「エアコンを24度に設定しているけれど、これって電気代が高すぎるのでは?」と不安になっていませんか?
快適さを求めるとつい設定温度を下げてしまいますが、実は24度と28度では、月々の請求額に驚くほどの差が出ることがあります。
この記事では、エアコンの24度設定時のリアルな電気代シミュレーションと、快適さを損なわずに電気代をガクンと下げる5つの具体的な方法を解説します。
エアコンの24度設定の電気代換算
エアコンの電気代は「消費電力(kW)× 使用時間(h)× 料金単価(円/kWh)」で計算されます。ここでは、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価「31円/kWh」を使用し、一般的なリビング用エアコン(10畳〜14畳向け)を想定して算出します。
冷房24度の料金目安
夏場(外気温35度想定)において、設定温度を24度にする場合、エアコンは室内を冷やすためにフルパワーに近い稼働を続けます。
| 稼働時間 | 電気代の目安 |
|---|---|
| 1時間あたり | 約20円 〜 35円 |
| 1日(8時間) | 約160円 〜 280円 |
| 1ヶ月(30日) | 約4,800円 〜 8,400円 |
冷房の設定温度を1度上げると、約13%の消費電力削減になるとされています。(参照:環境省)
暖房24度の料金目安
冬場(外気温5度想定)の24度設定は、冷房以上に電気代がかかります。外気温との温度差が大きいため、エアコンへの負荷が非常に高くなるからです。
| 稼働時間 | 電気代の目安 |
|---|---|
| 1時間あたり | 約30円 〜 50円 |
| 1日(8時間) | 約240円 〜 400円 |
| 1ヶ月(30日) | 約7,200円 〜 12,000円 |

24度と28度の決定的な差
推奨されることの多い「28度」と「24度」では、ひと月あたりどれくらいの金額差になるのでしょうか。冷房使用時で比較してみます。
- 24度設定:月額 約6,600円(平均)
- 28度設定:月額 約4,500円(平均)
- 差額:約2,100円
設定温度を4度変えるだけで、年間(夏場3ヶ月)で約6,000円以上の節約につながる計算になります。
24度設定は寒い?適正室温
「24度設定にしないと暑い」と感じる場合もあれば、「24度だと寒すぎる」と感じる場合もあります。なぜこのような違いが生まれるのでしょうか。
環境省推奨温度の真実
環境省が推奨する「夏は28度、冬は20度」というのは、あくまでエアコンの設定温度ではなく、室温の目安です。
建物の断熱性能や日当たり、エアコンのセンサー精度によっては、「設定温度24度」にして初めて「室温28度」になるケースもあります。設定温度という数字だけに固執せず、実際の室温計を見て判断することが重要です。
体に負担をかけない温度差
健康面から見ると、24度設定は少し注意が必要です。外気温との差が大きすぎると、自律神経が乱れやすくなります。
- 外気温との差は5度〜7度以内が理想
- 夏場に外が35度の時、24度の室内に入ると温度差は11度
この急激な温度変化は体への負担が大きく、夏バテや体調不良の原因になります。
電気代を確実に下げる5つの方法
「24度設定じゃないと快適に過ごせない」という方でも、設定温度を変えずに電気代を抑える方法はあります。今すぐ実践できる5つのテクニックを紹介します。
風量は自動が最強の理由
節約のために「弱風」や「微風」を選んでいませんか?
実は、エアコンは設定温度に到達するまでに最も多くの電力を使います。弱風だと設定温度になるまで時間がかかり、余計な電力を消費してしまいます。
「自動運転」なら、一気に冷やして(温めて)から、最小限の電力で温度をキープするため、最も効率的で電気代が安くなります。
サーキュレーターの配置
空気を循環させることで、体感温度は1度〜2度変わります。エアコンの設定温度を上げても、風を体に当てることで涼しさを維持できます。
- 冷房時:エアコンの対角線上に置き、エアコンに向けて風を送る(空気を撹拌する)
- 暖房時:天井に向けて風を送り、上に溜まった暖気を下ろす
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フィルター掃除で効率アップ
フィルターにホコリが詰まると、エアコンは空気を吸い込むために余計なパワーを使います。
環境省のデータによると、2週間に1度のフィルター掃除で以下の節電効果があります。
- 冷房時:約4%削減
- 暖房時:約6%削減
年間で考えると数千円の差になるため、こまめなメンテナンスは必須です。
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室外機の環境を見直す
意外と見落としがちなのが「室外機」です。室外機の周りに物を置いていたり、直射日光が当たっていたりすると、熱を逃がす効率が悪くなり、電気代が跳ね上がります。
- 室外機の周り(特に吹き出し口)を塞がない
- 夏場は「よしず」や「すだれ」で日陰を作る(吹き出し口は塞がないように注意)
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湿度コントロールの重要性
同じ26度でも、湿度が50%と80%では体感温度が全く違います。日本人は湿度が高いと暑く感じるため、冷房の設定温度を下げる前に「除湿」を意識してみましょう。
湿度を下げるだけで、設定温度が高くても快適に過ごせるようになります。
つけっぱなしとこまめに切る
「エアコンはつけっぱなしの方が安い」という噂は本当なのでしょうか。メーカー各社の実験結果を基に結論を出します。
30分以内の外出なら継続
エアコンは起動時に大きな電力を使います。一度切って、室温が上がってから再度冷やすには大きなエネルギーが必要です。
30分〜1時間程度の外出であれば、電源を切らずにつけっぱなしにしておく方が、電気代は安くなる傾向にあります。
夏と冬で異なる判断基準

電力会社の見直しで安くなる
エアコンの使い方を工夫することも大切ですが、根本的に電気料金単価を下げるのが最も効果的で「楽」な節約方法です。
2016年の電力自由化により、私たちは電力会社を自由に選べるようになりました。「基本料金0円」や「ポイント還元」など、ご自身のライフスタイルに合ったプランに変えるだけで、年間1万円〜2万円の節約になるケースも珍しくありません。
「節電を頑張っているのに電気代が下がらない」という方は、一度プランを見直してみることを強くおすすめします。

よくある質問(Q&A)
A. 機種によります。「弱冷房除湿」方式なら冷房より安いですが、高級機種に多い「再熱除湿」方式は冷房より高くなります。最近のエアコンは冷房運転の省エネ性能が高いため、迷ったら「冷房26度〜28度」が最も無難で安くなる傾向があります。
A. 就寝時の24度は冷えすぎるリスクがあります。快眠のためには、夏場なら26度〜28度設定にし、3時間のオフタイマーを活用するか、朝までつけっぱなしにする場合は薄手の上掛けで調整するのがおすすめです。
A. 効率よく空気を循環させるために、冷房時は「水平(上向き)」、暖房時は「下向き」に設定しましょう。これを守るだけで、ムラなく部屋の温度を調整できます。
まとめ
エアコンの24度設定の電気代と、効果的な節約術について解説しました。
- 24度設定は標準より低め(暖房なら高め)で、電気代は高くなりやすい
- 1度の温度変更で約10%〜13%の節約効果がある
- 風量は「自動」、短時間の外出は「つけっぱなし」が鉄則
- サーキュレーターやフィルター掃除の併用で効率を上げる
まずは設定温度を「プラス1度」見直し、サーキュレーターを活用することから始めてみてください。無理のない範囲で調整し、それでも電気代が高い場合は、電力会社の見直しを検討することで、快適な暮らしと節約の両立が実現できます。
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