新しいパソコンの購入、ワクワクしますよね。でも、「パソコンを買うならどこの家電量販店がいいんだろう?」と悩んでいませんか?
ヤマダ電機、ビックカメラ、ヨドバシカメラ…大手だけでも選択肢はたくさん。決して安い買い物ではないからこそ、お店選びで失敗して後悔したくないものです。
この記事では、家電量販店で10年以上販売員をしていた私が、各社の特徴や、パソコン購入で後悔しないためのチェックポイントを徹底解説します。この記事を読めば、あなたにピッタリの家電量販店が見つかり、納得のいくパソコン選びができるようになりますよ。
結論:迷ったら「ヨドバシカメラ」が最もおすすめ!

出典元:「ヨドバシカメラ」公式サイト
いきなり結論からお伝えします。もし、どこの家電量販店で買うか迷っているなら、「ヨドバシカメラ」が無難かつ最もおすすめです。
ヨドバシカメラをおすすめする理由
- 通販サイトと店舗の価格が原則同じで分かりやすい
- ポイントが共通で貯めやすく、使いやすい
- 通販サイトから店舗の在庫状況をリアルタイムで確認できる
「とりあえず価格を比較したい」「ネットで見た商品を実店舗で確認したい」といった多くの人のニーズに応えてくれるのがヨドバシカメラの強みです。
ただし、人によっては他の家電量販店の方がお得になるケースもあります。ここからは、主要な家電量販店それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
主要な家電量販店5社の特徴を徹底比較
ここでは、代表的な家電量販店5社の特徴を、元店員の視点から比較解説します。ご自身の重視するポイントと照らし合わせてみてください。
家電量販店 | 特徴 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
ヨドバシカメラ | ネットと店舗の連携が最強。価格の透明性が高く、ポイントも使いやすい。都市部の駅前に多く、アクセスも良好。 | ネットで情報収集しつつ、実店舗でもしっかり確認したい人。 |
ビックカメラ | ヨドバシと似た都市型店舗。ポイント還元率が高く、提携サービス(Suicaチャージなど)も豊富。価格交渉にも比較的応じてくれやすい印象。 | ポイントを賢く貯めて使いたい人。価格交渉にチャレンジしたい人。 |
ヤマダ電機 | 郊外に強い店舗網が魅力。日用品なども扱っており、ついで買いに便利。「安心会員」などの独自サービスが充実している。 | 家の近くの店舗で手軽に購入したい人。アフターサービスを重視する人。 |
ケーズデンキ | 「新製品が安い」がモットー。ポイント制度がなく、その場で現金値引きしてくれるのが最大の特徴。「あんしんパスポート」で長期保証も充実。 | ポイント管理が面倒で、現金で安くしてほしい人。 |
エディオン | 地域密着型で丁寧な接客に定評あり。長期修理保証などのアフターサービスが手厚い。オリジナルブランドの家電も展開。 | 購入後のサポートや保証を最優先に考えたい人。パソコン初心者で相談しながら決めたい人。 |

パソコンの購入で家電量販店を選ぶメリット・デメリット
そもそも、ネット通販が主流の今、あえて家電量販店でパソコンを買うことにはどんな意味があるのでしょうか?元店員だからこそわかる、メリットとデメリットを正直にお話しします。
メリット:見て、触って、相談できる安心感
- 実機を直接確認できる: キーボードの打ち心地やディスプレイの見やすさは、スペック表だけでは分かりません。実際に触れて確かめられるのは最大のメリットです。
- 専門知識を持つ店員に相談できる: パソコンに詳しくなくても、用途を伝えれば最適なモデルを提案してくれます。ネットの膨大な情報に溺れるより効率的です。
- 即日持ち帰りが可能: 急にパソコンが必要になった時でも、その日のうちに手に入れて使い始められます。
- 価格交渉の余地がある: 特に週末やセール時期は、交渉次第でネット価格より安くなることも。周辺機器をサービスしてもらえるケースもあります。
デメリット:価格と手間には注意が必要
- ネット通販より価格が高い傾向: 人件費や店舗維持費がかかる分、ECサイトの最安値には敵わないことが多いです。
- 不要なオプションを勧められることも: プリンターや保証サービスなど、必要のないものを勧められて割高になる可能性があります。
- 店舗に行く手間と時間がかかる: 当然ですが、お店まで足を運ぶ必要があります。混雑していると待たされることも。
家電量販店の店員は、在庫を早く売りたい商品や、利益率の高い商品を優先的におすすめすることがあります。すべてが悪意からではありませんが、提案されたものを鵜呑みにせず、「なぜそれをおすすめするのか」をしっかり確認することが大切です。
家電量販店で後悔しないための3つのチェックポイント
メリット・デメリットを理解した上で、いざお店へ!でもその前に、後悔しないための3つのポイントを押さえておきましょう。これを知っているだけで、店員さんとの会話もスムーズになり、賢い買い物ができますよ。
1. 目的と予算をハッキリさせておく
「なんとなく良いパソコンが欲しい」という状態でお店に行くと、店員さんのペースに流されてしまいがちです。お店に行く前に、以下の点をメモしておきましょう。
- 主な使い道:(例:大学のレポート作成、動画編集、オンラインゲーム)
- 絶対に譲れない条件:(例:持ち運びたいから軽いものがいい、ExcelやWordは必須)
- 予算の上限:(例:周辺機器も含めて15万円まで)
これを店員さんに見せるだけで、的確なアドバイスがもらいやすくなります。
2. 使用ソフトの「推奨スペック」を確認する
もし使いたいソフトが決まっているなら、そのソフトの公式サイトで「推奨スペック」を調べておきましょう。例えば、動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」を使いたいなら、その要求スペックが基準になります。
スペックの簡単目安
- ネットサーフィン・文書作成:メモリ8GB、ストレージ256GB SSD
- 動画視聴・簡単な画像編集:CPU Core i5以上、メモリ8GB~16GB、ストレージ512GB SSD
- 動画編集・PCゲーム:CPU Core i7以上、メモリ16GB以上、グラフィックボード搭載モデル
※あくまで目安です。詳しくは店員さんに相談しましょう。
3. サポートと保証内容を自分の目で確認する
「長期保証がお得ですよ」と勧められることが多いですが、その内容をしっかり確認しましょう。メーカー保証で十分な場合もあれば、落下や水濡れまでカバーする手厚い保証が必要な場合もあります。
保証料金と内容を天秤にかけ、自分にとって本当に必要な保証なのかを冷静に判断することが重要です。
よくある質問(Q&A)
A. 用途によって異なりますが、大きく分けて「メーカー直販サイト」と「ECモール(Amazonや楽天)」があります。
- メーカー直販サイト: メモリ増設などのカスタマイズが可能。セール時には家電量販店より安くなることも。サポートもメーカー直なので安心。
- ECモール: 品揃えが豊富で価格比較がしやすい。ポイント還元率が高いのが魅力ですが、長期保証が付かない場合もあるので注意が必要です。
A. 価格を最優先するなら、海外メーカーの直販サイト(Dell, HP, Lenovoなど)や、BTO(受注生産)メーカーのサイト(マウスコンピューターなど)をチェックするのがおすすめです。同程度のスペックでも国内メーカー品より安価なことが多いです。
A. 個人的にはあまりおすすめしません。新品より安いのは魅力的ですが、バッテリーなどの部品が劣化しているリスクや、保証がない、または短いケースが多いからです。故障した際の修理費用を考えると、結果的に新品を買った方が安く済む可能性が高いです。
まとめ:自分に合った家電量販店で最高のパソコンを選ぼう!
今回は、パソコンを買うならどこの家電量販店がいいか、というテーマで元店員の視点から解説しました。
この記事のポイント
- 迷ったらネットと店舗の連携が強い「ヨドバシカメラ」がおすすめ。
- 現金値引きの「ケーズデンキ」、サポートの「エディオン」など、各社に強みがある。
- 家電量販店のメリットは「実機確認」と「店員への相談」。
- 後悔しないためには「目的の明確化」と「スペックの事前確認」が重要。
パソコンは、私たちの生活や仕事を豊かにしてくれる大切なパートナーです。この記事を参考に、ぜひご自身にピッタリのお店を見つけて、納得のいく一台を選んでくださいね。
実際に店舗を訪れて、店員さんの話を聞いてみるのも新しい発見があって楽しいですよ。あなたのパソコン選びが成功することを心から応援しています!
コメント