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エアコンの取り付け工事:立会い時の注意点9選と流れ、追加料金トラブルを防ぐ方法

エアコンの取り付け工事:立会い時の注意点9選と流れ、追加料金トラブルを防ぐ方法

「エアコン取り付け工事の立ち会い、初めてで何をすればいいかわからない…」
「業者さん任せにして、後から高額な追加料金を請求されたらどうしよう?
「賃貸だけど、何か特別な注意点はある?」

エアコンの設置工事は、快適な生活のために欠かせない一方、多くの不安がつきまとうものですよね。

実は、エアコンの性能や寿命は「設置工事の品質」で決まると言っても過言ではありません。そして、その品質を担保し、不要なトラブルを避ける鍵こそが、当日の「立ち会い」にあるのです。

この記事では、エアコン取り付け当日の流れから、絶対に確認すべき9つのチェックポイント、高額な追加料金が発生する具体的なケースとその回避策、賃貸物件特有の注意点、さらには実際のトラブル事例まで、立ち会いに関する全ての疑問を解決します。

この記事を最後まで読めば、あなたは万全の準備で当日を迎え、安心してエアコン工事を任せることができるようになります。

【監修者】
大谷

家電専門ライターとして10年以上活動し、執筆した記事は5,000を超える。自身のサイトは月間11万PVを達成。
実体験を交え、分かりやすく信頼できる情報発信を心がけている。

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工事当日までに必須!最低限の事前準備2つ

「立ち会いの注意点」の前に、まずは当日慌てないための最低限の準備を2つ確認しましょう。これができていないと、作業がスムーズに進まない可能性があります。

(1) 作業スペースの確保と家財の移動

これが最も重要です。業者が到着してから慌てて片付けるのは大変ですよね。

  • 室内機側:設置場所の真下を中心に、最低でも畳1~2畳分のスペースを空けてください。脚立を立てたり、工具を広げたりするために必要です。
  • 室外機側:ベランダや庭など、室外機を設置する場所の周辺も、作業員が出入りできるスペースを確保してください。
  • 周辺の家財:近くにあるテレビ、棚、ソファなどは、あらかじめ移動させるか、ホコリがかからないよう大きな布やビニールをかけて保護しておきましょう。

(2) エアコン本体と付属品の確認

特にネット通販などでエアコン本体を別途購入した場合、業者が到着する前に中身を確認しておきましょう。

  • 注文した型番と届いたものが一致しているか
  • 室内機、室外機、リモコン、保証書、説明書などが揃っているか
  • (稀ですが)輸送による明らかな破損がないか

万が一、業者が来てから「部品が足りない」となると、その日は作業ができず、出張費だけ請求されるケースもあります。

大谷
大谷

ポイントは「業者さんがすぐに作業に取り掛かれる状態」を作っておくことです。事前準備がしっかりしていると、作業全体がスムーズに進み、結果的に丁寧な仕事につながりやすいですよ。

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エアコン取り付け工事:当日の流れと所要時間

次に、当日の作業がどのように進むのか、どれくらいの時間がかかるのかを把握しておきましょう。全体像がわかっていると、立ち会い時も落ち着いて確認できます。

工事当日の基本的な作業ステップ

標準的なエアコン取り付け工事(新規設置)は、以下の流れで進められます。

  1. 訪問・挨拶と最終確認:業者が訪問。設置場所、作業内容、見積もり金額の最終確認。
  2. 養生:作業場所の周辺(床、壁、近隣の家具など)を保護シートで覆う。
  3. 室内機の設置:壁に据付板(背板)を取り付け、室内機本体を固定。
  4. 配管穴あけ(必要な場合):配管用の穴が壁にない場合、穴あけ作業を実施。
  5. 配管・配線作業:室内機と室外機を、冷媒配管、ドレンホース(排水用)、連絡電線で接続。
  6. 室外機の設置:ベランダや地面などに室外機を設置。
  7. 真空引き(エアパージ):接続した配管内の空気や水分を、真空ポンプで抜き取る。
  8. 試運転:エアコンを稼働させ、冷暖房の効き、異音、水漏れがないかを確認。
  9. 片付け・清掃・引き渡し:養生を撤去し、作業場所を清掃。利用者へリモコンの操作説明などを行い、作業完了。

所要時間はどれくらい?標準工事と追加工事の目安

エアコン取り付けにかかる時間は、工事内容によって大きく異なります。

  • 標準工事(新規設置):約1時間半~2時間
  • 交換工事(古いエアコンの取り外し+新規設置):約2時間~3時間

ただし、これらはあくまで「標準工事」の場合です。「標準工事」に含まれない作業(=追加工事)が発生すると、作業時間はさらに延長されます。 (※追加工事の詳細は次の章で詳しく解説します)

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時系列で確認!立会い時の注意点チェックリスト9選

ここからが本題です。業者任せにせず、利用者自身が確認すべき9つの重要なチェックポイントを、作業の時系列に沿って解説します。

作業開始前に確認すべき3つの注意点

(1) 見積もり内容と追加料金の最終確認

最も重要な確認事項です。作業開始前に、「今日、見積もり以外で追加料金が発生する作業はありますか?」と必ず質問してください。

業者が現場を見て初めて「あ、これは配管延長が必要ですね」「コンセントの交換が必須です」と判断することがあります。その場合、必ず作業開始前に「なぜ必要なのか」「いくらかかるのか」の説明を受けましょう。

説明に納得できないまま「とりあえずお願いします」と返事をするのは絶対に避けてください。

(2) 設置場所(室内機・室外機)の指差し確認

事前に決めていたとしても、必ず業者と一緒に最終確認を行ってください。

  • 室内機:その位置で、カーテンレールやクローゼットの扉と干渉しないか。
  • 室外機:空気の吸い込み・吹き出し口を塞ぐ障害物がないか。メンテナンススペースは確保されているか。

一度設置してしまうと、移動は非常に困難(高額な追加料金)です。「ここで間違いないですね」と指差し確認しましょう。

(3) 養生(保護)が十分か確認

作業開始前に、床や壁、近くの家具などが保護シートでしっかり覆われているかを確認します。 「この棚も汚れませんか?」など、気になる点は遠慮なく伝えましょう。

作業中に確認すべき2つの注意点

(4) 壁の穴あけと防水処理(パテ)

配管を壁から通す穴は、雨漏りや害虫侵入の原因になりやすい箇所です。 作業完了後、穴の隙間が「配管用パテ」で内外ともに(特に外側が重要!)しっかりと埋められているかを確認してください。 隙間が空いていたり、パテの量が少なすぎたりすると、数年後に深刻なトラブルに発展する可能性があります。

(5) 真空引き作業の実施確認

これはエアコンの寿命と性能を左右する、絶対に省略してはならない工程です。 「真空引き」とは、配管内の空気や水分を専用の真空ポンプで抜き取る作業です。

これを怠ると、配管内に空気や水分が残り、

  • 冷暖房の効率が著しく低下する(=電気代が上がる)
  • エアコン内部で異常が発生し、故障の原因となる
  • 本来10年以上持つはずの寿命が数年で尽きる

といった最悪の事態につながります。 「新品のエアコンだから不要」などと言う業者は絶対に信用してはいけません。(参照:日本冷凍空調工業会

作業中、「ブーン」という真空ポンプの作動音(通常10~15分程度)が聞こえるか、それとなく確認しましょう。不安な場合は「真空引きはしっかりお願いしますね」と一言伝えておくだけでも牽制になります。

作業完了時に確認すべき4つの注意点

(6) ドレンホース(排水ホース)の向き

見落としがちですが、水漏れトラブルの主要因です。 室内機で発生した結露水を外に捨てるホースが、適切に設置されているか確認してください。

  • NG例:ホースの先端が水たまりに浸かっている、先端が上を向いている、途中で波打ったり折れ曲がったりしている。

水がうまく流れず、室内機側から水が逆流してくる原因になります。

(7) 壁・床・家財の傷や汚れ

業者が養生を剥がした後、一緒に最終確認を行います。 壁(特にクロスの角)や床、周辺の家具に、工事による傷、汚れ、凹みがないかを必ずチェックしてください。 業者が帰った後に気づいても、工事によるものか証明が難しくなります。

(8) 試運転(冷暖房・異音・水漏れ)

業者の「終わりました」で安心せず、必ず一緒に試運転を行ってください。

  • 冷房・暖房がそれぞれ正常に効くか(すぐに冷たい/温かい風が出るか)
  • 室内機から異音や異臭がしないか
  • 室外機から異常な振動や音がしていないか
  • (冷房運転中)ドレンホースから正常に水がポタポタと排出されているか

(9) 片付けとリモコンの操作説明

工具の忘れ物がないか、大きなゴミが残っていないかを確認します。 最後にリモコンの基本的な操作説明(フィルター掃除のサインなど)を受けて、すべての作業が完了です。

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高額請求?追加料金の罠と相場

立ち会い時に最もトラブルになりやすいのが、この「追加料金」です。 「標準工事費」とは、あくまで「最低限の作業」にかかる費用。多くの現場では何かしらの追加工事が必要になります。 どのような作業に、いくら位かかるのかを事前に知っておくことが、トラブル回避の最大の武器となります。

追加料金が発生する主なケースと費用相場

以下は、追加料金が発生しやすい代表的な作業内容と、その費用相場(目安)です。

追加工事の項目 作業内容 費用相場(目安)
配管延長 標準工事(通常4m)を超える長さの配管が必要な場合。 2,000~3,000円 / 1mあたり
壁の穴あけ 配管用の穴がない場合。木造・モルタルは標準内のことが多いが、コンクリート・ALC・タイル壁は特殊作業となる。 5,000~30,000円(壁の材質・厚みによる)
専用コンセント工事 エアコン用の専用コンセントがない、または電圧(100V⇔200V)や形状が合わない場合。 8,000~20,000円(ブレーカー増設の有無による)
室外機の特殊設置 ベランダや地面に直接置けない場合。(屋根置き、壁掛け、二段置き、天吊りなど) 15,000~30,000円+金具代
化粧カバー(配管カバー) 室外・室内の配管をカバーで覆い、見た目を整え、配管を保護する場合。(標準はテープ巻き) 室外:5,000~10,000円(基本)
室内:8,000~15,000円(基本)
隠蔽配管(いんぺいはいかん) すでに壁の中や天井裏に配管が埋め込まれている場合。作業難易度が非常に高い。 10,000~20,000円(既存配管の洗浄費など)
大谷
大谷

特に注意が必要なのは「専用コンセント」「壁の穴あけ」です。これらは現場で見積もりが大きく変わる可能性があり、高額になりがちです。事前に自宅の状況(コンセントの形状、壁の材質)を写真に撮っておくと、見積もり依頼時にスムーズですよ。

追加料金トラブルを防ぐ最強の方法とは?

それは、「工事日より前に、訪問見積もりをしてもらう」ことです。

ネットや電話だけの見積もりは、あくまで「標準工事」の仮見積もりです。 一度プロに現場を見てもらい、必要な追加工事をすべて洗い出してもらった上で、確定した見積書をもらうこと。これが、当日の「話が違う!」というトラブルを防ぐ最も確実な方法です。

とはいえ、複数の業者に見積もりを依頼するのは面倒ですよね。 こうした「料金が不明瞭」という不安を解消するには、料金体系が明確で、口コミ(実績)が比較できる業者を選ぶことが重要です。

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賃貸物件でエアコンを取り付ける際の特有の注意点

賃貸マンションやアパートの場合、持ち家とは異なる特有のルールがあります。ここを怠ると、退去時に大家さんや管理会社と深刻なトラブルに発展する可能性があります。

(1) 大家さん・管理会社への事前許可が絶対必須

これが最も重要です。最悪の場合、契約違反になる可能性もあります。 エアコンの設置は、多くの場合「壁に穴を開ける」「ビスで室内機を固定する」といった、物件に傷をつける行為を伴います。

無断で工事を行うと、契約違反として高額な原状回復費用を請求される可能性があります。 必ず工事日より前に、大家さんまたは管理会社に「エアコンを設置したい」と連絡し、許可を得てください。

(2) 確認すべき3つの設置条件(穴・コンセント・スペース)

許可をもらう際、または許可を得た後に、以下の3点が備わっているか確認しましょう。

  1. 配管穴(スリーブ):すでに開いているか。ない場合、どこになら開けて良いかを必ず確認する。(建物の構造上、穴あけ不可の場所もあります)
  2. エアコン専用コンセント:設置されているか。ない場合、増設工事の許可が下りるか。(建物の電気容量の問題で不可のことも)
  3. 室外機の設置スペース:ベランダの避難はしご(消防法)を塞いでいないか。共用廊下に置いても良いか。

(3) 退去時の原状回復義務の確認

「大家さんの許可を得て設置したエアコン」を、退去時にどうすべきかを確認しておきましょう。

  • 「設置したまま(残置)で良い」と言われるケース(次の入居者のため)
  • 「必ず取り外して、開けた穴も塞いで(原状回復して)退去してください」と言われるケース

これも事前に確認(できれば書面やメールで)しておかないと、退去時に取り外し費用や補修費用で揉める原因になります。

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実際にあった!エアコン工事のトラブル事例

「自分は大丈夫」と思っていても、悪質な業者や技術力の低い業者に当たってしまうと、深刻なトラブルに巻き込まれることがあります。独立行政法人国民生活センターに寄せられた、実際の相談事例を見てみましょう。

事例1:ずさんな作業でエアコンを壊された

「エアコンの掃除を頼んだところ、業者がタオルをエアコンに突っ込み、部品を破損させた。弁償すると言ったきり連絡が取れなくなった。」(参照:国民生活センター

これはクリーニングの事例ですが、取り付け工事でも同様に、作業員が作業中に室内機や室外機を落としたり、壁紙を大きく破損させたりするトラブルは後を絶ちません。

事例2:修理を依頼したら高額請求され、直らなかった

「エアコンが故障し、ネットで見つけた業者に修理を依頼。冷媒ガスを充てんしてもらい2万円支払った。『しばらく運転すれば冷える』と言われ帰ったが、結局直っていなかった。」(参照:東京くらしWEB

「真空引き」をしない、ガスが漏れている箇所を特定せず補充だけする、といった手抜き工事は、取り付け時にもよく見られるトラブルです。

これらのトラブルに共通するのは、「業者の技術力不足」「誠実さの欠如」です。 こうした最悪の事態を避けるためには、どうすればよいのでしょうか?

答えはシンプルです。「信頼できる優良業者」を「選ぶ」こと。それしかありません。

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失敗しない優良業者の選び方:トラブル回避の鍵

ここまでの注意点をしっかり実行しても、肝心の業者の技術が低ければトラブルは防げません。高額な追加料金や手抜き工事の被害に遭わないために、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを紹介します。

(1) 料金体系が明確で、追加料金の説明が事前にあるか

「標準工事費 5,000円~」といった極端に安い広告には注意が必要です。 標準工事に含まれる内容(配管4mまで、など)が明記されており、どのような場合に追加料金が発生するのか、その単価が明確に示されている業者を選びましょう。

優良な業者は、必ず作業前に見積もりを提示し、顧客の納得を得てから作業を開始します。

(2) 損害賠償保険に加入しているか

万が一の事態(工事中に壁を傷つけた、エアコンを落下させ破損させた等)に備え、「損害賠償責任保険」に加入しているかを確認しましょう。 ホームページなどに「保険加入済み」と明記している業者は、信頼できる一つの証となります。

(3) 口コミや実績が確認できるか

最も重要な判断材料です。実際にその業者を利用した人の「生の声」を確認しましょう。 良い口コミだけでなく、万が一悪い口コミがあった場合に、その業者(店)が誠実に対応・返信しているかもチェックポイントです。

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大谷
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よくある質問(Q&A)

Q1. 立ち会いは本人(契約者)じゃないとダメ?

A. いいえ、必ずしも契約者本人である必要はありません。 ただし、当日の最終確認や、追加料金発生時の判断・決裁ができる代理の方(ご家族やご友人など)にお願いする必要があります。 「何もわからない」という方だけが立ち会うと、トラブルの原因になります。

Q2. 作業員への差し入れ(お茶やお菓子)は必要?

A. 結論から言うと、不要です。 差し入れの有無で工事の品質が変わることはありませんし、かえって気を遣わせてしまうこともあります。 もちろん、感謝の気持ちとして渡すのは自由ですが、無理に用意する必要は一切ありません。「よろしくお願いします」「ありがとうございます」という言葉だけで十分です。

Q3. 工事は夏(繁忙期)を避けるべき?

A. 可能であれば、避けることを強く推奨します。 夏(6月~8月)は業者が最も忙しい時期です。予約が数週間先まで取れないだけでなく、作業員も時間に追われているため、急いだ作業によるミスや手抜き(真空引きの短縮など)が発生するリスクが高まります。 エアコンの購入・設置は、比較的空いている春(4~5月)や秋(9~10月)が最適です。

Q4. DIY(自分で取り付け)は可能?

A. 絶対にやめてください。 一見簡単そうに見えますが、エアコンの取り付けには「真空引き」のための専用工具(真空ポンプ、マニホールド等)が必要です。また、電気工事(コンセント交換など)には「電気工事士」の国家資格が必要です。 素人が見様見真似で作業すると、冷媒ガスの漏洩、水漏れ、性能低下、最悪の場合は火災や感電事故につながります。専門技術を持つプロに任せるのが、結果的に最も安全で安上がりです。

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まとめ:万全の立ち会いで、安心・快適なエアコンライフを!

この記事では、エアコン取り付けの立ち会い時に確認すべき9つの注意点や、高額な追加料金、賃貸物件の注意点について、網羅的に解説しました。

最後に、重要なポイントをもう一度おさらいします。

  1. 事前準備が鍵:作業スペースの確保と家財の保護を済ませておく。
  2. 作業「前」の確認「追加料金」の有無と内訳、設置場所を必ず確認し、納得してから作業を始めてもらう。
  3. 最重要チェック「真空引き」作業の実施と、「配管穴のパテ埋め」「ドレンホースの向き」は必ず確認する。
  4. 賃貸の場合大家・管理会社への「事前許可」と「原状回復」の確認が必須。
  5. 完了時の確認:傷や汚れのチェック、試運転(冷暖房・異音・水漏れ)を業者と一緒に行う。

エアコン工事は「設置して終わり」ではありません。その後の数年~10年間、安全・快適に使い続けるためのスタートラインです。

業者任せにせず、利用者であるあなた自身が「しっかり確認する」という意識を持つことが、手抜き工事や追加料金トラブルを防ぐ最大の秘訣です。

この記事が、あなたのエアコン取り付けの不安を解消し、信頼できるプロと出会い、快適な生活を送るための一助となれば幸いです。

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