「お気に入りのニットが子供服のように縮んでしまった…」
「乾燥中に『ブーン』と低い音が響いて怖い」
「洗ったはずなのに、タオルから雑巾のような臭いがする」
毎日使う乾燥機だからこそ、こうしたトラブルが起きると「もしかして故障?」「買い替えが必要?」と不安になりますよね。実は、これらの症状には「使い方の工夫で直るもの」と「修理が必要な危険サイン」の2種類があります。
この記事では、乾燥機の3大悩み「縮み・異音・臭い」の原因と、今日からできる具体的な対策を徹底解説します。
原因を正しく見極めることで、大切な服を守り、無駄な出費を抑えることができますよ。

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乾燥機で服が縮む原因と3つの対策
乾燥機から取り出した服がピチピチになっていた経験、誰にでもありますよね。なぜ服は縮んでしまうのでしょうか?まずはそのメカニズムと対策を知りましょう。
なぜ縮む?素材によるメカニズムの違い
服が縮む主な原因は、「熱」と「物理的な揉み作用」です。
- 熱による収縮(ナイロン・アクリルなど)
熱に弱い化学繊維は、高温で変形・収縮します。 - 緩和収縮(綿・麻など)
糸を引っ張って織られた生地が、水と熱で元の長さに戻ろうとする現象です。 - フェルト化収縮(ウール・獣毛)
髪の毛のキューティクルのようなウールの表面が、摩擦で絡み合って硬く縮みます。これは一度起きると元に戻せません。
特に「ヒーター式(縦型洗濯乾燥機に多い)」は乾燥温度が80℃近くになるため縮みやすく、省エネな「ヒートポンプ式(ドラム式に多い)」は60℃前後と低温なので比較的縮みにくい特徴があります。
縮みやすい服・NGな服リスト
以下の衣類は、基本的に乾燥機の使用を控えてください。
| 絶対にNG | 要注意(設定次第) |
|---|---|
| ウール(セーター)、シルク、カシミヤ、皮革製品、ビーズ・刺繍付き、プリントTシャツ | 綿100%のシャツ、麻(リネン)、ポリウレタン配合のストレッチ素材、ニット類 |
必ず洗濯タグの「タンブル乾燥禁止マーク(四角に×)」を確認しましょう。
縮ませないための設定と干し方
どうしても乾燥機を使いたい場合は、以下の方法でダメージを最小限に抑えられます。
- 低温モード・ソフト乾燥を使う
温度を低く設定し、熱による収縮を防ぎます。 - 「生乾き」で取り出す
完全に乾かしきらず、少し湿った状態で取り出し、最後は吊り干しで自然乾燥させます。これが最も縮みを防げます。 - 洗濯ネットは使わない(デリケート衣類以外)
乾燥時にネットに入れると、中心まで温風が届かず乾きムラができ、結果的に乾燥時間が長引いて生地を傷めます。


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乾燥機の「ブーン」という異音は故障?
運転中に「ブーン」「ゴー」といった音が鳴り響くと不安になりますが、音の種類によって状況は全く異なります。
正常な音と危険な音の聞き分け方
まず、「ブーン」という低い音は、多くの場合コンプレッサー(圧縮機)やファンの正常な動作音です。特にヒートポンプ式乾燥機の場合、冷蔵庫と同じようにコンプレッサーが動くため、独特の低い音がします。
しかし、以下のような音は注意が必要です。
| 音の種類 | 原因の可能性 | 緊急度 |
|---|---|---|
| ブーン(以前より大きい) | フィルター目詰まりによるファンへの負荷 | 中(掃除で直る可能性大) |
| キーキー・キュルキュル | ベルトの劣化、軸受けの油切れ | 高(修理が必要) |
| ガリガリ・カランカラン | 小銭やボタン、ヘアピンがドラムに挟まっている | 高(すぐに停止して確認) |
| ゴゴゴゴ | 設置場所の傾き、脚のガタつき | 中(水平を確認) |
フィルター掃除で音が消えることも
「ブーン」という音が以前より大きくなったと感じたら、まずは乾燥フィルターと排水フィルターを掃除してください。
空気の通り道がホコリで塞がれると、乾燥機は風量を確保しようとしてファンをフル回転させます。これが騒音の原因になっているケースが非常に多いです。
乾燥機のタオルが臭い!原因は「菌」と「汚れ」
「乾燥機を使ったのに、雑巾のような生乾き臭がする…」
これは乾燥機の故障ではなく、「落としきれなかった汚れと菌」が原因です。
臭いの正体はモラクセラ菌の排泄物
洗濯で落としきれなかった皮脂汚れをエサに「モラクセラ菌」などの雑菌が繁殖し、乾燥時の温風でその臭いが拡散されます。
また、洗濯槽の裏側にカビが発生していると、乾燥運転中にそのカビ臭が衣類に移ることもあります。
今日からできる臭い対策3選
嫌なニオイを断つためには、以下のメンテナンスを行ってください。
- 乾燥フィルターは毎回掃除する
基本中の基本です。目詰まりは乾燥不足(=菌の繁殖)に直結します。 - ドアパッキンの裏を拭く
ここが見落としがちです。ドラム式の場合、パッキンの裏にホコリと水滴が溜まり、ヘドロ化していることがあります。これが悪臭の元凶です。 - 洗濯槽クリーナー(塩素系)を使う
月に1回は専用クリーナーで槽洗浄を行いましょう。菌の巣窟をリセットします。

乾燥機の寿命の目安と買い替え時期
フィルター掃除や使い方の工夫をしても「異音が直らない」「乾きが悪い」という場合は、寿命の可能性があります。
平均寿命は7年〜10年
内閣府の調査やメーカーの補修用性能部品の保有期間(製造打ち切りから6〜7年)に基づくと、乾燥機の寿命は約7年〜10年です。
7年を超えると、ヒーター、コンプレッサー、ベルトなどの主要部品が摩耗し、いつ故障してもおかしくない状態になります。
修理代が高額なら買い替えがお得
修理にかかる費用は、出張費込みで1.5万〜5万円程度かかることが一般的です。
- 購入から5〜6年以内:修理を推奨します。
- 購入から7年以上:修理しても別の場所が壊れる可能性が高いため、買い替えが賢明です。
最新のヒートポンプ式乾燥機は、10年前のヒーター式に比べて電気代が大幅に安くなっています。修理代を払うより、省エネ機種に買い替えた方がトータルコストで安くなることも珍しくありません。
よくある質問(Q&A)
実はコインランドリーの乾燥機(ガス式)も高温になるため、ウールなどは縮みます。ただ、ドラムが非常に大きく、強力な風量で一気に乾かすため、家庭用よりもシワになりにくく、ふっくら仕上がる傾向があります。
乾燥機は温風で乾かすため、香りの成分が揮発しやすいです。「乾燥機対応」や「香り長持ち」を謳っている柔軟剤を使用するか、乾燥機専用の柔軟シート(ドライヤーシート)を一緒に入れるのがおすすめです。
まとめ:異音や臭いを放置せず快適な洗濯ライフを
乾燥機のトラブルについて、原因と対策をご紹介しました。
記事のポイントを整理します。
- 服の縮み:熱と摩擦が原因。デリケートな服は低温乾燥か、生乾きで取り出す。
- 異音:低い「ブーン」は正常なことが多いが、金属音は即停止。フィルター掃除で改善することも。
- 臭い:原因は菌とパッキン裏の汚れ。こまめな掃除と槽洗浄で解決する。
- 寿命:7年が目安。不調が続くなら省エネな最新機種への買い替えを検討。
乾燥機は家事の時短になくてはならない存在です。「おかしいな?」と思ったら、まずは今回紹介したフィルター掃除や設定の見直しを試してみてください。
もし、長年使っていて不調が改善されない場合は、寿命のサインかもしれません。最新の乾燥機は「シワ取り機能」や「除菌機能」が飛躍的に進化しています。この機会に、より快適で清潔な洗濯ライフを手に入れませんか?

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