「炊飯ボタンを押しても反応しない…」
「液晶画面に見たことのない文字が表示されている」
「画面が真っ暗、または文字が全表示されて点滅している」
毎日使う炊飯器が突然動かなくなると、食事の支度ができずにパニックになりますよね。特に東芝製の炊飯器は、内蔵電池の消耗や基板トラブルにより、「全表示」や特定の「Fエラー」が出ることがあります。
この記事では、東芝の炊飯器の電源が入らない原因を症状別に解説し、「今すぐ試すべき復旧方法」と「修理・買い替えの損益分岐点」を明確にします。
結論から言うと、エラーコード「F」が出ている場合や、購入から6年以上経過している場合は、修理費が高額になるため買い替え推奨です。
まずは、修理に出す前に自分で直せる症状かどうかをチェックしていきましょう。
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東芝の炊飯器の電源が入らない時にまず確認すべき基本項目
故障を疑う前に、意外と見落としがちな以下の3点を確認してください。これらを直すだけで電源が入るケースも多々あります。
1. プラグの接続とコンセントの通電
東芝の炊飯器の多くは、本体側にマグネット式のプラグを採用しています。これが掃除の際などに外れかかっていることがよくあります。
- 壁のコンセントにプラグが奥まで刺さっているか。
- 炊飯器本体側のマグネットプラグに、米粒やホコリが挟まっていないか。
- 同じコンセントにドライヤーなどを差し、電気が来ているか(ブレーカー落ちの確認)。
2. 蓋(ふた)のロック確認
安全装置が働いている可能性があります。蓋が完全に閉まっていないと、電源が入っていても「炊飯」や「保温」ボタンが一切反応しません。
一度蓋を開け、パッキン周辺に異物がないか確認し、両手で「カチッ」と音がするまで確実に閉めてください。
3. チャイルドロック(キーロック)の解除
知らぬ間にボタンを長押ししてしまい、操作を受け付けない「チャイルドロック」がかかっている場合があります。
機種によりますが、「切」ボタンや「予約」ボタンを3秒以上長押しすることで解除できることが多いです。

液晶トラブル:「全表示」や「画面が消える」原因
東芝製炊飯器のトラブルで特徴的なのが液晶画面の異常です。症状によって原因が異なります。
コンセントを抜くと画面が消える(時刻が消える)
これは「内蔵リチウム電池の寿命」です。
通常、炊飯器はコンセントを抜いても時計や予約設定を保持するために内部電池を使っています。この電池が切れると、プラグを抜くたびに表示が消え、時計が「0:00」にリセットされます。
対処法
プラグを差した状態なら通常通り炊飯できることが多いです。ただし、毎回時計合わせが必要になります。電池交換は基板へのハンダ付けが必要なため、メーカー修理(約7,000円〜)となります。
液晶の文字がすべて点灯する「全表示」
コンセントを差した瞬間に、液晶画面のすべての文字や記号が表示される(全表示)場合、あるいはバックライトだけ点灯して文字が出ない場合は、「制御基板の故障」または「マイコンの暴走」の可能性が高いです。
対処法(リセット)
一度コンセントを抜き、そのまま**30分〜1時間ほど放置(放電)**してください。その後、再度コンセントを差し込んで直らなければ、本格的な故障です。
【一覧表】エラーコード(C・F・H)の意味と対処法
液晶画面にアルファベットと数字が出ている場合、それは炊飯器からのSOSです。東芝の主なエラーコードをまとめました。
「C」のエラー:ユーザー側で直せる可能性大
「C」から始まるコードは注意喚起や、一時的な不具合を示します。
| エラーコード | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| C10 / C11 / C12 | 温度異常(高温) | 通気口やファンにゴミがないか確認。本体が冷めるまで待つ。 |
| C13 / C14 | 電圧異常 | タコ足配線をやめる。延長コードを使わず壁のコンセントへ。 |
| C1 | 通信異常 | 他の家電のノイズ影響の可能性。場所を変えて試す。 |
「F」のエラー:修理が必要な故障
「F」から始まるコード(機種によっては「H」の場合もあり)は、センサーや基板の断線・故障を意味します。ユーザー自身での復旧は不可能です。
| エラーコード | 推定される故障箇所 |
|---|---|
| F01 / F02 / F03 | 温度センサー(内釜・内蓋・側面など)の断線・故障 |
| F12 / F13 / F14 | IH加熱回路、または制御基板の故障 |
| F26 | 内蓋センサーの異常(蓋配線の断線など) |

修理代は高い?「修理 vs 買い替え」の損益分岐点
電源が入らない、あるいは「F」エラーが出た場合、修理すべきか買い替えるべきか。判断材料となる具体的な数字をご紹介します。
東芝の炊飯器の修理費用相場
メーカーや家電量販店に修理を依頼した場合の目安です。
- 基板交換・センサー修理:15,000円 〜 25,000円
- 内蔵電池交換:7,000円 〜 10,000円
- 見積もり・出張費のみ:2,000円 〜 4,000円(修理しなくてもかかる場合あり)
「6年」が買い替えのボーダーライン
東芝の「補修用性能部品」の保有期間は、製造打ち切り後6年間です。
6年以上経過しているモデルは部品がなく修理できない可能性があるほか、直してもすぐに別の箇所(内釜のコーティング剥がれ、パッキンの劣化など)が壊れるリスクがあります。
修理に2万円払うなら、最新の「真空圧力IH」のエントリーモデルが買えてしまうこともあります。
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買い替えるなら「真空圧力IH」一択な理由
もし買い替えを決断されるなら、東芝独自の技術である「真空圧力IH」搭載モデルを強くおすすめします。
冷めても美味しい「真空」の魔法
内釜の中を真空にしてお米の芯まで水を吸わせるため、炊きたてはもちろん、お弁当やおにぎりにして冷めても、もちもち感が続きます。
40時間保温しても「白くて美味しい」
他社メーカーと比較した際、東芝が圧倒的に強いのが「保温機能」です。
真空状態で酸化を防ぐため、最大40時間保温してもご飯が黄ばまず、嫌なニオイもしません。「家族の食事時間がバラバラ」「朝炊いて夜まで保温したい」というご家庭には最適解です。
よくある質問(Q&A)
はい、可能です。ただし、内釜(内なべ)だけでも12,000円〜20,000円ほどします。本体の使用年数が長い場合、本体ごとの買い替えと大差ない出費になるため注意が必要です。
自治体の「不燃ごみ」または「小型家電回収ボックス」で処分できる場合が多いです(サイズによります)。新しい炊飯器を購入する際、家電量販店で下取り・引き取り(有料の場合あり)を依頼するのが最もスムーズです。
保証書がなくても有償修理は可能です。ただし、購入日を証明できないと、本来保証期間内(1年以内)であっても有償になる場合があります。
まとめ:電源トラブルは「美味しいご飯」への更新チャンス
東芝の炊飯器の電源が入らない、全表示が出るなどのトラブルについて解説しました。
- まずはプラグ、ブレーカー、蓋のロックを確認する。
- 液晶の「全表示」や「Fエラー」は基板故障の可能性大。
- 修理費用は1.5万〜2.5万円。6年以上使用なら寿命と判断すべき。
- 東芝の「真空圧力IH」なら、保温性能が高く生活の質が上がる。
炊飯器は「使えればいい」と思いがちですが、最新機種のご飯の美味しさは、古い機種とは比べ物になりません。故障はストレスですが、「毎日食べるご飯が劇的に美味しくなるチャンス」と捉えてみてください。
ぜひ、あなたにぴったりの一台を見つけて、ふっくら温かいご飯のある食卓を取り戻してくださいね。
