「エアコンを27度に設定しているけど、これって電気代は高いの?」「本当はもっと下げたいけれど我慢している」という悩みはありませんか?
毎日使うものだからこそ、少しの設定の違いが請求額に大きく響いてきますよね。
この記事では、27度設定時のエアコンのリアルな電気代と、推奨される28度との料金差、そして温度を下げずに涼しく過ごすための具体的なテクニックを解説します。
仕組みを理解して、我慢せずに電気代を節約する「賢い使い手」になりましょう。
27度設定の電気代の目安
まずは、最も気になる「27度設定で使い続けた場合いくらかかるのか」を、具体的な数字で見ていきましょう。
エアコンの機種や部屋の広さにもよりますが、平均的な数値を把握することで使いすぎを防げます。
1時間あたりのコスト
一般的な6畳〜10畳向けエアコン(冷房能力2.2kW〜2.8kW)の場合、電気代の目安は以下の通りです。
- 設定温度に達するまで:約20円〜35円
- 安定運転時(27度維持):約10円〜14円
エアコンは起動直後にフル稼働するため高くなりますが、一度冷えてしまえば、1時間あたり平均して約12円〜15円程度で推移します。
※電気料金単価を31円/kWh(令和時代の目安)として算出。
1ヶ月の電気代を試算
では、1ヶ月間(30日)使い続けた場合はどうなるでしょうか。生活スタイル別にシミュレーションしました。
| 使用パターン | 1日の使用時間 | 1ヶ月の電気代 |
|---|---|---|
| 夜間・休日のみ | 8時間 | 約3,600円 |
| 在宅勤務など | 12時間 | 約5,400円 |
| ペット用など | 24時間 | 約10,800円 |
27度設定の場合、24時間つけっぱなしにすると月1万円を超える計算になります。
「意外と高い」と感じましたか?それとも「これくらいなら許容範囲」でしょうか。

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27度と28度の料金差
環境省が推奨する「28度」と、多くの人が設定する「27度」。
たった1度の差ですが、家計には確実なインパクトを与えます。
1度上げるといくらお得?
一般的に、設定温度を1度上げると消費電力は約13%削減されると言われています。(参照:経済産業省資源エネルギー庁)
先ほどの「月額5,400円(1日12時間使用)」のケースで計算すると、以下のようになります。
【28度に変更した場合の節約額】
- 1ヶ月:約700円 お得
- ワンシーズン(3ヶ月):約2,100円 お得
無理な設定は逆効果
「じゃあ28度にしよう」と考えるのは素晴らしいですが、無理は禁物です。
建物の断熱性能や日当たりによっては、28度設定では室温が下がらず、エアコンが常にフル稼働してしまうことがあります。
結果として、電気代が下がらないばかりか、熱中症のリスクを高めることになりかねません。
冷房とドライの違い
「冷房27度」と「ドライ(除湿)」、どちらが安いのか迷うことはありませんか?
実は、除湿機能には種類があり、選び方を間違えると電気代が跳ね上がります。
弱冷房除湿は安い
多くのエアコンに搭載されている「弱冷房除湿」は、冷房運転の弱モードのような仕組みです。
コンプレッサーの稼働が控えめなため、冷房27度と同等か、やや安い傾向にあります。
再熱除湿は高い
高機能なエアコンに搭載されている「再熱除湿」は注意が必要です。
空気を冷やして除湿した後、わざわざ暖めてから部屋に戻すため、冷房よりも電気代が高くなります。
「体が冷えすぎない」というメリットはありますが、節約を優先するなら常用は避けましょう。
電気代を抑える5つの技
設定温度を27度のままキープし、快適さを損なわずに電気代だけを下げる方法があります。
今日から実践できる5つのテクニックをご紹介します。
サーキュレーター併用
冷たい空気は床に溜まります。
サーキュレーターで空気をかき混ぜるだけで、体感温度は約2度下がると言われています。
つまり、「エアコン27度+風」は「エアコン25度」と同じくらいの涼しさを感じられるのです。
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フィルター掃除の徹底
基本中の基本ですが、効果は絶大です。
フィルターが目詰まりしていると、空気を吸い込むのに余計なパワーを使います。
2週間に1回掃除をするだけで、約4%〜6%の節電効果が期待できます。

室外機を日陰にする
エアコンは室内機よりも「室外機」が多くの電力を使っています。
直射日光が当たって室外機が高温になると、熱を捨てる効率が悪化します。
すだれや専用カバーを使って、室外機を日陰にしてあげましょう。ただし、吹き出し口は塞がないように注意してください。
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自動運転に任せる
「微風」や「弱」の方が電気代が安いと思っていませんか?
実は、設定温度になるまで時間がかかり、逆に電気代がかさむ原因になります。
最短で冷やして安定運転に入る「自動運転」が、結果的に最も省エネです。
湿度をコントロール
ここが盲点になりがちなポイントです。
人間は湿度が10%下がると、体感温度が1度下がると言われています。
27度でも「暑い」と感じる場合、湿度が60%以上ある可能性があります。
雨の日などは温度を下げるのではなく、除湿モードを活用して湿度を50%前後に保つと、27度設定でも驚くほど快適になります。

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つけっぱなしの境界線
「こまめに消す」のと「つけっぱなし」、結局どちらが得なのか。
メーカー各社の実験結果から、明確な基準が出ています。
30分外出のルール
エアコンは起動時に最も電力を消費します。
そのため、30分〜1時間程度の外出であれば、つけっぱなしの方が安いケースがほとんどです。
- 近所のコンビニへ買い物
- 子供の送迎
- 犬の散歩
このような短時間の外出なら、スイッチには触らず出かけましょう。
よくある質問(Q&A)
最後に、エアコンの27度設定に関する疑問にお答えします。
A. 就寝中は体温が下がるため、起きている時と同じ温度だと寒く感じることがあります。タイマーで切ると暑くて起きてしまう場合は、設定温度を28度〜29度に上げるか、タオルケットなどで調整しましょう。風が体に直接当たらないように風向きを変えることも重要です。
A. はい、節約になります。多くの機種の「おやすみモード」は、時間の経過とともに設定温度を自動で少しずつ上げたり、風量を抑えたりします。冷えすぎを防ぎ、電気代も抑えられるため、積極的に活用してください。
A. いいえ、暖房の27度は非常に電気代が高くなります。夏の外気温(35度)から27度にする差は8度ですが、冬の外気温(5度)から27度にする差は22度もあります。暖房の場合は20度前後が推奨設定です。
まとめ
エアコンの27度設定の電気代と、効率的な使い方について解説しました。
最後に記事の要点を振り返ります。
- 27度の電気代は1時間あたり約12円〜15円が目安
- 設定温度を1度上げると約13%の節約になる
- サーキュレーターや湿度管理で「体感温度」を下げるのが鍵
- 30分以内の外出なら「つけっぱなし」がお得
- フィルター掃除と室外機の日よけは必須
27度という設定温度は、節電と健康のバランスが取りやすいラインです。
「温度を下げる」ことだけに頼らず、風や湿度を味方につけることで、電気代を抑えながらも快適な夏を過ごすことができます。
ぜひ、今回ご紹介した「室外機の日よけ」や「サーキュレーター」など、できることから一つずつ試してみてください。

