「魚焼きグリルを洗うのが面倒で、魚料理を避けている」「部屋中が魚臭くなるのが嫌だ」という悩みをお持ちではありませんか?
実は、電子レンジの「グリル機能」を正しく使えば、煙を出さず、後片付けも劇的に楽にしつつ、皮までパリッとした焼き魚を作ることができます。
しかし、「何分加熱すればいいの?」「生焼けにならない?」という不安もありますよね。
そこでこの記事では、500W・600W別の具体的な加熱時間から、失敗しないための下準備、そして「焦げ目をつける裏技」までを徹底解説します。これを読めば、今夜から魚料理のハードルが下がりますよ。
電子レンジのグリル機能の加熱時間(切り身・干物・冷凍)
まず、最も重要な「時間」について解説します。
一口に電子レンジといっても、ヒーターで焼く「グリル機能」と、マイクロ波で温める「レンジ機能」がありますが、ここでは一般的な「グリル機能(またはオーブン機能のグリル)」を使用した際の目安をご紹介します。
※メーカー(パナソニックのビストロ、シャープのヘルシオなど)や機種により火力は異なります。初めて焼くときは、目安時間より1〜2分短めに設定し、様子を見てください。
魚の種類別・加熱時間早見表
一般的な切り身(1切れ約80g〜100g)を想定しています。
| 魚の種類(状態) | 片面焼きの時間 | 両面焼きの時間 ※専用皿・高機能レンジ |
500W換算の目安 ※レンジ機能併用時 |
|---|---|---|---|
| サケ・サバ(切り身) | 8〜10分 | 7〜9分 | 約3〜4分 |
| アジの開き(干物) | 10〜12分 | 9〜11分 | 約4〜5分 |
| ブリの照り焼き | 7〜9分 | 6〜8分 | 約3分 |
| サンマ・アユ(丸ごと) | 13〜16分 | 12〜14分 | 約5〜6分 |
注意点:「片面焼き」機能のレンジの場合、加熱時間の半分が経過した時点で一度取り出し、魚を裏返す必要があります。
冷凍の魚をそのまま焼く場合のルール
解凍するのを忘れて、カチカチの魚をそのまま焼きたい時もありますよね。その場合は以下のルールを適用してください。
- 加熱時間を「+3分〜4分」長くする。
- 焦げ防止のため、最初は弱めの出力にするか、解凍モードを使用する。

失敗しない!電子レンジで美味しい焼き魚を作る5つのコツ
時間は合っているはずなのに、「生臭い」「パサパサする」といった経験はありませんか?
これらは調理前のちょっとした工夫で解決できます。プロも実践する5つのコツを押さえましょう。
1. キッチンペーパーで水分と臭みを取る
魚の表面についている水分(ドリップ)は、生臭さの最大の原因です。
加熱する10分前に少量の塩を振り、出てきた水分をキッチンペーパーでしっかりと拭き取ってください。これだけで、レンジ調理特有の「蒸れたようなにおい」を防げます。
2. オリーブオイルや酒を表面に塗る
電子レンジのグリル機能は、ガス火に比べてどうしても乾燥しやすくなります。
そこで、焼く直前にハケやスプーンでオリーブオイルや料理酒を薄く表面に塗ってください。油分が乾燥を防ぎ、加熱効率も上がるため、きれいな焼き色がつきやすくなります。
3. 皮目に切り込み(飾り包丁)を入れる
レンジ加熱中、魚の皮が縮んで身が割れたり、パン!と破裂したりすることがあります。
特に皮の厚い魚(サンマ、アジ)や、皮のある切り身は、焼く前に包丁で十字や斜めに切り込みを入れておきましょう。火の通りも均一になります。
4. 「発熱する専用プレート」を活用する
もしお使いの電子レンジにグリル機能が弱い、または単機能レンジの場合は、「電子レンジ専用の調理器(発熱プレート)」を使うのがベストな選択肢です。
マイクロ波を熱に変換して、下から直火のように焼き上げてくれるため、ひっくり返す手間も不要な商品が多く発売されています。
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5. 加熱後は庫内で「蒸らし」を行う
加熱が終わってすぐに扉を開けず、2分ほど庫内で放置してください。
余熱でじっくり中まで火を通すことで、身が硬くなるのを防ぎ、ふっくらジューシーに仕上がります。
よくある質問(Q&A)
最後に、電子レンジで魚を焼く際に、多くの人が疑問に思うポイントをまとめました。
機能によって使い分けが必要です。絶対に間違えないでください。
●NG:「レンジ機能(あたため)」や「レンジ自動メニュー」
火花(スパーク)が出て、故障や火災の原因になります。
●OK:「オーブン機能」「グリル機能(ヒーター加熱のみ)」
ヒーターで焼く場合は使用可能ですが、必ず取扱説明書を確認してください。不安な場合は「電子レンジ対応のクッキングシート」を使うのが最も安全です。
卵や内臓、イカの薄皮は内部で水蒸気が膨張して破裂します。
1. 爪楊枝で数カ所穴を開けて、蒸気の逃げ道を作る。
2. ラップをふんわりとかける(グリル機能でラップ不可の場合は、専用の耐熱フタを使用する)。
3. 低出力(500Wや弱)で時間をかけて加熱する。
これらを徹底してください。
放置すると臭いが取れなくなるので、使用後すぐに対策しましょう。
●濡れ布巾で庫内の飛び散った油汚れをすぐに拭き取る。
●みかんやレモンの皮(または茶殻)を皿に乗せ、1分ほど加熱する。
柑橘系の成分(リモネン)や茶葉のカテキンには、強力な脱臭効果があります。
まとめ:電子レンジのグリル機能で時短と美味しさを両立しよう
電子レンジのグリル機能は、コツさえ掴めば、ガス火に負けない美味しい焼き魚を作ることができる最強の時短ツールです。
今回のポイントを振り返ります。
- 基本の時間: 切り身は8〜10分を目安に、機種に合わせて調整する。
- 乾燥対策: 焼く前にオイルや酒を塗り、加熱後は庫内で蒸らす。
- 便利グッズ: 専用の発熱プレートを使えば、焼き目も掃除も完璧。
- 安全第一: アルミホイルの使用可否は必ず確認する。
「今日は疲れたから、魚は焼きたくないな…」そんな時こそ、電子レンジを頼ってみてください。
後片付けの手間から解放され、栄養満点の魚料理をもっと気軽に楽しめるようになりますよ。ぜひ今夜の夕食から試してみてくださいね。
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