「L字型のリビングにエアコンを設置したけど、角の奥にあるスペースだけ全然涼しくならない…」
「部屋全体を快適にしたいのに、場所によって温度ムラができてしまう」
L字型のリビングは、その複雑な形状からエアコンの風が届きにくく、空調効率に悩む方が多いですよね。一般的なエアコンでは、部屋の隅々まで快適な温度を保つのは難しいものです。
この記事では、そんなL字型リビング特有の悩みを解決するため、最適なエアコンの選び方と、L字型のリビングに最適なエアコンのおすすめ人気ランキングを詳しくご紹介します。
最新のAI機能や気流技術を搭載したモデルを選べば、複雑な間取りでも部屋全体をムラなく快適な空間に変えることができます。ぜひ、あなたのリビングにぴったりの1台を見つけてください。

以下の項目に基づき、L字型のリビングに最適なエアコンを厳密に調査しました。
- センサー性能(間取り・人の位置認識)
- 気流制御(広範囲・2方向・ロング気流)
- 省エネ性能(APF値・年間電気代)
- 冷暖房能力(パワー・立ち上がり速度)
- 清潔機能(カビ対策・自動掃除)
- 静音性(室内機・室外機の運転音)
- 実際のユーザー口コミ・評価
おすすめ人気ランキング1位のエアコンはこちら!

L字型のリビングに最適なおすすめランキング、栄えある第1位は日立「白くまくん Xシリーズ RAS-X56R2(W)」です。
このモデルの最大の特徴は、「くらしカメラ AI」にあります。この高機能センサーが、L字型といった複雑な部屋の間取りや家具の配置まで3Dで認識します。
「部屋の奥に人がいるな」と判断すれば、自動で気流のパワーとスイング幅を調整し、L字の角の先までしっかりと快適な風を届けてくれます。
まさに「L字型リビングのためにある」と言っても過言ではない、賢い機能が搭載されたフラッグシップモデルです。

センサーが間取りを把握してくれるなんて、すごい時代になりましたよね。これなら「エアコンから遠い場所は暑い/寒い」という悩みが一気に解決しそうです!
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L字型リビングのエアコン選びが難しい「4つの理由」
なぜ、L字型のリビングはエアコンが効きにくいのでしょうか?主な理由は4つあります。
理由1:複雑な形状で風の「死角」ができる
エアコンの風は基本的に直進します。L字型の場合、エアコン本体から見えない「角の奥」の部分が、風の死角になりやすいのです。
その結果、エアコンの近くは快適でも、奥のスペースは暑い(寒い)まま、という「温度ムラ」が発生します。
理由2:一般的なセンサーでは部屋全体を把握できない
多くのエアコンに搭載されている「人感センサー」は、エアコンの正面など、検知できる範囲が限られています。
L字の奥まった場所でくつろいでいても、センサーが「人がいない」と判断し、その場所への送風を弱めてしまうことがあります。
理由3:最適な設置場所が限られる
エアコンを設置するには、室外機につながる配管穴や、室内機の上下左右に一定のスペースが必要です。
L字型リビングの場合、理想的な位置(部屋全体を見渡せる角など)に、これらの条件が揃った壁があるとは限りません。妥協した位置に設置した結果、さらに効率が落ちるケースもあります。
理由4:効率が悪く電気代がかさむ
死角や温度ムラがあると、部屋全体を快適にしようとしてエアコンが過剰に稼働しがちです。「奥の部屋が寒いから」と設定温度を上げすぎたり、風量を常に「強」にしたりすることで、無駄な電力を消費し、電気代が高くなる傾向があります。
L字型のリビングに最適なエアコンを選ぶ「重要ポイント5選」
L字型リビングの弱点を克服するには、どのようなエアコンを選べばよいのでしょうか。5つの重要なポイントを解説します。
ポイント1:部屋の畳数より「ワンランク上」のパワーを選ぶ
最も基本的な対策は、実際の畳数よりもワンランク上の能力(畳数)を持つモデルを選ぶことです。
例えば、リビング全体が16畳の場合、16畳用ではなく、18畳用や20畳用を選ぶイメージです。パワーに余裕があるため、部屋の隅々まで冷気や暖気を素早く行き渡らせる力(=到達スピード)が強くなります。
ポイント2:「間取り・人」を認識する高機能センサーを搭載している
L字型リビングで最も重要な機能です。
近年(2024年〜2025年モデル)の上位機種には、カメラやAIで部屋の形状や家具の配置、人の位置までを立体的に把握する機能が搭載されています。
これらの機能があれば、L字の奥に人がいることを認識し、自動で風向や風量を最適化してくれます。
ポイント3:「広範囲・2方向」をカバーする気流制御
センサーだけでなく、風を送り出す「フラップ(羽根)」の性能も重要です。
- 2方向気流(Wフラップ):左右別々のフラップが独立して動き、離れた2カ所に同時に風を送れる
- ロング気流:15m〜20m先など、遠くまで風を届けられるパワフルな気流
これらの機能があれば、L字の角を曲がった先にも気流を届けることが可能になります。
ポイント4:「内部クリーン機能」でカビ対策を徹底する
LDKは人が長く滞在し、ホコリや油汚れも発生しやすい場所です。エアコン内部がカビると、不快なニオイやアレルギーの原因にもなりかねません。
「凍結洗浄」や「フィルター自動お掃除」など、内部を自動で清潔に保つ機能が充実しているモデルを選びましょう。
ポイント5:「省エネ性能(APF値)」で電気代をチェックする
ワンランク上のパワーを選ぶと、どうしても電気代が気になりますよね。そこで注目したいのが「APF(通年エネルギー消費効率)」という数値です。
この数値が高いほど、年間のエネルギー効率が良い(=電気代が安い)ことを示します。同じ18畳用でも機種によってAPF値は異なるため、必ずチェックしましょう。

ポイントは「AIセンサー」「気流」「パワー」「清潔さ」「省エネ」の5つですね!
特にL字リビングでは、センサーと気流の性能が快適さを大きく左右しますよ。
L字型のリビングに最適なエアコンのおすすめ人気ランキング【2025年】
お待たせしました。L字型リビングの選び方のポイントを踏まえ、専門家が厳選したおすすめ人気ランキングをご紹介します。
今回は、一般的なL字型リビング(18畳前後)に対応するモデルをメインに、20畳を超える広いL字リビング向けのハイパワーモデル(26畳)も合わせて紹介します。
【第1位】日立 白くまくん Xシリーズ RAS-X56R2(W)(おもに18畳用)

「くらしカメラAI」がL字の間取りを正確に把握。まさにL字のためのエアコン
導入部でも紹介した通り、L字型リビングに最もおすすめなのが日立の最上位モデル「白くまくん Xシリーズ」です。
最大の武器は「くらしカメラ AI」。室内の形状や家具の配置、人の位置を3Dで詳細に認識します。L字型の間取りだと判断すると、自動で「AI気流(お部屋)」が作動。部屋の奥側には風量を大きく、手前側は小さく、といったように賢く風を制御し、隅々まで快適な温度を届けます。
また、ファンを自動で掃除する「ファンおそうじロボ」や、熱交換器の「凍結洗浄」など、内部の清潔機能が圧倒的に充実している点も、LDKに設置する上で非常に高く評価できます。
- 「くらしカメラAI」がL字の間取りを認識し賢い
- 冷暖房の効きが非常に良い
- 「凍結洗浄」「ファンおそうじロボ」で内部が清潔
- ステンレス採用でカビや汚れに強い安心感
- 室外機の振動音や室内機の機械音が気になるという声も
- 多機能な分、本体価格が高い
- 内部構造が複雑で、業者による清掃がしにくい場合がある
| メーカー | 日立(HITACHI) |
|---|---|
| 型番 | RAS-X56R2(W) (2025年モデル) |
| 畳数目安 | おもに18畳 |
| 電源 | 単相200V |
| L字対応機能 | くらしカメラ AI(間取り・人数・位置認識) AI気流(お部屋) |
| 清潔機能 | 凍結洗浄(熱交換器・排水トレー) ファンおそうじロボ ステンレス・クリーン システム |
| 室内機寸法 (HxWxD) | 29.5 x 79.8 x 38.5cm |
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【第2位】三菱電機 霧ヶ峰 Zシリーズ MSZ-ZW5624S-W(おもに18畳用)

「ムーブアイmirA.I.+」と「Wフラップ」で離れた2カ所も同時に快適
「センサーの三菱」と呼ばれる霧ヶ峰の最上位モデル「Zシリーズ」も、L字型リビングに強力におすすめできます。
高性能AIセンサー「ムーブアイmirA.I.+(ミライプラス)」が、人の体感温度や部屋の温度ムラを0.1℃単位で細かく検知。さらに、左右独立して動く「Wフラップ」が、L字の角を挟んで離れた場所にいる2人に対しても、それぞれに最適な風を同時に届けることができます。
「あっちのソファは快適だけど、こっちのダイニングは暑い」といったL字特有の悩みをピンポイントで解決してくれます。さらに人の脈を計測し感情を推定する「エモコテック」も搭載し、くつろぎやすい空調を目指します。
- 冷房能力が非常に強力でよく冷える
- 「ムーブアイ」の温度検知精度が非常に高い
- 左右独立フラップで「2カ所同時空調」が可能
- 内部パーツが外せて掃除しやすい「はずせるボディ」
- 口コミ件数がまだ少なく、判断材料がやや乏しい
- 日立Xシリーズほど積極的な「間取り認識」ではない
| メーカー | 三菱電機(MITSUBISHI ELECTRIC) |
|---|---|
| 型番 | MSZ-ZW5624S-W (2024年モデル) |
| 畳数目安 | おもに18畳 |
| 電源 | 単相200V |
| L字対応機能 | ムーブアイmirA.I.+(体感温度・位置認識) Wフラップ(2カ所同時送風) |
| 清潔機能 | フィルターおそうじメカ はずせるボディ よごれんボディ(内部) |
| 室内機寸法 (HxWxD) | 29.5 x 79.9 x 38.9cm |
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【第3位】ダイキン うるさらX Rシリーズ S805ATRP-W(おもに26畳用)

20畳超の広いL字に!「換気・加湿」もできる唯一無二のフラッグシップ
「リビングが20畳を超える広いL字型」という方には、空調専門メーカー・ダイキンの最上位モデル「うるさらX」が最適です。
日立や三菱のように「間取り」を細かく認識するタイプではありませんが、部屋全体に広がる「サーキュレーション気流」が非常に優秀です。冷房時は天井に沿って、暖房時は床に沿って風を送り、部屋全体の空気を大きく循環させることでL字の隅まで温度ムラを解消します。
何より、「給気換気」(外の新鮮な空気を取り込む)と「無給水加湿」(外の水分を利用して加湿)ができるのはダイキンだけ。L字型の広い空間でも、温度・湿度・空気の質までトータルでコントロールしたい方におすすめです。
- 換気・加湿・除湿・冷暖房がこれ1台で完結
- 「サーキュレーション気流」で空間全体の温度ムラが少ない
- 水内部クリーン機能でカビに強い
- 省エネ性能が高い (APF 5.7)
- 本体価格が他社フラッグシップ機と比べても非常に高価
- 無給水加湿ユニットがあるため室内機が大きく重い
- 加湿機能は定期的なメンテナンスが必要
| メーカー | ダイキン(DAIKIN) |
|---|---|
| 型番 | S805ATRP-W (2025年モデル) |
| 畳数目安 | おもに26畳 |
| 電源 | 単相200V |
| L字対応機能 | サーキュレーション気流 ロング気流 |
| 独自機能 | 給気換気 無給水加湿(うるる加湿) 水内部クリーン(結露水洗浄) |
| 室内機寸法 (HxWxD) | 29.5 x 79.8 x 37.0cm |
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エアコン効果を最大化!設置場所と運用のコツ
高性能なエアコンを選んでも、設置場所や使い方を間違えると効果は半減してしまいます。L字型リビングで効率を高める「設置」と「運用」のコツを解説します。
理想は「部屋全体を見渡せる内側の角」
最も理想的なのは、L字の「内側の角」付近の壁です。
ここなら、エアコンから見て部屋全体が扇状に広がるため、左右のスイング機能を使うだけで、リビングの端から端まで風を届かせやすくなります。
次善策は「短い辺の壁」
角に設置できない場合は、「短い辺の壁の中央」に設置し、長い辺の方向(L字の奥側)に向かって風を送るのが基本です。エアコンの風は横に広がるより直進する方が得意なため、最も遠い場所まで風を届けることができます。
サーキュレーター併用の極意
もし理想の場所に設置できなくても、サーキュレーターを併用すれば空調効率は劇的に改善します。
ポイントは「エアコンの風が届きにくい死角」にサーキュレーターを置くことです。
- 冷房時:
L字の角の奥(空気がよどむ場所)に置き、エアコンに向けて風を送る。または、エアコンの対角線上に置き、天井付近に溜まる冷気をかき混ぜるように首を上向きにして回す。 - 暖房時:
L字の角の奥に置き、床に溜まりがちな暖気を循環させるように、部屋全体に向けて(やや下向きに)風を送る。

注意点として、新築やリフォームでない限り、設置場所は「配管穴」の位置で決まってしまいます。
どうしても理想の場所に設置できない時こそ、ランキングで紹介した「AIセンサー」や「ロング気流」、そして「サーキュレーター」が真価を発揮するんです!
よくある質問(Q&A)
最後に、L字型リビングのエアコンに関して読者からよく寄せられる質問にお答えします。
はい。予算と設置場所(配管穴や室外機スペース)が許すのであれば、高性能な大型エアコン1台よりも、中型(または小型)エアコン2台の方が効率的です。
L字の両端にそれぞれ設置すれば、温度ムラはほぼ完璧になくなります。また、人がいるエリアのエアコンだけを運転させることで、電気代の節約にもつながります。「2台設置」も有力な選択肢として検討してみてください。
エアコンの畳数目安は、断熱性の低い「木造」か、高い「鉄筋コンクリート(マンションなど)」かで異なります。
L字型リビングの場合は、冷房よりもパワーが必要な「暖房」の畳数目安(木造)を基準に考えましょう。例えば「おもに18畳用」の場合、暖房目安が「15~18畳」と書かれています。この最小値である「15畳」をリビングの実際の広さが超えるようなら、ワンランク上の「20畳用」を選ぶ、といった判断が推奨されます。
良いご質問です。今回ご紹介したフラッグシップモデル(日立:38.5cm, 三菱:38.9cm, ダイキン:37.0cm)は、多機能な分、奥行きが深い設計になっています。
一般的なエアコンの奥行きが25〜30cm程度なのに比べると、約10cm以上出っ張る計算になります。設置場所によっては圧迫感を感じる可能性があるため、事前にメジャーで「壁から40cm出たらどう見えるか」をシミュレーションしておくことを強くおすすめします。
これは「ファンブラシ自体が汚れたら、その汚れを擦り付けるのでは?」という懸念ですね。日立はこの点も対策しており、「ファンおそうじロボ」運転後にファンを加熱し、ブラシ自体も乾燥させ、カビの発生を抑制する仕組み(除菌ヒートプラス)になっています。
ただし、どのような自動掃除機能も万能ではありません。ホコリや油汚れが多い環境では、数年に一度は専門業者による分解クリーニングを併用するのが最も安心です。
ランキングで紹介した最上位モデルは高価ですよね。予算を抑えたい場合は、「間取り認識AI」や「Wフラップ」といった最先端の機能を妥協する代わりに、以下の2点を重視してください。
- 選び方のポイント1で解説した「ワンランク上の畳数(パワー)」を選ぶこと。
- 選び方のポイント3で解説した「ロング気流」など、風を遠くまで飛ばす基本性能が強いモデルを選ぶこと。
その上で、前述した「サーキュレーター」を必ず併用する前提で運用すれば、中級モデルでもL字リビングの快適性を高めることは十分可能です。
まとめ:L字型リビングの特性を理解して最適なエアコンを選ぼう
今回は、L字型のリビングに最適なエアコンの選び方と、最新モデルのおすすめ人気ランキングをご紹介しました。
L字型リビングのエアコン選びで失敗しないためのポイントは、
- 「間取り」を認識するAIセンサー搭載機を選ぶ(日立 Xシリーズなど)
- 「2カ所」に送風できるWフラップ機能を選ぶ(三菱 Zシリーズなど)
- 基本性能として「ワンランク上」のパワーと「高い省エネ性能(APF)」を両立させる
- 「サーキュレーター」を必ず併用し、空気を強制的に循環させる
ということです。
L字型リビングは、エアコン選びと設置場所が難しい間取りですが、最新のエアコンはAIの力でその弱点を賢くカバーしてくれます。
この記事を参考に、あなたのリビングに潜む「暑い・寒い」を解消し、部屋のどこにいても快適に過ごせる最適な一台を見つけてくださいね。

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