択肢です。
パソコン修理はどこがいい?信頼できる業者の選び方
「いざ修理に出そうと思っても、どこに頼めばいいのかわからない…」そんな方のために、安心して任せられる修理業者を選ぶための3つのポイントをご紹介します。
ポイント①:料金体系が明確で、事前に説明があるか
最も重要なポイントです。「見積もり以上の追加請求は一切ない」と明言している業者を選びましょう。
優良な業者は、必ず作業前に詳細な見積もりを提示し、顧客の同意を得てから修理を開始します。今回参考にしている業者のように、「弊社の見積り価格は、部品費用と作業費用を含んでおります。修理後に様々な費用が追加されて、高額な請求となるような事は一切ございません。」と公式サイトに記載している業者は信頼できます。
ポイント②:修理実績が豊富で、技術力が高いか
公式サイトで、これまでの修理実績や対応可能な機種を確認しましょう。特にMacBookや一体型パソコンなど、分解が難しいとされる機種の修理実績が豊富な業者は、高い技術力を持っている証拠です。
「MacBook Pro, MacBook Air, MacBook, iMacの液晶修理の実績も全国トップクラス」といった具体的なアピールポイントがあるかどうかも、判断材料になります。
ポイント③:相談しやすい窓口があるか
専門用語を使わず、分かりやすく説明してくれるかどうかも大切なポイントです。無料の電話相談窓口や問い合わせフォームが用意されており、気軽に質問できる業者がおすすめです。
修理費用はいくらまで出すべき?買い替えとの判断基準
見積もりを取った結果、「思ったより高いな…」と感じることもあるでしょう。そんな時、修理を続けるべきか、それとも新しいパソコンに買い替えるべきか、迷ってしまいますよね。ここでは、その判断基準を解説します。
判断基準①:パソコンの使用年数と購入価格
一つの目安として「修理費用がパソコン購入価格の半分を超える」場合は、買い替えを検討するタイミングかもしれません。
- 購入から1~2年以内:比較的新しいため、修理して使い続ける価値が高いでしょう。メーカー保証が残っている可能性もあります。
- 購入から3~4年:性能にもよりますが、修理費用と比較検討する時期です。バッテリーなど消耗部品の寿命も近づいています。
- 購入から5年以上:OSのサポート終了や、他の部品の故障リスクも高まります。修理費用が高額になる場合は、買い替えが有力な選択肢になります。
判断基準②:修理後のパソコンに求める性能
たとえ修理して動くようになったとしても、そのパソコンの性能が、今後あなたがやりたい作業(動画編集、最新ゲームなど)に対して十分であるかを考えましょう。性能に不満を感じているのであれば、これを機にスペックの高い新しいパソコンに買い替える良い機会とも言えます。
判断基準③:データの重要性
パソコンの中にしかない大切なデータ(写真、書類など)がある場合は、修理を最優先に考えるべきです。買い替えてしまうと、故障したパソコンからデータを取り出すために、別途データ復旧費用がかかってしまいます。
データ復旧は2万円~10万円以上かかることもあり、修理費用よりも高額になるケースも少なくありません。まずはデータを救出することを第一に考えましょう。
電源が入らない時の修理代は?充電トラブル以外の料金も解説
この記事では「充電できない」トラブルを中心に解説してきましたが、「電源が全く入らない」という症状でお困りの方もいるでしょう。ここでは、その他のよくある症状と、その修理料金の目安もご紹介します。
「パソコンの電源が入らない」場合の修理代
電源ボタンを押しても何の反応もない場合、充電トラブルと同様に、ACアダプタ、バッテリー、DCジャック、マザーボードの故障などが考えられますが、その他に「電源ユニット」の故障も考えられます。
修理費用の目安は、原因によって大きく異なりますが、おおよそ15,000円~50,000円程度が相場となります。これもやはり、正確な診断が必要です。
症状別のパソコン修理料金一覧
パソコンには充電トラブル以外にも様々な症状が現れます。ご自身の状況に近いものがあれば、参考にしてください。
- Windowsが起動しない:OS修復などで13,200円~29,700円程度
- 動作が遅い・固まる:メモリ増設やSSD換装、OSチューニングなどで8,800円~+部品代
- 電源は入るが画面が映らない:液晶ケーブルやマザーボードの不具合が考えられ、8,800円~+部品代
- 液晶画面のトラブル(ひび割れ・線が入る等):液晶パネル交換で8,800円~+部品代
- キーボードの破損・トラブル:キーボード交換で別途見積もり
- 内部から異音がする:冷却ファンの清掃や交換で2,200円~+部品代

よくある質問(Q&A)
最後に、パソコンの修理に関してよく寄せられる質問をまとめました。
A1. はい、キャンセル可能です。
多くの業者では、見積もり提示後のキャンセルは無料です。ただし、診断のために特別な作業が必要だった場合(追加検査費など)はその分の料金が発生することがあります。また、お急ぎの方向けの「プライオリティサービス」を利用した場合、キャンセル時には規定の料金(例:4,125円)がかかる場合がありますので、依頼時に確認しましょう。
A2. まずは基本的なことを確認してみましょう。
専門家に見せる前に、①電源ケーブルやACアダプタがコンセントにしっかり刺さっているか、②パソコン本体の差込口にしっかり刺さっているか、③可能であればパソコンを再起動してみる、などを試してみてください。これだけで解決する簡単なケースもあります。
A3. 修理内容によりますが、データを保持したまま修理するのが基本です。
バッテリー交換やコネクタ修理など、データが保存されているストレージ(HDD/SSD)に触れない修理であれば、データはそのまま残ります。ただし、マザーボード交換やOSのリカバリ(初期化)が必要な場合は、データが消えてしまう可能性があります。そのため、多くの修理業者は、修理と同時にデータバックアップサービス(有料:9,900円~)も提供しています。大切なデータがある場合は、必ず事前に相談しましょう。
A4. はい、出張修理に対応している業者もあります。
店舗からの距離に応じて出張料金が設定されています。例えば、店舗周辺地域なら3,300円、遠距離地域なら7,700円~といった形です。パソコンの設置やネットワーク設定なども含めて依頼したい場合に便利です。ただし、店舗への持ち込み修理や宅配修理の方が、トータルの費用は安くなることが多いです。
まとめ:パソコンが充電できない時は、まず無料診断から!
今回は、パソコンが充電できない時の原因と修理費用について、詳しく解説してきました。
最後に、この記事の重要なポイントを振り返りましょう。
- 充電できない主な原因は「コネクタ」「バッテリー」「マザーボード」の3つ。
- 修理費用の相場は、約11,000円から57,000円程度と原因によって大きく変動する。
- 修理期間は部品在庫があれば最短即日~3日。取り寄せの場合は+1週間程度かかることも。
- いきなり修理を依頼するのではなく、まずは「無料診断・見積もり」を利用して正確な費用を確認することが重要。
- WEBからの申し込みで3,000円割引などのキャンペーンを活用するとお得!
パソコンの充電トラブルは、放置しても自然に直ることはありません。むしろ、バッテリーの膨張など、放置することでより危険な状態になる可能性もあります。
「費用が怖い…」と一人で悩まずに、まずはこの記事で紹介したような、無料で相談できる専門業者に連絡してみてはいかがでしょうか。プロに相談することで、あなたのパソコンにとって最も良い解決策がきっと見つかるはずです。