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タブレットのパスワードを忘れた!初期化したくない時の裏ワザ5選

タブレットのパスワードを忘れた!初期化したくない時の裏ワザ5選

「あれ、タブレットのパスワードなんだっけ…?」

何度試してもロックを解除できず、画面の前で途方に暮れていませんか?大切な写真や動画、仕事のデータがたくさん入っているのに、初期化するしかないのかと絶望的な気持ちになりますよね。

ご安心ください。タブレットのパスワードを忘れたとしても、初期化したくないあなたのための解決策は、まだ残されています。

この記事では、タブレットのデータを諦める前に試せる、あらゆる対処法を徹底的に解説します。Androidタブレット、iPadそれぞれの場合について、具体的な手順を分かりやすく紹介。さらに、今後のトラブルを防ぐための予防策まで網羅しています。

この記事を読み終える頃には、あなたのタブレットは再び使えるようになっているかもしれません。さあ、一緒に大切なデータを取り戻しましょう!

【まず落ち着いて】パスワードを忘れた時に試すべき基本

ロック解除できないと、どうしても焦ってしまいますよね。しかし、焦りは禁物です。何度も間違ったパスワードを入力すると、タブレットが完全にロックされてしまう可能性もあります。まずは深呼吸して、基本的なことから確認していきましょう。意外と単純な見落としが原因かもしれません。

よく使うパスワードをもう一度試す

人間は無意識のうちに、使い慣れたパスワードを設定しがちです。まずは、あなたが普段よく利用するパスワードのパターンを思い出してみましょう。

  • 他のサービスと同じパスワード: メールやSNSなど、他のWebサービスで使っているパスワードを試してみましょう。
  • 誕生日や記念日: 自分や家族の誕生日、記念日などを数字4桁〜8桁で入力してみましょう。(例: 19900101)
  • 電話番号: 自宅や携帯の電話番号の一部または全部を試してみてください。
  • ペットの名前: 飼っているペットの名前をローマ字や数字に変換して入力してみるのも一つの手です。

単純なことですが、「まさかこんな簡単なパスワードに設定していないだろう」という思い込みが、解決を遠ざけているケースは少なくありません。

指紋認証や顔認証が使えないか確認する

最近のタブレットの多くは、パスワードだけでなく指紋認証や顔認証といった生体認証に対応しています。パスワードを設定した際に、同時に生体認証も登録している可能性はありませんか?

再起動直後などでなければ、指紋センサーに指を置いたり、インカメラに顔を向けたりするだけでロックが解除できる場合があります。パスワード入力画面に、指紋や顔のアイコンが表示されていないか確認してみてください。

ポイント
タブレットを再起動した直後は、セキュリティ上の理由からパスワードやPINの入力が必須となる機種がほとんどです。一度再起動してしまった場合は、生体認証は使えない可能性が高いので注意しましょう。

Smart Lock(スマートロック)機能を確認する

Androidタブレットには「Smart Lock」という便利な機能があります。これは、特定の条件下で自動的にロックを解除してくれる機能です。

  • 信頼できる場所: 自宅のWi-Fiに接続されている時など、設定した場所ではロックが自動で解除されます。
  • 信頼できるデバイス: スマートウォッチや車のBluetoothなど、特定のBluetoothデバイスに接続されている時にロックが解除されます。

もしこれらの機能を設定した記憶があれば、自宅に持ち帰ってみたり、いつも使っているBluetoothイヤホンを接続してみたりすることで、ロックが解除されるかもしれません。

入力ミスがないか慎重にチェックする

「パスワードは合っているはずなのに…」という場合、単純な入力ミスが原因かもしれません。以下の点を確認しながら、もう一度ゆっくり入力してみてください。

  • 大文字と小文字: アルファベットの大文字(ABC)と小文字(abc)は区別されます。CapsLockがオンになっていないか確認しましょう。
  • 全角と半角: 数字や記号が全角になっていませんか?パスワードは基本的に半角で入力します。
  • 数字とアルファベットの混同: 数字の「0」(ゼロ)とアルファベットの「O」(オー)、数字の「1」(イチ)とアルファベットの「l」(エル)などを間違えて入力している可能性があります。
編集長
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私も経験があるのですが、焦っている時ほど単純な入力ミスをしがちです。一度、メモ帳アプリなどに正しいと思うパスワードを打ち込んでみて、それを丁寧に入力し直すのもおすすめですよ。

タブレットのパスワード解除の裏ワザ【Android編】

基本的な確認をしてもロックが解除できない場合、いよいよ本格的な解除方法を試すことになります。幸いなことに、Androidタブレットには、初期化せずにパスワードを解除できる可能性のある「裏ワザ」が存在します。ここでは、代表的な2つの方法と、上級者向けの方法を1つご紹介します。

Googleアカウントでロックを解除する「デバイスを探す」

最も安全かつ効果が期待できるのが、Googleの「デバイスを探す」機能を利用する方法です。この機能を使えば、パソコンや他のスマートフォンから、ロックされたタブレットを遠隔操作できます。

注意点
この方法を利用するには、以下の条件をすべて満たしている必要があります。
・タブレットの電源がオンになっている
・タブレットでGoogleアカウントにサインインしている
・タブレットがモバイルデータ通信またはWi-Fiに接続されている
・タブレットの「デバイスを探す」機能がオンになっている(通常はデフォルトでオンです)

「デバイスを探す」を使った解除手順

  1. パソコンや他のスマホのブラウザで「デバイスを探す」にアクセスします。
  2. ロックされたタブレットで使っているGoogleアカウントでサインインします。
  3. サインインすると、地図上にタブレットの現在地が表示されます。複数のデバイスを登録している場合は、画面上部から対象のタブレットを選択してください。
  4. 画面左側に表示されるメニューから「デバイスを保護」(または「ロック」)を選択します。
  5. 新しいパスワードを設定する画面が表示されます。ここで新しいパスワードを2回入力し、「デバイスを保護」をクリックします。確認メッセージは任意です。
  6. しばらく待つと、タブレットのロック画面が新しいパスワードの入力画面に切り替わります。
  7. 先ほど設定した新しいパスワードを入力すれば、ロックが解除されます!

この方法は、Googleアカウントさえ覚えていれば、データを一切消去することなくロックを解除できる非常に有効な手段です。まずはこの方法を試してみてください。

パターンを5回間違えて解除する(旧OS限定)

もしお使いのタブレットがAndroid 4.4以前の古いバージョンである場合、より簡単な方法で解除できる可能性があります。これは、パターンロックをわざと間違えることで、Googleアカウントによる認証画面を呼び出す裏ワザです。

旧OSでの解除手順

  1. ロック画面で、わざとパターン入力を5回以上連続で間違えます。
  2. 「30秒後にもう一度お試しください」というメッセージが表示されます。
  3. 画面下部に「パターンを忘れた場合」(またはそれに類する文言)というオプションが表示されるので、それをタップします。
  4. タブレットに設定しているGoogleアカウントのユーザー名とパスワードを入力する画面に切り替わります。
  5. 正しいアカウント情報を入力してサインインすると、新しいロックパターンを設定する画面に進みます。
  6. 新しいパターンを設定すれば、ロック解除完了です。

ただし、この方法はセキュリティ上の脆弱性と見なされ、現在のAndroid OSでは利用できなくなっています。あくまで古いタブレット向けの対処法として覚えておきましょう。

タブレットのロック画面のパスワードを忘れた時の対処法【iPad編】

iPadのパスワード(パスコード)を忘れてしまった場合、残念ながらAndroidのようにデータを保持したまま直接パスワードだけを解除する簡単な裏ワザは存在しません。しかし、事前のバックアップがあれば、データを復元することは可能です。ここでは、PCを使って初期化し、バックアップから復元する2つの正規の方法を解説します。

iTunes/Finderで「リカバリーモード」から復元する

この方法は、PC(WindowsまたはMac)を使ってiPadを「リカバリーモード」という特殊な状態にし、工場出荷時の状態に戻す(初期化する)ものです。その後、PCに保存しておいたバックアップデータを使って、iPadを元の状態に復元します。

注意点
この作業を行うと、iPad内のデータは一度すべて消去されます。PC(iTunesまたはFinder)やiCloudにバックアップがない場合、データを取り戻すことはできません。

リカバリーモードを使った復元手順

  1. PCの準備: Windowsの場合は最新版のiTunesを、Macの場合はOSを最新版にアップデートしておきます(macOS Catalina以降はFinderを使用)。
  2. iPadの電源を切る: まず、iPadの電源を完全にオフにします。
  3. リカバリーモードを起動する: ここが最も重要な手順です。iPadをPCにケーブルで接続しながら、機種に応じて特定のボタンを長押しします。
    • ホームボタンのあるiPad: トップボタンとホームボタンを同時に長押しし続けます。
    • Face ID搭載のiPad: 音量を上げるボタンを押してすぐ放し、音量を下げるボタンを押してすぐ放し、その後トップボタンを長押しし続けます。

    Appleロゴが表示されてもボタンは放さず、PCとケーブルのマークが表示されるリカバリーモード画面になるまで押し続けてください。

  4. PCで復元を選択: iPadがリカバリーモードになると、PCのiTunesまたはFinderに「アップデートまたは復元を必要としているiPadに問題があります」というメッセージが表示されます。ここで「復元」を選択します。
  5. ソフトウェアのダウンロードと復元が開始されます。これには数十分かかる場合があります。
  6. バックアップから復元: iPadが初期化され、再起動すると「こんにちは」画面が表示されます。画面の指示に従って初期設定を進め、「Appとデータ」の画面で「MacまたはPCから復元」を選択します。PCに接続し、iTunes/Finderで復元したいバックアップデータを選べば、データがiPadに戻ってきます。
編集長
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リカバリーモードのボタン操作は少し複雑に感じるかもしれませんが、慌てず、画面が変わるまでじっくりボタンを押し続けるのがコツですよ。

iCloudの「探す」機能で初期化して復元する

PCが手元にない場合でも、他のiPhoneやPCのブラウザからiCloudにサインインできれば、遠隔でiPadを初期化できます。この方法も同様に、iCloudにバックアップがあることがデータ復元の前提となります。

利用条件
この方法を利用するには、ロックされたiPadで「探す」機能がオンになっており、Wi-Fiまたはモバイルデータ通信に接続されている必要があります。

「探す」を使った初期化・復元手順

  1. 他のデバイス(PC、スマホなど)のブラウザでiCloud.com/findにアクセスするか、「探す」アプリを開きます。
  2. ロックされたiPadで使っているApple IDでサインインします。
  3. 「すべてのデバイス」から対象のiPadを選択します。
  4. 表示されたメニューの中から「iPadを消去」を選択し、画面の指示に従って操作を完了させます。
  5. iPadのデータが遠隔で消去され、初期化されます。
  6. バックアップから復元: 初期化されたiPadの電源を入れると初期設定画面が始まります。「Appとデータ」の画面で「iCloudバックアップから復元」を選択し、サインインして復元したいバックアップを選べば、データがiPadに戻ってきます。

PCがなくても実行できる手軽な方法ですが、こちらもデータが完全に消去される点には十分注意してください。

どうしても解除できない…専門の修理業者に依頼する選択肢

ここまで紹介した方法を試してもロックを解除できない、または「自分で操作するのは不安だ」「バックアップがないけれど、どうしてもデータを取り出したい」という場合もあるでしょう。そんな時は、データ復旧やロック解除を専門に行う業者に依頼するという選択肢もあります。

専門業者に依頼するメリットとデメリット

専門業者への依頼には、メリットとデメリットの両方があります。よく理解した上で判断することが重要です。

メリット

  • データ復旧の可能性が高い: 独自技術や専門ツールを駆使するため、自力で対処するよりもデータを失わずにロックを解除できる可能性が高まります。
  • 手間がかからない: 複雑な操作はすべてプロに任せられるため、時間や手間がかかりません。
  • 相談できる安心感: 状況を説明し、最適な対処法について専門家のアドバイスを受けられます。

デメリット

  • 費用が高額になる傾向: 料金は数万円から、場合によっては十数万円かかることもあります。
  • 時間がかかる: 端末を預けてから作業が完了するまで、数日から数週間かかることが一般的です。
  • 悪質な業者も存在する: 高額な請求をされたり、データを抜き取られたりするリスクもゼロではありません。信頼できる業者を慎重に選ぶ必要があります。

信頼できる業者選びの3つのポイント

大切なタブレットとデータを預けるのですから、業者選びは慎重に行いましょう。以下のポイントをチェックすることをおすすめします。

  1. 料金体系が明確か: 事前に無料で見積もりを出してくれ、作業内容と料金について丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。「成功報酬型」を採用しているかも重要なポイントです。
  2. 実績や口コミが豊富か: 公式サイトで具体的な修復実績を公開していたり、第三者からの良い口コミが多かったりする業者は、信頼性が高いと言えます。
  3. セキュリティ対策は万全か: プライバシーマークやISO27001(ISMS)などのセキュリティ認証を取得している業者は、個人情報の取り扱いが厳格で安心です。
費用の相場
タブレットのパスワード解除にかかる費用は、機種やロックの状態によって大きく異なりますが、一般的には30,000円~100,000円程度が相場と言われています。まずは複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

【絶対NG】タブレットのパスワード解除でやってはいけないこと

パスワードを忘れてパニックになると、つい誤った行動を取ってしまいがちです。しかし、中には状況をさらに悪化させてしまう「やってはいけないこと」も存在します。大切なタブレットを守るためにも、以下の点には絶対に手を出さないでください。

パスワードを何度も連続で試しすぎる

「あと一回試せば思い出すかも…」という気持ちは分かりますが、パスワードの入力を何度も連続で間違えるのは非常に危険です。

  • ロックアウト: 多くのタブレットでは、間違いが一定回数続くと「〇分後にもう一度お試しください」と表示され、一時的に操作不能になります。間違いを重ねるごとに、このロックアウト時間はどんどん長くなっていきます。
  • データ自動消去: 特にiPadでは、セキュリティ設定で「10回パスコードを間違えたらデータをすべて消去する」というオプションがあります。これがオンになっていると、取り返しのつかないことになります。

心当たりのあるパスワードを数回試してダメなら、一旦立ち止まり、他の方法を検討しましょう。

提供元不明の怪しいロック解除ソフトを使う

インターネットで検索すると、「どんなタブレットでも一発でロック解除!」といった謳い文句のソフトウェアが見つかることがあります。しかし、こうした提供元が不明なソフトウェアには絶対に手を出してはいけません。

これらのソフトには、ウイルスやスパイウェアが仕込まれている可能性が非常に高いです。ロック解除ができるどころか、タブレット内の個人情報を抜き取られたり、他のデバイスにまでウイルスが感染したりする危険性があります。ソフトウェアを利用する場合は、必ず信頼できる有名な開発元のものを選びましょう。

注意!
安易に非公式なソフトをインストールすると、タブレットが完全に起動しなくなる「文鎮化」という最悪の事態を招くこともあります。リスクが非常に高いことを覚えておいてください。

知識なく自分で分解・改造しようとする

「物理的に何かすれば直るかもしれない」と考え、自分でタブレットを分解しようとするのは無謀です。現代のタブレットは非常に精密な電子機器であり、内部は複雑な構造になっています。

専門的な知識や工具なしに分解すると、内部のケーブルを断線させたり、基盤をショートさせたりして、パスワードの問題以前に、タブレット自体を物理的に破壊してしまう可能性が極めて高いです。もちろん、一度分解してしまうとメーカーの保証は一切受けられなくなります。絶対にやめましょう。

二度と繰り返さない!パスワードを忘れないための鉄壁予防策

今回のようなトラブルは、誰にでも起こり得ます。しかし、事前の対策をしっかり行っておくことで、そのリスクを大幅に減らすことができます。ここでは、今後タブレットのパスワードで困らないための、4つの効果的な予防策をご紹介します。

生体認証(指紋・顔)を必ず設定する

最も簡単で確実なのが、生体認証の活用です。指紋や顔は、あなただけが持つ究極のパスワード。忘れる心配がなく、入力の手間も省けるため、セキュリティと利便性を両立できます。

まだ設定していない方は、この機会に必ず設定しておきましょう。「設定」アプリから「セキュリティ」や「Face IDとパスコード」といった項目で簡単に登録できます。パスワードの入力を求められる機会が減ることで、いざという時にパスワードを忘れにくくなる効果も期待できます。

パスワード管理アプリやツールを活用する

タブレットだけでなく、様々なWebサービスで異なるパスワードを使っていると、管理が大変ですよね。そんな時は、パスワード管理アプリ(ツール)の導入がおすすめです。

これらのアプリを使えば、複雑で強力なパスワードを自動で生成し、安全に保管してくれます。あなたが覚えておく必要があるのは、その管理アプリを開くための「マスターパスワード」一つだけ。非常に便利でセキュリティも向上するため、ぜひ活用を検討してみてください。

Smart Lock(信頼できる場所/デバイス)を設定する

Androidタブレット限定の機能ですが、「Smart Lock」は非常に便利です。先ほども少し触れましたが、自宅や職場といった安全な場所にいる時や、自分のスマートウォッチが近くにある時だけ、自動でロックを解除するように設定できます。

これにより、外出先などセキュリティが必要な場面ではしっかりロックしつつ、プライベートな空間ではパスワード入力の手間を省けます。利便性が上がることで、ストレスなくセキュリティを維持できます。

【最重要】定期的なバックアップを習慣にする

これが最も重要な予防策です。どんなに気をつけていても、パスワードを忘れてしまったり、タブレットが突然故障したりする可能性はゼロではありません。しかし、定期的にバックアップさえ取っていれば、万が一タブレットを初期化せざるを得なくなっても、大切なデータを失うことはありません。

  • クラウドストレージ: GoogleドライブやiCloudを使えば、Wi-Fi接続時に自動でバックアップを取ってくれるように設定できます。意識せずともデータが保護されるので非常におすすめです。
  • PCへのバックアップ: 大容量の動画などを多く保存している場合は、PCにケーブルで接続し、定期的に手動でバックアップを取るのも確実な方法です。

「面倒くさい」と思わずに、月に一度でも良いのでバックアップを習慣づけましょう。未来の自分を救う、最高のリスク管理です。

タブレットのパスワード忘れに関するよくある質問(Q&A)

ここでは、タブレットのパスワードを忘れてしまった方からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。あなたの疑問もここで解決するかもしれません。

SIMカードを抜けばロックは解除できますか?

いいえ、解除できません。
SIMカードは通信契約者の情報を記録しているものであり、タブレット本体のロック機能とは全く関係がありません。SIMカードを抜いても、パスワードやパターンロックが解除されることはありません。

メーカーのサポートに連絡すればパスワードを教えてくれますか?

いいえ、教えてくれません。
セキュリティ上の理由から、メーカー(製造元)やキャリア(通信会社)がユーザーのパスワードを把握したり、問い合わせに応じて開示したりすることは絶対にありません。もし教えてくれるとしたら、それは非常に危険なことです。サポートからは、本記事で紹介したような初期化の方法を案内されるのが一般的です。

ロック解除にかかる費用はどれくらいですか?

対処法によって大きく異なります。
本記事で紹介した、ご自身で「デバイスを探す」機能を使ったり、リカバリーモードで復元したりする方法は無料です。しかし、専門の修理業者に依頼する場合は、先述の通り30,000円~100,000円程度の費用がかかる可能性があります。まずは無料でできる方法をすべて試してみることを強くおすすめします。

警察に持っていけば解除してもらえますか?

いいえ、警察は対応してくれません。
警察は事件性がない限り、個人の所有物であるタブレットのロック解除を行うことはありません。「紛失したタブレットが届けられた」といったケースを除き、個人的なパスワード忘れの相談には乗ってもらえないのが実情です。

【裏ワザが使えない…】タブレットの買い替えも賢い選択肢

ここまで様々な対処法を紹介してきましたが、タブレットのモデルが古すぎたり、必要な設定をしていなかったりして、どの裏ワザも使えない…という状況もあるかもしれません。また、無事にロックを解除できたとしても、そのタブレット、実はもう寿命が近いということはありませんか?

古いタブレットを使い続ける3つのデメリット

古いタブレットを我慢して使い続けることには、いくつかのデメリットが伴います。

  1. セキュリティリスク: メーカーのOSアップデートサポートが終了すると、新たな脆弱性が発見されても修正されません。ウイルス感染や不正アクセスのリスクが非常に高くなります。
  2. 動作の遅延とバッテリー劣化: 最新のアプリは高性能を要求するため、古い機種では動作がカクカクしてストレスに。また、内蔵バッテリーも経年劣化し、充電の減りが異常に早くなります。
  3. アプリの非対応: 使いたい最新のアプリやゲームが、古いOSに対応しておらずインストールできないケースが増えてきます。

もし、これらの点に心当たりがあるのなら、今回のトラブルを良い機会と捉え、タブレットの買い替えを検討するのも非常に賢明な判断です。

新品は高い…そんな時は「中古タブレット」がおすすめ!

「でも、新しいタブレットは値段が高いし…」と思いますよね。そこでおすすめしたいのが「中古タブレット」という選択肢です。

最近の中古市場では、専門業者が厳しく品質をチェックし、クリーニングやメンテナンスを施した「高品質なリファービッシュ品」が数多く流通しています。新品同様の綺麗な端末が、定価の半額以下で手に入ることも珍しくありません。性能も数年前のモデルであれば、普段使いには十分すぎるほどです。

コストを抑えつつ、快適で安全なタブレットライフを手に入れるなら、中古タブレットは今や最もスマートな選択肢の一つと言えるでしょう。

中古タブレットなら「にこスマ」が断然おすすめな理由

「中古って、品質や保証が心配…」そんな不安を抱える方に、私が自信を持っておすすめするのが、伊藤忠グループが運営する中古スマホ・タブレットのECサイトにこスマです。

編集長
編集長
私も実際ににこスマを利用したことがありますが、届いた商品の綺麗さには本当に驚きました。「これが中古?」と思うほどの品質で、保証もしっかりしているので、中古に不安がある方にこそ試してみてほしいサービスです!

なぜ「にこスマ」がおすすめなのか、その理由を3つのポイントに絞ってご紹介します。

①高品質で安心!厳しい基準をクリアした端末のみ販売

にこスマの最大の特長は、その品質の高さです。画面や本体に割れ・欠けがある端末は一切取り扱いません。さらに、見た目だけでなく、最先端の検査システムによって、バッテリー性能や各種ボタン、カメラ、Wi-Fi接続など、25項目以上もの機能検査をクリアした端末だけが販売されています。中古にありがちな「安かろう悪かろう」とは無縁です。

②どのキャリアでも使える!SIMフリー端末のみ

「このタブレット、自分の持ってるSIMカードで使えるのかな?」という心配も不要です。にこスマで取り扱っているのは、SIMフリー端末、かつネットワーク利用制限のない端末のみ。大手キャリアから格安SIMまで、どの通信会社のSIMカードでも安心して利用できます。乗り換えや海外での利用もスムーズです。

③伊藤忠グループ運営の安心感と手厚い保証

運営元があの伊藤忠グループ企業であるというだけで、大きな安心感がありますよね。さらに、万が一端末に不具合があった場合には、購入から1年間の無料返品交換保証が付いています。これは中古業界では異例の手厚さです。電話やチャットでのサポート体制も整っているので、購入後に困ったことがあってもすぐ相談できます。

にこスマ利用者の口コミ評価
★★★★★
「初めて中古タブレットを買いましたが、傷一つなく大満足です。バッテリーも良好で、新品と遜色ありません。1年保証も決め手でした。」
★★★★☆
「注文してすぐに届きました。設定で少し戸惑いましたが、サポートに電話したら親切に教えてもらえました。対応が丁寧で良かったです。」

パスワード問題で疲弊してしまった今だからこそ、信頼できる場所で、安心・高品質なタブレットをお得に手に入れてみませんか?

【最終手段】やむを得ずタブレットを初期化する方法

あらゆる手を尽くしてもロックを解除できず、バックアップもない…。そんな時は、残念ですがタブレットを「初期化(工場出荷時の状態に戻す)」するしかありません。データはすべて消えてしまいますが、少なくともタブレットを再び使えるようにはなります。ここでは、その最終手段である初期化の方法を、覚悟を決めた方向けにご紹介します。

Androidタブレットを強制的に初期化する手順

Androidタブレットは、「リカバリーモード」から強制的に初期化することができます。メーカーによって操作方法が若干異なりますが、一般的な手順は以下の通りです。

  1. タブレットの電源を完全にオフにします。
  2. 「電源ボタン」と「音量小ボタン」を同時に長押しします。(機種によっては「音量大ボタン」の場合もあります)
  3. メーカーロゴが表示された後、通常とは違う黒い背景の「リカバリーモード」画面が起動します。
  4. 音量ボタンでカーソルを移動し、「Wipe data/factory reset」を選択し、電源ボタンで決定します。
  5. 確認画面が表示されるので、「Yes」または「Factory data reset」を選択し、再度電源ボタンで決定します。
  6. 初期化が開始され、完了すると最初の画面に戻ります。
  7. 「Reboot system now」を選択し、電源ボタンを押して再起動すれば完了です。
デバイスプロテクション(FRP)に注意!
初期化後、再設定の際に、以前その端末で使っていたGoogleアカウントでのログインを求められる「デバイスプロテクション(FRP)」という機能が作動することがあります。GoogleアカウントのIDとパスワードも忘れてしまうと、初期化してもタブレットが使えなくなる可能性があるのでご注意ください。

iPadを強制的に初期化する手順

iPadの初期化方法は、基本的にすでにご紹介した「iTunes/Finderを使ったリカバリーモードからの復元」と同じです。バックアップからの復元を行わない、という点が違うだけです。

手順は「タブレット ロック画面 パスワード 忘れた時の対処法【iPad編】」で解説したリカバリーモードを使った復元手順の1〜5までを実行してください。復元が完了し、iPadが再起動したら、バックアップから復元せずに「新しいiPadとして設定」を選んで初期設定を進めれば、工場出荷時の状態で使い始めることができます。

まとめ:タブレットのパスワードを忘れても諦めないで!

今回は、「タブレットのパスワードを忘れた!でも初期化したくない!」という絶望的な状況を打破するための、あらゆる方法を徹底的に解説しました。

最後に、この記事の重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • まずは基本を確認: 焦らず、よく使うパスワードや生体認証、Smart Lockなどを試してみましょう。
  • Androidの裏ワザ: Googleの「デバイスを探す」機能を使えば、データを消さずに新しいパスワードを設定できる可能性があります。
  • iPadの対処法: データ保持のまま解除はできませんが、PCやiCloudを使えば、バックアップからデータを復元できます。
  • 予防策が最重要: 今後のために、生体認証の設定と定期的なバックアップは必ず行いましょう。これが最強の対策です。
  • 買い替えも有効な選択肢: どうしても解決しない場合やタブレットが古い場合は、高品質で保証も手厚いにこスマのような中古タブレットへの買い替えが、コストパフォーマンスも満足度も高い選択肢となります。

タブレットのパスワードを忘れてしまうと、本当に目の前が真っ暗になりますよね。しかし、本記事でご紹介した方法を一つひとつ落ち着いて試していただければ、きっと解決の糸口が見つかるはずです。

万が一、最終的に初期化せざるを得なかったとしても、落ち込む必要はありません。これを機に、より快適で安全な新しいタブレットライフをスタートさせる絶好のチャンスと捉えてみてください。

あなたのタブレット問題が、無事に解決することを心から願っています。

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