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カメラは8ギガのSDカードで何枚撮れる?画質・設定別の枚数と選び方のコツを徹底解説

カメラは8ギガで何枚撮れる?画質・設定別の枚数と選び方のコツを徹底解説
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「旅行や子どものイベントでカメラを使いたいけど、手持ちの8GBのSDカードで写真は一体何枚くらい撮れるんだろう?」

そんな疑問をお持ちではありませんか?容量が足りなくなって、せっかくのシャッターチャンスを逃すのは絶対に避けたいですよね。

結論から言うと、カメラの設定や画質によりますが、8GBのSDカードで撮影できる写真はおおよそ500枚~2,000枚が目安です。一般的な使い方なら、意外とたくさん撮れると感じるかもしれません。

この記事では、8GBのSDカードで撮影できる具体的な枚数を画質別に徹底比較し、あなたに最適なSDカード容量の選び方まで、わかりやすく解説していきます。

この記事を読めば、もうSDカードの容量で悩むことはありません。安心して撮影を楽しみましょう!

【執筆者】
大谷

家電ライター/家電製品アドバイザー
ライターとして5,000記事以上執筆し、自身のサイトは月間11万PVを達成。
多数の専門家と連携し、多角的な視点を取り入れた質の高いコンテンツ制作を常に心掛けている。

結論:8GBのSDカードで撮れる写真の枚数は約500枚~2,000枚が目安

冒頭でもお伝えした通り、8GBのメモリーカードで撮影できる枚数にはかなり幅があります。なぜなら、撮れる枚数はカメラの「画素数」「画質設定」という2つの要素に大きく左右されるからです。

例えば、スマホと同じくらいの感覚で気軽に撮るなら2,000枚以上撮れることもありますし、一眼レフでポスターサイズに引き伸ばせるくらい高画質に設定すると、500枚以下になることもあります。

つまり、ご自身のカメラと撮影スタイルによって、撮れる枚数が大きく変わるというわけですね。

次の章で、具体的な数値を表で見ていきましょう。

【一覧表】画素数・画質別!8GBのSDカードの撮影可能枚数の目安

ここでは、一般的なデジタルカメラと、特定のカメラモデル(SONY α7シリーズ)を例に、8GBのSDカードで何枚撮影できるかの目安を一覧表でご紹介します。お使いのカメラの画素数と照らし合わせてみてください。

一般的なデジタルカメラの場合(高画質モード)

一般的なコンパクトデジタルカメラやミラーレス一眼カメラで、JPEG形式の高画質モード(ファインなど)で撮影した場合の目安です。

画素数 1枚あたりのファイルサイズ目安 8GBでの撮影枚数目安
800万画素 3.6MB 約2,050枚
1200万画素 4.5MB 約1,600枚
1800万画素 8MB 約920枚
2400万画素 10MB 約730枚
RAW (2000万画素) 24MB 約307枚
スタンダードモード(標準画質)の場合、上記の表の約2倍の枚数が撮影可能になることが多いです。SNSやブログに載せるのがメインであれば、画質を少し下げて撮影枚数を増やすのも賢い選択肢ですよ。

特定のカメラモデル(SONY α7シリーズ)の場合

より具体的なイメージを持つために、人気のミラーレス一眼カメラ「SONY α7シリーズ」の例を見てみましょう。同じ画素数でも、画質の圧縮率やRAW撮影を選ぶかで枚数が大きく変わることがわかります。

▼ILCE-7(2400万画素)の場合

画質設定 8GBでの撮影枚数目安
スタンダード 1100枚
ファイン 800枚
エクストラファイン 435枚
RAW+JPEG 215枚
RAW 295枚

▼ILCE-7R(3600万画素)の場合

画質設定 8GBでの撮影枚数目安
スタンダード 890枚
ファイン 600枚
エクストラファイン 310枚
RAW+JPEG 150枚
RAW 200枚
これらの数値はあくまで目安です。撮影状況や使用するメモリーカードのメーカーによって枚数は多少変動します。

写真の撮影枚数を左右する3つの重要ポイント

先ほどの表で、同じ8GBでも設定によって枚数が大きく違うことがお分かりいただけたかと思います。ここでは、枚数を左右する3つの重要なポイントをもう少し詳しく解説します。

ポイント①:画素数(解像度)

画素数とは、写真を構成する点の数のことです。この画素数が高いほど、よりきめ細やかで精細な写真になりますが、その分1枚あたりのデータサイズは大きくなります。

例えば、スマホの画面で見るだけなら800万画素でも十分キレイですが、A3サイズ以上に大きくプリントしたい場合は2400万画素以上あると安心です。用途に合わせてカメラの画素数をチェックしてみましょう。

ポイント②:画質設定(圧縮率)

ほとんどのカメラでは、JPEG形式で保存する際の「画質」を設定できます。これは写真データの圧縮率のことで、一般的に以下のように分かれています。

  • エクストラファイン/ファイン(高画質):圧縮率が低く、画質が良い。データサイズは大きい。
  • スタンダード(標準画質):バランスの取れた設定。データサイズは中くらい。
  • ベーシック/エコノミー(低画質):圧縮率が高く、画質は少し劣る。データサイズは小さい。

「とにかく最高画質で残したい!」という場合はファイン以上を、「枚数をたくさん撮りたい!」という場合はスタンダードを選ぶのがおすすめです。

ポイント③:撮影モード(JPEG vs RAW)

一眼レフやミラーレスカメラには、「JPEG」の他に「RAW(ロウ)」という撮影モードがあります。

  • JPEG:カメラ内で色調整などが完了した、そのまま見られる画像。扱いやすいが、後からの編集には不向き。
  • RAW:センサーが捉えた光の情報をそのまま記録した「生」のデータ。専用ソフトで現像する必要があるが、色や明るさを自由に調整できる。

RAWデータは、JPEGに比べて数倍〜10倍近くデータサイズが大きくなるため、撮影できる枚数は激減します。写真を撮った後にじっくり編集・現像を楽しみたい本格派向けのモードと言えるでしょう。

結局、自分には何GBのSDカードが必要?シーン別おすすめ容量

「8GBで撮れる枚数はわかったけど、結局自分にはどの容量が合っているの?」と思いますよね。そこで、撮影シーン別におすすめのSDカード容量をご紹介します。

ちょっとしたお出かけや日常スナップなら【8GB~16GB】

カフェでのランチや近所の公園へのお散歩など、数百枚程度の撮影がメインなら8GBや16GBでも十分対応可能です。こまめにパソコンにデータを移す習慣がある方にもおすすめです。

国内旅行やイベントでたくさん撮りたいなら【32GB~64GB】

2泊3日の旅行や、子どもの運動会・発表会など、枚数を気にせず撮影に集中したい場合は32GBや64GBあると安心です。価格と容量のバランスが良く、最も人気の高い容量帯と言えるでしょう。「容量が足りるかな?」と心配しながら撮るのはもったいないですからね!

RAW撮影や4K動画も撮るなら【128GB以上】

一眼レフで本格的にRAW撮影を楽しみたい方や、高画質な4K動画を撮影する予定がある方は、128GB以上の大容量カードを選びましょう。特に動画はあっという間に容量を消費するため、大きめの容量を用意しておくのが賢明です。

これからカメラを始める方や、新しいカメラの購入を検討している方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

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もっと多く撮りたい!SDカードの容量を節約する3つのコツ

「今のSDカードのまま、もう少し撮影枚数を増やしたい…!」そんな時に役立つ簡単なコツを3つご紹介します。

コツ①:不要な写真はこまめに削除する

基本中の基本ですが、とても効果的です。目をつぶってしまった写真や、ブレてしまった写真は、撮影の合間や移動中に確認して削除するクセをつけましょう。これだけで、空き容量にかなりの差が出ますよ。

コツ②:撮影シーンに応じて画質設定を変更する

常に最高画質で撮る必要はありません。例えば、「これは後で大きくプリントするぞ!」という写真は最高画質(ファイン)で、「友達との記録用スナップ」や「SNSにアップするだけ」という写真は標準画質(スタンダード)で撮るなど、シーンに応じて画質を使い分けるのがおすすめです。

コツ③:定期的にパソコンやクラウドにバックアップする

撮影したデータは、SDカードに入れっぱなしにせず、定期的にパソコンや外付けHDD、クラウドストレージなどにバックアップしましょう。これによりSDカードの容量を確保できるだけでなく、万が一のデータ破損からも大切な思い出を守ることができます。

大容量カード1枚に頼るのは危険!
64GBや128GBなどの大容量カードは便利ですが、もしそのカードが破損してしまった場合、全てのデータを失うリスクがあります。大切な撮影旅行などの場合は、32GBを2枚使うなど、複数のカードに分けて保存する「リスク分散」を心がけることを強くおすすめします。

よくある質問(Q&A)

ここでは、カメラやSDカードの容量に関するよくある質問をQ&A形式でまとめました。

Q1: 8GBのSDカードで動画はどのくらい撮れますか?
A. 画質によりますが、一般的な目安は以下の通りです。
・フルHD動画(1920×1080):約20分
・4K動画:約14分
動画は非常にデータ容量が大きいため、もし動画撮影がメインなら32GB以上のカードをおすすめします。
Q2: SDカードの「ユーザー領域」って何ですか?
A. SDカードには、データを管理するための「システム領域」が存在します。そのため、パッケージに「8GB」と書かれていても、実際に写真や動画の保存に使える容量(ユーザー領域)は約7.2GB〜7.3GBと少し少なくなります。これはどのメーカーの製品でも同じです。
Q3: SDカードとメモリースティックの違いは?
A. SDカードは現在最も普及しているメモリーカードの規格です。一方、メモリースティックは主に2000年代のソニー製品(サイバーショットなど)で採用されていた規格です。現在ではほとんどのカメラがSDカードを採用しています。
Q4: 高画素のカメラで小さい画像サイズで撮ることはできますか?
A. ほとんどのカメラには、画素数を落として記録する「画像サイズ」設定(L/M/Sなど)があります。例えば2400万画素のカメラでも、Mサイズ(約1200万画素)やSサイズ(約600万画素)に設定すれば、撮影枚数を大幅に増やすことができます。
Q5: RAWとJPEG、どっちで撮るのがおすすめですか?
A. 用途によります。
JPEG:手軽にキレイな写真を撮りたい、SNS投稿や友人との共有がメインの方。
RAW:撮った後にパソコンで本格的に写真編集(現像)を楽しみたい方。
迷ったら、まずはJPEGで始めてみるのが良いでしょう。
Q6: SDカードの値段はどれくらいですか?
A. 価格は性能(転送速度など)やメーカーによって様々です。現在、8GBのSDカードはあまり主流ではなく、32GBや64GBの方がコストパフォーマンスに優れることが多いです。信頼できるメーカーの製品を家電量販店やネット通販で購入することをおすすめします。
Q7: SDカードが壊れたらデータは復旧できますか?
A. 専門業者に依頼すれば復旧できる可能性はありますが、費用が高額になったり、完全に復旧できない場合も少なくありません。データが消えてしまう前に、こまめにバックアップを取ることが最も重要です。
Q8: SDカードの寿命はどれくらいですか?
A. SDカードはフラッシュメモリという部品でできており、書き込み回数に上限がある消耗品です。ただし、通常の使い方であれば数年以上は問題なく使えることがほとんどです。頻繁に撮影と削除を繰り返す方は、2〜3年を目安に新しいものに買い替えるとより安心です。
Q9: 古いカメラでも大容量のSDカードは使えますか?
A. 使えない可能性が高いです。カメラによって対応するSDカードの規格(SD、SDHC、SDXC)が決まっています。特に古いカメラは32GBまでのSDHC規格にしか対応していない場合があります。必ずお使いのカメラの取扱説明書で対応容量を確認してから購入してください。
Q10: 使わなくなったカメラやSDカードはどうすればいいですか?
A. 買い替えなどで不要になったカメラは、専門の買取サービスを利用するのがおすすめです。思わぬ価格で買い取ってもらえることもありますよ。
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SDカードを買い足すよりレンタルという選択肢も!

「年に一度の旅行の時だけ、たくさん撮りたい」「イベントで使う高性能カメラに合わせて大容量カードが欲しい」

そんな方には、カメラやSDカードをレンタルするという選択肢も非常におすすめです。

購入するよりもはるかに安く、必要な期間だけ最新の機材や大容量のカードを使うことができます。機材の保管場所に困ることもありません。たまにしか使わないのであれば、レンタルサービスを賢く利用してみてはいかがでしょうか。

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まとめ:自分に合ったSDカードでカメラライフをもっと楽しもう!

今回は、8GBのSDカードで撮影できる写真の枚数について、詳しく解説しました。

最後に、この記事の重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 8GBで撮れる枚数は画質設定により約500枚~2,000枚と幅広い。
  • 枚数を左右するのは「画素数」「画質設定」「撮影モード(RAW/JPEG)」の3つ。
  • 自分の撮影スタイルに合わせて容量を選ぶことが大切。迷ったら少し大きめの32GBあたりが安心
  • データ消失のリスクを避けるため、こまめなバックアップは忘れずに!

SDカードは、あなたの大切な思い出を記録するとても重要なアイテムです。この記事を参考に、あなたにぴったりのSDカードを見つけて、たくさんの素敵な瞬間を写真に残してくださいね!

あなたのカメラライフでのSDカード選びの経験や、「私はこんな風に使い分けてるよ!」といった工夫があれば、ぜひコメントで教えていただけると嬉しいです!

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