「このケーブル、テレビのどこに挿すんだっけ?」「テレビの型番ってどこを見ればいいの?」
テレビ周りの配線や設定をしていると、たくさんのコードを前にして、こんな風に困ってしまうことってありますよね。
特に、引越しや模様替え、新しい周辺機器の接続の際には、どのコードが何なのか、どこに情報が書かれているのか分からなくなりがちです。
でも、ご安心ください。
この記事では、「テレビのコードがどこに書いてあるのか」という疑問をスッキリ解決します。
ケーブルの種類ごとの見分け方から、テレビ本体に記載されている型番などの情報の確認場所まで、写真付きで分かりやすく解説していきます。
この記事を読み終える頃には、あなたはテレビの配線マスターになっているはずです!
そもそも「テレビのコード」には種類がある!
「テレビのコード」と一言で言っても、実は2つの意味合いで使われることが多いんです。
それは、①ケーブルそのものと、②テレビ本体に記載された情報(型番など)のことです。
まずは、あなたが探している「コード」がどちらなのかをはっきりさせることから始めましょう。
ケーブル類の名称(電源コードやHDMIケーブルなど)
テレビに接続する線、つまりケーブルのことです。
これらには「電源コード」「アンテナケーブル」「HDMIケーブル」といった名称があります。
多くの場合、ケーブル本体や端子の近くに規格などが印字されていますが、非常に見えにくいことも多いですよね。

テレビ本体に記載された情報(型番・製造番号)
一方で、テレビ本体に貼られたシールに記載されている「形名」や「型番」「製造番号」といった情報を探している方もいるかもしれません。
これらのアルファベットと数字の羅列も、一種の「コード」と言えます。
この情報は、修理を依頼するときや、対応する周辺機器を調べるときに非常に重要になります。
【本題】テレビのコード情報が書いてある5つの場所
お待たせしました!
それでは、テレビに関する「コード」情報がどこに書いてあるのか、具体的な場所を5つご紹介します。
場所①:テレビ本体の背面・側面
最も確実で、一番最初に見るべき場所は「テレビ本体の背面または側面」です。
ほとんどのテレビには、背面に「銘板(めいばん)」と呼ばれるシールが貼られています。
ここには、以下のような重要な情報がまとめて記載されています。
- メーカー名
- 形名・型番(例: 4T-C50DL1)
- 製造番号(シリアルナンバー)
- 定格電圧・消費電力
- 製造年
また、ケーブルを接続する各端子(ポート)のすぐそばにも、「HDMI 1」「アンテナ入力」「ビデオ入力」といったように、端子の役割を示す文字が刻印または印刷されています。
場所②:テレビの取扱説明書
取扱説明書も情報の宝庫です。
特に、各ケーブルをどこに接続すればよいのかは、図解入りで非常に分かりやすく解説されています。
表紙や裏表紙、保証書のページに型番が記載されていることも多いです。

場所③:テレビの外箱
もし購入時の外箱が残っていれば、そこにも型番が大きく記載されています。
箱の側面や上面に貼られているラベルを確認してみてください。
引越しの際などは、箱があると運搬も安全なので、保管しておくのがおすすめです。
場所④:保証書
購入時に受け取る保証書にも、必ず販売店印とともに型番や製造番号が記載されています。
取扱説明書と一体になっている場合も多いので、一度確認してみましょう。
保証期間の確認もできるので、大切に保管しておきたい書類の一つです。
場所⑤:各ケーブル本体
HDMIケーブルやUSBケーブルなど、一部のケーブルには本体にその規格が印字されています。
例えば、HDMIケーブルなら「HIGH SPEED」や「ULTRA HIGH SPEED」といった文字が見つかるかもしれません。
ただし、文字が小さかったり、摩耗で消えかかっていたりすることも多いので、最終確認程度のものと考えましょう。
テレビのコード(ケーブル)の種類と役割を徹底解説
「テレビのコードがどこに書いてあるか」が分かったところで、次にそれぞれのケーブルがどんな役割を持っているのかを知っておくと、配線がもっと簡単になりますよ。
代表的なケーブルをご紹介します。
電源コード
テレビを動かすための電気をコンセントから供給する、最も重要なコードです。
これが抜けているとテレビは映りません。意外と見落としがちなポイントなので、まずはしっかり接続されているか確認しましょう。
アンテナケーブル
地上デジタル放送(地デジ)やBS/CS放送を見るために不可欠なケーブルです。
壁にあるアンテナ端子と、テレビの「アンテナ入力」または「地デジ入力」「BS/CS入力」と書かれた端子を接続します。
HDMIケーブル
ブルーレイレコーダー、ゲーム機、パソコン、サウンドバーなど、外部の機器とテレビを接続するための標準的なケーブルです。
映像と音声を1本で送れるのが特徴で、現在最も広く使われています。
テレビ側にも「HDMI 1」「HDMI 2」といった複数の端子があるのが一般的です。
最近のゲーム機や4Kレコーダーの性能を最大限に引き出すなら、「ULTRA HIGH SPEED」規格に対応したHDMI 2.1ケーブルがおすすめです。高画質・高音質で、遅延の少ない快適な環境が手に入りますよ。
B-CASカード / ACASチップ
厳密にはコードではありませんが、テレビ放送を視聴するために必要なICカード(または内蔵チップ)です。
これが正しく挿入されていないと、「E100」などのエラーが表示されて番組が見られません。
テレビの側面や背面に挿入口があります。
LANケーブル
スマートテレビ(インターネット対応テレビ)で、YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスを利用する際に使用します。
テレビの「LAN」と書かれた端子と、ご家庭のルーターを接続します。Wi-Fiで接続する場合は不要です。
テレビのコード情報が見つからない・読めない時の対処法
「いろいろ探したけど、やっぱり型番が分からない!」「文字がかすれてて読めない…」
そんな時のために、いくつか対処法をご紹介します。
対処法①:テレビの設定画面から確認する
実は、多くのテレビではリモコンを操作して設定画面を開くことで、型番(機種名)やソフトウェアのバージョン情報を確認できます。
メーカーによって操作方法は異なりますが、「メニュー」や「設定」ボタンから「お知らせ」「情報」「バージョン情報」といった項目を探してみてください。
対処法②:接続したい機器の説明書を確認する
「このレコーダーとテレビをつなぎたいけど、どのケーブルを使えばいいか分からない」という場合は、レコーダー側の取扱説明書を見てみましょう。
「テレビとの接続」といったページに、必要なケーブルの種類や接続方法が書かれているはずです。
対処法③:スマホのライトやカメラを活用する
テレビの裏側は暗くて狭いことが多いですよね。
銘板の文字が読みにくい場合は、スマートフォンのライトで照らしてみましょう。
それでも見えにくい場合は、スマホのカメラで撮影し、後から写真を拡大して確認するのが非常に有効な方法です。
【豆知識】テレビ周りのごちゃごちゃ配線をスッキリさせる便利グッズ
無事に配線が終わっても、テレビの裏側はコードでごちゃごちゃ…なんてことになりがちですよね。
見た目が悪いだけでなく、ホコリが溜まって火事の原因になることも。
ここでは、そんな悩みを解決する便利な配線整理グッズを少しだけご紹介します。
せっかく配線を見直したこの機会に、テレビ周りをスッキリさせてみませんか?
- ケーブルボックス:電源タップごとケーブル類を隠せる箱。見た目がスッキリします。
- スパイラルチューブ:複数のケーブルを1本にまとめられるチューブ。
- ケーブルクリップ:ケーブルを壁やデスクに固定できる小さなクリップ。
これらのアイテムは、家電量販店やホームセンター、ネット通販で手軽に購入できます。テレビ周りを整理するだけで、お部屋の印象がグッと良くなりますよ。
まとめ:テレビのコード情報を理解して快適なテレビライフを!
今回は、「テレビのコードはどこに書いてあるのか」という疑問について、確認場所からケーブルの種類まで詳しく解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントを振り返ってみましょう。
- 探している「コード」はケーブルか本体情報(型番など)かをまず意識する。
- テレビの型番などの情報は、主に本体の背面・側面にあるシール(銘板)に書いてある。
- その他、取扱説明書、外箱、保証書でも確認できる。
- ケーブルを挿す場所は、テレビ本体の端子の近くに名称が書いてあるので要チェック。
- ケーブルの種類(電源、アンテナ、HDMIなど)と役割を理解すれば、配線は怖くない!
テレビのコードに関する情報は、意外と身近なところにきちんと記載されています。
この記事を参考に、どこに何が書いてあるのかを一度確認しておけば、今後の機器の接続やトラブルの際にも、きっと落ち着いて対応できるはずです。
ぜひ、快適でスマートなテレビライフをお楽しみください!
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