「ソファからだとテレビが見にくい…」「テレビ台の下にルンバが入らなくて掃除が大変!」「収納スペースがもう少しあれば…」こんな風に感じたことはありませんか?
テレビ台の高さを少し変えたいだけなのに、買い替えるのは費用も手間もかかりますよね。
この記事では、そんなお悩みを解決する「テレビ台のかさ上げDIY」について、誰でも簡単にできる方法から、おしゃれに仕上げる本格的なアイデアまで徹底解説します。
あなたのお部屋に合った方法を見つけて、もっと快適なテレビライフを手に入れましょう!
なぜテレビ台のかさ上げが必要?3つの大きなメリット
そもそも、なぜテレビ台のかさ上げをするのでしょうか?
「ただ高くしたい」というだけでなく、かさ上げには生活を快適にする明確なメリットがあるんです。
ここでは、代表的な3つのメリットをご紹介します。
視聴環境の改善!目線が合って疲れにくい
テレビを快適に視聴するための最適な高さは、座ったときの目線と同じか、少し下が理想とされています。
テレビ台が低すぎると、どうしても見下ろす形になり、首や肩に負担がかかって疲れやすくなることも。
かさ上げをして目線の高さを適切に調整することで、無理のない姿勢でテレビを楽しめるようになりますよ。

収納力アップ!テレビ周りがスッキリ片付く
テレビ台をかさ上げすると、その下に新しいスペースが生まれます。
このスペースを有効活用しない手はありませんよね。
例えば、おしゃれなボックスを置けば、DVDやゲームソフト、リモコン類などをスッキリ収納できます。
収納が増えることで、ごちゃごちゃしがちなテレビ周りを整理整頓しやすくなります。
お掃除ロボットもスイスイ!掃除が楽になる
「ルンバなどのお掃除ロボットがテレビ台の下に入らない」という悩みは意外と多いもの。
かさ上げして10cm程度の高さを確保すれば、ほとんどのお掃除ロボットがスムーズに通れるようになります。
これで、面倒だったテレビ台の下のホコリ掃除から解放され、毎日のお掃除がぐっと楽になりますね。
【初心者向け】100均・ホームセンターグッズで超簡単かさ上げDIYアイデア
「DIYなんてやったことないし、難しそう…」と感じる方もご安心ください!
ここでは、工具不要で誰でもすぐに試せる、簡単なDIYアイデアを3つご紹介します。
アイデア1:置くだけ簡単!レンガやブロック
最も手軽な方法の一つが、レンガやコンクリートブロックをテレビ台の脚の下に置く方法です。
ホームセンターで1個数百円程度から購入でき、置くだけで安定感のあるかさ上げが実現します。
アンティーク調のレンガや、塗装されたブロックを選べば、インダストリアル風やカフェ風のおしゃれな雰囲気も演出できますよ。
アイデア2:組み合わせ自由自在!カラーボックス
収納力を大幅にアップさせたいなら、カラーボックスを土台にするのがおすすめです。
テレビ台の横幅に合わせてカラーボックスを並べ、その上にテレビ台を乗せるだけ。
テレビ台がしっかりと安定するように、サイズ選びは慎重に行いましょう。
カラーボックス自体が収納になるので、一石二鳥のアイデアですね。

アイデア3:貼るだけ!厚手のゴム足・耐震マット
「ほんの少しだけ高くしたい」「とにかく手軽に済ませたい」という方には、厚手のゴム足や重ねて使える耐震マットが便利です。
100均やホームセンターで手軽に購入でき、テレビ台の脚の裏に貼り付けるだけで高さを調整できます。
滑り止め効果も期待できるため、地震対策としても有効です。
【本格派向け】木材を使ったおしゃれなテレビ台のかさ上げDIY
せっかくなら、自分だけのオリジナルのかさ上げ台を作ってみませんか?
木材を使えば、お部屋の雰囲気に合わせたデザインや、ぴったりのサイズで作成できます。
準備するものリスト(材料・道具)
まずは、必要なものを揃えましょう。ホームセンターでほとんどのものが手に入ります。
分類 | 品名 | 備考 |
---|---|---|
材料 | 木材(天板・脚) | 2×4材やパイン集成材が加工しやすくおすすめ |
ネジ、ビス | 木材の厚みに合わせて選びましょう | |
道具 | 電動ドライバー | あると非常に便利です |
メジャー、さしがね | 正確な採寸は成功の鍵! | |
紙やすり(サンダー) | 木材の表面を滑らかにします | |
その他 | 塗料、ワックス | お好みの色に仕上げましょう |
ハケ、ウエス | 塗装に使います |
DIY手順を3ステップで解説!
準備ができたら、いよいよ製作開始です!安全に注意して作業しましょう。
- 木材をカット・研磨する
まず、設計図通りに木材をカットします。ホームセンターのカットサービスを利用すると、正確で手間もかからないのでおすすめです。カットした木材の角や表面を紙やすりで滑らかにしましょう。 - 塗装して組み立てる
お好みの塗料やワックスで木材を塗装します。塗装が乾いたら、天板と脚をネジでしっかりと固定して組み立てます。L字金具を使うと強度が増して安心です。 - テレビ台に設置する
完成したかさ上げ台を設置し、その上にテレビ台を乗せます。ガタつきがないか、水平になっているかをしっかりと確認しましょう。
【応用編】キャスターを取り付けて移動を楽に!
作成したかさ上げ台の裏にキャスターを取り付けるのもおすすめです。
テレビ裏の配線整理や掃除の際に、重いテレビ台を楽に動かせるようになり、非常に便利です。
ストッパー付きのキャスターを選べば、普段はしっかり固定できるので安心ですね。
【最重要】テレビ台のかさ上げDIYで絶対に守るべき3つの注意点
手軽にできるDIYですが、テレビという重量物を乗せるため、安全への配慮は絶対に欠かせません。
事故を防ぐために、以下の3つのポイントは必ず守ってください。
注意点1:耐荷重を必ず確認する
これが最も重要です。
使用するブロック、カラーボックス、自作した台などが、テレビとテレビ台の合計重量に耐えられるかを必ず確認してください。
特にカラーボックスは製品によって耐荷重が大きく異なるため、説明書をよく読んで確認することが必須です。
注意点2:水平に設置して安定させる
設置した台やブロックが傾いていませんか?
少しの傾きでも、テレビの重みでバランスが崩れ、転倒のリスクが高まります。
設置後は、水平器(スマホのアプリでも代用可)を使って必ず水平を確認し、ガタつきがないかを手で揺すってチェックしましょう。
注意点3:地震対策を忘れずに行う
かさ上げをすると、重心が高くなるため、何もしない状態よりも地震の揺れに対して不安定になります。
テレビとテレビ台、そして壁を固定する転倒防止ベルトや、テレビ台の下に敷く耐震マットなどを活用し、万が一の事態に備えましょう。

かさ上げついでにテレビも買い替えるなら?
テレビ台のかさ上げで視聴環境が快適になると、今度は「もっと大きな画面で迫力を楽しみたい!」なんて欲が出てくるかもしれませんね。
最近のテレビは大型化・高画質化が進んでおり、買い替えることで映画やスポーツ観戦の楽しみ方がガラッと変わります。
どんなテレビを選べばいいか分からない…という方は、こちらの記事が参考になりますよ。
最新のテレビ事情や、後悔しない選び方を詳しく解説しています。
テレビ台のかさ上げに関するQ&A
最後によくある質問をまとめました。DIYを始める前の不安解消にお役立てください。
賃貸でもできますか?
- はい、可能です。レンガやブロックを「置くだけ」の方法や、床や壁を傷つけないDIYであれば問題ありません。退去時に元に戻せるように、ネジ止めなどは避け、傷防止のフェルトなどを活用しましょう。
- どれくらいの高さまでかさ上げしていいですか?
- 安全性を考えると、10cm〜20cm程度のかさ上げに留めておくのが無難です。高くすればするほど重心が上がり不安定になるため、欲張りすぎないことが大切です。まずはご自身の視聴スタイルに合う高さを確認しましょう。
- 強度が心配な場合はどうすればいいですか?
- 既製品のかさ上げグッズや、頑丈なブロックを使用するのが一番安心です。DIYで作成する場合は、厚みのある木材を選んだり、L字金具で補強したりするなどの工夫をしましょう。少しでも不安な場合は、無理せず市販品を検討してください。
- かさ上げと買い替え、どっちがいいですか?
- 今のテレビ台のデザインが気に入っていて、少し高さを変えたいだけなら「かさ上げDIY」が経済的でおすすめです。収納を大幅に増やしたい、部屋の雰囲気をガラッと変えたい、という場合は「買い替え」も良い選択肢です。目的と予算に合わせて検討してみてください。
まとめ:テレビ台のかさ上げDIYで快適な空間を手に入れよう!
今回は、テレビ台のかさ上げDIYについて、簡単なアイデアから本格的な方法、そして最も重要な安全面の注意点まで詳しく解説しました。
もう一度ポイントをおさらいしましょう。
- かさ上げのメリット:視聴環境の改善、収納力アップ、掃除の効率化。
- 簡単な方法:レンガやブロック、カラーボックス、ゴム足などを活用。
- 本格的な方法:木材を使えば、自分好みのオリジナル台が作れる。
- 最重要事項:耐荷重・水平・地震対策の3つは絶対に守る。
テレビ台のかさ上げは、少しの工夫でテレビ周りの「ちょっとした不満」を解消できる、コストパフォーマンス抜群のDIYです。
この記事を参考に、ぜひあなたに合った方法で、より快適で安全なテレビ視聴環境を実現してくださいね。
【参考資料】