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電動キックボードの廃棄方法7選|費用・手続き・買取まで

電動キックボードの廃棄方法7選|費用・手続き・買取まで

手軽な移動手段として人気の電動キックボード。とても便利ですが、「古くなったから処分したい」「故障して動かなくなった…」という時、その廃棄方法に困っていませんか?

「普通のキックボードと同じで粗大ゴミでいいの?」「ナンバープレートが付いているけど、手続きはどうすれば?」「最近よく聞く『特定小型原付』って、処分方法が違うの?」

そんな疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。実は、電動キックボードは正しい手順で廃棄しないと、法律違反になったり、不要な税金を払い続けることになったりと、思わぬトラブルに繋がる可能性があるのです。

この記事では、そんなあなたの悩みをすべて解決します。自治体の粗大ゴミとして出す方法から、必須となる廃車手続きの完全ガイド、危険なバッテリーの安全な処分方法、そして、捨てるはずだった電動キックボードがお金に変わるかもしれない買取・売却の秘訣まで、あらゆる電動キックボードの廃棄方法を網羅的に解説します。

この記事を最後まで読めば、あなたの状況に合った最もお得で安心な廃棄方法が必ず見つかります。さあ、一緒にそのモヤモヤをスッキリ解決しましょう!

【監修者】
大谷

家電ライター/家電製品アドバイザー
大手家電量販店にて販売・商品企画を10年以上経験し、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・調理家電など幅広いジャンルの商品知識を持つ。
正確で信頼できる情報を提供することを第一にしている。

状況別に選べる!電動キックボードの廃棄・処分方法7選

電動キックボードの廃棄方法は、一つだけではありません。費用、手間、キックボードの状態によって、最適な選択肢は異なります。まずは、どのような処分方法があるのか全体像を把握しましょう。

ここでは、主要な7つの処分方法をご紹介します。それぞれのメリット・デメリットを理解し、あなたにピッタリの方法を見つけてください。

大谷
大谷
最初に全体像を把握するのがポイントです!それぞれの方法を詳しく解説していくので、まずはどんな選択肢があるかチェックしてみてくださいね。
  • 方法1:自治体の粗大ゴミとして出す【条件付き】
  • 方法2:二輪車リサイクルシステムの指定引取場所に持ち込む
  • 方法3:廃棄二輪車取扱店に引き取ってもらう
  • 方法4:バイク買取専門店で売却する
  • 方法5:フリマアプリ・ネットオークションで売る
  • 方法6:知人やジモティーで譲る
  • 方法7:不用品回収業者に依頼する

【早見表】あなたに最適な電動キックボードの処分方法は?

「選択肢が多すぎて選べない…」という方のために、目的別の比較表を作成しました。あなたが何を優先したいかで、最適な方法が一目でわかります。

処分方法 費用 手間 処分スピード おすすめな人
粗大ゴミ 安い(数百円〜) かかる(手続き・搬出) 遅い(数週間先) 費用を最優先で抑えたい人(自治体ルール要確認)
指定引取場所 無料(運搬費自己負担) 非常にかかる(運搬) 普通(営業日時による) 自分で運搬できる手段がある人
廃棄二輪車取扱店 有料(収集運搬費) 少ない 普通 近くに店舗があり、運搬を任せたい人
バイク買取専門店 無料(プラスになる) 少ない(出張査定あり) 早い 状態の良いキックボードを高く売りたい人
フリマアプリ 無料(プラスになる) 非常にかかる(出品・梱包・発送) 売れるまで不明 手間をかけてでも最高値で売りたい人
譲渡・ジモティー 無料 かかる(交渉・引渡) 相手次第 使えるキックボードを無駄なく手放したい人
不用品回収業者 高い ほぼゼロ 最速(即日可能) 手間をかけず、すぐに処分したい全ての人

電動キックボードを粗大ゴミで出す正しい手順と注意点

「電動キックボードって、粗大ゴミで捨てられるの?」これは多くの方が最初に抱く疑問でしょう。結論から言うと、一部の自治体では条件付きで処分できますが、ほとんどの自治体では回収不可であり、いくつかの重要な注意点があります。

粗大ゴミで出せる電動キックボードの条件とは?

多くの自治体では、エンジンやバッテリーを搭載した乗り物(バイクなど)は「適正処理困難物」として、粗大ゴミの収集対象外としています。

しかし、ごく一部の自治体では、排気量50cc以下のバイクに限り、粗大ゴミとして回収しているケースがあります。電動キックボードには排気量がありませんが、これに相当する「定格出力0.6kW以下」のモデルが対象となる可能性があります。

大谷
大谷
重要なのは、必ず事前にお住まいの自治体のルールを確認することです。「電動キックボード 粗大ゴミ 〇〇市」のように検索するか、役所の担当部署に直接電話で問い合わせるのが最も確実ですよ。

自治体の粗大ゴミとして回収してもらう手順

もし、お住まいの自治体で回収可能だった場合、一般的な手順は以下の通りです。

  1. 申し込み:自治体の「粗大ごみ受付センター」に電話またはインターネットで申し込みます。この際、品目(電動キックボード)やサイズを伝えます。
  2. 手数料の支払い:コンビニや郵便局などで「粗大ごみ処理手数料券(シール)」を指定された金額分購入します。
  3. シールの貼り付け:購入した手数料券に受付番号や氏名を記入し、電動キックボードの見やすい場所に貼り付けます。
  4. 搬出:指定された収集日の朝、指定された場所(玄関先やゴミ集積所など)にキックボードを出します。

粗大ゴミで出す際の2つの最重要注意点

たとえ自治体のルールをクリアしても、以下の2点を守らないと絶対に回収してもらえません。

  1. バッテリーは必ず取り外す:リチウムイオンバッテリーは発火の危険があるため、自治体では絶対に回収できません。バッテリーは必ず本体から取り外し、別途適切な方法で処分する必要があります。(バッテリーの処分方法は後述します)
  2. 廃車手続きを完了させておく:ナンバープレートが付いている車両は、所有者が明確なため回収されません。必ず事前に廃車手続きを済ませ、ナンバープレートを取り外しておきましょう。

納税義務をストップ!電動キックボードの廃車手続き完全ガイド

電動キックボードの廃棄において、最も重要かつ必須の手続きが「廃車手続き」です。これを怠ると、所有していないキックボードの税金を永遠に払い続けることになりかねません。

なぜ廃車手続きが絶対に必要?

ナンバープレートが交付されている電動キックボードには、軽自動車税が課せられます。この税金は、毎年4月1日時点の所有者に対して課税されます。

廃車手続きを行わないと、あなたの名義で登録されたままの状態が続きます。たとえ本体を廃棄しても、書類上はあなたが所有者であり続けるため、翌年以降も納税通知書が届いてしまうのです。無駄な税金を払わないためにも、廃棄・売却・譲渡の前には必ず廃車手続きを済ませましょう。

【2023年7月〜】特定小型原付の廃車手続き

2023年7月1日からスタートした「特定小型原動機付自転車」の制度。16歳以上であれば免許不要で乗れるこのタイプの電動キックボードも、軽自動車税(年額2,000円)の課税対象であり、廃車手続きが必須です。

  • 手続き場所:お住まいの市区町村の役所(税務課など)
  • 必要なもの:ナンバープレート、標識交付証明書、本人確認書類、印鑑など、基本的に下記の原付一種・二種と同様です。

【区分別】廃車手続きの場所と必要書類

従来の原付免許が必要なタイプは、定格出力(ガソリンバイクの排気量に相当)によって窓口が異なります。

原付一種・二種(定格出力1.0kW以下)の場合

  • 手続き場所:お住まいの市区町村の役所(税務課など)
  • 必要なもの:
    1. ナンバープレート
    2. 標識交付証明書(登録時にもらった書類)
    3. 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
    4. 印鑑
    5. 廃車申告受付書(役所の窓口にあります)

自賠責保険の解約も忘れずに!【返戻金あり】

廃車手続きが完了したら、次に自賠責保険の解約手続きを行いましょう。保険期間が1ヶ月以上残っている場合、「解約返戻金」として残りの期間に応じた保険料が戻ってきます。

手続きが遅れると返戻金が減ってしまうので、廃車後すぐに手続きするのがおすすめです。

発火事故を防ぐ!電動キックボードのバッテリー処分方法

電動キックボードの廃棄で、廃車手続きと並んで重要なのが「バッテリーの処分」です。電動キックボードに使われているリチウムイオンバッテリーは、扱いを間違えると火災の原因となる非常に危険なものです。

なぜリチウムイオンバッテリーは一般ゴミで捨ててはいけないのか?

リチウムイオンバッテリーは、内部に可燃性の液体が入っており、外部からの強い衝撃や圧力が加わると、ショートして発火・爆発する危険性があります。ゴミ収集車の中や処理施設で圧縮された際に発火し、大規模な火災に繋がった事故も実際に発生しています。

絶対に、燃えるゴミや不燃ゴミ、粗大ゴミとして出さないでください。

バッテリーの正しい処分・回収場所4選

安全に処分するためには、専門の回収拠点に持ち込む必要があります。

  1. バイク用品店・自転車販売店:新しいバッテリーの購入時などに、古いバッテリーを引き取ってくれる場合があります。
  2. ホームセンター:一部の店舗では、小型充電式電池のリサイクルボックスを設置しています。
  3. 家電量販店などのリサイクル協力店:「一般社団法人JBRC」の協力店では、小型充電式電池を無料で回収しています。お近くの協力店はJBRCのホームページから検索できます。
  4. 不用品回収業者:電動キックボード本体の回収と同時に、バッテリーも引き取ってくれる業者が多く、手間がかかりません。
大谷
大谷
バッテリーを回収場所に持っていく際も注意が必要です。端子部分が金属に触れるとショートする恐れがあるので、ビニールテープなどで必ず絶縁(プラス極とマイナス極を覆う)してくださいね!

捨てるのは損!電動キックボードの高価買取・売却ガイド

もしあなたの電動キックボードがまだ使える状態なら、廃棄するのではなく「売る」という選択肢を強くおすすめします。処分費用がかかるどころか、思わぬ臨時収入になる可能性があります。

どんな電動キックボードが高く売れる?

  • 人気メーカー・モデル:COSWHEEL, kintone, BLAZE, Free Mile Plusなど、市場で人気のあるブランドは高値がつきやすいです。
  • 高年式・低走行距離:購入してから日が浅く、あまり使っていないものほど価値が高まります。
  • 付属品が完備している:充電器、取扱説明書、予備バッテリー、専用キーなどの付属品がすべて揃っていると査定額がアップします。
  • 状態が良い:傷や汚れが少なく、正常に動作することは基本中の基本です。

査定額を1円でもアップさせる5つの秘訣

  1. できる限り綺麗に清掃する:第一印象は非常に重要です。泥汚れなどを拭き取り、綺麗な状態にしておきましょう。
  2. 付属品をすべて揃える:購入時に付いてきたものは、すべて揃えて査定に出しましょう。
  3. 正常に動くか確認する:査定前に充電し、基本的な動作を確認しておくとスムーズです。
  4. 売ると決めたらすぐに査定に出す:電動キックボードは新しいモデルが次々に出ます。型落ちする前に、なるべく早く売るのが高価買取のコツです。
  5. 複数の業者に相見積もりを取る:1社だけの査定で決めず、複数の業者に見積もりを依頼して比較検討することで、最高値で売却できます。

手間なく売るなら出張買取サービスがおすすめ!

「お店に持っていくのは面倒」「梱包や発送なんて無理…」という方には、出張買取サービスを提供している不用品回収業者がぴったりです。

買取不可…電動キックボードが売れない時の最終処分手段

「故障していて動かない」「傷だらけで値段がつかない」…そんな、買取を断られてしまった電動キックボードはどうすればいいのでしょうか?諦めるのはまだ早いです。お金にはならなくても、無料で引き取ってもらえたり、手間なく処分できたりする方法があります。

方法1:二輪車リサイクルシステムを利用する

国内メーカー等が中心となって行っている自主的なリサイクル制度です。ナンバー付きの電動キックボードも「原動機付自転車」として対象となります。リサイクル料金は無料で、廃棄物を適正に処理・再資源化してくれます。

  • 指定引取場所:全国に約170ヶ所あります。自分で直接持ち込めば、費用はかかりません(運搬費は自己負担)。
  • 廃棄二輪車取扱店:全国に約7,600ヶ所あるバイク販売店などです。指定引取場所への収集・運搬を代行してくれます(別途、収集運搬費用が必要)。

対象車両にはハンドル付近にリサイクルマークが貼付されています。お近くの窓口は「自動車リサイクル促進センター」のウェブサイトで検索できます。

方法2:ジャンク品としてフリマアプリに出品する

買取店で値段がつかなくても、フリマアプリなら「ジャンク品」として売れることがあります。自分で修理できる人や、特定の部品だけを探している人が購入してくれるケースです。ただし、以下の手間がかかることは覚悟しておきましょう。

  • 詳細な商品説明:故障個所や傷の状態を、写真付きで正直に詳しく記載する必要があります。
  • 梱包・発送:衝撃を吸収する緩衝材(プチプチなど)で全体を厳重に包み、ハンドルなどの突起部分は段ボールで補強します。発送は「梱包・発送たのメル便」のような大型商品向けのサービスを利用するのがおすすめです。

方法3:不用品回収業者に回収を依頼する

どんな状態でも、最も確実に、そして手間なく処分できるのが不用品回収業者です。

費用はかかりますが、電話一本で自宅まで回収に来てくれ、重いキックボードの運び出しもすべてプロのスタッフに任せられます。廃車手続きの代行や、バッテリー、ヘルメットなど関連用品の同時回収に対応している業者も多く、とにかく楽に済ませたい方には最適な方法です。

大谷
大谷
業者選びは慎重に!「無料回収」を謳うトラックには注意し、自治体の「一般廃棄物収集運搬業許可」を持つ正規の業者を選びましょう。必ず複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」も忘れずに行ってくださいね!

Q&A|電動キックボードの廃棄に関するよくある質問

特定小型原付のナンバープレートも、廃車手続きが必要ですか?

はい、絶対に必要です。特定小型原動機付自転車も軽自動車税の課税対象であり、市区町村の役所で登録・ナンバープレート交付を受けています。そのため、廃棄・売却・譲渡する際は、通常の原付バイクと同様に必ず役所で廃車手続きを行ってください。

電動キックボードを処分するのに最適な時期はありますか?

3月中に処分するのが最もおすすめです。軽自動車税は毎年4月1日時点の所有者に課税されます。そのため、3月31日までに廃車手続きを完了させれば、その年度の税金(2,000円〜)がかかりません。

見積もり後にキャンセルはできますか?

多くの優良な買取業者や不用品回収業者では、見積もり後のキャンセルが可能です。出張料や査定料、キャンセル料が無料の業者を選ぶのが安心です。契約前に、キャンセル料の有無や発生条件を必ず確認しておきましょう。

まとめ:最適な廃棄方法を見つけて電動キックボードを正しく処分しよう

今回は、電動キックボードの7つの廃棄方法について、手続きや注意点を交えながら詳しく解説しました。

最後に、この記事の重要なポイントを振り返ってみましょう。

  • 電動キックボードの処分方法は「粗大ゴミ」「リサイクル」「売却」「譲渡」「業者依頼」など様々。
  • どのタイプであれ、ナンバープレートが付いている車両は「廃車手続き」が必須。
  • 発火の危険がある「リチウムイオンバッテリー」は絶対に分別し、正しく処分する。
  • まだ使える状態なら、廃棄ではなく「買取査定」を検討するのが最もお得。
  • 手間をかけずに、今すぐ確実に処分したいなら「不用品回収業者」が最も便利。

電動キックボードの処分は、一見すると複雑に感じるかもしれません。しかし、一つ一つのステップを理解すれば、決して難しいことではありません。

あなたの電動キックボードの状態、そしてあなたが「費用」「手間」「時間」のどれを優先したいかに合わせて、最適な方法を選んでください。この記事が、あなたの悩みを解決し、スッキリと電動キックボードを手放すための一助となれば幸いです。

※記事の執筆には一部AIを利用しております。AIの回答には間違いが含まれている場合があり、必ずしも正しいとは限りません。重要な情報は確認するようにしてください。誤情報による記事の修正依頼はお問い合わせページよりお願いします。

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