「エアコンの設定をなんとなく25度にしているけれど、これって電気代は高いの?安いの?」
快適な温度を求めてリモコンを操作するたび、来月の電気代が心配になりますよね。実は、「25度」という設定は、夏に使うか冬に使うかで、お財布へのダメージが天と地ほど変わります。
この記事では、25度設定時のエアコンの具体的な電気代シミュレーションと、今日からできる「我慢しない節約術」を徹底解説します。この記事を読めば、快適さを保ちながら電気代を最小限に抑える「正解」が見つかります。
25度設定のエアコンの電気代
結論から申し上げます。「25度」という設定温度に対する評価は、季節によって全く異なります。
- 冷房の25度:少し贅沢(電気代はやや高め)
- 暖房の25度:非常に危険(電気代はかなり高くなる)
なぜこれほど差が出るのか、その仕組みと具体的な金額を見ていきましょう。
冷房25度は冷やしすぎ?
夏の冷房において、25度は環境省が推奨する「室温28度」よりも低めの設定です。
外気温が35度の場合、設定温度との差は10度。涼しくて快適ですが、設定温度を1度下げるだけで消費電力は約10%増えるとされており、知らず知らずのうちに電気代を押し上げています。
暖房25度は電気代が高騰する
もっと注意が必要なのが冬の暖房です。
冬の推奨室温は「20度」ですが、これを25度に設定するとどうなるでしょうか。外気温が0度の場合、その差はなんと25度。エアコンはフルパワーで稼働し続けることになり、電気代が跳ね上がります。

試算:1ヶ月の電気代比較表
では、実際にどれくらいの金額差になるのか試算してみましょう。
一般的なリビング用エアコン(10畳〜12畳向け、消費電力平均値を想定)で、1日10時間使用した場合の1ヶ月(30日)の電気代です。
※電気料金単価を31円/kWhとして計算しています。
| モード | 設定温度 | 1時間の目安 | 1ヶ月の目安 |
|---|---|---|---|
| 冷房 | 25度 | 約20円 | 約6,000円 |
| 冷房 | 28度(推奨) | 約14円 | 約4,200円 |
| ▼ ここに大きな差が出ます ▼ | |||
| 暖房 | 25度 | 約35円 | 約10,500円 |
| 暖房 | 20度(推奨) | 約22円 | 約6,600円 |
暖房の設定温度を25度から20度に見直すだけで、月間で約4,000円、ワンシーズンで1万円以上の節約になる可能性があります。
電気代を抑える5つの節約術
「設定温度を変えるのは暑い・寒いから嫌だ」という方も安心してください。温度を変えずに、効率よく部屋を快適にする5つの方法をご紹介します。
風量は自動が最強の節約
「弱風」や「微風」にして節約したつもりになっていませんか?
実は、設定温度に到達するまでに時間がかかり、逆に電気代がかさんでしまいます。「自動運転」にしておけば、エアコンが最も効率の良いパワー配分を自動で行ってくれるため、最短かつ最安で快適な温度になります。
サーキュレーターで空気を撹拌
空気の性質を利用して、エアコンの効率を劇的に上げましょう。
- 冷房時:冷気は下に溜まる → サーキュレーターを水平にし、床の冷気を部屋全体へ。
- 暖房時:暖気は上に溜まる → サーキュレーターを真上に向け、天井の暖気を下ろす。
これで足元の冷えや、顔だけのほてりを解消でき、設定温度を控えめにしても快適に過ごせます。
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フィルター掃除は2週間に1回
環境省のデータによると、フィルターが目詰まりしているエアコンは、綺麗な状態に比べて約4%〜6%も余計に電気を使います。
2週間に1回、掃除機でホコリを吸い取るだけでOKです。これだけで年間数千円の節約につながります。(参照:環境省)
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湿度のコントロール
同じ25度でも、湿度が違うと体感温度は変わります。
- 夏:湿度を下げる(除湿)と、汗が乾きやすくなり涼しく感じる。
- 冬:加湿器などで湿度を上げると、体感温度が上がり暖かく感じる。
温度設定を下げる前に、まずは「湿度」を調整してみてください。
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古いエアコンの買い替え
もしご自宅のエアコンが10年以上前のものであれば、買い替えが最も効果的な節約術かもしれません。最新のエアコンは省エネ性能が格段に向上しており、電気代が半分近くになるケースもあります。
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電力会社を見直して根本解決
「こまめな節約は面倒くさい」「ペットがいるから24時間つけっぱなしにしたい」
そんな方は、使用量を減らすのではなく、電気の単価そのものを安くするのが一番の近道です。
2016年の電力自由化以降、私たちは電力会社を自由に選べるようになりました。ライフスタイルに合ったプランに切り替えるだけで、年間1万円以上安くなることも珍しくありません。
以下の記事では、人気の電力会社をランキング形式で紹介しています。切り替えはネットで5分で完了するので、ぜひチェックしてみてください。

よくある質問(Q&A)
エアコンと電気代に関して、多くの方が抱える疑問にお答えします。
A. 夏の就寝時に25度は、人によっては寒すぎて体調を崩す原因になります。「27度〜28度」設定で、朝までつけっぱなしにするのが推奨されています。逆に冬の25度は布団に入ると暑すぎるため、20度前後か「おやすみタイマー」の活用がおすすめです。
A. 外気温と設定温度の差が大きい夏の日中や冬のピーク時は、30分〜1時間程度の外出なら「つけっぱなし」の方が安くなります。エアコンは起動時に最大の電力を使うためです。ただし、春や秋など気候が良い時期はこまめに消した方が節約になります。
A. 実は「弱冷房除湿」なら安いですが、「再熱除湿(部屋を冷やさずに湿度だけ取る機能)」は冷房よりも高くなります。リモコンの「除湿」ボタンがどのタイプか、説明書で確認することをおすすめします。
まとめ:25度は正解ではない?
エアコンの25度設定について、電気代や節約のポイントを解説しました。
最後に記事の要点を振り返ります。
- 冷房の25度は少し贅沢、暖房の25度は電気代高騰のサイン。
- 夏は28度、冬は20度を目安にするのが節約の近道。
- 設定温度を変えたくないなら、サーキュレーターや自動運転を活用する。
- 古いエアコンや電力会社のプラン見直しが、最大の節約効果を生む。
「25度にしておけば安心」という思い込みを捨てて、季節に合わせた設定に変えるだけで、驚くほど電気代が変わります。
まずは今日、今の設定温度を「1度」見直すところから始めてみませんか?賢く使って、快適とお得の両方を手に入れましょう。
