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エコキュートの漏電遮断器が落ちる原因と今すぐできる対処法を徹底解説!

エコキュートの漏電遮断器が落ちる原因と今すぐできる対処法を徹底解説!
この記事は約9分で読めます。

「突然エコキュートのブレーカーが落ちてお湯が使えない…」

「漏電遮断器が何度も落ちるけど、原因が分からなくて不安…」

突然お湯が使えなくなると、本当に困りますよね。特に、エコキュートの漏電遮断器が落ちるという症状は、漏電や感電、火災のリスクも考えられ、大きな不安を感じるはずです。

この記事では、エコキュートの漏電遮断器が落ちる主な原因から、ご自身でできる対処法、そして絶対にやってはいけない注意点まで、分かりやすく解説します。

この記事を読めば、あなたのエコキュートに何が起きているのかを理解し、安全かつ迅速に問題を解決するための第一歩を踏み出せます。

【執筆者】
大谷

家電ライター/家電製品アドバイザー
ライターとして5,000記事以上執筆し、自身のサイトは月間10万PVを達成。
多数の専門家と連携し、多角的な視点を取り入れた質の高いコンテンツ制作を常に心掛けている。

なぜ?エコキュートの漏電遮断器が落ちる5つの主な原因

結論から言うと、エコキュートの漏電遮断器が落ちる原因は一つではありません。複数の要因が考えられます。ここでは、特に多い5つの原因を詳しく見ていきましょう。

原因①:経年劣化や水漏れによる漏電

最も多い原因の一つが、エコキュート本体や配管の経年劣化です。エコキュートの寿命は一般的に10年~15年と言われています。長年使用していると、部品の絶縁性能が低下したり、パッキンが劣化して水漏れが発生したりすることがあります。

特に、雨の日やその翌日にブレーカーが落ちやすい場合、雨水が機器内部に侵入し、漏電を引き起こしている可能性が高いです。漏れた水が電気系統に触れることで、漏電遮断器が作動するのです。

原因②:ケーブルや配線の損傷

屋外に設置されているエコキュートは、常に風雨や紫外線にさらされています。そのため、電源ケーブルや本体とヒートポンプをつなぐ配線が劣化・損傷することがあります。

  • ネズミなどの小動物にかじられた
  • ケーブルの上に物を置いていて、圧迫により被膜が破れた
  • 長年の使用でケーブルが硬化し、ひび割れができた

このようなケーブルの損傷部分から電気が漏れ、漏電遮断器が作動します。

原因③:自然災害による浸水や内部の結露

台風やゲリラ豪雨などでエコキュートが一時的にでも水に浸かってしまうと、内部の電気部品が濡れてしまい、漏電の原因となります。

一度水が引いて乾いたように見えても、内部の基盤や配線はダメージを受けている可能性があり、後から不具合が発生することも少なくありません。また、冬場の凍結や、寒暖差による結露が原因で漏電することもあります。

原因④:エコキュート本体の部品故障

エコキュートは、ヒートポンプユニットや貯湯タンクなど、多くの精密な部品で構成されています。

  • お湯を沸かすための「ヒートポンプ」
  • お湯を循環させる「ポンプ」や「モーター」
  • 動作を制御する「電子基板」

これらの内部部品が故障してショート(短絡)すると、漏電遮断器が落ちる原因になります。特に10年以上経過したエコキュートでは、部品の寿命による故障リスクが高まります。

原因⑤:エコキュート以外のブレーカーが落ちている

意外と見落としがちなのが、エコキュート本体ではなく、ご家庭の分電盤にあるブレーカーが原因のケースです。

ご家庭の分電盤には主に3種類のブレーカーがあります。

  • アンペアブレーカー:家全体の電気使用量が契約アンペアを超えると落ちる。
  • 漏電ブレーカー:家の中のどこかで漏電を検知すると落ちる。
  • 安全ブレーカー:部屋ごとや回路ごとに分かれており、使いすぎると落ちる。

エコキュート専用の安全ブレーカーではなく、家全体の漏電ブレーカーが落ちている場合、エコキュート以外の家電が原因の可能性もあります。

漏電遮断器が落ちた!今すぐできる対処法と注意点

実際に漏電遮断器が落ちてしまった場合、慌てずに対処することが重要です。ここでは、ご自身でできることと、安全のために絶対にやってはいけないことを解説します。

STEP1:リモコンのエラーコードを確認する

まず、台所や浴室にあるエコキュートのリモコンを確認しましょう。何らかの異常が発生した場合、リモコンにエラーコードが表示されていることがあります。

このエラーコードをメモしておき、取扱説明書で内容を確認したり、業者に連絡する際に伝えたりすると、原因の特定がスムーズになります。

STEP2:専門業者やメーカーに連絡する

エラーコードを確認したら、速やかに専門の修理業者やメーカーのサポートセンターに連絡しましょう。漏電は感電や火災につながる可能性があり、非常に危険です。専門家による点検と修理が必要不可欠です。

特に、以下の症状が見られる場合は、すぐに連絡してください。

  • ブレーカーを上げてもすぐに落ちる
  • エコキュート本体から焦げ臭いにおいや異音がする
  • 本体や周辺が濡れている
【警告】絶対にやってはいけない危険な行動
漏電遮断器が落ちた際に、自分で原因を特定しようとカバーを開けたり、濡れた手で本体に触れたりすることは絶対にやめてください。感電する恐れがあり、命に関わる危険があります。
また、何度も繰り返しブレーカーを「入」にする行為も危険です。故障が悪化したり、火災につながる可能性があります。ブレーカーが落ちるということは、何らかの異常を知らせるサインだと認識してください。

「もしかして故障かも?」と思ったら、プロに相談するのが一番の近道!

原因がわからないまま放置するのは不安ですよね。
信頼できる業者に見積もりを依頼して、まずは原因を特定してもらいましょう。

優良な業者をどうやって探せばいいか分からない…という方は、こちらの記事で厳選したおすすめ業者を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

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これって修理?交換?判断の目安と費用相場

業者に連絡する前に、修理と交換のどちらになるのか、費用はどれくらいかかるのか、気になりますよね。ここでは判断の目安となるポイントをご紹介します。

判断の目安は「使用年数」

大きな判断基準となるのが、エコキュートの使用年数です。

  • 使用10年未満の場合:
    メーカー保証期間内の可能性もあります。基本的には修理での対応が中心となります。
  • 使用10年以上の場合:
    エコキュートの寿命が近づいています。今回修理しても、近いうちに別の部品が故障する可能性があります。修理費用が高額になる場合は、新しいエコキュートへの交換を検討した方が、長期的に見て経済的なケースが多いです。

修理・交換の費用相場

費用は故障箇所やメーカーによって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

  • 修理費用の場合:約15,000円~50,000円前後。基盤やヒートポンプなど主要部品の故障では10万円を超えることもあります。
  • 交換費用の場合:約40万円~60万円前後(本体価格+工事費)。機種や機能によって価格は変動します。
補助金を活用してお得に交換!
現在、国や自治体では省エネ性能の高い給湯器への交換に対して補助金制度を設けている場合があります。「給湯省エネ事業」などを活用すれば、お得に最新のエコキュートに交換できるチャンスです。交換を検討する際は、利用できる補助金がないか必ずチェックしましょう!

エコキュートの漏電に関するよくある質問(Q&A)

ここでは、エコキュートの漏電に関してよく寄せられる質問にお答えします。

雨の日だけブレーカーが落ちるのはなぜですか?
雨水がエコキュートの内部に侵入し、電気系統に触れて漏電している可能性が非常に高いです。特に設置から年数が経っている場合、防水用のパッキンや外装が劣化していることが考えられます。早急に専門家による点検を受けてください。
漏電遮断器を自分でリセットしても大丈夫ですか?
一度リセット(ブレーカーを上げる)して復旧し、その後問題なく使える場合は様子を見ても良いかもしれません。しかし、すぐにまた落ちる場合や、頻繁に落ちる場合は、根本的な原因が解決されていません。繰り返しリセットするのは危険ですので、絶対にやめてください。
エコキュートの漏電遮断器だけが落ちます。家の漏電ブレーカーは落ちません。原因は何ですか?
この場合、漏電の原因がエコキュート本体またはその関連配線にあると特定できます。家の他の家電や配線には問題がない可能性が高いです。
業者に来てもらったけど「異常なし」と言われました。でも、またブレーカーが落ちます…
これは、症状が出ていない時に点検しても原因が分からない「間欠性(かんけつせい)の不具合」の可能性があります。特に雨の日など特定の条件下でだけ発生する場合、晴れた日の点検では漏電が検知できないことがあります。業者には「雨の日に落ちる」など、症状が出る具体的な状況を詳しく伝えることが重要です。
漏電しているか自分で確認する方法はありますか?
安全のため、漏電の有無を判断するテスターなどの専門機器を使った確認は、必ず資格を持った専門家に依頼してください。ご自身でできる安全な動作チェックとして、漏電遮断器についている「テストボタン」を押す方法があります。ボタンを押して正常にブレーカーが落ちれば、遮断器の機能自体は正常だと判断できます。(年に2~3回の点検が推奨されています)
エコキュートは11年目です。修理より交換の方がいいですか?
はい、交換を強くおすすめします。エコキュートの寿命(10~15年)を考えると、修理してもすぐに他の箇所が故障する「故障の連鎖」に陥る可能性が高いです。最新の機種は省エネ性能も向上しているため、電気代の節約にもつながります。
修理代はどれくらいかかりますか?
簡単な部品交換なら1.5万円程度からですが、電子基板やヒートポンプユニットの故障となると10万円を超える高額な修理になることもあります。まずは見積もりを取って、交換費用と比較検討しましょう。
漏電を放置するとどうなりますか?
非常に危険です。漏電した電気に触れると感電するリスクがあります。また、漏電が原因で火災が発生することもあります。さらに、漏れた電気が無駄に消費されるため、電気代が異常に高くなることもあります。ブレーカーが落ちるのは安全装置が作動している証拠なので、絶対に放置しないでください。
漏電を防ぐために普段からできることはありますか?
定期的なメンテナンスが重要です。エコキュートの周りに物を置かない、排水ホースの詰まりがないか確認する、半年に一度は漏電遮断器のテストボタンを押して動作確認をする、といった日頃のチェックが予防につながります。
アース線が繋がっていれば感電しませんか?
アース線は漏電した電気を地面に逃がすための重要な安全装置ですが、100%感電を防ぐものではありません。アース線が正しく施工されていなかったり、経年劣化で断線していたりする可能性もあります。アース線があるからと安心せず、漏電の疑いがある場合は絶対に機器に触れないでください。

まとめ:エコキュートの漏電遮断器が落ちたら、まずは安全確保と専門家への相談を

今回は、エコキュートの漏電遮断器が落ちる原因と対処法について詳しく解説しました。

エコキュートの漏電遮断器が落ちる主な原因

  1. 経年劣化や水漏れによる漏電
  2. ケーブルや配線の損傷
  3. 自然災害による浸水や内部の結露
  4. エコキュート本体の部品故障
  5. エコキュート以外のブレーカーが落ちている

漏電遮断器が落ちるという症状は、エコキュートが発する重大なSOSサインです。放置すると感電や火災といった大きな事故につながる危険性があります。

「そのうち直るかも…」と安易に考えず、まずはご自身の安全を第一に考え、速やかに信頼できる専門業者に点検を依頼してくださいね。

この記事が、あなたの不安を少しでも解消し、適切な行動をとるための一助となれば幸いです。

あなたのエコキュートトラブル、無事に解決しましたか?もしよろしければ、あなたの経験もぜひコメントで教えてくださいね!

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