「エコキュートから水漏れしてる!」「断水に備えたいけど、パナソニックのエコキュートの止水栓はどこ?」
突然のトラブルで、今まさに焦って止水栓の場所を探していませんか?
説明書を見ても「設置状況による」なんて書かれていて、途方に暮れてしまいますよね。わかります、その気持ち!私も昔、同じ経験をしてパニックになりました。
でも、ご安心ください。この記事を読めば、パナソニックのエコキュートの止水栓の場所がすぐに分かり、落ち着いて対処できるようになります。
見つからない場合の裏ワザや、状況別の正しい対処法まで、誰でもわかるように徹底解説します。まずは深呼吸して、一緒に確認していきましょう!
【結論】パナソニックのエコキュートの止水栓は脚部カバーの中!
早速ですが結論です。パナソニックエコキュートの止水栓は、多くの場合、貯湯タンク下部にある「脚部カバー」の中にあります。
脚部カバーは、通常いくつかのネジで固定されています。ドライバーでネジを外してカバーを前に引くと、配管がいくつか見えてきます。
パナソニックの取扱説明書(例:SHP-TC37J・SHP-TC46J)によると、止水栓は「給水止水栓」という名称です。下の図のように、下から二番目に表示されていることが多いです。
① 貯湯タンクユニットの正面に立つ
② 足元にある「脚部カバー」のネジを外す
③ カバーを外すと見える配管のうち、「給水止水栓」と書かれたハンドルが止水栓です。
ハンドルを時計回りに回すと水が止まります。
止水栓が見つからない?よくある3つの原因と探し方
「カバーを開けたけど、それらしきものがない!」
そんな時でも、慌てる必要はありません。見つからないのには、いくつか理由が考えられます。一つずつチェックしていきましょう。
原因1:保温テープに隠れている
意外と多いのがこのケース。配管には、凍結防止などのために保温テープが巻かれています。
特に、一番右側にあることが多い「給水管」をよく見てみてください。保温テープが不自然に盛り上がっていませんか?そのテープの下に、止水栓のハンドルが隠れている可能性があります。
テープを少しめくって確認してみましょう。
原因2:取扱説明書と設置状況が違う
取扱説明書には基本的な配置が書かれていますが、「配管工事により取り付け位置が異なる場合があります」と注意書きがあるように、設置した業者さんによって場所が少し違うことがあります。
基本は給水管(タンクに水を入れるための管)に設置されているので、どの管が給水管かを確認し、その管をたどって探してみてください。
原因3:そもそも止水栓が設置されていない
非常に稀なケースですが、設置工事の際に止水栓が取り付けられていない可能性もゼロではありません。
これは手抜き工事の可能性があり、今後のメンテナンスにも影響します。もし、どうしても見つからず、この可能性が疑われる場合は、設置した業者にすぐに連絡しましょう。
どうしても見つからない時の最終手段
「もう探している時間がない!今すぐ水を止めたい!」
そんな緊急事態の最終手段は、家全体の大元である「水道の元栓」を閉めることです。
これを閉めると家中の水が止まってしまいますが、水漏れ被害の拡大を確実に防ぐことができます。
戸建ての場合
敷地内の地面にある「水道メーター」や「量水器」と書かれたフタのボックス内にあります。フタを開け、中のハンドルを時計回りに回せば水が止まります。
マンション・アパートの場合
玄関ドアの横にあるパイプスペース(PSと書かれていることも)の中にあることが多いです。ただし、全戸分が1ヶ所にまとめられていたり、鍵がかかっていたりする場合もあるため、まずは管理会社や大家さんに確認するのが確実です。
止水栓を閉める前に!知っておくべき注意点
止水栓を見つけても、焦ってすぐに閉めるのはNGです!安全に対処するために、2つのポイントを必ず守ってください。
まずはエコキュートの電源OFFを忘れずに
止水栓を操作する前には、必ずエコキュート本体の電源を切りましょう。
水漏れが電気系統に影響を与え、漏電や故障につながる危険を防ぐためです。以下の2箇所で電源を切ってください。
- 室内の分電盤にあるエコキュート用のブレーカー
- エコキュート本体(貯湯タンク)の漏電遮断器
止水栓を閉めるとどうなる?お湯は使えない?
エコキュートの止水栓は、あくまで「エコキュートに給水する水」を止めるものです。そのため、
- お湯:家中で使えなくなります。
- 水:問題なく使えます。
「タンクにお湯が溜まってるなら使えるのでは?」と思うかもしれませんが、エコキュートは水道の圧力でお湯を押し出す仕組み。給水が止まると、タンク内にお湯が残っていても蛇口から出すことはできないのです。
【Q&A】パナソニックのエコキュートの止水栓のよくある質問
最後に、多くの人が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。あなたの「これってどうなの?」も、きっとここで解決するはずです!
A. タンクに水を供給する「給水管」についています。貯湯タンクの脚部カバー内では、一番右側にあることが多いです。
A. エコキュート本体ではなく、給湯管(お湯側の配管)や、水側の水道管、混合水栓の故障などが原因かもしれません。この場合は、家全体の「水道の元栓」を閉めて、すぐに専門業者に連絡してください。
A. ほとんどのバルブやハンドルは、「時計回り」で閉まります。「右に回すと閉まる」と覚えておきましょう。
A. 長年の汚れなどで固着している場合があります。ネジを全て外したか再確認し、カバーの隙間にマイナスドライバーなどを差し込んで、てこの原理で少しずつ慎重にこじ開けてみてください。破損には注意してくださいね。
A. はい、「排水栓(排水弁)」と間違える可能性があります。これはタンクの水を抜くためのものなので、間違えないようにしましょう。通常、配管に名称が記載されています。
A. 症状や原因によりますが、簡単なパッキン交換なら数千円から、部品交換が必要だと数万円以上かかることもあります。まずは複数の業者から見積もりを取るのがおすすめです。
A. いいえ、NGです!断水復旧直後の水には、サビや砂などの汚れが混じっている可能性があります。まず台所などの蛇口で「水」を出し、汚れが出てこないことを確認してから、エコキュートの止水栓を開けてください。これを怠ると、汚れがタンク内に入り故障の原因になります。
A. 無理に力を加えると、ハンドルや配管が破損する恐れがあります。絶対に無理やり回そうとせず、水道の元栓を閉めた上で、専門業者に対応を依頼してください。
A. 水漏れなどの緊急時は、被害拡大を防ぐために閉めて問題ありません。閉めた後は、速やかに管理会社や大家さんに報告しましょう。緊急時以外で操作する場合は、事前に相談するのがマナーです。
A. 大丈夫です。エコキュート本体に貼られているシールで「型番(品番)」を確認し、パナソニックの公式サイトで検索すれば、PDF形式の取扱説明書をダウンロードできますよ。
まとめ
今回は、パナソニックエコキュートの止水栓の場所と対処法について解説しました。もう一度、大切なポイントをおさらいしましょう。
- 止水栓は貯湯タンクの「脚部カバー」の中にあることが多い。
- 見つからない時は、保温テープの中や設置状況の違いを疑う。
- 緊急時の最終手段は「水道の元栓」を閉めること。
- 操作前にはエコキュートの電源OFFを徹底する。
突然の水漏れは本当に焦りますが、正しい知識があれば落ち着いて対処できます。この記事を参考に、まずは脚部カバーの中をそっと確認してみてください。
もしご自身での対応が不安な場合は、絶対に無理をせず、プロの業者を頼ってくださいね。
この記事が、あなたの不安を少しでも解消できたら嬉しいです。あなたの家のエコキュートトラブルが、無事に解決することを祈っています!
あなたのエコキュート体験談や、「こんな方法で見つけたよ!」といった情報があれば、ぜひ下のコメントで教えてください!
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