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エコキュートのお湯切れは突然に!今すぐできる5つの対策を徹底解説

エコキュートのお湯切れは突然に!今すぐできる5つの対策を徹底解説
この記事は約10分で読めます。

「気持ちよくシャワーを浴びていたら、突然お湯が水に…!

エコキュートを使っているご家庭で、こんなヒヤッとする経験はありませんか?

実は私も、冬の寒い日にこの「お湯切れ」を経験し、絶望的な気持ちになったことがあります。「なんで!?」「どうすればいいの!?」とパニックになりますよね。

この記事では、そんなエコキュートのお湯切れに悩むあなたのために、

  • なぜエコキュートはお湯切れを起こすのか?という根本的な原因
  • ありがちな2つの原因パターン
  • 今日からすぐに試せる具体的な対策
  • よくある質問への回答

を、どこよりも分かりやすく解説します。この記事を読めば、もうお湯切れに怯えることなく、快適なバスタイムを取り戻せますよ!

【執筆者】
大谷

家電ライター/家電製品アドバイザー
ライターとして5,000記事以上執筆し、自身のサイトは月間10万PVを達成。
多数の専門家と連携し、多角的な視点を取り入れた質の高いコンテンツ制作を常に心掛けている。

そもそも、なぜエコキュートはお湯切れするの?仕組みを知れば納得!

対策を考える前に、まずはエコキュートがお湯切れを起こす理由を理解しておきましょう。結論から言うと、エコキュートが「お湯をタンクに貯めておく」貯湯式の給湯器だからです。

電気代が安い深夜にお湯をまとめて沸かし、魔法瓶のようなタンクに貯めておいて、日中に使うのがエコキュートの基本。つまり、タンクに貯めた分以上のお湯は使えない、というシンプルな仕組みなんです。

一方、ガス給湯器は水道水が給湯器の中を通過する瞬間に温める「瞬間式」。蛇口をひねれば、ほぼ無限にお湯が出てきます。この仕組みの違いが、お湯切れの有無につながっているんですね。

エコキュートは、大気中の熱を利用する「ヒートポンプ技術」で効率よくお湯を沸かすため、電気温水器よりも少ない電力で済み、非常に省エネな給湯システムです。深夜電力プランと組み合わせることで、給湯コストを大幅に削減できるのが最大のメリットです。

エコキュートのお湯切れ、主な原因は2パターン

「仕組みはわかったけど、なんでウチは頻繁にお湯切れするの?」と感じる方もいるでしょう。お湯切れの直接的な原因は、主に以下の2つのパターンに分けられます。

原因1:タンク容量がライフスタイルに合っていない

最も根本的な原因が、家庭で使うお湯の量に対して、エコキュートのタンク容量が小さすぎることです。

エコキュートを選ぶ際、家族の人数を目安にタンク容量を決めますよね。一般的には、以下のような目安が推奨されています。

  • 2~3人家族: 370L
  • 3~5人家族: 370L~460L
  • 4~7人家族: 460L~550L

しかし、これはあくまで目安。同じ家族構成でも、シャワーの時間が長い、お湯をたくさん使う趣味があるなど、ライフスタイルによってお湯の使用量は大きく異なります。

特に、「設置費用を抑えるために小さいサイズを選んでしまった…」という場合、後々お湯切れに悩まされるケースが多いようです。

タンクの容量は、あくまで「沸かした熱湯を貯めておく量」です。実際に使う際は、水道水と混ぜて適温にするため、タンク容量以上のお湯が使えます。例えば460Lのタンクなら、シャワーなどで約2~3倍のお湯が使える計算になります。

原因2:一時的なお湯の使いすぎ(来客など)

「普段はお湯切れしないのに、時々足りなくなる…」という場合はこのパターンです。

  • 来客があり、お風呂に入る人数が増えた
  • 帰省した子供や孫が泊まりに来た
  • 寒い冬になり、お湯の使用量が自然と増えた

こんな風に、普段と違う状況でお湯の使用量が増えると、タンクのお湯が空になってしまいます。

最近の高機能なエコキュートには、過去1~2週間のお湯の使用量を学習し、自動で最適な湯量を沸き上げてくれる「おまかせモード」が搭載されています。これは非常に便利な機能ですが、普段通りにしかお湯を沸かしてくれません。そのため、急な来客などイレギュラーな事態に対応できず、お湯切れを起こしてしまうことがあるのです。

今すぐできる!エコキュートのお湯切れを防ぐ5つの対策

お湯切れの原因がわかったところで、いよいよ具体的な対策を見ていきましょう。簡単な設定変更で解決できることも多いので、ぜひ今日から試してみてください!

対策1:困った時の「沸き増し」機能を活用する

「今日はお客さんが来るからお湯が足りなくなりそう…」
「うっかりお湯を使いすぎたかも…」

そんな時は、手動でタンクのお湯を追加で沸かす「沸き増し」や「タンク満タン」ボタンを使いましょう。リモコンについているこのボタンを押せば、すぐにお湯の沸き上げを開始してくれます。

「沸き増し」は、電気代が割高な日中の時間帯に行うことになります。そのため、頻繁に使うとエコキュートのメリットである電気代の安さが失われてしまいます。あくまで緊急用、または来客など事前に使用量が増えるとわかっている時に計画的に使いましょう。

対策2:湯量設定を「おまかせ」から変更する

普段からお湯がギリギリだったり、時々お湯切れを起こしたりする場合は、湯量設定の見直しが効果的です。

多くのエコキュートには、以下のような設定モードがあります。

  • おまかせ:過去の使用状況から自動で湯量を調整(省エネ)
  • 多め・たっぷり:常にタンクを満タン近くまで沸かす
  • 少なめ:沸かす湯量を少なくする(最大省エネ)

もし現在「おまかせ」で湯切れが起きるなら、設定を「多め」や「たっぷり」に変更してみてください。常に多めにお湯を沸かしておくことで、急な使用量の増加にも対応しやすくなります。

無理な節約は逆効果?
「おまかせモード」で無理にお湯を節約すると、「この家はあまりお湯を使わないんだな」とエコキュートが勘違いし、沸かすお湯の量を減らしてしまうことがあります。その結果、いざ使いたい時にお湯が足りなくなる…なんてことも。省エネは大切ですが、快適に使える範囲で行うのがポイントです。

対策3:日中の沸き上げ停止設定を確認する

省エネのために「日中の沸き上げを停止する」設定にしているご家庭もあるかもしれません。この設定は電気代節約に有効ですが、お湯を使い切ってしまった場合に自動で沸き増しをしてくれません。

お湯切れが頻発する場合は、一度この設定を解除してみるのも一つの手です。いざという時に自動で沸き増ししてくれる安心感を得られます。

対策4:家族のライフスタイルの変化を予測する

エコキュートは10年以上使う長い付き合いになる住宅設備です。

  • 子供が大きくなり、部活帰りに毎日シャワーを浴びるようになった
  • 家族の生活リズムが変わり、朝シャンする人が増えた

このような数年先のライフスタイルの変化を見越して、少し余裕のあるタンクサイズを選ぶことが、長期的に見てお湯切れを防ぐ最も確実な方法です。これからエコキュートを設置・交換する方は、ぜひ覚えておいてください。

対策5:家族でお湯の使い方ルールを共有する

少し精神論に聞こえるかもしれませんが、意外と効果的なのがこれです。「お湯は無限ではない」という意識を家族全員で共有しましょう。

例えば、「最後にお風呂に入る人は、リモコンの残湯量表示を確認する」「誰かが泊まりに来る前日には、必ず『タンク満タン』に設定しておく」といった簡単なルールを決めるだけでも、うっかりミスによるお湯切れは防げます。

それでもお湯切れが頻発するなら…交換も視野に

「いろいろ試したけど、やっぱりお湯切れする…」
「毎日お湯の量を気にする生活はもうウンザリ!」

もし、ここまで紹介した対策を講じてもお湯切れが改善しない場合、根本的にタンク容量が足りていない可能性が非常に高いです。その場合は、ライフスタイルに合った大容量のエコキュートへの交換を検討する時期かもしれません。

また、お湯の量を全く気にせず使いたい!という方は、ガス式の瞬間式給湯器への変更も選択肢の一つです。ただし、ご自宅にガス管が来ているかなどの確認が必要になります。

エコキュートの寿命は一般的に10年~15年と言われています。もしお使いのエコキュートが古くなっているなら、最新の省エネモデルに交換することで、電気代の節約とお湯切れのストレス解消を同時に実現できるかもしれません。

どの業者に交換を依頼すればいいか分からない、信頼できる業者を知りたいという方は、こちらの記事でおすすめの業者を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

エコキュートの修理・交換業者おすすめ5選!
エコキュートの修理・交換業者おすすめ5選!突然お湯が出ないトラブルも即日対応の優良業者を厳選比較。料金相場や後悔しない選び方、補助金情報も解説。あなたにぴったりの業者が必ず見つかります。

エコキュートのお湯切れに関するよくある質問(Q&A)

ここでは、エコキュートのお湯切れに関してよく寄せられる質問にお答えします。

「沸き増し」ボタンを押したら、どれくらいでお湯が使えるようになりますか?
メーカーや機種、季節によって異なりますが、一般的にお風呂一杯分(約180L)を沸かすのに30分~1時間程度かかります。タンクが完全に空の状態から満タンにするには数時間かかる場合もあります。
日中に「沸き増し」すると電気代はどれくらい高くなりますか?
日中の電気料金は、深夜電力の約3倍以上になるのが一般的です。そのため、沸き増しを頻繁に行うと電気代が大幅に上がってしまう可能性があります。あくまで緊急時の機能と捉えましょう。
シャワーを30分使うと、どれくらいのお湯を消費しますか?
一般的なシャワーは1分間に約10L~12Lのお湯を消費します。つまり、30分間のシャワーでは約300L~360Lものお湯を使っている計算になります。タンク容量が370Lのご家庭では、一人でタンクのほとんどを使い切ってしまう可能性もあるということです。
一人暮らしで200Lタンクなのに、お湯切れします。なぜですか?
一人暮らしでも、シャワー時間が長い(例:朝30分、夜1時間など)場合は、200Lのタンクでは容量不足になることがあります。上記のように、シャワーは想像以上にお湯を消費します。ライフスタイルによっては、一人暮らしでも300L以上のタンクが必要な場合があります。
冬にお湯切れしやすいのはなぜですか?
冬は水温が低いため、お湯を沸かすのにより多くのエネルギーが必要になります。また、配管の途中で熱が逃げやすく、設定温度よりもぬるく感じて給湯温度を上げたり、お湯の使用量が増えたりすることも原因です。
お湯の温度設定を「熱め」にすれば、お湯切れしにくくなりますか?
はい、効果が期待できます。タンク内に貯めておくお湯の温度を高く設定(熱め)すると、使う時に混ぜる水の量が多くなるため、結果的に使えるお湯の量が増えます。お湯切れしやすい場合は、「自動」から「熱め」に変更してみるのも有効な対策です。
タンクのお湯を完全に使い切ったら、どうなりますか?
お湯の蛇口からは、沸かされていない水が出てくるだけになります。エコキュートが故障するわけではありませんが、再度お湯が使えるようになるまでには、沸き増しで時間がかかります。
リモコンにエラー表示が出たのですが、お湯切れと関係ありますか?
お湯切れ自体は故障ではないため、通常エラー表示は出ません。もしエラーコードが表示されている場合は、お湯切れではなく、エコキュート本体に何らかの不具合が発生している可能性があります。取扱説明書を確認するか、専門業者に点検を依頼してください。
エコキュートの交換時期の目安はありますか?
一般的に、エコキュートの寿命は設置から10年~15年が目安とされています。使用年数が10年を超え、お湯のトラブル(お湯が出ない、温度が安定しないなど)が頻発するようになったら、交換を検討するサインです。

まとめ:エコキュートを理解して、お湯切れの不安から解放されよう!

今回は、エコキュートのお湯切れの原因と対策について徹底解説しました。

最後に、この記事のポイントをおさらいしましょう。

  • エコキュートはタンクにお湯を貯める「貯湯式」だからお湯切れが起こる
  • 主な原因は「タンク容量不足」「一時的な使いすぎ」の2つ
  • まずは「沸き増し」「湯量設定の変更」で対策しよう
  • 来客など、お湯を多く使う日が事前に分かっているなら計画的に沸き上げておく
  • それでも解決しないなら、根本的なタンク容量の見直し(交換)が必要

突然お湯が水に変わる恐怖は、本当に避けたいですよね。でも、エコキュートの仕組みを少し理解して、ご家庭に合った設定をするだけで、お湯切れのリスクはぐっと減らせます。

まずはリモコンの設定を見直すところから始めてみませんか?この記事が、あなたの快適なバスタイムを取り戻すきっかけになれば幸いです。

あなたのエコキュートお湯切れ体験談や、「こんな対策で乗り切ったよ!」という情報があれば、ぜひ下のコメントで教えてくださいね!

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