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和室のエアコン取り付けで失敗しない!場所選び5選と費用相場

和室のエアコン取り付けで失敗しない!場所選び5選と費用相場

「和室にエアコンを取り付けたいけれど、砂壁や柱があっても大丈夫?」「賃貸だけど穴あけはどうする?」「和の雰囲気を壊さずに設置できる場所は?」

和室へのエアコン取り付けは、洋室とは異なる特有の悩みや疑問が多いですよね。

この記事では、和室のエアコン取り付けが難しい理由から、失敗しないための場所選びのコツ、壁の種類ごと(砂壁・土壁など)の対処法、気になる費用相場、そして業者選びのポイントまで、あなたの疑問をすべて解決します。

最適な取り付け方法を知り、快適な和室空間を手に入れましょう。

【監修者】
大谷

家電専門ライターとして10年以上活動し、執筆した記事は5,000を超える。自身のサイトは月間11万PVを達成。
実体験を交え、分かりやすく信頼できる情報発信を心がけている。

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和室のエアコン取り付け:5つのハードル

まず、なぜ和室へのエアコン取り付けが「難しい」「注意が必要」と言われるのか。その5つの代表的なハードル(悩み)を見ていきましょう。

① 壁の強度(砂壁・土壁・聚楽壁)

和室に多い砂壁・土壁・聚楽壁(じゅらくかべ)などは、石膏ボードと違って表面が脆かったり、内部の強度が均一でなかったりします。そのまま室内機を取り付けると、壁ごと崩れたり、エアコンが落下したりする危険があります。

② 構造物(柱・長押・鴨居)

和室は柱が見える「真壁(しんかべ)」構造が多いため、柱や、ふすまの上にある長押(なげし)・鴨居(かもい)が障害物となり、取り付けスペースが限られることがあります。

③ 賃貸の原状回復

賃貸物件の場合、壁への「穴あけ」は大きな問題です。必ず大家さんや管理会社の許可が必要で、許可なく行うと退去時に高額な原状回復費用を請求される可能性があります。

④ 専用コンセントの有無

エアコンは消費電力が大きいため、専用コンセントが必要です。古い和室の場合、専用コンセントがなく、増設工事(追加費用)が必要になるケースが多々あります。

⑤ 景観・インテリアの調和

和室の落ち着いた雰囲気に、生活感のあるエアコン本体や配管が浮いてしまうのではないか、と見た目を気にする方も多いです。

大谷
大谷

これらのハードル、特に①と②は、専門的な知識と技術がないとクリアできません。だからこそ、和室のエアコン取り付けはプロへの依頼が推奨されるのです。

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DIYは厳禁!和室のエアコン取り付けをプロに任せるべき理由

「取り付け費用を節約したい」とDIYを考える方もいるかもしれませんが、和室のエアコン取り付けDIYは絶対に避けてください。

洋室の石膏ボードとは異なり、リスクが非常に高くなります。

壁の崩落・エアコン落下の危険

前述の通り、砂壁や土壁はビス(ネジ)が効きません。適切な補強(後述する「縦桟」)なしに取り付けると、運転中の振動や本体の重みで、ある日突然、壁ごとエアコンが落下する大事故につながる可能性があります。

建物の構造(柱)を損傷させるリスク

配管穴を開ける際、誤って柱や筋交い(すじかい)といった建物の重要な構造部材を傷つけてしまうと、家の耐震性や強度を著しく低下させる恐れがあります。これは取り返しのつかない失敗です。

電気工事の資格が必要

専用コンセントの増設や電圧の切り替え(100V→200Vなど)は、「電気工事士」の国家資格がなければ行うことができません。(参照:経済産業省)無資格での工事は法律違反であり、火災の原因にもなります。

大谷
大谷

節約するはずが、家の修理や事故対応で何十万円もの出費になっては本末転倒です。和室こそ、安全と安心のために必ずプロの業者に依頼しましょう。

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失敗しない!和室のエアコン取り付け場所5選

和室の構造を理解したプロが、どのような場所を選定するか。代表的な5つの取り付け場所と、その際の判断基準を解説します。

① 窓の上(最も一般的)

洋室同様、和室でも窓の上の壁は最も一般的な設置場所です。窓枠と天井の間に、エアコン本体を設置するのに十分なスペース(機種によりますが上下に10cm程度の余裕が必要)があれば、最優先で検討されます。

  • 配管用の穴を外壁に開けやすい
  • 外気の影響を受けやすい窓際を効率よく冷やせる(暖められる)

② 押し入れの上

押し入れ(天袋がある場合はその上)の壁も有力な候補です。見た目がスッキリしやすく、部屋のレイアウト的に目立ちにくいメリットがあります。ただし、裏側が廊下や隣室の場合、配管ルートが長くなったり、隠蔽配管が必要になったりする場合があります。

③ 鴨居(かもい)の上

ふすまや障子の上にある「鴨居」の上の壁も設置場所の一つです。ただし、この部分が「欄間(らんま)」になっている場合は設置できません。壁であっても、強度が十分にあるか、内部に柱がないかの確認が必須です。

④ 柱と柱の間の壁

「真壁」の柱と柱の間のスペースに取り付ける方法です。この壁が砂壁や土壁の場合、「縦桟(たてざん)」と呼ばれる補強板を柱の間に渡して設置します。これが和室のエアコン取り付けにおける最も重要なテクニックです。

⑤ 床の間

床の間の上部壁は、スペースが空いていることが多い場所です。しかし、床の間は和室の「顔」とも言える神聖な場所。ここにエアコンを設置することに抵抗を感じる方もいるため、見た目のバランスを業者とよく相談する必要があります。

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エアコン工事の鍵:縦桟と壁の種類

和室のエアコン取り付けが成功するかどうかは、壁の状態を正しく診断し、適切な処置ができるかにかかっています。

「縦桟(たてざん)」とは?

縦桟(「たてさん」とも呼ばれます)は、強度のない砂壁や土壁にエアコンを取り付けるための**専用の補強板**です。

壁の内部にある丈夫な柱や間柱を探し出し、そこに橋を渡すようにして縦桟をしっかりと固定します。そして、エアコンの室内機は「壁」ではなく、その「縦桟」に対して取り付けます。

これにより、壁に負担をかけることなく、エアコンの重さを建物本体(柱)で支えることが可能になります。この作業には、壁の内部構造を見極める経験と技術が必要です。

壁の種類別:あなたの和室はどれ?

和室の壁によって、工事の難易度や追加費用が変わります。

壁の種類 特徴と見分け方 取り付けの注意点
砂壁・土壁・聚楽壁 触るとザラザラする、砂や土がポロポロ落ちることがある。 【縦桟(たてざん)】が必須。追加費用(3,000円~6,000円程度)が発生する。
和風クロス(壁紙) 見た目は和風だが、表面はビニールや布。継ぎ目がある。 下地が「石膏ボード」の場合が多い。その場合は縦桟は不要で、基本工事費のみで取り付け可能。
マンションの和室 和風クロスが多いが、壁の内部はコンクリートの場合もある。 下地が石膏ボードなら基本工事。コンクリート壁の場合、穴あけや取り付けが困難なケースもある。
綿壁・繊維壁 築年数が古い家。触るとフワフワ・ポロポロと繊維が落ちる。 下地が土壁の可能性が高く、縦桟が必須となるケースが多い。
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穴あけ・配管・コンセント工事の注意点

場所が決まったら、次は具体的な工事のポイントです。

配管穴(スリーブ)の確認

まずは、エアコン専用の配管穴(スリーブ)がすでにあるか確認しましょう。丸いプラスチックのフタで覆われていることが多いです。これがあれば、穴あけ工事費(数千円~)が不要になります。

穴がない場合、新規で開けることになりますが、賃貸の場合は前述の通り大家さんの許可が必須です。

景観を損ねない化粧カバー

配管をそのまま壁に這わせる「テープ巻き」仕上げは、和室の景観を損ねてしまいます。室内側・室外側ともに「化粧カバー」の利用を強くおすすめします。

  • アイボリー: 多くの壁紙に馴染む
  • ブラウン: 柱や木部の色に合わせる
  • ブラック: モダンな和室や外壁に合わせる

隠蔽配管のメリット・デメリット

美観を最優先するなら、壁の中や天井裏に配管を通す「隠蔽配管」という方法もあります。

  • 配管が一切見えず、非常にスッキリする
  • 工事費が非常に高額になる
  • 将来エアコンを買い替える際、配管が再利用できず追加費用がかかる
  • 水漏れなどのトラブル時に原因特定が困難

よほどのこだわりがなければ、化粧カバーでの露出配管が現実的です。

専用コンセントがない場合

エアコン取り付け場所の近くに専用コンセントがなければ、分電盤(ブレーカー)から配線を引く「専用回路増設工事」が必要です。この工事は電気工事士の資格が必須のため、必ずエアコン取り付け業者に一緒にお願いしましょう。費用相場は1万5千円~3万円程度です。

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場所がない?穴あけ不要の選択肢

「どうしても壁に穴を開けられない」「取り付けできる壁がない」という場合の代替案も知っておきましょう。

窓用エアコン

窓枠に直接取り付けるタイプのエアコンです。

  • 壁の穴あけ不要
  • 取り付け・取り外しが比較的簡単(DIY可能な機種も)
  • 壁掛けエアコンに比べ冷房能力が低い
  • 運転音が大きい
  • 窓が完全に閉まらなくなる(隙間対策が必要)
  • 取り付けられる窓のサイズが決まっている

ポータブルクーラー(移動式エアコン)

本体を床に置き、排熱用のダクトを窓の隙間などから出すタイプです。

  • 工事が一切不要で、買ってすぐ使える
  • 部屋を移動できる
  • 運転音が非常に大きい(コンプレッサーが室内にあるため)
  • 排熱ダクトから熱が漏れ、部屋が冷えにくい
  • ドレン水(除湿水)が本体に溜まるため、頻繁に捨てる必要がある

やはり「壁掛け」がおすすめ

穴あけ不要の選択肢は手軽ですが、冷房能力や静音性、電気代などをトータルで考えると、やはり壁掛けタイプのエアコンが最も快適です。賃貸でなければ、プロに依頼して壁掛けエアコンを設置するのが長期的に見て最善の策と言えるでしょう。

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和室向けのエアコン本体の選び方

せっかく和室に取り付けるなら、エアコン本体もこだわってみませんか?

① デザイン(木目調・ダークカラー)

最近は、和のインテリアに調和するデザインのエアコンが増えています。前面パネルが木目調のものや、ブラウン、ブラック、グレーといった落ち着いた色のエアコンを選ぶと、空間にグッと馴染みます。

② 畳数の目安(断熱性を考慮)

和室は、障子やふすま、土壁など、洋室のフローリングやクロス貼りの壁に比べて断熱性・気密性が低い傾向があります。そのため、カタログ通りの畳数(例:「おもに6畳用」)を選ぶと、効きが悪いと感じることがあります。

可能であれば、設置したい和室の畳数よりもワンランク上の能力(例:6畳なら8畳用)を選ぶと、余裕を持って快適に過ごせます。

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和室のエアコン取り付けの費用相場

和室へのエアコン取り付け費用は、「基本工事費」と、和室特有の「追加工事費」の合計で決まります。

基本工事費の内訳

エアコンの取り付けのみ(配管穴あり、コンセントあり、室外機は地面置きなど)の最もシンプルな工事です。相場は 1万円~2万円程度です。

基本工事の主な内容
室内機設置 室内機を壁に取り付ける
室外機設置 地面置きまたはベランダ置き(配管4mまで)
配管接続・真空引き 冷媒管・ドレンホース・電線を接続し、配管内を真空にする

和室で発生しやすい追加工事費

和室の場合、以下の追加工事が発生する可能性が高いです。

追加工事項目 費用相場(目安)
和室用 縦桟(たてざん)設置 3,000円~6,000円
配管穴あけ(木造・モルタル) 3,000円~10,000円
専用コンセント増設 15,000円~30,000円
化粧カバー設置(室外) 6,000円~
化粧カバー設置(室内) 10,000円~

※料金はあくまで目安です。業者や現場の状況によって変動します。

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失敗しない業者の選び方

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和室の取り付けは、業者選びが最も重要です。そんな不安を解決するサービスが「ユアマイスター」です。

大谷
大谷

ユアマイスターは、エアコン取り付けを含む様々な「プロ」の技術と、私たち「ユーザー」を繋いでくれるプラットフォームです。和室のような特殊なケースこそ、プロを「比較して選べる」ことが強みになります。

ユアマイスターが便利な理由

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メリット

  • 全国の厳選されたプロを検索・比較できる
  • 顔写真や実績、実際の利用者口コミが豊富で安心
  • 「和室の砂壁ですが対応可能ですか?」など事前にチャットで相談できる
  • 料金体系が明確で、事前に見積もりが確認できる
  • 万が一のトラブル時も「故障・破損補償」がある(要確認)

デメリット(注意点)

  • 業者(プロ)によって技術や対応に差がある可能性(だからこそ口コミの確認が重要)
  • 個人の業者や小規模な店舗が多いため、大手量販店のような均一なサービスとは異なる場合がある

和室へのエアコン取り付けは、信頼できるプロに任せるのが一番です。「ユアマイスター」で、あなたの和室に最適なプロを探してみてはいかがでしょうか。

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よくある質問(Q&A)

Q1: 賃貸の和室で許可が出ません。どうすれば?

A1: 大家さんの許可なく壁に穴を開けるのは絶対に避けてください。トラブルを避けるため、「窓用エアコン」や「ポータブルクーラー」の利用を検討しましょう。これらなら原状回復の必要がありません。再度、管理会社や大家さんに「原状回復(穴を塞ぐなど)を完璧に行う」という条件で交渉してみるのも一つの手です。

Q2: 柱にしか取り付けられません。穴を開けても大丈夫?

A2: 絶対にダメです。前述の通り、柱は家の構造を支える最も重要な部分です。ここに穴を開けると、家の強度を著しく低下させ、耐震性にも問題が出ます。信頼できる業者であれば、絶対に柱への穴あけは行いません。別の場所か、配管ルートを工夫(例:縁側を経由するなど)できないか、業者と相談してください。

Q3: 既存の配管穴が使えないと言われました。なぜ?

A3: いくつか理由が考えられます。①穴の位置が低すぎて、室内機から室外機への「ドレン(排水)の勾配」が取れない。②穴の直径が、新しいエアコンの配管(特に省エネ機種は太い傾向)に対して小さすぎる。③穴が建物の構造上、無理な位置に開いている。などが考えられます。この場合、既存の穴は塞ぎ、新たに適切な位置に穴を開け直す必要があります。

PR

まとめ

和室へのエアコン取り付けは、洋室とは異なる知識と技術が必要な、難易度の高い工事です。しかし、ポイントさえ押さえれば、和室の雰囲気を保ちながら快適な空間を実現できます。

この記事の重要なポイントをまとめます。

  • 和室のDIY取り付けは事故のリスクが高く厳禁
  • 砂壁・土壁には「縦桟(たてざん)」という補強板が必須
  • 和風クロス壁紙は、下地が石膏ボードなら追加費用なしの場合も
  • 設置場所は「窓の上」が一般的だが、柱や強度を最優先に判断
  • 賃貸の場合は穴あけ許可が必須。穴あけ不要の窓用エアコンも選択肢に
  • 専用コンセントがなければ増設工事が必要
  • 業者選びは「和室の施工経験・口コミ」を比較できるサービスが安心

「うちの和室は特殊かもしれない…」と不安に思う方こそ、自己判断せず、まずは複数のプロに見積もりを依頼することから始めましょう。

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