「朝から焼きたてのパンを家族に食べさせたい。でも、早起きして粉からこねる時間なんて絶対にない…」
「ホームベーカリーを買ったはいいけど、食パンばかりで飽きてしまった」
そんなパン作りの悩み、実は「夜仕込み(オーバーナイト法)」×「ホームベーカリー」の組み合わせで解決できます。
夜のうちにホームベーカリーに生地作りを任せ、成形して冷蔵庫へ入れておけば、忙しい朝は予熱したオーブンで「朝焼くだけ」。まるで魔法のように、お店レベルのふわふわちぎりパンが完成します。
この記事では、失敗しない「夜仕込み」の黄金ルールと具体的なスケジュールを徹底解説します。これを読めば、あなたの朝食が劇的に変わりますよ。
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※2026年2月8日 記事の内容を最新の情報に更新しました。
朝に焼くだけ!夜仕込みのメリットとは?
「夜仕込み」とは、パン生地を冷蔵庫で長時間かけてゆっくり発酵させる製法のことです。プロのパン屋さんも実践しているこの方法は、ホームベーカリーを使う家庭にこそ最強の時短テクニックとなります。
忙しい朝が変わる!3つのメリット
- 朝の作業は「焼くだけ」の15分
粉を計ったり、こねたり、発酵を待ったりする時間は不要。朝はオーブンの予熱中に生地を出し、あとは焼くだけです。 - 翌日もしっとり!味が劇的に美味しくなる
冷蔵庫で低温長時間発酵(8時間以上)させることで、小麦の中心まで水分が行き渡ります。これにより、パサつきにくい「しっとり・もちもち」の生地になり、小麦本来の甘みが引き出されます。 - ホームベーカリーの「予約不可」メニューも朝焼ける
牛乳や卵を使ったリッチなパン生地や、具材入りのちぎりパンは、夏場のタイマー予約だと腐敗が心配です。しかし、冷蔵庫を使う夜仕込みなら、季節を問わず安全に朝焼きたてを楽しめます。

【タイムスケジュール】夜仕込みから朝に焼くまでの流れ
「具体的に夜の何時に作業すればいいの?」という疑問にお答えするために、一般的なモデルスケジュールを作成しました。ご自身の生活リズムに合わせて調整してみてください。
| 時間帯 | 工程 | 作業内容 |
|---|---|---|
| 前日 20:00 | 生地作り(HB) | ホームベーカリーに材料を入れ、「パン生地コース」スタート。 |
| 21:00 | 成形 | こね上がった生地を取り出し、分割・丸め・ベンチタイム。型に並べる。 |
| 21:30 | 冷蔵庫発酵 | 乾燥防止をして冷蔵庫(野菜室)へ。 ~寝ている間にじっくり発酵(8~10時間)~ |
| 翌朝 7:00 | 復温・予熱 | 冷蔵庫から出し、室温に戻す(15〜20分)。同時にオーブン予熱開始。 |
| 7:20 | 焼成 | オーブンに入れて焼く(約15分)。 |
| 7:35 | 完成 | 焼きたてのちぎりパンで朝食! |
このように、夜の作業は約30分程度、朝の作業は実質5分程度(待ち時間除く)で済みます。
【実践編】失敗しない!前日仕込みの5ステップ
ここからは、実際にホームベーカリーを使って「朝焼くだけのちぎりパン」を実現するための詳細な手順を解説します。
Step1:ホームベーカリーで生地を作る(イーストは少なめに!)
まず、ホームベーカリーの「パン生地コース(こね〜一次発酵まで)」を使います。ここで重要なポイントがあります。
通常のレシピよりもドライイーストの量を「半量〜2/3程度」に減らしてください。
- 理由:長時間(8時間以上)発酵させるため、通常量だと発酵が進みすぎて「過発酵(酸味が出る、膨らまない)」の原因になります。
- 目安:強力粉250gに対して、ドライイースト1.5g〜2g程度がおすすめです。
Step2:成形して型に並べる
生地ができあがったら取り出し、ガス抜きをして分割します。ちぎりパンにする場合は、16等分や9等分に丸めるだけなので、成形が非常に簡単です。
- 生地を軽く押さえてガスを抜く。
- スケッパーで均等に分割し、綺麗に丸める。
- 濡れ布巾をかけて10分ほど休ませる(ベンチタイム)。
- 再度きれいに丸め直し、クッキングシートを敷いた型(スクエア型や耐熱容器)に少し間隔を空けて並べる。
Step3:乾燥を完全ガードして冷蔵庫へ
ここが「パン生地」の成功を左右する最大のポイントです。冷蔵庫内は非常に乾燥しています。
型の上からふんわりとラップをかけ、さらに型ごと大きなポリ袋に入れて口を縛ってください。この「二重ガード」が、翌朝のパン生地のしっとり感を守ります。
保存場所は、冷蔵室よりも温度がやや高め(5〜8℃)で冷えすぎない「野菜室」がベストです。
Step4:翌朝の「復温(ふくおん)」を忘れずに
朝起きて、冷蔵庫から出した生地をいきなり熱いオーブンに入れてはいけません。冷たい生地は伸びが悪く、硬い焼き上がりになってしまいます。
- 復温の方法:冷蔵庫から出し、室温に15分〜30分置いてください。
- 見極め:生地が一回り大きくなり、ふっくらしていればOKです。

Step5:オーブンで焼成して完成
生地が常温に戻ったら、お好みでドリュール(溶き卵)を塗り、180℃〜190℃に予熱したオーブンで15分前後焼けば完成です。
プロが教える!夜仕込みのコツと注意点
「ホームベーカリーで朝に焼くだけ」を成功させるために、知っておくべきテクニックをまとめました。
1. 夏場は「冷水」を使って過発酵を防ぐ
夏場はホームベーカリーのこね工程だけで生地温度が上がりすぎてしまいます。仕込み水には氷水(5℃以下)を使い、生地温度の上昇を抑えましょう。これにより、冷蔵庫に入れる前の発酵オーバーを防げます。
2. 具材入りパンの注意点
チョコチップやチーズなどの具材を入れた「具入りちぎりパン」も夜仕込み可能です。ただし、水分の多い野菜や果物を生のまま入れると、一晩かけて水分が出て生地がベチャベチャになることがあるので注意してください。
3. 前日仕込みに適した容器の選び方
ちぎりパン 前日仕込みに使用する容器は、以下のものがおすすめです。
- ホーロー容器:熱伝導が良く、冷蔵庫で冷えやすくオーブンでも均一に焼ける。見た目もおしゃれでそのまま食卓に出せる。
- 耐熱ガラス容器:中が見えるので発酵具合を確認しやすい。
- ステンレスバット:ちぎりパン用として人気。火通りが良い。
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よくある質問(Q&A)
読者の方からよく寄せられる疑問に回答します。
失敗ではありません。冷蔵庫内の温度が低すぎて発酵が進まなかった可能性があります。その場合は、室温に戻す「復温」の時間を長めにとるか、オーブンの発酵機能(35℃)を使って、生地がふっくらするまで待ってから焼いてください。十分に膨らめば美味しく焼けます。
推奨は8〜12時間ですが、最長で24時間程度なら大丈夫です。ただし、時間が経つにつれてイーストの力が弱まり、生地がダレやすくなるので、翌日の午前中には焼くことをおすすめします。もし焼く時間がなければ、丸め直してピザ生地にするのも手です。
食パン(パンドミ)を作るならタイマー予約が便利です。しかし、「ちぎりパン」や「菓子パン」、あるいは「夏場のパン作り」においては、品質が安定しやすく衛生的にも安心な夜仕込み(冷蔵発酵)の方をおすすめします。
まとめ:ホームベーカリー×夜仕込みで「最高の朝」を手に入れよう

今回は、ホームベーカリーを活用して「朝焼くだけのちぎりパン」を実現する方法をご紹介しました。
記事のポイントを振り返ります。
- 夜に「こね・一次発酵・成形」まで済ませることで、朝は焼くだけ。
- イーストは少なめ、野菜室で保存が成功の鍵。
- 乾燥対策と翌朝の復温を丁寧に行うことで、お店のようなクオリティに。
- ホームベーカリーがあるからこそ、面倒な生地作りを時短できる。
「夜仕込み」は、一度やってみるとその手軽さと美味しさに驚くはずです。ホームベーカリーはただ食パンを焼くだけの機械ではありません。この活用法を取り入れることで、あなたのパン作りライフの幅がぐっと広がります。
ぜひ今夜から、明日の朝食のための「美味しい仕込み」を始めてみてください。焼きたての香りに包まれる朝が、あなたを待っています。
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