PR

エアコン取り付け金具の選び方!種類・費用相場・注意点を徹底解説

エアコン取り付け金具の選び方!種類・費用相場・注意点を徹底解説

エアコンを新しく設置する際、「室外機を置くスペースがない」「壁に固定したい」といった状況で必要になるのが「エアコン取り付け金具」です。

しかし、金具には様々な種類があり、どれを選べば良いのか、費用はいくらかかるのか、賃貸だけど設置して良いのか、疑問も多いですよね。

この記事では、エアコン取り付け金具の種類から、失敗しない選び方、費用相場、DIYの可否、賃貸物件での注意点までを網羅的に解説します。この記事を読めば、あなたの設置環境に最適な金具が分かり、スムーズなエアコン設置の準備ができます。

【監修者】
大谷

家電専門ライターとして10年以上活動し、執筆した記事は5,000を超える。自身のサイトは月間11万PVを達成。
実体験を交え、分かりやすく信頼できる情報発信を心がけている。

PR
エアコンの取り付けなら「ユアマイスター」

ユアマイスター株式会社
ユアマイスター
ユアマイスター
エアコンの取り付け業者選びで迷っていませんか?ユアマイスターなら、お近くのプロの料金や口コミを簡単に比較できます。厳選されたプロに任せて、夏の準備を万全に。まずはあなたの地域のプロを検索してみましょう。

エアコン取り付け金具とは?

エアコン取り付け金具とは、主にエアコンの「室外機」や「室内機」を壁や屋根などに固定するための部材のことです。特に室外機の設置場所を確保するために使われる「設置台(架台)」を指すことが一般的です。

金具が必要になる主なケース

室外機は、基本的には地面やベランダの床に「直置き」しますが、以下のようなケースでは専用の取り付け金具が必要になります。

  • ベランダが狭く室外機を置くスペースがない
  • 設置場所が不安定または傾斜している
  • 室外機を壁面、屋根、天井に設置したい
  • 積雪対策で室外機を高い位置に置きたい
  • 2台目のエアコンで室外機を二段に重ねたい

室内機用(背板)と室外機用(設置台)

エアコン取り付け金具には、大きく分けて2種類あります。

  • 室内機用(背板): 室内機を室内の壁に引っ掛けて固定するための金属製の板。通常、新品のエアコン本体に同梱されています
  • 室外機用(設置台・架台): 室外機を地面以外(壁、屋根、天井など)に設置するための金具。こちらは設置場所に応じて別途用意する必要があります

室内機の背板を紛失したら?

「中古のエアコンを買ったら背板がなかった」「引っ越しの際に紛失した」というケースもあるかもしれません。室内機の背板は、その機種専用に設計されています。

もし紛失した場合は、エアコンの型番を確認し、購入したメーカーのサービスセンターや部品販売窓口に問い合わせて、取り寄せる必要があります。互換品は基本的に存在しないため、必ず純正品を手配しましょう。

PR

【室外機用】エアコン取り付け金具:全種類一覧

室外機用の取り付け金具(架台)は、設置場所によって様々な種類があります。代表的なものを紹介します。

壁掛け金具(壁面)

建物の外壁に室外機を固定するための金具です。ベランダがない部屋や、地上にスペースがない場合に使用されます。壁の強度(耐荷重)が非常に重要です。

屋根置き金具(傾斜屋根)

屋根の上、特に傾斜がある場所に室外機を設置するための金具です。屋根の形状や勾配(傾斜の角度)に合わせて角度調整ができるタイプが一般的です。

天井吊り金具(天吊り)

ベランダや共用廊下の天井(スラブ)から室外機を吊り下げるための金具です。足元のスペースを確保したい場合に有効です。

二段置き金具

室外機を上下2段に設置するための金具です。複数のエアコンを設置したいが、スペースが限られている場合に用いられます。

地面置き(プラロックなど)

厳密には金具ではありませんが、室外機を地面やベランダに直置きする際に使用されるプラスチック製のブロック(通称:プラロック)です。室外機を地面から少し浮かせ、排水や通気性を確保する役割があります。

大谷
大谷

ポイントは「室外機を水平かつ安定して設置できるか」です。不安定な場所への設置は、騒音や振動、故障の原因になるため、適切な部材でしっかり固定することが重要ですよ。

金具の種類 主な設置場所 特徴・注意点
壁掛け(壁面) 外壁 地面にスペースがない場合に有効
壁の強度が必須
屋根置き 屋根の上 傾斜に対応できるものがある
サビ対策と確実な固定が重要
天井吊り(天吊り) ベランダの天井など 足元のスペースを確保できる
落下防止の施工が必須
二段置き 地面・ベランダ床 2台の室外機を省スペースで設置可能
上下のメンテナンス性も考慮
地面置き(プラロック) 地面・ベランダ床 最も一般的な設置方法
水平に設置することが重要
PR

失敗しない!エアコン取り付け金具の選び方:4つのポイント

金具選びで失敗しないためには、設置環境とエアコンの仕様を正確に把握することが不可欠です。以下の4つのポイントを確認しましょう。

1. 室外機のサイズ・重量と金具の耐荷重

最も基本的な確認事項です。設置する室外機の「幅・奥行き・高さ」そして「重量」を必ず確認してください。

金具には「耐荷重(何kgまで耐えられるか)」と「適合サイズ」が定められています。室外機の重量が耐荷重を超えると、落下の危険があり非常に危険です。

2. 設置場所の強度(壁・天井)

壁掛けや天井吊りの場合、設置場所の強度が最重要です。特に壁掛けの場合、ビス(ネジ)を打ち込む壁の材質(コンクリート、ALC、サイディングなど)によって、必要な固定部材や強度が異なります。

強度が不足している場所には設置できません。素人判断は非常に危険なため、必ず専門業者に調査を依頼しましょう。

3. 環境に適した材質(サビ・積雪対策)

室外に設置するため、金具の材質も重要です。サビに強い「溶融亜鉛メッキ仕上げ」や「ステンレス製」のものがおすすめです。

  • 塩害地域(海沿い): サビの進行が早いため、耐塩害仕様のステンレス製や重防食塗装が施された金具が必須です。
  • 積雪地域(豪雪地帯): 積雪で室外機が埋まらないよう、高い位置に設置できる金具(高置台)や、雪の重みに耐えられる頑丈な屋根置き金具が必要です。

4. エアコンの型番から適合を調べる

エアコンメーカー(ダイキン、パナソニック、三菱電機など)は、自社製品に対応した純正の取り付け金具をオプション品として用意している場合があります。メーカーの公式サイトやカタログで、手持ちのエアコンの型番に対応する純正金具があるか調べるのも確実な方法です。

PR

エアコン取り付け金具の費用相場

金具にかかる費用は、「金具本体の価格」と「業者に依頼する場合の取り付け工賃」の2つに分けられます。

金具本体の価格目安

金具本体の価格は、種類や材質によって幅があります。

  • 地面置き(プラロック): 1セット 数百円〜2,000円程度
  • 壁掛け・屋根置き・天井吊り: 5,000円〜15,000円程度
  • 二段置き: 8,000円〜20,000円程度

※耐荷重や防錆性能が高いもの(ステンレス製など)は高価になる傾向があります。

業者に依頼した場合の取り付け工賃

エアコンの標準取り付け工事費には、通常、金具の取り付け費用は含まれていません。オプションの「特殊工事」扱いとなり、追加料金が発生します。

工賃の相場は、金具の種類や設置場所の難易度によって異なりますが、おおよそ以下の通りです(金具代が別途かかる場合もあります)。

  • 壁掛け・屋根置き・天井吊り: 10,000円〜25,000円程度
  • 二段置き: 10,000円〜20,000円程度

高所作業(例:2階の壁で、作業員が地上に降りられない場合)は、さらに追加料金(5,000円~)がかかることがあります。

PR

賃貸物件での金具取り付けの注意点

賃貸のアパートやマンションで、壁掛けや天井吊り金具の設置を検討している場合は、特に注意が必要です。

まず大家さん・管理会社へ許可を

壁掛けや天井吊りは、建物の壁や天井に直接穴を開ける作業が伴います。これは「原状回復義務」に大きく関わるため、必ず施工前に大家さんや管理会社に許可を取る必要があります。

無許可で工事を行うと、退去時に高額な原状回復費用を請求されるだけでなく、重大なトラブルに発展する可能性があります。

大谷
大谷

「エアコン設置用の穴(スリーブ)が既にあるから大丈夫だろう」と自己判断するのは危険です。室外機の設置方法についても、必ず確認を取りましょう。

許可が出ない場合の対処法

穴あけの許可が出なかった場合でも、エアコンを諦める必要はありません。

  • ベランダの床に地面置き(プラロック)で設置する
  • 穴あけ不要の「窓用エアコン」を検討する
  • 工事不要の「ポータブルクーラー(移動式エアコン)」を利用する

これらの方法であれば、建物を傷つけずに設置が可能です。

退去時の原状回復について

もし許可を得て金具を設置した場合でも、退去時にどうするかを事前に確認しておくことが重要です。「金具は残したままで良いか」「取り外して穴を補修する必要があるか」を書面やメールで確認し、記録を残しておくと安心です。

PR

金具の取り付けは自分でDIYできる?

費用を節約するために、取り付け金具を自分でDIY(Do It Yourself)で設置することは可能なのでしょうか?

DIYの難易度と重大なリスク

結論から言うと、「壁掛け」「屋根置き」「天井吊り」の金具取り付けDIYは絶対に推奨しません。これらは専門知識と技術が必須の「特殊工事」です。

素人作業には以下の重大なリスクが伴います。

  • 落下の危険: 数十kgある室外機を固定するため、施工不良があると運転中の振動などで金具ごと落下し、人命に関わる重大事故につながる
  • 建物の損傷: 壁の強度を見誤ったり、不適切な固定をしたりすると、壁が破損したり雨漏りの原因になったりする
  • 専門工具が必要: コンクリートに穴を開けるハンマードリルや、水平を測る水準器、トルクレンチなど、専門的な工具が必要になる
  • メーカー規定違反: エアコンメーカーは、室外機の周囲に必要なスペース(放熱やメンテナンスのため)を厳密に定めています。素人判断ではこれを満たせず、エアコンの性能低下や故障の原因になります
安全な設置の重要性
経済産業省や製品評価技術基盤機構(NITE)も、エアコンの設置不備による火災や事故について注意喚起を行っています。(参照:経済産業省NITE(製品評価技術基盤機構)など)
安全を確保するためにも、設置は必ず専門業者に依頼してください。

DIY可能な「地面置き」の正しい設置方法

唯一DIYが現実的なのは、ベランダの床などに設置する「地面置き(プラロック)」です。ただし、簡単そうに見えても以下の点に注意が必要です。

  1. 水平に設置する: 水準器(スマホのアプリでも代用可)を使い、必ずプラロックが水平になるように設置します。傾いていると振動や騒音の原因になります。
  2. 振動対策を行う: 必要に応じて、プラロックの下に防振ゴムを敷くと、階下への振動を軽減できます。
  3. メーカー規定のスペースを確保する: 室外機の「前面・背面・側面」に必要な空きスペースを、取扱説明書で確認し必ず確保してください。

金具はどこで買う?

金具自体は、ホームセンター(カインズ、コーナンなど)や電材(電気工事材料)の専門店、インターネット通販(Amazon、楽天市場など)で購入可能です。

ただし、前述の通り、金具の選定と取り付けは専門知識が必要です。業者に取り付けを依頼する場合は、安全のためにも金具も業者側で用意してもらう(持ち込み不可)のが一般的です。

PR

既存のエアコン取り付け金具は再利用できる?

引っ越しやエアコンの買い替えの際、「古い金具をそのまま使えないか?」と考える方もいるかもしれません。金具の再利用は、条件付きで可能です。

再利用できる条件

再利用が検討できるのは、以下の条件をすべて満たす場合です。

  • 金具に目立ったサビや変形、破損がまったくない
  • 新しい室外機のサイズや重量が、既存の金具の規格・耐荷重の範囲内である
  • 固定しているビスやボルトに緩みやサビがない

交換が必須なケース

少しでもサビや劣化が見られる場合は、交換が必要です。特に10年以上経過している金具は、見た目は問題なくても強度が低下している可能性があるため、安全のために新品に交換することを強く推奨します。

PR

信頼できる取り付け業者の見つけ方

金具の取り付けを含むエアコン工事は、業者によって技術力や料金設定が大きく異なります。DIYのリスクを回避し、安全に設置するためには、信頼できる業者選びが最も重要です。

業者選びで失敗しないチェックリスト

依頼する前に、以下の点を確認しましょう。

  • 電気工事業の登録があるか
  • 損害賠償責任保険に加入しているか
  • 見積もりの内訳(金具代、工賃、高所作業費など)が明確か
  • 壁掛けや屋根置きなど、特殊工事の実績が豊富か
  • 工事後の保証(施工保証)があるか

相見積もりで料金を比較

複数の業者から見積もりを取り、料金や工事内容を比較検討しましょう。ただし、安すぎる見積もりには注意が必要です。必要な作業(例:壁の強度確認)を省略していたり、後から高額な追加料金を請求されたりするケースもあります。

PR

業者探しなら「ユアマイスター」がおすすめ

ユアマイスター

「複数の業者に電話して見積もりを取るのは面倒…」
「チェックリストを全部確認するのが大変…」
「そもそも、どこが信頼できる業者か分からない…」

そんな悩みをお持ちの方に最適なのが、全国のプロフェッショナルとお客様をつなぐITプラットフォーム「ユアマイスター」です。

ユアマイスターとは?

ユアマイスターは、エアコンの取り付けやクリーニングなど、100以上のサービスをオンラインから簡単に比較・予約できるサービスです。

高い技術を持ったプロが多数登録しており、エアコン取り付け金具を使った特殊な工事に対応可能な業者も、あなたの地域から簡単に見つけ出すことができます。

大谷
大谷

料金やサービス内容、そして何より「利用者のリアルな口コミ」を比較して選べるのが最大の魅力です。相見積もりの手間を大幅に削減できますよ。

ユアマイスターのメリット・デメリット

【メリット】

  • 全国各地のプロが登録されており対応エリアが広い
  • 口コミや料金、サービス内容をオンラインで簡単に比較検討できる
  • 厳正な審査を経たプロが登録しており、サービスの品質が安定している
  • 万が一の際の補償制度(故障・破損)も用意されている場合がある

【デメリット】

  • 個人事業主や小規模事業者が多いため、業者によってサービスの詳細が異なる場合がある(※比較で解消可能)
  • 繁忙期(夏前)は、希望日時に対応できるプロがすぐに見つからない可能性もある

金具の取り付けのような専門技術が必要な作業こそ、信頼できるプロに任せるのが一番です。ユアマイスターで、安全・安心なエアコン設置を実現しましょう。

ユアマイスターでプロを探す
(ユアマイスター公式サイト)

PR

よくある質問(Q&A)

Q1. 室内機の金具(背板)は付属していますか?

A1. はい、新品のエアコン(室内機)には、壁に取り付けるための金属製の金具(背板)が通常同梱されています。別途購入が必要になるのは、主に室外機用の設置台(架台)や、中古品で背板を紛失した場合です。

Q2. 金具の取り付けだけでも業者に頼めますか?

A2. 対応可能な業者もいます。ただし、多くの業者はエアコン本体の設置工事とセットで請け負うことを基本としています。金具の取り付けだけを依頼する場合、割高になる可能性があります。まずは「ユアマイスター」などで対応可能な業者を探してみることをお勧めします。

ユアマイスター公式サイト

Q3. 金具が錆びてきたらどうすればいいですか?

A3. サビが表面的なものであれば、サビを落として防錆スプレーなどで対処できる場合もあります。しかし、サビが進行して金具の強度が低下している恐れがある場合は、速やかに専門業者に点検を依頼し、交換を検討してください。放置すると室外機落下の原因となり危険です。

PR

まとめ

エアコン取り付け金具は、室外機を安全かつ機能的に設置するために不可欠な部材です。特に壁掛けや屋根置きなどの特殊な設置には、多くの種類があります。

金具を選ぶ際は、「室外機の重量と耐荷重」「設置場所の強度」「設置環境(塩害・積雪)」の3点を必ず確認することが失敗しないコツです。

また、賃貸物件では必ず管理者の許可を取り、DIY(地面置きを除く)は重大なリスクを伴うため絶対に避けましょう。

安全で確実な設置は、信頼できるプロに任せるのが一番です。「ユアマイスター」のような比較サイトを活用し、ご自身の状況に最適な業者を見つけて、快適なエアコンライフをスタートさせましょう。

ユアマイスター公式サイト

コメント