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エアコン取り付け、引越し業者の料金は?専門業者との比較と注意点3つ

エアコン取り付け、引越し業者の料金は?専門業者との比較と注意点3つ

引越しが決まった時、「今使っているエアコン、どうしよう?」と悩みますよね。特にエアコンの取り付け・取り外しを引越し業者にまとめて依頼できるのか、料金はいくらになるのか、気になる方も多いはずです。

引越し業者に頼むのは楽そうですが、専門業者と比べて料金や技術力はどうなのでしょうか?

この記事では、引越し業者のエアコン取り付けサービスの実態、料金相場、メリット・デメリットを徹底解説。さらに、家電量販店や専門業者といった他の依頼先とも比較し、引越しで損しないための賢い選び方と、新居での確認事項まで網羅してご紹介します。

【監修者】
大谷

家電専門ライターとして10年以上活動し、執筆した記事は5,000を超える。自身のサイトは月間11万PVを達成。
実体験を交え、分かりやすく信頼できる情報発信を心がけている。

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引越し業者のエアコン取り付けサービスとは?

引越しと同時にエアコンの移設もお願いしたい場合、引越し業者に依頼できるのでしょうか? 結論から言うと、多くの大手引越し業者がエアコンの取り付け・取り外しをオプションサービスとして受け付けています。

引越し業者が直接作業するわけではない

重要な注意点として、引越し業者のスタッフが直接エアコンの取り付け・取り外し作業を行うケースは稀です。ほとんどの場合、引越し業者が提携している下請けの電気工事業者やエアコン専門業者が作業を担当します。

引越し業者はあくまで「窓口」であり、見積もりや日程調整は引越し業者と行いますが、当日の作業は別の業者が来る、と覚えておきましょう。

見積もり時に必ず確認が必要

引越し業者にエアコン移設を頼みたい場合は、必ず引越しの見積もり時にその旨を伝えましょう。エアコンの型番、年式、設置状況(室外機が壁掛け、配管穴の有無など)を伝えると、より正確な見積もりが出やすくなります。

大谷
大谷

引越しシーズン(3〜4月)はエアコン工事業者も繁忙期です。引越し日が決まったら、できるだけ早めにエアコン移設の相談も始めましょう。

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エアコン取り付けの料金相場はいくら?

引越し業者(提携業者)に依頼した場合のエアコン移設費用は、作業内容によって変動します。また、引越し業者によっても料金設定は異なります。

引越し業者ごとの料金目安(標準工事)

一部の大手引越し業者の標準工事費(取り外し+取り付け)の目安です。ただし、これはあくまで基本料金であり、追加工事費が別途かかることがほとんどです。

  • サカイ引越センター:13,200円(税込)~
  • アート引越センター:要見積もり(パック料金の場合あり)
  • アリさんマークの引越社:要見積もり

(※情報は変動する可能性があるため、必ず各社の最新情報をご確認ください)

標準工事と追加工事の料金内訳

いわゆる「標準工事費」とは、配管パイプ(4mまで)を再利用でき、室外機も地面やベランダに置くだけ、といった最もシンプルな作業を指します。

  • エアコン取り外し(標準):約5,000円〜10,000円
  • エアコン取り付け(標準):約10,000円〜20,000円
  • セット(取り外し+取り付け):約15,000円〜30,000円

しかし、引越し(移設)の場合は、標準工事で収まるケースは少ないです。以下の追加料金が発生することが一般的です。

追加作業 料金目安
配管パイプ交換(4mまで) 約10,000円〜15,000円
配管パイプ延長(1mあたり) 約2,000円〜4,000円
壁の穴あけ(木造・モルタル) 約2,000円〜5,000円
壁の穴あけ(コンクリート) 約10,000円〜20,000円
コンセント交換・電圧切替 約2,000円〜5,000円
室外機の特殊設置(壁掛け・屋根置きなど) 約10,000円〜
冷媒ガス補充 約10,000円〜20,000円

(参照:一般的なエアコン工事業者の料金例)

特に、古いエアコン(5年以上使用)の場合、移設時に配管が劣化して交換が必要になったり、冷媒ガスが抜けたりして、高額な追加費用がかかることがあります。

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引越し業者に頼むメリット3選

料金が割高になる可能性がありながらも、引越し業者にエアコン移設を依頼するメリットは確かに存在します。

1. 窓口が一本化でき手間が省ける

最大のメリットは「楽である」ことです。引越しの見積もりから日程調整、当日の作業立ち会い、支払いまで、すべて引越し業者とのやり取りで完結します。

自分でエアコン専門業者を探し、引越し日と調整しながら別途見積もりを取る…といった手間をすべて省略できます。

2. 引越し当日に作業を合わせられる

引越し業者が日程を管理してくれるため、旧居での「荷物搬出」と「エアコン取り外し」、新居での「荷物搬出入」と「エアコン取り付け」をスムーズに連携させやすいです。

3. 運搬もまとめて任せられる

エアコンの室内機・室外機は重く、精密機器です。引越し業者に依頼すれば、他の家財と一緒にプロが適切に運搬してくれます。専門業者に頼む場合、業者によっては運搬は別料金、または運搬自体を行っていない場合もあります。

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引越し業者に頼むデメリットと注意点3つ

一方で、引越し業者に依頼する際のデメリットや注意点もしっかり把握しておく必要があります。ここが「失敗しない」ための重要なポイントです。

1. 料金が割高になる可能性が高い

最も注意したい点です。引越し業者は提携業者へ作業を委託するため、中間マージン(手数料)が発生します。その結果、自分で専門業者に直接依頼するよりも、基本料金や追加料金が割高に設定されているケースが多くあります。

大谷
大谷

特に引越しシーズン(3〜4月)は料金が高騰しがちです。引越し業者の「パック料金」に含まれているように見えても、実際は相場より高い料金が上乗せされていることもあるので注意してくださいね。

2. 業者の技術力や対応が選べない

前述の通り、作業するのは提携業者のため、どのような業者が来るか分かりません。経験豊富な業者が来れば問題ありませんが、中には技術力が低い業者にあたってしまい、施工不良トラブルにつながるリスクもあります。

口コミや実績を見て自分で業者を選べないのは、大きなデメリットです。

3. よくあるトラブルと責任の所在

万が一、エアコンの取り付け不良や故障、運搬中の破損などが起きた場合、責任の所在が問題になることがあります。引越し業者が窓口なのか、作業した提携業者が対応するのか、話が複雑になりがちです。

よくあるトラブルとしては以下のようなものがあります。

  • 水漏れ:取り付け後、室内機から水が漏れる。ドレンホースの接続不良や勾配ミスの可能性。
  • ガス漏れ:エアコンが冷えない・暖まらない。取り外し時のポンプダウン失敗や、取り付け時の接続不良。
  • 高額な追加請求:見積もりになかった追加工事費を、作業当日に高額請求される。

保証内容についても、見積もり時に「どこまで保証されるのか」「トラブル時の連絡先はどこか」を明確に確認しておく必要があります。

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依頼先はどこがいい?4つの選択肢を徹底比較

では、エアコンの移設は結局どこに頼むのがベストなのでしょうか?引越し業者以外の選択肢も含めて比較検討してみましょう。

依頼先 料金 手間 技術力・安心感
引越し業者 割高 少ない(楽) △(業者を選べない)
エアコン専門業者 安い かかる ◎(技術が高い)
家電量販店 △(移設は割高傾向) 〇(保証が手厚い)
マッチングサイト 安い傾向 かかる(比較・検討) 〇(口コミで選べる)

1. 引越し業者

手間を最優先したい人向け。運搬から取り付けまで全て一括で依頼できますが、中間マージンで割高になります。

2. エアコン取り付け専門業者

安さと技術力の両方を求める人に最もおすすめです。直接(元請け)業者に依頼すれば中間マージンがなく、専門知識も豊富です。ただし、引越し日との日程調整や、業者によっては運搬を自分で行う(または別途手配する)必要があります。

3. 家電量販店

ヤマダ電機やケーズデンキなどです。移設のみの依頼は割高になるか、断られることもあります。引越しを機に新品に買い替える場合は、購入と同時に取り付けを依頼するのがスムーズです。

4. マッチングサイト

「ユアマイスター」など、業者と個人を直接つなぐプラットフォームです。料金や口コミを比較して業者を自分で選べるのが最大のメリット。専門業者同様、運搬や日程調整は自分で行う必要があります。

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失敗しない業者の選び方と新居の確認事項

エアコン移設でトラブルを避けるためには、事前の準備が何よりも重要です。引越し業者に頼む場合も、専門業者を自分で探す場合も、以下の点は必ずチェックしましょう。

引越し前に新居で確認すべき4つのこと

内見時などに、エアコンを設置したい部屋の状況を確認しておきましょう。これが分からないと、正確な見積もりが出せません。

  1. 配管用の穴は開いているか?
    開いていない場合、壁の穴あけ工事(追加料金)が必要です。賃貸の場合は、大家さんや管理会社に穴あけの許可が必須です。
  2. エアコン専用コンセントはあるか?
    エアコンは消費電力が大きいため、専用コンセントが必要です。ない場合は増設工事(追加料金)が必要です。
  3. コンセントの形状と電圧は?
    持っていくエアコンのプラグと、新居のコンセント形状が合うか確認します。電圧(100Vか200Vか)も重要です。異なれば交換や電圧切替の工事(追加料金)が必要です。
  4. 室外機の設置スペースはあるか?
    ベランダや地面に十分なスペースがあるか確認します。スペースがなく壁掛けや屋根置きになると、特殊作業費(高額)がかかります。
大谷
大谷

この4点をスマホで写真に撮っておくと、業者に見積もりを依頼する際に非常にスムーズですよ!

優良な専門業者を見極める5つのコツ

もし専門業者を自分で探す場合、以下のポイントで「信頼できる業者」かを見極めましょう。

  • 見積もりが詳細か
    「工事一式」ではなく、「配管延長〇m」「穴あけ」など、作業内容と料金が詳細に記載されているか。
  • 工事保証が充実しているか
    施工不良による水漏れやガス漏れに対し、最低でも1年以上の保証が付いているか。
  • 実績や口コミが豊富か
    公式サイトの施工実績や、マッチングサイト・Googleマップの口コミを確認する。
  • 下請け・孫請けでないか
    直接契約できる元請け業者が、中間マージンもなく、責任の所在も明確です。
  • 事前の相談が丁寧か
    新居の写真を見せるなどした際に、的確なアドバイスや、発生しうる追加料金の説明をしっかりしてくれるか。
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自分でエアコンの取り外し・取り付けは可能?

「費用を限界まで抑えたい」と考え、自分でエアコンの取り外し・取り付けを検討する方もいるかもしれません。しかし、これは絶対に推奨できません

取り外し(ポンプダウン)

取り外し時には「ポンプダウン」という作業が必要です。これは室外機に冷媒ガスを閉じ込める重要な作業で、失敗するとガスが抜け、新居での取り付け時に数万円のガス補充費用がかかります。

取り付け(専門技術の塊)

取り付けはさらに危険です。配管の接続不備による水漏れ(壁や家財を濡らす)、ガス漏れ(冷えない)は高額な修理費につながります。また、専用コンセントの工事などは電気工事士の資格が必要です。

エアコンのDIYは絶対NG

節約するつもりが、故障や事故(最悪の場合、火災)でかえって高くつく典型的なパターンです。エアコンの移設は、必ずプロの業者に依頼してください。

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よくある質問(Q&A)

Q1. 製造から10年以上経つ古いエアコンも移設してもらえますか?

A1. 業者によっては「製造から7年〜10年以上経過したエアコン」の移設を断る場合があります。古いエアコンは移設時の振動や作業で故障するリスクが非常に高いためです。また、万が一故障しても部品がなく修理できません。

古いエアコンの場合は、引越しを機に新品に買い替える方が、電気代の節約にもなり、結果的に得策な場合が多いです。

Q2. 引越しの何日前に見積もり・依頼すべきですか?

A2. 引越し日の1ヶ月前、遅くとも2週間前までには依頼を済ませるのが理想です。特に3〜4月や、夏の繁忙期は業者が非常に混み合います。引越し日が決まったら、すぐにエアコン移設の見積もりも開始しましょう。

Q3. もし取り付け後にトラブルが起きたら、どこに相談すればいいですか?

A3. まずは、工事を依頼した業者(引越し業者または専門業者)に連絡し、保証期間内かどうかを確認して対応を求めます。業者が対応してくれない、または連絡がつかないなど悪質な場合は、国民生活センターの「消費者ホットライン(局番なしの188)」に相談しましょう。

Q4. 新居で新品のエアコンを取り付ける場合はどうすれば?

A4. 新品を購入する場合は、購入した家電量販店やネットショップに取り付け工事もまとめて依頼するのが最も安くてスムーズです。引越し業者に移設を頼むより、新居で新品を購入する方がトータルコストが安くなるケースも多々あります。

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まとめ:エアコンの取り付けは「相見積もり」で賢く選ぼう

引越し時のエアコン取り付けを引越し業者に依頼するのは、手間が省ける大きなメリットがありますが、料金が割高になりがちで、業者を選べないというデメリットもあります。

今回の要点を再確認しましょう。

  • 引越し業者のエアコン作業は、提携業者が行う(中間マージンが発生)
  • 最大のメリットは「窓口の一本化」で楽なこと(運搬も含む)
  • 安さと技術力を求めるなら、専門業者やマッチングサイトの利用がおすすめ
  • 移設前に「穴・コンセント・電圧・室外機スペース」の新居チェックは必須
  • 10年近い古いエアコンは、買い替えも視野に入れる

引越しで失敗しないための最適な行動は、まず引越し業者に見積もりを取り、同時に「エアコン専門業者」または「マッチングサイト」でも見積もりを取ることです。

「手間(楽さ)」と「料金(安さ)」、どちらを優先するかをご自身で判断し、保証内容もしっかり比較して、納得のいく依頼先を選んでください。この記事が、あなたのスムーズで快適な新生活のスタートに役立てば幸いです。

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