「夜中に空気清浄機からカタカタ音がして、気になって眠れない……」
「最近、今まで聞いたことのないモーター音がするけど、これって故障?」
毎日空気をきれいにしてくれるパナソニックの空気清浄機ですが、ある日突然「キュルキュル」「ブォーン」といった異音がし始めると不安になりますよね。実はその音、単なる汚れのサインかもしれませんし、放置すると発火やショートにつながる危険な故障の前兆かもしれません。
この記事では、パナソニック製空気清浄機の「異音の正体」を音の種類別に徹底解説します。自分で直せるケースと、安全のために買い替えが必要なケースを正しく判断できるようになりましょう。
【異音早見表】あなたの空気清浄機はどの音がしますか?
一口に「うるさい」と言っても、音の種類によって原因は全く異なります。まずは以下の表で、今の状況を確認してください。
| 音の種類 | 考えられる原因 | 緊急度 |
|---|---|---|
| カタカタ ガタガタ |
部品の接触、フィルターのセット不良 | 低(手直しで直る) |
| キュルキュル パタパタ |
加湿フィルター、ギアの汚れ・摩耗 | 中(掃除・部品交換) |
| ジー シュー |
ナノイー発生音(正常) | なし |
| ピーピー | 操作音、給水警告、基板エラー | 中(状況による) |
| ブォーン 金属音(キー) |
モーター軸受の摩耗・寿命 | 高(危険・買い替え) |

音の種類別:原因と自分でできる対処法
それぞれの音について、より詳しい原因と、自宅で試せる解決策を解説します。
「カタカタ」「ガタガタ」音がする場合
何かが振動してぶつかっている音です。これは故障ではなく、物理的な接触が原因であることがほとんどです。
- 前面パネルの浮き:一度外して、パチンと音がするまでしっかりはめ直してください。
- プレフィルターの振動:掃除機でホコリを吸った後、ツメがしっかり本体の溝に入っているか確認します。
- 設置場所:壁や家具に接触していませんか?本体が微振動して隣の家具を叩いていることがあります。
「キュルキュル」「パタパタ」音がする場合
これはパナソニック製で特によくあるご相談で、加湿機能を使っている時に発生しませんか?原因は「回転部」にあります。
- 加湿フィルターの枠:フィルターが正しくセットされていないと、回転するたびに「パタ、パタ」と音がします。
- トレー内のローラー・ギア:ここが重要です。加湿トレーを引き出すと、底面に小さなローラーや歯車(ギア)があります。ここにカルキ(白い塊)が付着すると、回転がスムーズにいかず「キュルキュル」と鳴ります。
対処法:加湿フィルターだけでなく、トレー側のローラー部分もぬるま湯とスポンジで丁寧に掃除してください。
「ジー」「シュー」という連続音
これは故障ではありません。パナソニック独自のイオン技術「ナノイー」が発生している音(放電音)です。
もし音が気になる場合は、一時的に「ナノイー」をOFFにする設定を試してください(機種により「ナノイーボタン長押し」などで解除できます)。これで音が止まるなら、正常な動作音ですので安心してご使用ください。
「ピーピー」という警告音・電子音
「ピーピーピー」と音がして止まる場合、まずはコントロールパネルを見てください。「給水」ランプが点滅していませんか?水がなくなった時の合図であることが多いです。
ただし、何も操作していないのに不規則に「ピー」と鳴ったり、電源が入ったり切れたりする場合は、基板の故障(誤作動)の可能性があります。
【危険】絶対に放置してはいけない「寿命のサイン」
掃除をしても直らない、あるいは以下のような音がする場合は、使用を中止すべき危険な状態です。
モーターからの「ブォーン」「異臭」は発火リスクあり
ファンを回すモーターのベアリング(軸受)には潤滑油が使われていますが、長年の使用でこの油が乾き、摩耗します。すると、以下のような症状が現れます。
- 以前より明らかに運転音が大きくなった
- 「ブォーン」という唸り音が響く
- 本体が熱くなったり、焦げ臭いにおいがする
この状態のまま使い続けると、摩擦熱で内部が高温になり、最悪の場合、ショートや発火事故につながる恐れがあります。「うるさいだけだから」と我慢するのは非常に危険です。

それでも直らない時は?修理か買い替えかの判断基準
「掃除もしたし、設置場所も変えた。でも直らない」という場合、次に取るべき行動をまとめました。
購入から5年未満なら「修理」を検討
まだ新しく、保証期間内や延長保証に入っている場合は、メーカー修理に出しましょう。費用がかかる場合でも、モーター交換で1.5万〜2.5万円程度が相場です。
購入から7年以上なら「買い替え」一択
7年以上経過している場合、修理費用が高額になるだけでなく、修理してもすぐに別の箇所(基板やセンサーなど)が故障する「故障の連鎖」が起きがちです。
何より、最新機種は以下のように性能が段違いに進化しています。
- 静音性の向上:「勉強モード」や「寝室モード」搭載で、就寝時もほぼ無音に近いレベルまで静かです。
- お手入れの手間:フィルターやプレフィルターの掃除頻度が減る工夫がされています。
- デザイン:木目調やマットな質感など、インテリアになじむデザインが増えています。
よくある質問(Q&A)
最後に、異音に関する細かな疑問にお答えします。
A. これは「コイル鳴き」と呼ばれる現象や、インバーター回路からの音、あるいはコンデンサの経年劣化による音の可能性があります。耳障りですが、直ちに危険というわけではありません。しかし、音が大きくなってくるようなら基板の寿命が近いため、買い替えを検討してください。
A. 加湿フィルターユニット(フィルター、枠、ギア)に原因があることが確定です。まずは枠やギアを徹底的に掃除し、それでも直らなければ「加湿フィルターセット」のみを新品に購入・交換することで、本体を買い替えずに解決できる可能性が高いです。
A. 一時的なセンサーのエラーでファンの回転制御がおかしくなっている場合、コンセントを抜いて1分ほど放置し、再度差し込む(リセットする)ことで直る場合があります。手軽にできるので、修理に出す前に必ず一度試してください。
まとめ:異音は「休ませて」のサイン!早めの対処を
パナソニックの空気清浄機の異音について解説しました。要点を整理します。
- 「ガタガタ」「キュルキュル」は、フィルターやトレーの掃除・セット直しで直ることが多い。
- 「ジー」という音はナノイーの正常な音。
- モーター音の異常や焦げ臭さは火災リスクがあるため、即座に使用を中止する。
- 製造から6年以上経過している場合、部品がない可能性があるため買い替えがスムーズ。
異音がする空気清浄機を使い続けることは、睡眠の質を下げるだけでなく、見えないリスクを抱えることになります。
最新のパナソニック空気清浄機は、本当に「動いているの?」と疑うほど静かです。もし寿命かなと感じたら、新しい一台を迎えて、静寂と清潔な空気を取り戻してください。家族やペットも、きっと安心して眠れるようになりますよ。


