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パナソニックの洗濯機の水漏れ!リコール対象機種は?【要確認】

パナソニックの洗濯機の水漏れ!リコール対象機種は?【要確認】
この記事は約8分で読めます。

「あれ、洗濯機の下が濡れている…もしかして故障?」

パナソニックの洗濯機から突然の水漏れ。焦りますよね。もしかして、以前ニュースで聞いたリコール対象の製品なんじゃ…と不安に思う方もいるかもしれません。

この記事では、パナソニックの洗濯機で過去にあった水漏れに関するリコール情報や、無償点検の対象機種について、誰にでも分かるように徹底解説します。

ご自宅の洗濯機が対象かどうかを確認する方法から、万が一水漏れしてしまった場合の対処法まで網羅していますので、ぜひ最後までご覧ください。

【執筆者】
大谷

家電ライター/家電製品アドバイザー
ライターとして5,000記事以上執筆し、自身のサイトは月間10万PVを達成。
多数の専門家と連携し、多角的な視点を取り入れた質の高いコンテンツ制作を常に心掛けている。

パナソニックの洗濯機に水漏れリコールはあった?結論から解説

結論からお伝えすると、パナソニックの洗濯機で、水漏れが原因の「リコール」が消費者庁から発表された事例は、近年ではありません。

「え、でも水漏れの話を聞いたことがあるけど…」と思った方、その通りです。

リコールではありませんが、2022年に製造された一部の全自動電気洗濯機で、製品背面から水漏れが発生する可能性があるとして、パナソニックが自主的に無償での点検・修理対応を発表しています。

これは、リコール(製品の回収・交換)という強制力のある措置ではなく、メーカーが顧客の安全と安心を第一に考えて行う「製品点検・修理のお知らせ」という位置づけです。しかし、利用者にとっては非常に重要な情報ですよね。

リコールとは、設計・製造上の原因により、製品が安全・品質基準を満たしていない場合に、メーカーがその製品を回収し、無料で修理や交換を行う制度のことです。多くの場合、国(消費者庁など)からの命令や指導に基づいて行われます。

【一覧】水漏れで無償点検・修理の対象となった洗濯機

それでは、どの機種が水漏れの可能性があるとして無償点検・修理の対象になったのでしょうか。ご自宅の洗濯機と見比べてみてください。

対象は、2022年3月から2022年7月までに製造された以下の全自動電気洗濯機です。

品番 製造番号
NA-FA10K1-N
NA-FA10K1-W
NA-FA9K1-W
NA-FA8K1-W
NA-F10AKE1-S
NA-F9AKE1-S
NA-F8AKE1-S
22325××××~22715××××

※ 品番末尾の-W、-N、-Sは色記号です。

対象機種の確認方法

品番と製造番号は、以下の3つの方法で確認できます。一番簡単なのは、洗濯機のフタを開けて確認する方法です。

  1. 上部フタの内側下部にあるラベルで確認
    フタを開けた内側(下部)にQRコード付きのラベルが貼られています。そこに品番と製造番号が記載されています。
  2. 製品右側側面の品質表示ラベルで確認
    洗濯機の右側面に貼られている銀色の品質表示ラベルでも確認できます。
  3. 保証書で確認
    購入時の保証書にも品番と製造番号が記載されています。
【重要】対象外の目印があります!
上部フタ内側のラベルを確認した際、QRコードの左側に黒丸「●」マークがある製品は、対策済みのため修理対象外です。まずはこちらをご確認ください。

もし対象機種だったら?問い合わせ先は?

もしご自宅の洗濯機が対象の品番と製造番号に該当し、かつ黒丸マークがない場合は、速やかに下記の窓口へ連絡してください。無償で点検と、必要に応じて部品交換をしてもらえます。

  • 窓口名称: 全自動電気洗濯機修理対応窓口
  • 電話番号: 0120-870-278(フリーダイヤル)
  • 受付時間: 9時~17時(土・日・祝日およびメーカー休日除く)

※2022年8月25日発表時点の情報です。

水漏れ以外でリコールのあった機種は?

水漏れとは別に、ソフトウェアの不具合が原因でリコール(こちらも無償修理対応)となった機種もあります。

2021年8月から10月までに製造された一部のドラム式洗濯乾燥機で、「私流コース」が記憶できず初期化されてしまう、という不具合でした。

  • 対象品番:
    • NA-LX125AL
    • NA-LX125AR
    • NA-SLX12AL
    • NA-SLX12AR

この件はソフトウェアの問題であり、水漏れや洗浄機能そのものに影響はありませんでした。

「これってリコール?」個別の故障とリコールの違い

「うちの洗濯機、買って1年ちょっとでベルトがすり減って異音がしたんだけど、これもリコールにならないの?」

このような疑問を持つ方もいるかもしれません。実際に、購入して間もなく部品が故障するケースもあります。

しかし、これは製品全体の設計や製造上の問題ではなく、「個体差」や「当たり外れ」と呼ばれる個別の初期不良である可能性が高いです。

一般的に、火災の危険や感電、今回のような広範囲にわたる水漏れの恐れなど、安全に関わる重大な欠陥がない限り、個別の故障がリコールに発展することは稀です。

保証期間内であれば無償修理、期間外であれば有償修理となるのが一般的です。

リコール対象外でも水漏れが!原因と対処法

「うちの機種はリコール対象じゃなかった…でも水漏れしてる!」そんな時は、慌てずに対処することが大切です。

まずは被害の拡大を防ぐために、以下の3ステップを実行してください。

  1. 洗濯機の運転を止める
  2. 蛇口を閉める
  3. (必要であれば)水道の元栓を閉める
いきなり蛇口を閉めると、水圧で部品が破損する可能性があります。必ず洗濯機の運転を停止してから蛇口を閉めましょう。

よくある水漏れ箇所と原因

水漏れの原因は様々です。どこから水が漏れているか確認してみましょう。

水漏れ箇所 主な原因 簡単な対処法
蛇口まわり パッキンの劣化、ホース接続部の緩み パッキン交換、ホースの再接続
洗濯機の底 排水ホースの劣化・外れ、排水口のつまり 排水ホースの交換・再接続、排水口の掃除
ドラム式のドア 衣類の挟み込み、ドアパッキンの汚れ 挟み込みがないか確認、パッキンの清掃
洗剤投入ケース 洗剤の固まりによる詰まり ケースを取り外して洗浄

修理はどこに頼む?パナソニック公式と水道業者の比較

自分で対処できない場合、修理を依頼することになります。主な依頼先は「パナソニックの出張修理サービス」と「街の水道修理業者」の2択です。

パナソニック出張修理サービス 水道修理業者
メリット ・純正部品で安心
・製品知識が豊富
・保証期間内なら無料
・24時間対応が多い
・蛇口や排水管など周辺の問題にも対応可能
・対応が早い場合がある
デメリット ・受付時間が限られる
・蛇口など本体以外の故障は対象外
・業者によって技術や料金に差がある
・洗濯機本体の複雑な故障は対応できない場合も
パナソニックの洗濯機の保証期間は通常1年です。無料の専用アプリ「スマホで洗濯」に接続すると、保証期間が3年に延長されるモデルもあります(最新モデルのみ)。

洗濯機本体の故障が濃厚ならパナソニックへ、蛇口や排水口など原因がはっきりしない場合は水道修理業者に相談するのがおすすめです。

おすすめの水道修理業者はこちら>> 

パナソニックの洗濯機の水漏れに関するQ&A

最後に、よくある質問をQ&A形式でまとめました。

パナソニックの洗濯機で水漏れリコールは過去にありましたか?

いいえ、近年、水漏れが直接的な原因で消費者庁からリコールが発表されたことはありません。ただし、2022年に一部機種で水漏れの可能性があり、メーカーによる無償点検・修理対応が行われました。

無償点検・修理の対象機種か確認する方法は?

洗濯機のフタの内側や側面にあるラベルで「品番」と「製造番号」を確認してください。この記事の上部にある対象機種一覧と照らし合わせることができます。

対象機種だった場合、どうすればいいですか?

パナソニックの「全自動電気洗濯機修理対応窓口(0120-870-278)」へ連絡してください。無償で点検・修理を行ってもらえます。

リコール対象外なのに洗濯機の底から水漏れします。原因は何ですか?

排水ホースの劣化や外れ、接続部(エルボ)の問題、または排水口のつまりが考えられます。まずはホースの状態と排水口の掃除を試してみてください。

修理費用の相場はどれくらいですか?

パッキン交換などの簡単な作業なら5,000円~10,000円程度、排水口のつまり除去やホース交換は10,000円~20,000円程度が目安です。洗濯機本体の部品交換となると、さらに高額になる場合があります。

パナソニックの修理保証期間は何年ですか?

通常、お買い上げ日から1年間です。ただし、無料の専用アプリに登録することで3年間に延長されるモデルもあります。

賃貸マンションで水漏れさせてしまいました。どうすればいいですか?

まずは応急処置で水を止め、すぐに大家さんや管理会社に連絡してください。火災保険に「個人賠償責任保険」が付帯していれば、階下への損害を補償できる場合があります。

ドラム式洗濯機のドアの下から水が漏れてきます。

ドアパッキンに髪の毛や糸くずが溜まっていたり、洗濯物がドアに挟まっていたりすることが原因の多くです。一度、ドア周りをきれいに掃除してみてください。

水漏れを防ぐために日頃からできることはありますか?

定期的なフィルター掃除(排水フィルター、糸くずフィルターなど)と、排水口の掃除が効果的です。また、洗濯物を詰め込みすぎないことも大切です。

修理を頼むか、買い替えるか迷っています。

購入から5年以上経過している場合や、修理費用が高額になる場合は、最新の節水・省エネモデルへの買い替えも選択肢の一つです。修理の見積もりを取ってから判断するのがおすすめです。

まとめ:慌てず確認!パナソニックの洗濯機の水漏れはまず品番チェックから

今回は、パナソニック洗濯機の水漏れとリコールの関係について解説しました。

最後に、大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • パナソニック洗濯機で水漏れが原因の正式なリコールは近年ない
  • ただし、2022年製の一部機種で水漏れの可能性があり、無償点検・修理の対象となっている。
  • ご自宅の洗濯機が対象か、まずは品番・製造番号をチェック!
  • 対象外の機種でも水漏れは起こりうる。原因を特定し、難しい場合は専門業者に相談を。

突然の水漏れは本当に焦りますが、原因が分かれば落ち着いて対処できます。この記事が、あなたの不安を解消し、問題を解決する一助となれば幸いです。

まずは一度、ご自宅の洗濯機のフタを開けて、品番と製造番号を確認してみてくださいね。

あなたの洗濯機トラブルの体験談や、「こんな方法で直ったよ!」といった情報があれば、ぜひコメントで教えていただけると嬉しいです!

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