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エアコンの匂いをクリーニングで解決!カビ・雑菌の5大原因と対処法

エアコンの匂いをクリーニングで解決!カビ・雑菌の5大原因と対処法

エアコンをつけた瞬間、「ん?何か臭い…」と感じた経験はありませんか?

カビ臭かったり、雑巾の生乾きや酸っぱい匂いがしたり。せっかく快適な室温にしたいのに、不快な匂いが広がると気分も台無しになりますよね。

そのエアコンの匂い、放置していると健康被害の原因にもなるかもしれません。

この記事では、エアコンの匂いの主な原因から、自分でできる応急処置、そしてプロのクリーニングで本当に匂いが消えるのかまでを徹底解説します。匂いの元を断ち切り、清潔で快適な空気を取り戻しましょう。

【監修者】
大谷

家電専門ライターとして10年以上活動し、監修した記事は1万を超える。自身のサイトは月間11万PVを達成。
最新のデータや実体験を交え、分かりやすく信頼できる情報発信を心がけている。

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大谷

家電専門ライターとして10年以上活動し、監修した記事は1万を超える。自身のサイトは月間11万PVを達成。
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匂いの種類で特定!エアコンが臭う主な5つの原因

エアコンから不快な匂いがする場合、その原因は一つではありません。匂いの種類によって、原因はある程度特定できます。

【カビ臭・生乾き臭】内部の熱交換器やファンに発生したカビ

エアコンの匂いの最も多い原因は「カビ」です。

冷房や除湿運転を行うと、内部の熱交換器(アルミフィン)が結露し、水分が発生します。この水分と、室内のホコリや皮脂汚れが組み合わさると、カビにとって絶好の繁殖環境(湿度・温度・栄養)が揃ってしまいます。

特に送風口から見える「シロッコファン」はカビが密集しやすい場所。雑巾のような生乾き臭も、カビや雑菌が原因です。

【酸っぱい匂い】結露水と雑菌の腐敗

ツンとくる酸っぱい匂いは、冷房運転で発生した結露水が、ホコリや汚れと混ざり、雑菌(主にアセトバクターなど)が繁殖して発生させる匂いです。カビ臭と混ざっている場合も多くあります。

【ホコリ臭・土臭い】フィルターや内部に蓄積したホコリ

エアコンのフィルターは、室内の空気を吸い込む際の「玄関マット」のようなもの。ここにホコリが溜まると、ホコリ自体が焦げたような、またはホコリっぽい匂いを発生させることがあります。

また、長期間使っていなかったエアコンを起動した際、内部に溜まったホコリが土臭い匂いとして放出されることもあります。

【生活臭】タバコ・料理・ペットの匂いの吸い込み

エアコンは室内の空気を循環させています。そのため、室内で発生する様々な匂いを一緒に吸い込んでしまいます。

  • タバコのヤニ(喫煙者がいる場合)
  • キッチンの油煙や料理の匂い(特にリビングと一体型の場合)
  • ペットの体臭
  • アロマやお香の匂い

これらの生活臭が内部の熱交換器やファンに付着し、蓄積することで、運転時に混ざり合って不快な匂いとして放出されます。

【ドブ・下水臭】ドレンパンの汚れやドレンホースからの逆流

ドレンパン(結露水の受け皿)にホコリやカビの死骸が溜まると、水と混ざり合ってヘドロ状のスライムが発生します。これが腐敗すると、ドブのような強烈な匂いを放つことがあります。

また、ドレンホース(排水ホース)の排出口が側溝の近くにあると、そこから悪臭や虫が侵入してくるケースもあります。

大谷
大谷

特にタバコのヤニは粘着性が高く、ホコリと結びついて頑固な汚れになります。一度付着すると、通常のフィルター掃除だけではまず取れませんよ。

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【応急処置】エアコンの匂いを今すぐ自分で消したい時の対処法4選

「プロを呼ぶ前に、今すぐこの匂いを軽減したい!」という場合、自分で試せる応急処置があります。ただし、これらは根本的なカビ除去ではないことを理解しておきましょう。

対処法1:窓を開けて16℃の冷房で1時間運転(結露水洗浄)

これは、匂いの原因である内部の汚れやカビを、結露水で洗い流すことを期待する方法です。

  1. 部屋の窓を全開にして換気します。
  2. エアコンの設定温度を最低温度(16℃~18℃)に設定します。
  3. そのままの状態で30分~1時間ほど冷房運転を続けます。

最低温度で運転することで、熱交換器に強制的に結露を発生させ、その水で匂いの原因物質をドレンパンに流し出す狙いです。流れた汚れはドレンホースから排出されます。ただし、軽度の汚れにしか効果は期待できません。

対処法2:フィルターの徹底掃除

最も手軽で効果的なのがフィルター掃除です。ホコリが原因の匂いであれば、これだけで改善することがあります。

  1. フィルターを取り外し、表面のホコリを掃除機で吸い取る
  2. (汚れがひどい場合)裏側からシャワーの水圧でホコリを流す
  3. 中性洗剤を溶かしたぬるま湯で優しく洗い、しっかりすすぐ
  4. タオルで水気を取り、陰干しで完全に乾燥させる

濡れたままフィルターを戻すと、新たなカビの原因になるため、しっかり乾かすことが重要です。

対処法3:内部クリーンまたは送風で徹底乾燥

匂いの原因であるカビは「湿気」を好みます。エアコン内部を乾燥させることで、カビの活動を抑制し、匂いを軽減できます。

「内部クリーン機能」があればそれを使いましょう。ない場合は、冷房や除湿の運転を停止した後、「送風」モードで1~2時間運転します。これは、匂いが発生してからだけでなく、普段からの予防策としても非常に有効です。

対処法4:部屋の換気を徹底する

エアコンが吸い込む生活臭が原因の場合、部屋の空気を入れ替えることが効果的です。エアコンを稼働させながら、定期的に窓を開けて換気を行いましょう。

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待って!市販のエアコン洗浄スプレーが危険な3つの理由

「自分で徹底的に」と考える方が、市販のエアコン洗浄スプレーの使用を検討するかもしれません。しかし、洗浄スプレーの安易な使用は故障や火災のリスクがあり、推奨できません

理由1:洗浄残しがカビの新たなエサになる

スプレーの洗浄成分や、溶け出した汚れがエアコン内部に残りやすいのが問題です。プロのように大量の水で「すすぎ」ができないため、その残留物がホコリと混ざり合い、かえってカビの栄養源となってしまいます。

理由2:電装部品を濡らし故障・火災のリスク

エアコン内部には、モーターや基盤などの精密な電装部品が多数あります。知識がないままスプレーをかけると、それらの部品に洗浄液がかかり、ショートによる故障や火災の原因になる危険性があります。

理由3:奥のファンやドレンパンの汚れは取れない

市販のスプレーでは、匂いの元凶である「シロッコファン」や「ドレンパン」の奥までは洗浄できません。目に見える熱交換器の表面的な汚れしか落とせないため、根本的な匂いの解決には至らないケースがほとんどです。

大谷
大谷

そうなんです。自力での掃除は「フィルター」までが安全圏です。応急処置をしても匂いが取れない場合は、内部にカビが根付いている証拠。無理をせずプロに任せるのが一番の近道ですよ。

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プロのエアコンクリーニングで匂いは本当に消える?作業内容と効果

自分でできる対策には限界があります。では、プロのエアコンクリーニングは、匂いに対してどれほどの効果があるのでしょうか?

結論:カビや汚れが原因の匂いは高圧洗浄で劇的に改善する

プロのクリーニングの最大の武器は「分解」と「高圧洗浄」です。

カビやホコリ、生活臭の蓄積が原因であれば、プロのクリーニングによって匂いは劇的に改善する可能性が非常に高いです。市販のスプレーとは違い、汚れを根こそぎ洗い流すため、エアコン本来の清潔な風を取り戻すことができます。

プロはここが違う!分解と高圧洗浄の作業内容

プロはまず、カバーやフィルターだけでなく、ドレンパンやファンなど、可能な限り部品を分解します。そして、電装部品を保護するために「養生」を行います。

その後、専用のアルカリ性洗剤などを塗布し、高圧洗浄機を使って、熱交換器やシロッコファンの隅々まで大量の水で洗浄します。これにより、市販のスプレーでは届かない奥のカビや汚れを物理的に洗い流すことができます。

洗浄後に出てくる「真っ黒な汚水」を見れば、いかに内部が汚れていたかを実感できるはずです。

クリーニングしても匂いが消えない?考えられる原因

「クリーニングしたのに、まだ臭い」というケースも稀にあります。その原因としては以下が考えられます。

  • 洗浄が不十分で、汚れやカビが残っている(業者の技術不足)
  • 洗剤の匂いが残っている(数日の換気や送風運転で消えることが多い)
  • ドレンホースから外部の匂いが侵入している(防虫キャップなどで対策可能)
  • エアコン内部ではなく、壁紙やカーテンに染み付いた匂いが原因だった
  • エアコン本体のプラスチックに匂いが染み付いている(経年劣化)

万が一、施工後に匂いが続く場合は、保証期間内であれば施工した業者に相談しましょう。

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【匂い対策の決定版】失敗しないエアコンクリーニング業者の選び方

匂いの根本原因である内部のカビを一掃するには、プロのクリーニングが最も確実です。しかし、業者選びに失敗すると「匂いが取れない」「故障した」といったトラブルにもなりかねません。賢い選び方を知っておきましょう。

業者選びで比較すべき5つのポイント

依頼する前に、以下の点は必ずチェックしましょう。

1. 料金相場(通常 vs お掃除機能付き)

料金はエアコンの機種によって大きく異なります。お掃除機能付きエアコンは構造が複雑で分解に時間がかかるため、料金が高くなります。

エアコンのタイプ 料金相場(1台あたり)
壁掛けタイプ(通常) 8,000円 ~ 12,000円
壁掛けタイプ(お掃除機能付き) 13,000円 ~ 20,000円

安すぎる場合は、洗浄範囲が狭い(ファンを洗わないなど)可能性もあるため、作業内容をしっかり確認しましょう。

2. 作業内容(分解範囲、防カビオプション)

「高圧洗浄」が含まれているかは必須です。また、「ドレンパン」や「ファン」まで分解して洗浄してくれるかを確認しましょう。匂いの再発を防ぐ「防カビコーティング」は、有料オプション(1,000円~3,000円程度)の場合が多いです。

3. 口コミと実績

料金の安さだけで選ぶのは危険です。過去の作業実績や、利用者の口コミをしっかり確認しましょう。「匂いが完全になくなった」「対応が丁寧だった」といった具体的な評価を参考にすることが大切です。

4. 損害賠償保険の加入

万が一、クリーニング中にエアコンが故障したり、家具が破損したりした場合に備え、業者が「損害賠償保険」に加入しているかは必ず確認しましょう。

5. 個人業者と大手業者の違い

大手業者はマニュアルが整備され安心感がありますが、価格は高めな傾向があります。個人業者(フランチャイズ含む)は、価格が比較的安く、融通が利きやすい反面、技術や対応は「人による」部分が大きくなります。

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ユアマイスターのデメリット・注意点

  • プロによって技術に差がある可能性
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    大手業者と比較して、個人で活動するプロが多いため、予約の柔軟性や対応スピードが業者によって異なる場合があります。

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匂いを再発させない!クリーニング後のエアコン予防策

クリーニングで綺麗にした状態を長持ちさせ、匂いの再発を防ぐには、日々の使い方が重要です。

冷房・除湿後は必ず送風運転

カビを防ぐ最大のポイントは「内部を乾燥させる」ことです。冷房や除湿を使った後は、すぐに電源を切らず、「内部クリーン機能」または「送風運転」を1~2時間行い、内部の湿気を飛ばしましょう。

2週間に1回のフィルター掃除

カビのエサとなるホコリを減らすため、フィルター掃除はこまめに行いましょう。2週間に1回、掃除機で吸うだけでも効果が違います。

ドレンホースの防虫キャップを検討する

ドレンホースから虫や匂いが侵入している場合は、ホームセンターなどで売られている「防虫キャップ(防臭キャップ)」を取り付けると効果的です。ただし、ホースが詰まらないよう定期的な確認は必要です。

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よくある質問(Q&A)

Q1. エアコンクリーニングに最適な時期はいつですか?

A1. 年に2回、冷房を使い終わった秋(10月~11月)と、暖房を使い終わった春(4月~5月)がおすすめです。これらはエアコンの繁忙期(夏・冬)を避けているため、予約が取りやすく、料金が割引になっているケースもあります。匂いが気になる場合は、時期を問わず早めに依頼しましょう。

Q2. 賃貸マンションですが、勝手にクリーニングしていいですか?費用は誰が払う?

A2. クリーニング前に必ず管理会社や大家さんに連絡・相談してください。エアコンが「設備」として備え付けられている場合、クリーニングや修理の費用負担については契約書で定められています。

入居時から匂いがするなど、明らかに故障や経年劣化が原因の場合は大家さん負担、入居後の使用による汚れ(タバコのヤニなど)が原因の場合は入居者負担となるのが一般的です。勝手に依頼するとトラブルの原因になるため、まずは相談が必須です。

Q3. クリーニングの理想的な頻度はどれくらい?

A3. 使用頻度や環境にもよりますが、1年~2年に1回が目安です。リビングなど使用時間が長い場所や、ペットや喫煙者がいるご家庭は、1年に1回のクリーニングをおすすめします。匂いやカビが見えてからではなく、定期的なメンテナンスとして行うのが理想です。

Q4. 匂いを放置すると人体に影響はありますか?

A4. 匂いの原因がカビの場合、エアコンの風に乗ってカビの胞子が室内にまき散らされます。これを吸い込むと、アレルギー性鼻炎や喘息、過敏性肺炎(夏型肺炎)など、健康被害を引き起こすリスクがあります。特に、小さなお子様やアレルギー体質の方がいるご家庭は注意が必要です。(参照:厚生労働省「健康な生活を送るために」※カビ対策に関するページ)

Q5. 設定温度が高い(27℃~28℃)と匂うのはなぜ?

A5. 設定温度が高いと、熱交換器で発生する結露水の量が少なくなり、カビや汚れが洗い流されにくくなるために起こりやすいです。また、冷房が弱まることで、ファンの回転で内部の湿気やカビの胞子が飛散しやすくなるためとも言われます。この場合も、根本的な原因は内部の汚れである可能性が高いです。

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まとめ:エアコンの匂いは早めの対処が肝心!クリーニングで快適な空気を取り戻そう

エアコンの不快な匂いは、内部に蓄積されたカビやホコリ、生活臭が原因であることがほとんどです。

自分でできるフィルター掃除や送風運転は予防策として有効ですが、一度発生してしまった頑固な匂いやカビは、プロのクリーニングでなければ根本的に解決するのは難しいでしょう。

エアコンの匂いは、不快なだけでなく健康被害のリスクも伴います。「臭いな」と感じたら、それはエアコン内部が汚れているサインです。

信頼できるプロによるクリーニングで匂いの元をリセットし、日々の予防策を実践することで、清潔で快適な空調環境を取り戻しましょう。