「洗濯物を干す時間がもったいない。でも、ドラム式は高すぎるし場所も取る……」
そんな悩みの解決策として、乾燥機付きの縦型洗濯機が気になっていませんか?
しかし、口コミを見ると「縦型は乾かない」「シワくちゃになる」といったネガティブな意見もあり、購入に踏み切れない方も多いはずです。決して安い買い物ではないため、買ってから「やっぱりドラム式にしておけばよかった」と後悔するのは避けたいですよね。
この記事では、家電ライターとしての知識と経験をもとに、縦型洗濯乾燥機の実力や、メリット・デメリット、後悔しない選び方を徹底解説します。この記事を読めば、あなたのライフスタイルにとって「縦型」が正解なのか、はっきりと分かります。
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縦型洗濯機でも乾燥機能でしっかり乾くのか?
結論から申し上げますと、近年の縦型洗濯乾燥機はしっかりと乾きます。
ただし、ドラム式とは「乾かし方」や「得意なこと」が根本的に異なります。
ヒーター乾燥で「カラッ」と仕上がる
縦型洗濯機のほとんどは「ヒーター乾燥方式」を採用しています。これはドライヤーのような熱風(約80℃〜90℃)を衣類に当てて乾かす仕組みです。
- タオルの仕上がり:高温の風で繊維を立たせるため、天日干しよりもパイルが立ち、ゴワつきのないフワフワな仕上がりになります。
- 殺菌効果:高温状態が続くため、生乾き臭の原因菌を抑える効果が期待できます。
「乾かない」と感じる原因と対策
「乾かない」という口コミの多くは、使い方のコツを押さえていないことが原因です。
- 容量オーバー:「洗濯容量」と「乾燥容量」は異なります。(例:洗濯10kgでも乾燥は5kgまで)。詰め込みすぎると風が通らず乾きません。
- フィルター詰まり:縦型はホコリが出やすいため、乾燥フィルターの掃除を怠るとすぐに風量が落ちます。

縦型洗濯乾燥機を選ぶメリット
ドラム式全盛の時代ですが、あえて縦型を選ぶメリットは数多くあります。特に「洗浄力」と「設置性」は縦型の独壇場です。
泥汚れに強い圧倒的な洗浄力
縦型は、たっぷりの水を使い、パルセーター(底の回転羽)で強い水流を起こして「こすり洗い」をします。
お子さんの部活の泥汚れ、食べこぼし、汗染みなどは、ドラム式の「たたき洗い」よりも縦型の方が落ちやすい傾向にあります。
省スペースで狭い場所にも置ける
日本の住宅事情、特にアパートやマンションの防水パンには縦型の方がフィットしやすいです。
- 扉が上開き:ドラム式のように手前のスペースを必要としないため、狭い脱衣所でも開閉がスムーズです。
- 腰への負担減:洗濯物の出し入れで、しゃがむ必要がありません。
本体価格が安い(コスパが良い)
同等の洗濯容量で比較した場合、ドラム式よりも数万円〜10万円ほど安く購入できるケースが多いです。「乾燥機能は毎日使わない(雨の日や緊急時だけ)」という方には、初期費用を抑えられる縦型が合理的です。
購入前に知っておくべきデメリットと注意点
ここが一番重要です。買ってから後悔しないために、縦型特有の弱点を理解しておきましょう。
電気代と水道代が高くなる傾向
ヒーター乾燥は、電気ストーブをつけっぱなしにするようなものなので、消費電力が大きいです。
- 電気代:ドラム式(ヒートポンプ)が1回約20〜30円なのに対し、縦型(ヒーター)は約60〜100円かかることもあります。
- 水道代(水冷除湿の場合):乾燥時の湿気を水で冷やして結露させる「水冷除湿タイプ」の場合、乾燥中も水道水を使用するため、水道代がかさみます。
衣類の傷み・縮み・シワ
縦型の構造上、衣類が絡まりやすく、さらに高温の熱風を当てるため、デリケートな衣類は縮みやすいです。
ワイシャツなどはシワになりやすいため、アイロンがけが必要になるケースが多いでしょう。
室温の上昇(空冷除湿の場合)
「空冷除湿タイプ」や、排気口から熱風を出すタイプの場合、夏場の脱衣所がサウナのように暑くなることがあります。

「やっぱり電気代が気になる」「ドラム式と比較したい」という方は、こちらの比較記事で詳しくチェックできます。

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【比較表】縦型 vs ドラム式、どっちがいい?
それぞれの特徴を表にまとめました。あなたの優先順位と照らし合わせてみてください。
| 項目 | 縦型洗濯乾燥機 | ドラム式洗濯乾燥機 |
|---|---|---|
| 洗浄力 | ◎(泥汚れに強い) | ○(皮脂汚れに強い) |
| 乾燥の質 | △(シワになりやすい) | ◎(ふんわり・シワ少) |
| 電気代 | △(高い) | ◎(安い※ヒートポンプ) |
| 本体価格 | ◎(安い) | △(高い) |
| サイズ | ◎(コンパクト) | △(奥行き・幅が必要) |
メーカー別・縦型洗濯乾燥機の特徴
縦型洗濯機はメーカーごとに強みが異なります。選ぶ際の参考にしてください。
日立(ビートウォッシュ)
「ナイアガラ ビート洗浄」による高い洗浄力が魅力。乾燥機能にも力を入れており、「速乾ビート乾燥」で衣類を舞い上げながら乾かし、シワを抑える工夫がされています。
パナソニック
「スゴ落ち泡洗浄」で汚れを浮かせて落とします。操作パネルが奥にある「すっきりフロント」など、洗濯物の出し入れのしやすさ(使いやすさ)に配慮されたデザインが人気です。
東芝(ZABOON)
「ウルトラファインバブル洗浄」で繊維の奥まで洗剤を浸透させます。低振動・低騒音設計のモーターを採用している機種が多く、夜間の洗濯・乾燥を考えている方におすすめです。
シャープ
最大の特徴は「穴なし槽」です。洗濯槽に穴がないため、黒カビの侵入を防ぎ、節水効果も高いです。乾燥時も熱が逃げにくいため、効率よく乾かせます。
失敗しない縦型洗濯乾燥機の選び方
最後に、機種選びでチェックすべき3つのポイントを解説します。
1. 乾燥容量は「実際の洗濯量」より余裕を持つ
「4人家族だから7kg」ではなく、乾燥まで行うなら大きめを選びましょう。
目安:1人1日約1.5kg + 余裕分
- 一人暮らし・二人暮らし:洗濯8kg / 乾燥4.5kg〜
- 3〜4人家族:洗濯10〜12kg / 乾燥5.5kg〜
2. インバーター搭載は必須
乾燥機能付きを選ぶなら、必ずインバーター制御が搭載されたモデルを選んでください。モーターの回転を最適化することで、運転音が静かになり、電気代も水道代も大幅に抑えられます。
3. お手入れのしやすさ
乾燥機能を使うと、必ずフィルターにホコリが溜まります。「ケース状になっていて捨てやすいか」「糸くずフィルターは網ではなくプラスチック製か」など、毎回の掃除がストレスにならない構造かを確認しましょう。
よくある質問(Q&A)
縦型の乾燥機付き洗濯機に関して、よく寄せられる疑問にお答えします。
はい、本当です。縦型洗濯機の弱点は「洗濯槽のカビ」ですが、週に1回程度でも温風乾燥機能を使うことで、洗濯槽の裏側まで乾燥・熱殺菌され、黒カビの発生を強力に防ぐことができます。これは隠れた大きなメリットです。
基本的にはおすすめしません。ヒーター乾燥は高温になるため、ウールや熱に弱い化学繊維は縮むリスクが高いです。「低温乾燥モード」や、ハンガーにかけて乾かす機能がある機種であれば可能な場合もありますが、表示を確認しましょう。
洗濯から乾燥まで通して行うと、約3時間〜4時間半程度が目安です。ドラム式に比べると少し時間がかかる傾向にあります。夜寝ている間や、外出中に済ませる使い方がおすすめです。
まとめ
縦型の乾燥機付き洗濯機について、メリット・デメリットから選び方まで解説しました。
記事の要点:
- 縦型でもヒーターの熱でしっかり乾くが、電気代とシワには注意が必要。
- 泥汚れの洗浄力と本体価格の安さを優先するなら縦型が最強。
- 乾燥機能は「雨の日」や「急ぎ」の補助として使うのが賢い方法。
- 毎日のフィルター掃除が「乾き」を左右する。
「乾燥機能は欲しいけれど、洗浄力も譲れない」「予算を抑えつつ、家事の負担を減らしたい」という方にとって、縦型の乾燥機付き洗濯機は非常にバランスの良い選択肢です。
ぜひ、あなたの生活スタイルに合った一台を見つけて、洗濯にかかる手間と時間を減らしてくださいね。
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