「深夜に映画を迫力ある音量で楽しみたいけれど、家族や隣人が気になる」
「洗い物をしながら、テレビのニュースをワイヤレスイヤホンで聞きたい」
このように感じたことはありませんか?
実は、テレビの音声をブルートゥース(Bluetooth)で聞く方法は、テレビの機能や手持ちの機器に合わせて5つのパターンがあります。
「うちのテレビは古いから無理」と諦めるのはまだ早いです。
この記事では、トランスミッターを使ったワイヤレス化の手順から、最新の接続方法、音ズレを防ぐコツまでを完全網羅して解説します。
これを読めば、あなたに最適な方法が見つかり、周りを気にせずテレビを楽しめる快適な時間が手に入りますよ。
※2025年11月24日 記事の内容を最新の情報に更新しました。
テレビのBluetooth対応を確認
まずは、現在お使いのテレビにBluetooth機能が内蔵されているかを確認しましょう。
ここ数年のAndroid TVなどは標準搭載されていますが、少し前のモデルでは非搭載のケースが一般的です。
設定画面から機能を探す
最も確実なのは、テレビの設定画面をチェックすることです。
- リモコンの「設定」や「メニュー」ボタンを押す
- 「音声設定」や「リモコンとアクセサリ」の項目へ進む
- 「Bluetooth設定」や「機器登録」の文字を探す
この項目があれば、追加費用なしでイヤホンを接続できます。
型番や公式サイトで確認
リモコン操作で不明な場合は、テレビの背面にある「型番」をネット検索するか、取扱説明書の仕様欄を確認しましょう。
(参照:一般財団法人 家電製品協会)

非対応ならトランスミッター
テレビがBluetoothに対応していなかった場合、最もおすすめなのが「Bluetoothトランスミッター(送信機)」を使う方法です。
トランスミッターとは?
テレビの音声出力端子に接続し、音をBluetooth信号に変換して飛ばす機器です。
これを1つ取り付けるだけで、古いテレビでも最新のワイヤレスイヤホンが使えるようになります。
- 価格相場:2,000円〜5,000円
- 設置難易度:ケーブルを挿すだけで簡単
- 電源:USB給電タイプが主流
端子は光デジタルが推奨
トランスミッターを選ぶ際、テレビとの接続方法は主に2種類あります。
- AUX(イヤホンジャック):手軽だが、ノイズが乗りやすい
- 光デジタル端子:音質劣化が少なく、クリアな音で楽しめる
テレビ背面に「光デジタル音声出力」という四角い端子がある場合は、光デジタル対応のトランスミッターを選ぶと、より高音質で視聴できます。
低遅延aptX LLが必須
テレビ視聴において最も重要なのが「音の遅延対策」です。
映像と声がズレるのを防ぐため、必ず「aptX LL(ローレイテンシー)」という規格に対応したモデルを選んでください。

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内蔵テレビの接続設定手順
テレビにBluetooth機能がある場合の接続手順を解説します。
ペアリングモードにする
まず、手持ちのイヤホンやヘッドホンを「ペアリングモード(接続待機状態)」にします。
機種によりますが、電源ボタンの長押しや、ケースのボタン操作で行うのが一般的です。
テレビ側で機器を登録
- テレビの「Bluetooth設定」画面を開く
- 「機器の検索」または「デバイスの追加」を選択
- 画面にイヤホン名が表示されたら決定ボタンを押す
これで接続は完了です。
一度登録すれば、次回からはイヤホンの電源を入れるだけで自動接続される機種がほとんどです。
Fire TVやゲーム機を使う
「地上波放送は見ないけれど、YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスをワイヤレスで見たい」という場合は、テレビ以外の機器を経由する方法も有効です。
ストリーミング端末で聞く
Amazonの「Fire TV Stick」や「Chromecast with Google TV」には、Bluetooth機能が標準搭載されています。
Fire TV Stickの場合、ホーム画面の「設定」>「コントローラーとBluetoothデバイス」から、簡単にイヤホンを接続できます。
テレビ自体が古くても、アプリの音声であればこの方法でワイヤレス化が可能です。
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PS5などのゲーム機経由
PlayStation 5などのゲーム機でBlu-rayや動画アプリを再生している場合、ゲーム機とヘッドセットを接続すれば音声をワイヤレスで楽しめます。
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音が出ない・ズレる対処法
接続したけれど「音が聞こえない」「ブツブツ途切れる」といったトラブルの解決策を紹介します。
再ペアリングと距離確認
接続が不安定な場合、まずは以下の基本動作を試してください。
- テレビ(トランスミッター)とイヤホンの距離を1m以内に近づける
- イヤホンを一度ケースに戻し、再度取り出す
- テレビ側の登録情報を削除し、もう一度ペアリングし直す
電波干渉を避ける配置
BluetoothはWi-Fiと同じ周波数帯(2.4GHz)を使用しています。
そのため、Wi-Fiルーターのすぐ近くにトランスミッターを置くと、音が途切れる原因になります。
できるだけルーターから離した位置に設置しましょう。
よくある質問Q&A
これはテレビの機種に依存します。
多くのテレビはイヤホンを接続するとスピーカーが消音になりますが、設定画面の「音声出力」で「スピーカーとイヤホンの同時出力」を選べる上位モデルもあります。
トランスミッターを使用する場合、テレビのリモコンでは音量が変わらないことがあります。
その際は、イヤホン本体の音量ボタンで調節するか、テレビの音声出力設定を「可変」に変更してみてください。
はい、今回紹介した方法はすべて工事不要です。
機器を購入してケーブルを挿すだけなので、賃貸住宅でも安心して導入できます。
まとめ:環境に合った方法を選ぼう
テレビの音声をブルートゥースで聞くための方法を解説しました。
重要なポイントを振り返ります。
- まずはテレビの設定画面でBluetooth対応かを確認する
- 非対応なら「トランスミッター」を購入して接続する
- 音ズレを防ぐなら「aptX LL」対応の機器で揃える
- 動画アプリだけならFire TV Stick経由も便利
それぞれの環境に合った方法を選べば、深夜の映画鑑賞も、家事中の「ながら見」も、ストレスフリーで快適なものになります。
ぜひ今日から、ワイヤレスで自由なテレビライフを始めてみてください。
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