「一人暮らしの準備、家具と家電を全部そろえると一体いくらかかるの?」
新生活のワクワクの一方で、一番の不安は「初期費用」ですよね。予算オーバーで生活費がなくなるのは避けたいところです。
結論から言うと、一人暮らしの家具家電一式の相場は約13万円~18万円ですが、工夫次第で5万円台に抑えることも、質にこだわって30万円かけることも可能です。
この記事では、あなたの予算に合わせた「3つの費用コース」と、プロが教える「誰でも初期費用を劇的に安くできる5つの秘訣」を公開します。
この記事を読めば、無駄な出費をゼロにし、賢く快適な新生活をスタートさせる準備が完璧に整いますよ。
※2025年12月19日 記事の内容を最新の情報に更新しました。
一人暮らしの家具家電一式の費用相場:3つの予算別コース
家具家電の費用は「どこまでこだわるか」で大きく変わります。
平均的な相場だけでなく、ご自身の財布事情に合わせた3つのコースでシミュレーションを見てみましょう。
💰 コース別の費用目安(一式総額)
- 【節約コース】総額 約5万~8万円(必要最低限・中古や格安ブランドを活用し、とにかく安く済ませる)
- 【標準コース】総額 約13万~18万円(ニトリや量販店で新品を揃える、最も一般的な平均ライン)
- 【充実コース】総額 約25万~35万円(デザイン家電や大型家具にこだわり、長く使える品質を選ぶ)
多くの人が目指すべきは「標準コース」ですが、まずは何にいくらかかるのか、具体的な内訳を見ていきましょう。
1. 家具にかかる費用の内訳と相場
生活の基盤となる家具です。特に「ベッド」と「カーテン」は、睡眠の質と防犯(プライバシー)に直結するため、ここを削りすぎると生活の満足度が下がります。
| 家具アイテム | 節約コース | 標準コース | 充実コース |
|---|---|---|---|
| 寝具(ベッド等) | 10,000円 (布団セット) |
30,000円 (脚付マットレス) |
60,000円 (高品質ベッド) |
| カーテン | 3,000円 | 8,000円 | 20,000円 |
| テーブル | 3,000円 | 10,000円 | 25,000円 |
| 収納家具 | 3,000円 | 10,000円 | 30,000円 |
| 合計 | 約1.9万円 | 約5.8万円 | 約13.5万円 |

2. 家電にかかる費用の内訳と相場
一番お金がかかるのが家電製品です。自炊の頻度によって冷蔵庫や電子レンジの必要なスペック(=価格)が変わります。
| 家電アイテム | 節約コース | 標準コース | 充実コース |
|---|---|---|---|
| 冷蔵庫 | 15,000円 (中古/100L以下) |
35,000円 (140L前後) |
60,000円 (霜取機能付) |
| 洗濯機 | 20,000円 (4.5kg) |
35,000円 (5.5kg) |
70,000円 (乾燥機能付) |
| 電子レンジ | 6,000円 (単機能) |
15,000円 (オーブン付) |
30,000円 (スチーム等) |
| 炊飯器 | 4,000円 | 8,000円 | 25,000円 |
| テレビ/掃除機等 | なし (スマホ代用) |
20,000円 | 50,000円 |
| 合計 | 約4.5万円 | 約11.3万円 | 約23.5万円 |
家具と家電を合わせると、標準的な一人暮らしでは約17万円前後が必要になる計算です。
しかし、ここには含まれていない「絶対にかかる隠れコスト」があることを忘れてはいけません。
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予算オーバーの原因!見落としがちな「隠れコスト」
商品の表示価格だけで計算していると、いざ購入する段階になって「予算が足りない!」と焦ることになります。
以下の費用も必ず予算に組み込んでおきましょう。
配送費・設置費(+5,000円~1万円)
ネット通販の格安店では「玄関渡し」が基本です。
エレベーターなしの2階以上への配送や、部屋の中への設置、ダンボールの回収を依頼すると、追加料金がかかるケースがほとんどです。
リサイクル料金・処分費(将来的に+1万円~)
家電は「買うときは安いけど、手放すときにお金がかかる」のが最大の特徴です。
退去時や買い替え時に冷蔵庫・洗濯機などを捨てる場合、家電リサイクル法に基づき、セットで約8,000円~1万円程度の処分費用がかかります。
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初期費用を安く抑える5つの秘訣
「17万円も出せない…」「もっと安く済ませたい」という方もご安心ください。
誰でも実践できる、費用を劇的に抑える5つのテクニックをご紹介します。
秘訣1:優先順位を決めて「段階的」に買う
最初から完璧に揃える必要はありません。
「入居当日にないと困るもの」だけを最初に買い、残りは生活しながら必要性を感じてから買い足しましょう。
- 初日に必須:寝具、カーテン、照明、(夏冬ならエアコン)
- 数日以内に欲しい:冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ
- 後でOK:テレビ、掃除機、トースター、ソファ
秘訣2:新生活応援セット(セット割)を狙う
2月~4月の引越しシーズンは、家電量販店や家具店で「新生活応援セット(冷蔵庫・洗濯機・レンジの3点など)」が販売されます。
単品で揃えるよりも1~2万円ほど安くなるケースが多く、デザインも統一されているため、こだわりがなければ非常にコスパが良い選択肢です。
秘訣3:リサイクルショップ・フリマアプリの活用
「使用期間の短い中古品」は狙い目です。
特に3月の引越しシーズン直後は、前の住人が手放した良品がリサイクルショップに溢れます。

秘訣4:実家にある家電を譲り受ける
一番のエコで節約になる方法です。
ただし、製造から10年以上経っている家電は要注意。故障のリスクが高いだけでなく、省エネ性能が低く、電気代が高くついて結局損をする可能性があります。目安は製造5~7年以内です。
秘訣5:レンタルサービスを利用して初期費用を1/10にする
今、賢い一人暮らし層に選ばれているのが「家具・家電のレンタル(サブスク)」です。
購入すれば15万円かかるセットも、レンタルなら月々数千円の支払いで済みます。「学生・単身赴任などの期間限定」や「まとまった貯金がない」という方には最適解と言えるでしょう。
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購入とレンタルはどっちが得?損益分岐点は「2年」
「レンタルはずっと払い続けるから損では?」と思うかもしれません。
実は、利用期間によってはレンタルのほうが圧倒的にコスパが良いのです。
レンタルのメリット
- 初期費用が激減:数十万円の出費が数千円で済みます。
- 処分・設置の手間なし:配送・設置はもちろん、退去時の回収も業者が行ってくれます。
- 故障保証付き:使用中の自然故障は無料で交換してくれます。
レンタルのデメリット
- 4年以上住むなら割高:長く使うなら買ったほうがトータルコストは安くなります。
- 新品ではない場合がある:基本はメンテナンス済みの中古品です(新品プランもあります)。

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一人暮らしで最低限必要な家具家電リスト
最後に、買い忘れを防ぐためのチェックリストです。性別やライフスタイルで優先順位が変わりますので参考にしてください。
最低限の必需品リスト
- 寝具一式(これがないと初日から眠れません)
- カーテン(防犯のため、入居日に必須)
- 冷蔵庫(夏場は特に優先度高)
- 洗濯機(コインランドリー生活は意外と高コスト)
- 電子レンジ(自炊しなくてもお弁当の温めに必須)
女性におすすめの追加アイテム
- 遮像レースカーテン(外から見えにくいタイプで防犯対策)
- 姿見(全身鏡)(クローゼットに付いていなければ必須)
- 電気ケトル(温かい飲み物ですぐにリラックスできます)
男性におすすめの追加アイテム
- 延長コード・電源タップ(PCやゲーム機などガジェットが多い場合に不足しがち)
- 衣類スチーマー(アイロン台を出さずにスーツのシワが取れて便利)
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よくある質問(Q&A)
A. 入居日の1ヶ月~2週間前には探し始めるのがおすすめです。
特に2月~3月の繁忙期は、人気商品が品切れになったり、配送業者のスケジュールが埋まって希望日に届かないリスクがあります。早めの行動がカギです。
A. 圧迫感を出さないために、背の低い「ロースタイル」の家具を選ぶのがコツです。
また、ベッド下収納付きのものや、折りたたみテーブルなど、1つで2役こなす家具を選ぶと部屋を広く使えます。
A. 衛生面が気になる「寝具(特にマットレス)」や、肌に触れるタオル類は新品をおすすめします。
また、冷蔵庫や洗濯機などの白物家電は、古いものだと音がうるさかったり電気代が高かったりするため、予算が許せば新品、もしくは保証のあるレンタルサービスが安心です。
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まとめ:自分に合った方法で賢く新生活を始めよう
一人暮らしの家具家電一式の費用について徹底解説しました。
改めて、重要なポイントを整理します。
- 家具家電の費用相場は約13万~18万円。
- まずは「絶対にないといけないもの」から優先的に揃える。
- 処分費まで考えると、2年~3年の居住なら「レンタル」がコスパ最強。
新生活は初期費用だけでなく、引越し代や敷金・礼金など、思った以上にお金が出ていきます。
家具家電は「すべて新品で購入する」だけでなく、「レンタルで初期費用を抑える」という選択肢を持つことで、手元の現金を残しつつ、快適な生活をスタートできます。
まずは、あなたの予定している居住期間に合わせて、購入とレンタルのどちらがお得か、公式サイトでチェックしてみることから始めましょう!


