家電が故障した時はどこに連絡すべき？修理先の判断チャートと主要窓口一覧

「家電が急に壊れてしまった」「修理はどこに連絡するのが正解？」

毎日使う冷蔵庫や洗濯機が動かなくなると、生活に支障が出て焦ってしまいますよね。

実は、慌てて連絡先を間違えると、本来使えるはずの保証が使えず、数万円も損をしてしまうことがあります。

この記事では、状況別の正しい連絡先がひと目でわかるフローチャートと、メーカー・家電量販店の問い合わせ先を完全網羅しました。

この記事を読めば、迷うことなく最適な依頼先が見つかり、最短ルートでトラブルを解決できます。

※2025年12月15日 記事の内容を最新の情報に更新しました。

家電故障時の連絡先判断チャート

修理の連絡先は、保証の加入状況によって「購入店」か「メーカー」かに分かれます。

まずは以下の3つのパターンから、ご自身の状況に当てはまるものを選んでください。

1. 家電量販店の「延長保証」加入者

購入時に家電量販店の長期保証（3年・5年・10年保証など）に加入している場合は、必ず購入した家電量販店へ連絡してください。

これが最も安く（多くの場合無料で）修理できる方法です。

注意点

先にメーカーへ直接修理を依頼してしまうと、量販店の保証が適用されず、修理費用が全額自己負担になってしまうトラブルが多発しています。

2. 購入から1年未満（メーカー保証内）

購入してまだ1年未満であれば、基本的にはメーカーのサポートセンターへ連絡します。

自然故障（落としたり水をかけたりしていない故障）であれば、メーカー保証により無償で修理を受けられます。

Amazonや楽天市場などのネット通販で購入し、独自の延長保証に入っていない場合もこちらになります。

3. 保証切れ・購入店が不明な場合

「保証期間が過ぎている」「どこで買ったか忘れた」「人から譲り受けた」という場合は、以下の2択になります。

• メーカーサポート：純正部品で確実に直したい場合。
• 家電修理専門業者：とにかく急ぎの場合や、安く済ませたい場合。

量販店別：修理受付窓口リスト

ここでは利用者の多い主要家電量販店の修理受付ページをまとめました。

延長保証に入っている方は、こちらから依頼してください。

メーカー別：サポートセンター一覧

メーカーへの直接依頼が必要な方は、こちらから各社のサポートページへアクセスできます。

（参照：各メーカー公式サイト）

連絡前に確認すべき3つのチェックポイント

「故障だと思って修理を呼んだら、実はコンセントが抜けていただけだった」

これは笑い話ではなく、実際によくある話です。この場合でも出張費（3,000円〜5,000円程度）がかかってしまいます。

無駄な出費を防ぐため、電話前に以下の3つを必ず試してください。

1. 電源リセット（コンセントの抜き差し）

家電は内部のコンピューターが一時的にフリーズしているだけのことがあります。

一度コンセントを抜き、1分〜5分ほど待ってから壁のコンセントに直接差し直してみてください。これだけで復活するケースは非常に多いです。

2. エラーコードの検索

表示パネルに「H51」「U12」などの英数字が出ていませんか？

これは製品からのメッセージです。スマホで「（型番） エラーコード （表示内容）」と検索してみてください。

「フィルターの詰まり」「ドアの半開き」など、自分で直せる原因であることがすぐに分かります。

3. 型番と製造年の確認

いざ電話をしても、製品情報がわからないと受付ができません。本体に貼ってあるシールを見て、以下の情報をメモしてから連絡しましょう。

• 型番（品番）： アルファベットと数字の組み合わせ
• 製造年： 「20xx年製」と書かれています
• 故障の症状： 「いつから」「どんな音がして」「どうならないか」

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修理と買い替え、どっちが得？

修理費用の見積もりが出た後、「直すべきか、買うべきか」で迷う方は、以下の基準を参考にしてください。

「修理費が購入価格の50%」が分岐点

一般的に、修理費用が新品価格の50%を超える場合は、買い替えの方がお得と言われています。

なぜなら、一度高額な修理をしても、他の部品も同じように劣化しており、すぐに別の故障が発生するリスクがあるからです。

標準使用期間（寿命）の目安

家電には安全に使用できる目安の期間があります。

• 冷蔵庫・エアコン： 約10年
• 洗濯機・食洗機： 約7年
• テレビ・掃除機： 約6〜7年

この期間を超えている家電は、最新機種への買い替えで電気代が大幅に安くなることが多く、トータルコストで考えると買い替えが正解となるケースがほとんどです。

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よくある質問（Q&A）

修理依頼に関して、よく寄せられる疑問にお答えします。

自分で勝手に修理業者を呼ばず、必ず「管理会社」または「大家さん」に連絡してください。契約によりますが、経年劣化による故障は貸主（オーナー）負担で修理・交換してもらえるのが一般的です。

故障箇所によりますが、出張修理の目安は以下の通りです。
・冷蔵庫：1.5万〜5万円
・洗濯機：1.5万〜4万円
・エアコン：2万〜6万円
これに出張費（3,000円〜）が加算されます。

通常のメーカー保証や延長保証は「自然故障」が対象で、雷などの天災は対象外となることが多いです。ただし、ご自身で加入している「火災保険（家財保険）」が適用できる可能性がありますので、保険証券を確認してみてください。

まとめ

家電故障時の連絡先について、重要なポイントをおさらいしましょう。

• 延長保証加入者：購入した家電量販店へ連絡（最優先）
• 保証期間内・購入店不明：メーカーサポートへ連絡
• 賃貸の備え付け：管理会社へ連絡

まずは落ち着いて、電源の抜き差し（リセット）とエラーコードの確認を行ってください。

適切な連絡先を選ぶことで、時間もお金も無駄にせず、快適な生活を取り戻してくださいね。