「おしゃれなテレビスタンドにしたいけれど、一人暮らしだから手伝ってくれる人がいない……」
「もし組み立て中にテレビを落としたらどうしよう」
部屋を広く使えるテレビスタンドは魅力的ですが、「設置・組み立ての難易度」が購入の大きな壁になっていませんか?重いテレビを持ち上げる作業は、一歩間違えれば破損や怪我のリスクがあります。
この記事では、メーカー推奨の基準をもとに、テレビスタンドを一人で設置するための限界ラインと、安全に行うための5つの裏技を解説します。これを読めば、一人でも安全に、理想のシアタールームを作る方法がわかります。
テレビスタンド設置は一人でできる?
まず結論からお伝えします。テレビスタンドの設置は、「55インチ以下の液晶テレビ」かつ「ロータイプ」であれば、工夫次第で一人でも可能です。
ただし、メーカーの公式マニュアルでは「2人以上での組み立て」を推奨しているケースがほとんどです。一人で行う場合は、以下の限界基準を必ず確認し、自己責任で安全確保に努めてください。
一人作業ができるテレビの条件
「持ち上げられる重さ」と「画面の割れやすさ」が判断基準になります。
| 項目 | 一人設置の許容範囲(目安) | 要注意・2人必須 |
|---|---|---|
| サイズ | 50〜55インチ以下 | 60インチ以上 |
| 重量 | 20kg以下 | 25kg以上 |
| パネル種類 | 液晶テレビ | 有機ELテレビ (極薄で割れやすい) |
| スタンド | ロータイプ | ハイタイプ (持ち上げる位置が高い) |
特に注意が必要なのは「有機ELテレビ」です。画面の上半分が数ミリしかないモデルが多く、一人で持ち上げようとすると指の圧力で画面が歪み、破損するリスクが跳ね上がります。有機ELの場合は、サイズに関わらず2人での作業を強くおすすめします。

失敗を防ぐ事前準備!必要な道具とチェック項目
一人作業で失敗する原因の多くは「準備不足」です。作業を始めてから「道具がない」「ネジが合わない」と気づくと、重いテレビを抱えたまま立ち往生することになります。
1. 「VESA規格」とネジ穴の確認
テレビスタンドは、テレビ背面の「VESA」と呼ばれる4つのネジ穴を使って固定します。
- テレビ背面に4点のネジ穴があるか?
- テレビ背面に段差や突起がないか?
これを事前に確認しないと、「買ったのに取り付けられない」という最悪の事態になります。
2. 必須ツールは「ラチェット式ドライバー」
付属の簡易レンチや小さなドライバーでは、ネジ締めが甘くなり転倒の原因になります。また、数十本のネジを締めるため、手首を痛めます。
- No.2サイズのプラスドライバー(必須)
- ラチェット式ドライバー(推奨):持ち手を回し直す必要がなく、手首をひねるだけでネジが回るため、疲労度が劇的に減ります。
- 軍手:滑り止め付きのもの。
3. 作業スペースの確保
スタンドを床に寝かせて組み立てるため、完成サイズの約3倍のスペース(3畳程度)が必要です。床を傷つけないよう、ラグや毛布を敷いてください。
実践編:一人でテレビスタンドを組み立てる5つのコツ
いよいよ実践です。私が何度も一人で組み立てて編み出した、安全かつ効率的な手順をご紹介します。
コツ1:説明書を「逆算」してパーツを出す
すべての部品を箱から出すと、足の踏み場がなくなります。「土台」「支柱」「テレビ取り付け金具」の3つのグループに分け、使う順番に取り出してください。特に小さいネジ類は紛失しやすいので、小皿やトレーに入れて管理しましょう。
コツ2:テレビの「脚」は最後まで残す
テレビ背面にブラケット(金具)を取り付ける際、テレビを床に伏せて置くのは画面破損のリスクがあります。
テレビ純正の脚(スタンド)をつけたまま、テレビを立てた状態で背面の金具を取り付けるのが最も安全です。
コツ3:最大の難関は「ソファ活用」で乗り切る
一人作業の最難関は、「重いテレビを持ち上げて、スタンドのフックに引っ掛ける瞬間」です。これを床から一気に行うのは危険です。
- テレビをソファやベッドの上に仮置きする
脚を外したテレビを、ソファやベッドの座面に置きます。 - スタンドをソファの前に寄せる
組み立てたスタンドを、テレビの目の前まで移動させます。 - 数センチの移動で引っ掛ける
ソファとスタンドの高さの差を利用し、少し持ち上げてスライドさせるようにフックに掛けます。
この方法なら、持ち上げる高さを最小限に抑えられ、落下の危険性を大幅に減らせます。

コツ4:水平器アプリで確認する
設置後、テレビが傾いていないか確認します。専用の水平器がなくても、スマートフォンの「計測アプリ」や「水準器アプリ」で簡易的に確認できます。傾いている場合は、背面のネジを緩めて微調整してください。
コツ5:最後の「転倒防止」は絶対にサボらない
一人暮らしの場合、地震でテレビが倒れても助けを呼べない可能性があります。多くのスタンドには「転倒防止ワイヤー」が付属しています。これを壁やテレビ台の裏などに必ず固定してください。ここをサボると、万が一の際に後悔します。
一人でも組み立てやすいテレビスタンドの選び方
これから購入する場合は、「一人での組み立てやすさ」を基準に選ぶことも重要です。
- EQUALS(イコールズ) WALL V2 / V3
定番中の定番。部品の精度が高く、ネジ穴がズレていて入らないといったトラブルが少ないです。公式の組み立て動画もYouTubeにあり、予習できるのが強みです。 - ハヤミ工産 TIMEZ
日本の老舗メーカー。説明書が非常に丁寧で、日本語のニュアンスも分かりやすく、初心者でも迷いにくい設計です。
逆に、格安の海外製スタンドは説明書が不親切だったり、ネジの精度が悪かったりして、一人での組み立てには不向きな場合があります。
よくある質問(Q&A)
設置に関して、読者の方からよくいただく質問をまとめました。
Q. 女性一人でも設置できますか?
A. 40インチ程度の軽量テレビなら可能ですが、50インチクラスになると重量と大きさの面でかなり厳しいのが現実です。無理をして腰を痛めたり、テレビを破損させたりするよりは、便利屋サービス(家具組み立て代行)の利用を検討することをおすすめします。費用は5,000円〜10,000円程度が相場です。
Q. 賃貸アパートでも問題ないですか?
A. はい、問題ありません。壁寄せテレビスタンドは壁に穴を開けずに設置できるため、賃貸物件でも安心して使えます。ただし、設置場所の床がクッションフロアの場合、重みで跡がつくことがあるので、下に保護マットを敷くことをおすすめします。
Q. 作業時間はどれくらいかかりますか?
A. 開梱から設置完了まで、慣れていない方で1.5時間〜2時間を見ておいてください。特に「配線隠し」の作業に時間がかかることが多いです。夜遅くの作業は騒音トラブルになるので、休日の昼間に行いましょう。
まとめ:無理のない範囲で、最高の視聴環境を作ろう
テレビスタンドの設置を一人で行うためのポイントをおさらいします。
- 一人設置の限界は「55インチ液晶」まで(有機ELはNG)
- 事前のVESA確認と、ラチェットドライバーの準備が必須
- テレビを持ち上げる際は「ソファ」を足場にする
テレビスタンドを導入すると、部屋のコーナーやデッドスペースを有効活用でき、6畳の部屋でも驚くほど広々と使えるようになります。準備さえしっかりすれば、一人でも設置は可能です。
「組み立てやすくて、自分の部屋に合うテレビスタンドはどれ?」と迷われている方は、以下の記事でデザイン性・組み立てやすさ・コスパを総合的に評価したおすすめモデルを紹介しています。後悔しない選び方を知りたい方は、ぜひチェックしてください。

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