「ローストビーフはお店で買うものだと思っていませんか?」
「炊飯器で作ると、中が生焼けだったり、逆にパサパサになったりしませんか?」
ローストビーフ作りで最も難しいのは火加減です。しかし、実は炊飯器の保温機能と「黄金比の時間」さえ知っていれば、誰でも100%失敗せずに、レストラン級のしっとりジューシーなローストビーフが作れます。
この記事では、グラム数ごとの正確な保温時間と、安全かつ美味しく仕上げるための「60度調理」のコツを徹底解説します。
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【結論】炊飯器でローストビーフ作る場合の保温時間一覧
まずは結論からお伝えします。炊飯器の保温機能を使ってローストビーフを作る場合、お肉の重さによって時間を変える必要があります。
以下は、中心温度を60度前後にキープし、菌を死滅させつつ肉質を柔らかく保つための最適時間です。
| お肉の重さ | 保温時間の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 200g〜250g | 30分 | 火が通りやすい。長すぎるとパサつく。 |
| 300g〜400g | 40分 | スーパーでよく売られている標準サイズ。 |
| 450g〜600g | 50分〜60分 | 厚みがある場合は長めに。 |
基本的には、スーパーで売っているブロック肉(300〜400g)なら「40分」と覚えておけば間違いありません。

なぜ60度?ローストビーフと炊飯器の相性
なぜ「炊飯器の保温」がローストビーフに最適なのでしょうか?それには科学的な理由があります。
タンパク質の変性と60度の関係
お肉のタンパク質には、「アクチン」と「ミオシン」という成分があり、それぞれ変性する温度が異なります。
- 50度〜60度:肉の繊維がほぐれ、適度な弾力が生まれる(ミオシンが変性)。
- 66度以上:水分を保持するアクチンが変性し、肉汁が外に出て肉が硬くなる。
つまり、「60度〜65度」の温度帯をキープすることが、柔らかくてジューシーなローストビーフを作る絶対条件なのです。
炊飯器の保温温度は70度前後
一般的な炊飯器の保温モードは、細菌の繁殖を防ぐために約60度〜74度に設定されています。お湯と冷たいお肉を入れることで温度が少し下がるため、結果としてローストビーフに最適な「60度〜65度」の環境を自動的に作ってくれるのです。

失敗しない手順とコツ
ここでは、最も失敗が少ない「湯煎法」の手順を解説します。衛生面にも配慮したプロの手順です。
1. 下準備:常温に戻して焼く
ここが一番の失敗ポイントです。お肉は必ず調理の1時間前に冷蔵庫から出し、常温に戻してください。冷たいままだと中心まで熱が通らず、生焼けの原因になります。
- お肉全体に塩コショウ(あればニンニクすりおろし)をすり込む。
- フライパンを強火で熱し、全面にしっかり焼き色をつける(殺菌効果と旨味閉じ込め)。
2. 密封:空気をしっかり抜く
焼いたお肉を耐熱性の保存袋(ジップロック等)に入れます。
- 空気が入っていると熱伝導が悪くなります。水を張ったボウルに袋を沈めながら閉じる「水圧法」で、真空に近い状態にしてください。
- 袋は二重にすることをおすすめします(お湯の侵入防止)。
3. 湯温調整:75度のお湯を作る
ここが重要です。沸騰したお湯(100度)をそのまま使うと温度が高すぎますが、お肉を入れると温度が下がります。
「沸騰したお湯:水 = 2:1」くらいの割合、または沸騰したお湯にコップ1杯の水を加え、75度〜80度くらいのお湯を準備します。これにお肉を入れると、ちょうど良い65度前後で安定します。
4. 放置:保温スイッチオン
- 炊飯器にお肉を入れる。
- 準備した75度〜80度のお湯を、お肉が完全に隠れるまで注ぐ。
- 浮いてくる場合は耐熱皿などで重石をする。
- 蓋をして「保温」ボタンを押す。
- 先述した時間(40分目安)放置する。
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肉汁で作る!絶品グレイビーソース
美味しいお肉ができたら、ソースも手作りしましょう。袋に残った肉汁には旨味が凝縮されています。
- 肉汁:袋に残った分すべて
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 酒(または赤ワイン):大さじ2
- すりおろし玉ねぎ(チューブにんにく):適量
- 砂糖:小さじ1
- バター:5g(仕上げ用)
これらをフライパンに入れて、少し煮詰めるだけで完成です。バターを入れるとコクが出て、お店の味になりますよ。

よくある質問(Q&A)
A. いいえ、すぐに切るのはNGです!熱い状態で切ると、せっかくの肉汁が全て流れ出てしまいます。袋のまま氷水につけて急冷するか、常温で30分以上休ませてから切ることで、肉汁が肉の中に留まり、ジューシーな仕上がりになります。
A. ロゼ色(ピンク色)なら成功ですが、血のような赤い汁が出る場合は加熱不足の可能性があります。その場合は、切ったお肉を耐熱皿に並べ、ラップをふんわりかけて電子レンジ(200W〜500W)で10秒〜20秒ずつ様子を見ながら加熱してください。
A. 可能ですが、中心まで熱が伝わるのに時間がかかります。保温時間を60分〜70分に延ばしてください。また、大きすぎるお肉は半分にカットして調理した方が、火の通りが均一になり失敗が少なくなります。
まとめ
炊飯器を使ったローストビーフ作りは、温度管理さえ間違えなければ、誰でも簡単に「ご馳走」が作れます。
- 保温時間は300g〜400gなら「40分」が目安。
- 沸騰したお湯ではなく、75度前後のお湯からスタートする。
- 必ず常温に戻してから調理し、調理後は休ませてから切る。
このレシピをマスターすれば、誕生日やクリスマス、週末のちょっとした贅沢が、手軽に楽しめるようになります。
ぜひ今度の休日は、炊飯器にお任せして、家族や大切な人を驚かせる絶品ローストビーフを作ってみてくださいね。
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