PR

エコキュートが水漏れしたら水道代はどのくらい上がる?請求額に驚く前の対処法

エコキュートが水漏れしたら水道代はどのくらい上がる?請求額に驚く前の対処法
この記事は約9分で読めます。

「あれ?今月の水道代、いつもより異常に高い…」

検針票を見て、その金額に驚いた経験はありませんか?もしかしたら、その原因はエコキュートの水漏れかもしれません。

エコキュートからの水漏れを放置すると、水道代が跳ね上がるだけでなく、機器の寿命を縮めたり、最悪の場合は建物自体に損害を与えたりする可能性も…。

この記事では、エコキュートの水漏れで水道代が一体いくら高くなるのか、具体的な金額の目安から、今すぐご自身でできる応急処置、水漏れの原因と修理費用の相場、そして高額になった水道代の減免申請の方法まで、あなたの不安と疑問をすべて解決します。

正しい知識を身につけ、冷静に対処することで、被害と出費を最小限に抑えましょう。

【執筆者】
大谷

家電ライター/家電製品アドバイザー
ライターとして5,000記事以上執筆し、自身のサイトは月間10万PVを達成。
多数の専門家と連携し、多角的な視点を取り入れた質の高いコンテンツ制作を常に心掛けている。

【衝撃】エコキュートの水漏れで水道代はこんなに高くなる!

「水が漏れているのはわかるけど、実際いくらくらい水道代が上がるの?」と疑問に思いますよね。

結論から言うと、ほんの少しの漏れでも、1ヶ月放置すれば数千円単位で水道代が高くなる可能性があります。

水道料金は「基本料金」と、使用量に応じて加算される「従量料金」で決まります。水漏れは、この「従量料金」をどんどん押し上げてしまうのです。

具体的に、水漏れの程度によってどのくらい水道代が増えるのか、以下の表で確認してみましょう。

水漏れの程度 1日の水漏れ量(目安) 1ヶ月(30日)の水漏れ分料金(目安)
ポタポタと2~3秒に1回しずくが落ちる 約10L 約100円
ポタポタと断続的にしずくが落ちる 約30L 約300円
すーっと細く水が流れている 約300L 約3,000円

※料金は自治体により異なります。あくまで一例です。

「シャー」という音がするほどの水漏れの場合、これ以上の金額になることも…。たかが水漏れと侮っていると、翌月の請求額に愕然とすることになりかねません。

水道代だけでなく、電気代も高くなる可能性があります!エコキュートは漏れた分のお湯を沸かし直そうと余計に稼働するため、電気代まで上がってしまうことがあるのです。

水道代の高騰をストップ!今すぐできる応急処置3ステップ

エコキュートからの水漏れを発見したら、パニックにならず、まずは落ち着いて応急処置を行いましょう。業者を待っている間にも、水道代は上がり続けています。以下の3ステップで、被害の拡大を防ぎましょう。

ステップ1:エコキュートの電源を切る

まず最初に行うべきは、エコキュートの運転を停止させることです。漏電などの二次被害を防ぐためにも重要です。

  • リモコンで電源をオフにする
  • 難しい場合は、エコキュート専用のブレーカーを落とす

これでエコキュートの運転は停止します。感電の危険があるため、濡れた手でコンセントに触れるのは絶対にやめましょう。

ステップ2:止水栓を閉めて水漏れを止める

次に、エコキュートへの水の供給を止めます。貯湯タンクユニットのカバーを開けると、給水用の止水栓(給水バルブ)があります。

この止水栓のハンドルを時計回りに回して、固く閉めましょう。

これでタンクへの給水が止まり、水漏れも止まるはずです。止水栓を閉めると家全体でお湯が使えなくなりますが、水道代の高騰を止めるための最も確実な方法です。

ステップ3:専門業者に連絡する

応急処置が完了したら、速やかに専門業者に連絡して点検と修理を依頼します。連絡する際は、以下の情報を伝えるとスムーズです。

  • エコキュートのメーカー名と型番
  • いつから水漏れしているか
  • どこから水が漏れているか(わかる範囲でOK)
  • エラーコードが表示されている場合はその番号

保証期間内であれば、メーカーの修理窓口に連絡することで無償修理を受けられる可能性があります。保証書を確認してみましょう。

賃貸住宅にお住まいの場合、自分で業者を手配する前に、必ず大家さんや管理会社に連絡してください。勝手に修理を進めると、後でトラブルになる可能性があります。

なぜ?エコキュートが水漏れする7つの主な原因と修理費用の目安

「うちのエコキュート、どうして水漏れしたんだろう?」と気になりますよね。原因によって修理費用も大きく変わってきます。ここでは、主な原因と費用の目安をまとめました。

水漏れの主な原因 修理費用の目安 原因の詳細
初期不良・施工不良 無料(要相談) 設置後すぐに水漏れした場合。配管接続のミスなどが考えられます。すぐに設置業者へ連絡しましょう。
部品・配管の経年劣化 約15,000円~50,000円 最も多い原因。特にゴムパッキンなどは10年程度で劣化し、ひび割れから水漏れを起こします。
配管の凍結による破損 約30,000円~ 寒冷地で冬場に起こりやすいトラブル。配管内の水が凍って膨張し、配管を破裂させてしまいます。
ヒートポンプユニットからの水漏れ 約55,000円~190,000円 熱交換器など内部の重要部品の故障が原因。修理費用が高額になりがちです。
貯湯タンクからの水漏れ 約55,000円~190,000円 タンク本体の亀裂や内部部品の劣化が原因。放置すると重大な故障につながります。
耐用年数超過(10年以上) 398,000円~(本体交換) エコキュートの寿命は10~15年。各部品が寿命を迎え、修理を繰り返すより交換の方が経済的な場合があります。
設置場所の移動 30,000円~70,000円(移動費用とは別) 移動させた際の衝撃で配管に歪みや隙間が生じ、水漏れの原因になることがあります。

※費用はあくまで目安であり、状況によって変動します。

正常な排水かも?水漏れと勘違いしやすいケース

「エコキュートの周りが濡れている=即故障」というわけではありません。実は、故障ではなく正常な動作の場合もあるんです。

エコキュートは、お湯を沸き上げる過程でタンク内の水が膨張するため、余分な圧力を逃がすために「逃し弁」から排水します。これは正常な現象です。

【見分け方のポイント】

  • 濡れているのは夜間にお湯を沸かした後の朝方だけ
  • 昼頃には地面が乾いている

もし、一日中ずっと濡れ続けている、または明らかに水の量が多い場合は、水漏れの可能性が高いので点検を依頼しましょう。

高額な水道代は戻ってくる?減免申請の方法と注意点

「水漏れで高くなった水道代、なんとかならないの?」と思いますよね。実は、条件を満たせば水道料金が減額・免除される「減免制度」があります。

ただし、これは「自分で発見するのが難しい、地面の下や壁の中の給水管からの水漏れ」などが対象となることが多く、注意が必要です。

エコキュートなど給湯器本体からの水漏れは、減免の対象外となる自治体が多いのが実情です。これは「目視で確認できる機器の故障」と判断されるためです。しかし、諦める前に一度、お住まいの地域の水道局に問い合わせてみましょう。

もし減免申請が可能だった場合、一般的な手続きの流れは以下の通りです。

  1. お住まいの地域の水道局に連絡し、状況を説明する。
  2. 水道局指定の工事業者(指定給水装置工事事業者)に修理を依頼する。
  3. 修理完了後、業者から修理証明書や領収書、写真などをもらう。
  4. 水道局の窓口で「減免申請書」に必要事項を記入し、必要書類と共に提出する。

申請が認められた場合でも、高額になった水道代の全額が返ってくるわけではないことがほとんどです。増額した分の5~8割程度が減免されるケースが多いようです。

安心して任せられる!プロの修理業者の選び方

いざ修理を頼むとなると、「どこに頼めばいいの?」と迷ってしまいますよね。悪質な業者に引っかからないためにも、業者選びは慎重に行いましょう。

【業者選びの3つのポイント】

  • 水道局指定工事店であるか:一定の技術水準を満たしている証明になります。
  • 実績が豊富で口コミが良いか:公式サイトの施工事例や、第三者の口コミサイトを確認しましょう。
  • 見積もりが明確で無料か:作業前に料金を明示してくれ、追加料金の有無も説明してくれる業者が安心です。

急なトラブルで焦っている時こそ、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」がおすすめです。料金や対応を比較して、納得できる業者を選びましょう。

「複数の業者を比較する時間がない!」「信頼できる業者をすぐに見つけたい!」という方には、こちらの記事でおすすめの修理・交換業者を詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

エコキュートの修理・交換業者おすすめ5選!
エコキュートの修理・交換業者おすすめ5選!突然お湯が出ないトラブルも即日対応の優良業者を厳選比較。料金相場や後悔しない選び方、補助金情報も解説。あなたにぴったりの業者が必ず見つかります。

エコキュートの水漏れの水道代に関するよくある質問(Q&A)

エコキュートの水漏れ修理にかかる費用はいくらですか?

修理箇所によりますが、15,000円~50,000円が目安です。ただし、ヒートポンプユニットや貯湯タンク内部など、主要部品の修理・交換が必要な場合は10万円を超えることもあります。

水漏れを見つけたら、まず何をすればいいですか?

まずは①エコキュートの電源を切る、②給水用の止水栓を閉める、この2点を速やかに行ってください。その後に専門業者へ連絡しましょう。

エコキュートから水がポタポタ垂れるのは故障ですか?

お湯を沸かしている最中やその直後であれば、故障ではなく正常な排水の可能性があります。一日中水が垂れ続けている場合は、故障の可能性が高いです。

水漏れで高くなった水道代は、火災保険でカバーできますか?

ご加入の火災保険に「水道管凍結修理費用保険金」や「水濡れ補償」の特約が付いていれば、保険金が支払われる可能性があります。ただし、経年劣化による故障は対象外となることが多いです。一度、保険会社に確認してみましょう。

修理にはどのくらいの時間がかかりますか?

パッキン交換など簡単な作業であれば1~2時間程度で終わります。部品の取り寄せが必要な場合は、後日再訪問となり数日かかることもあります。

設置して10年以上経ちますが、修理と交換どちらがいいですか?

エコキュートの寿命は10年~15年です。設置から10年以上経過している場合、一度修理しても別の箇所がすぐに故障する可能性があります。修理費用が高額になるようなら、長期的な視点で本体交換を検討するのがおすすめです。

自分で修理できますか?

専門知識がない方の自己修理は絶対におすすめしません。かえって症状を悪化させたり、感電や水漏れ被害を拡大させたりする危険があります。必ずプロの業者に依頼してください。

修理を依頼するのはメーカーと設置業者、どちらがいいですか?

保証期間内であればメーカーに連絡しましょう。保証期間外で、配管など接続部分からの水漏れであれば設置業者に依頼するのがスムーズです。原因箇所がわからない場合は、まずは設置業者に相談してみるのが良いでしょう。

エラーコード「F17」「F27」などが表示されています。

これらは水漏れを検知した際に表示されるエラーコードの一例です(メーカーにより異なります)。応急処置を行った上で、業者に連絡する際にエラーコードも伝えましょう。

修理中はお風呂に入れますか?

止水栓を閉めているため、お湯は使えません。修理が完了するまでの間は、銭湯などを利用する必要があります。

まとめ:エコキュートの水漏れに気づいたら即行動を!

今回は、エコキュートの水漏れによる水道代への影響と、その対処法について詳しく解説しました。

最後に、この記事の重要なポイントを振り返ってみましょう。

  • エコキュートの水漏れを放置すると、水道代が月々数千円以上高くなる可能性がある。
  • 水漏れを発見したら、「電源オフ」と「止水栓を閉める」応急処置をすぐに行う。
  • 水漏れの原因は経年劣化が多く、修理費用は1.5万円~5万円が目安
  • 高額になった水道代の減免申請は、エコキュート本体からの水漏れでは認められにくい
  • 修理はDIYせず、信頼できるプロの業者に依頼するのが最も安全で確実。

「いつもと違うな」という小さなサインを見逃さず、迅速に行動することが、あなたの大切な家と家計を守る一番の秘訣です。

この記事が、あなたの不安を少しでも解消し、適切な一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

エコキュートの水漏れに関して、あなたの経験談や「こんな時どうした?」といったことがあれば、ぜひ下のコメント欄で教えてくださいね!

※記事の執筆には可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなっている可能性もあります。重要な情報は再確認するようにしてください。誤情報による記事の修正依頼はお問い合わせページよりお願いします。

エコキュート

コメント