「カメラの上にある、あの覗く小さい窓の名前は何て言うの?」
「どうしてプロは液晶画面じゃなくて、わざわざ覗いて撮るの?」
カメラを始めたばかりの方にとって、専門用語は少し難しく感じることもありますよね。実は、あの「覗くところ」には名前があり、使いこなすと写真の腕がグッと上がります。
この記事では、「覗くところ(ファインダー)」の正式名称や種類、ピントが合わない時の調整方法まで徹底解説します。
読み終える頃には、カメラの機能を100%活用できるようになり、失敗写真が激減するはずです。
覗く場所の正式名称はファインダー
カメラについている「覗くところ」の正式名称は「ファインダー(Viewfinder)」です。
撮影する範囲(構図)を決めたり、ピントが合っているかを確認したりするための重要なパーツです。最近はスマホのように背面の液晶モニターで撮影する人も多いですが、ファインダーには「撮影に集中できる」「手ブレを防げる」という大きなメリットがあります。
ゴムの部分は接眼目当て
さらに詳しく解説すると、ファインダーの周りについているゴムやシリコン製のプニプニしたパーツを「アイカップ」または「接眼目当て(せつがんめあて)」と呼びます。
- 目の周りからの余計な光の侵入を防ぐ
- ファインダー内の映像を見やすくする
- メガネや顔がカメラ本体に直接当たるのを防ぐ
このパーツは取り外し可能で、メーカーごとに数百円〜千円程度で購入できます。破れたり紛失したりしやすいパーツなので、名前を覚えておくと便利です。
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ファインダーの種類と特徴
一言で「ファインダー」と言っても、カメラの仕組みによって見え方が全く異なります。現在主流の2つのタイプを比較してみましょう。
| 種類 | 正式名称 | 仕組みと特徴 |
|---|---|---|
| OVF | 光学ファインダー | 鏡の反射で実像を見る 主に一眼レフに採用。遅延がなく、見たままの景色が見える。 |
| EVF | 電子ビューファインダー | 映像データを見る 主にミラーレスに採用。明るさや色味の調整が反映された状態で見える。 |
光学ファインダーOVFの強み
「一眼レフカメラ」の多くに採用されている方式です。レンズを通った「生の光」を鏡で反射させて見ます。
- タイムラグがないため、鉄道やスポーツ、動物など動く被写体に強い
- 目が疲れにくく、酔いにくい
- 電源オフの状態でも向こう側が見える
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電子ビューファインダーEVFの強み
「ミラーレス一眼カメラ」の多くに採用されている方式です。ファインダーの中に超小型のテレビ画面があるイメージです。
- 暗い場所でも明るく補正して表示してくれる
- 「白飛び」や「黒つぶれ」を撮影前に確認できる
- ピントを拡大表示して厳密に合わせられる

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ファインダーがぼやける原因
「カメラのオートフォーカスは合っているはずなのに、覗くと文字や景色がぼやけて見える…」
故障を疑う前に、まず確認すべきなのが「視度調整(しどちょうせい)」です。
視度調整ダイヤルの使い方
ファインダーの覗き口のすぐ横に、小さなダイヤルやスライダー(「+」と「−」のマーク)が付いていませんか?これが視度調整ダイヤルです。
- ファインダー内を覗き込み、表示されている数値や枠線を見る
- 数値や枠線が一番「くっきり」見えるまでダイヤルを回す
- 近視の人はマイナス側、遠視の人はプラス側に回すのが一般的
これを調整することで、あなたの視力に合わせてファインダー内をクリアに見ることができます。

覗く撮影とモニター撮影の違い
「画面が大きい背面モニターで撮ればいいんじゃない?」と思う方もいるでしょう。しかし、あえて「覗く」ことには明確なメリットがあります。
ファインダーで覗くメリット
- 手ブレ防止:「右手・左手・おでこ」の3点でカメラを支えるため、安定感が抜群に増す
- 視認性:真夏の屋外など、直射日光でモニターが見にくい時でもハッキリ見える
- 没入感:視界が制限されるため、構図作りだけに集中できる
背面モニターを使うメリット
- 自由なアングル:地面スレスレ(ローアングル)や高い位置(ハイアングル)から楽に撮れる
- 確認のしやすさ:撮影した直後に、拡大してピント確認がしやすい
- 手軽さ:スマホと同じ感覚で、リラックスして撮影できる
状況に合わせて使い分けるのが上級者への近道です。
ファインダー関連の便利グッズ
知っておくと便利な、ファインダー周りのアクセサリーを2つ紹介します。
アングルファインダー
ファインダーの接眼部に取り付けて、覗く角度を90度変える道具です。地面に這いつくばって植物を撮る際などに、無理な姿勢をせずに済みます。
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マグニファイヤー
ファインダーの中の像を拡大して見やすくする道具です。マクロ撮影や星空撮影など、厳密なピント合わせが必要なシーンで重宝します。
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よくある質問(Q&A)
最後に、ファインダーに関するよくある疑問をまとめました。
ミラーレスカメラの場合、ファインダー横の「アイセンサー」が汚れている可能性があります。ここが汚れていると「顔が近づいている」と誤認識し、背面モニターが消え、ファインダーのみがオンになる(またはその逆)ことがあります。センサー部分を柔らかい布で拭いてみてください。
はい、覗けます。ただし、目とレンズの距離が離れるため、四隅が少し見えにくくなる(ケラれる)ことがあります。視度調整で裸眼に合わせてから、メガネを外して撮影する「裸眼派」の方も多いですよ。
外側の汚れならクロスで拭けばOKですが、内部にゴミが入っている場合(特に一眼レフのスクリーンマットなど)、自分で分解清掃するのは非常に危険です。撮影画像に写り込まない場所であれば「気にしない」のが一番ですが、どうしても気になる場合はメーカーのサービスセンターへ持ち込みましょう。
まとめ:ファインダーを活用しよう
カメラの覗くところ、「ファインダー」について詳しく解説しました。最後に要点を整理します。
- 覗くところの名前は「ファインダー(Viewfinder)」
- ゴムの部分は「アイカップ」や「接眼目当て」と呼ぶ
- ぼやけて見える時は、横のダイヤルで「視度調整」を行う
- 覗いて撮ることで「手ブレ」を大幅に防げる
ファインダーを覗いてシャッターを切る瞬間は、スマホ撮影にはない「写真を撮っている!」という充実感があります。
ぜひ、お手持ちのカメラの視度調整を完璧に合わせて、あなただけの最高の一枚を切り取ってくださいね。
