「そろそろエアコンを買い替えたいけど、日立のエアコンって実際どうなの?」「白くまくんの『凍結洗浄』ってよく聞くけど、効果はあるの?カビ臭くならない?」
エアコンは一度買うと10年は使う大きな買い物です。実際の使い心地や、ネット上のリアルな口コミ・評判を徹底的に調べてから決めたいですよね。
この記事では、日立エアコンのレビューや口コミ・評判を徹底的に調査しました。最大の懸念点である「カビ問題」の真相から、他社との違い、シリーズごとの選び方まで、分かりやすく解説します。
結論から言うと、日立のエアコンは「エアコン内部の清潔さ」に徹底的にこだわりたい人にとって、非常におすすめできるエアコンです。

この記事では、以下の項目に基づき、日立のエアコンを評価しました。
- 清潔機能(凍結洗浄、ステンレス、ファンロボ)
 - 冷暖房のパワーと効率(省エネ性能)
 - 除湿機能(再熱除湿 vs ソフト除湿)
 - 静音性・運転音
 - 操作性(リモコン、アプリ)
 - コストパフォーマンス
 - 実際の口コミ・評判(良い点・悪い点)
 
日立のエアコン「白くまくん」の総合評価と3つの特徴
日立のエアコン「白くまくん」は、他社にはない独自の清潔機能で高い評価を得ています。まずは、日立のエアコンが持つ主な特徴と、ユーザーからのリアルな口コミを見ていきましょう。
特徴1: 【物理洗浄】凍結洗浄&ファンお掃除ロボ
日立のエアコンの最大の特徴は、「凍結洗浄」です。
これは、エアコン内部の熱交換器をあえて凍らせ、その霜を一気に溶かすことで、付着したホコリやカビ、油汚れを洗い流すという、他社にはない物理的な洗浄機能です。一般的なフィルター自動掃除では取れない、ニオイやカビの温床となる熱交換器の汚れに直接アプローチできます。
さらに、最上位のXシリーズには、ホコリが溜まりやすいファンの先端を自動で掃除する「ファンお掃除ロボ」も搭載。熱交換器からファンまで、エアコン内部を徹底的にクリーンに保つ仕組みが整っています。

XシリーズやGシリーズなど、上位モデルは室外機の熱交換器まで「凍結洗浄」してくれるんです。室外機は目詰まりすると冷暖房効率がガクッと落ちるので、これは嬉しいポイントですね。
特徴2: 【防汚素材】ステンレス・クリーン システム
日立は、汚れが付着しにくい「ステンレス」をエアコン内部の様々なパーツに採用しています(※Gシリーズ以上)。
ホコリが付着しやすいフィルターはもちろん、風が通る「通風路」や「フラップ(羽根)」までステンレス製にすることで、ホコリの付着を抑え、カビや菌の温床になるのを防ぎます。掃除機能(凍結洗浄)と防汚素材(ステンレス)のWブロックが、日立の「清潔」へのこだわりです。
特徴3: 【遠隔操作】白くまくんアプリ
上位モデル(X, Gシリーズなど)は無線LANを内蔵しており、スマホアプリ「白くまくんアプリ」で遠隔操作が可能です。(※AJシリーズは別売アダプタが必要)
基本的な電源ON/OFFや温度設定はもちろん、「凍結洗浄」や「ファンお掃除」を外出先から実行できるのが大きなメリットです。
「凍結洗浄」は作動音が気になる場合もありますが、家族が誰もいない日中にアプリで清掃を済ませておけば、帰宅時にはクリーンな空気で快適に過ごせます。
日立のエアコンのリアルな口コミ・評判
機能が優れていても、実際の使い心地が重要です。ネット上から「良い口コミ」と「悪い口コミ」を集めました。
ポジティブな口コミ・評判
- 冷暖房のパワーがすごい。特に暖房がパワフルで、寒い地域でも満足している。
 - 運転音が非常に静か。寝室に設置しても気にならないレベル。(AJシリーズも含む)
 - 凍結洗浄のおかげか、使い始めて数年経っても嫌なニオイがしない。
 - (AJシリーズ)シンプルで十分。余計な機能がなく安くて、本体も軽くて良い。
 
ネガティブな口コミ・評判
- リモコンの液晶にバックライトがなく、夜間に見づらい。文字も小さい。
 - 「カラッと除湿(再熱除湿)」は快適だが、電気代が思ったより高い。
 - 除湿運転中に「カチン」という機械的な作動音が気になることがある。
 - (AJシリーズ)工事費込みで買ったが、追加料金が高くついたケースがある。
 - 「凍結洗浄」を使ったのに、逆にカビ臭くなった。(←次で詳しく解説します)
 
日立のエアコンの凍結洗浄はカビる?口コミ・評判の真相
日立のエアコンを検討する際、最も多く目にする懸念点が「凍結洗浄機能があるのにカビ臭くなった」という口コミです。これはなぜ起こるのでしょうか?
なぜ?凍結洗浄があってもカビが発生する理由
「凍結洗浄」はカビを洗い流す機能のはずが、逆効果になってしまうことがあるのは、主に2つの理由が考えられます。
- 洗浄後の乾燥が不十分だった
凍結洗浄は、大量の水を使って汚れを洗い流します。洗浄後には内部を乾燥させる運転(Xシリーズの「除菌ヒートプラス」など)が入りますが、お部屋の湿度や使用状況によっては、内部に水分が残りきってしまうことがあります。この残った水分が、新たなカビの原因になってしまうのです。 - すべてのカビを除去できるわけではない
凍結洗浄は非常に強力ですが、エアコン内部の隅々まで100%の汚れを落とし切れるわけではありません。洗い流せなかったカビの胞子が、洗浄後の水分を得て、逆に活性化してしまうケースが考えられます。 

これは日立に限った話ではなく、どのメーカーの自動洗浄機能付きエアコンにも共通する注意点です。機能を過信しないことが重要です。
対策:カビを防ぐための正しい使い方
日立のエアコンをカビさせないためには、機能に頼りきるのではなく、ユーザー側でも少し工夫が必要です。
- 冷房・除湿を使った後は、必ず「送風」または「内部クリーン(内部送風乾燥)」運転を1〜2時間行い、内部をしっかり乾燥させる。
 - 「凍結洗浄」は、湿度が低い日中(晴れた日など)に行うのがおすすめです。
 - フィルターのホコリは、自動掃除機能があっても定期的に目視で確認し、必要なら手動で掃除する。
 - 「凍結洗浄」は万能ではないと理解し、1〜2年に一度はプロのエアコンクリーニングを併用する。
 
「自動洗浄+使用後の乾燥」をセットで考えるのが、カビ対策の鉄則です。
日立のエアコンのおすすめ人気ランキングTOP3
ここからは、日立の主要3シリーズをランキング形式で詳しくレビューします。
【第1位】Xシリーズ RAS-X40R2(W) – すべてを網羅した最強の清潔・快適モデル

日立の技術をすべて詰め込んだフラッグシップモデルです。「凍結洗浄(室内機・室外機)」は加熱乾燥で除菌までする「除菌ヒートプラス」仕様。さらに「ファンお掃除ロボ」、「ステンレス・クリーン システム」を全て搭載。空気清浄機能「パワフルPremiumプラズマ空清」も備え、清潔さと快適性を最高レベルで両立させたい人におすすめです。
| 畳数の目安 | 冷房 11~17畳 / 暖房 11~14畳 | 
|---|---|
| 電源 | 単相200V | 
| 凍結洗浄 | ◎ (除菌ヒートプラス / 室内機・室外機) | 
| ファンロボ | ◎ (搭載) | 
| ステンレス | ◎ (通風路・フラップ・フィルター等) | 
| 除湿機能 | カラッと除湿 (再熱除湿) | 
| 室内機寸法 | 高さ295×幅798×奥行385mm | 
| 省エネ性能 (APF) | 7.3 (JIS C9612:2013) | 
- 室内機も室外機もファンも自動で掃除する最強の清潔性
 - 「カラッと除湿」で梅雨時も肌寒くならず快適
 - センサーが優秀でAIが最適な運転をしてくれる
 - 暖房能力が非常に高い(外気温2℃時 8.9kW)
 
- 価格が最も高い
 - 機能が多い分、本体の奥行きが38.5cmと大きい
 
【第2位】Gシリーズ RAS-GR4025D – 奥行25cmの薄型と清潔機能のベストバランス

本体奥行き25cmの薄型設計が最大の魅力のミドルクラスモデルです。Xシリーズの「ファンロボ」や「再熱除湿」はありませんが、「凍結洗浄 Light」(室内機・室外機)や「ステンレス・クリーン」、「カビバスター(24時間監視)」など、日立の主要な清潔機能はしっかり搭載。「設置スペースは限られるけど、清潔機能は妥協したくない」という方に最適です。
| 畳数の目安 | 14畳 (詳細スペック要確認) | 
|---|---|
| 電源 | 単相200V | 
| 凍結洗浄 | ○ (Light / 室内機・室外機) | 
| ファンロボ | × (非搭載) | 
| ステンレス | ◎ (通風路・フラップ・フィルター等) | 
| 除湿機能 | 3モード除湿 (パワフル・自動・手動) | 
| 室内機寸法 | 高さ295×幅795×奥行250mm | 
| 省エネ性能 | (メーカー情報要確認) | 
- 奥行き25cmでスッキリ設置できる(最重要)
 - 主要な清潔機能(凍結洗浄・ステンレス)を搭載
 - 室外機の凍結洗浄も搭載している
 - Xシリーズより価格が抑えられている
 
- 凍結洗浄が簡易版 (Light / 加熱乾燥なし)
 - ファンロボ非搭載、再熱除湿なし
 
【第3位】AJシリーズ RAS-AJ28R(W) – コスパ最強!寝室・子供部屋に最適なシンプルモデル

機能を絞ったシンプルなモデルで、圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。「凍結洗浄」や「ステンレス」は搭載していませんが、冷房・除湿運転後に内部を乾燥させる「エアコン内部クリーン(内部送風乾燥)」は搭載しており、カビ対策の基本は押さえています。口コミでも「シンプルで十分」「よく冷える」と高評価。「寝室や子供部屋用で、とにかく安くて信頼できるエアコンが欲しい」という方に最適です。
| 畳数の目安 | 主に10畳 | 
|---|---|
| 電源 | 単相100V | 
| 凍結洗浄 | × (非搭載) | 
| ファンロボ | × (非搭載) | 
| ステンレス | × (非搭載) | 
| 除湿機能 | ソフト除湿 (肌寒さを抑える) | 
| 室内機寸法 | 高さ280×幅780×奥行215mm | 
| 省エネ性能 | (メーカー情報要確認) | 
- 価格が非常に安い
 - 必要最低限の機能(内部乾燥・ソフト除湿)は搭載
 - 本体が非常にコンパクトで軽い(幅78cm, 奥行21.5cm)
 
- 凍結洗浄、ステンレス、フィルター自動掃除なし
 - センサーがないためAI運転などは不可
 - アプリ操作は別売アダプタが必要
 
日立のエアコンの選び方 失敗しない比較ポイント
「自分にはどのモデルが合うの?」と迷った時のために、選ぶ際の比較ポイントを解説します。
シリーズ別 機能比較表(X, G, AJ)- あなたに必要な機能は?
3シリーズの主な違いを一覧表にまとめました。どこまでの清潔機能と快適機能(除湿)を求めるかが最大の分岐点です。
| 機能 | Xシリーズ (最上位) | Gシリーズ (薄型ミドル) | AJシリーズ (シンプル) | 
|---|---|---|---|
| 凍結洗浄 (室内機) | ◎ 除菌ヒートプラス | ○ (Light) | × (非搭載) | 
| 凍結洗浄 (室外機) | ◎ (搭載) | ○ (搭載) | × (非搭載) | 
| ファンお掃除ロボ | ◎ (搭載) | × (非搭載) | × (非搭載) | 
| ステンレス・クリーン | ◎ (通風路・フラップ等) | ◎ (通風路・フラップ等) | × (非搭載) | 
| フィルター自動掃除 | ◎ (搭載) | ○ (搭載) | × (非搭載) | 
| 内部クリーン | 加熱乾燥 | カビバスター (監視・乾燥) | 内部送風乾燥 | 
| 除湿機能 | カラッと除湿 (再熱式) | 3モード除湿 | ソフト除湿 | 
| 本体デザイン | 高機能・奥行きあり(38.5cm) | 薄型 (奥行25cm) | コンパクト (奥行21.5cm) | 
| アプリ対応 | ◎ (標準内蔵) | ◎ (標準内蔵) | △ (別売アダプタ) | 
- 清潔さ最優先・予算重視 → Xシリーズ
 - 設置場所が狭い・清潔さも欲しい → Gシリーズ
 - 価格重視・寝室/個室用 → AJシリーズ
 
メリット・デメリット:カラッと除湿(再熱除湿)は必要?
Xシリーズに搭載されている「カラッと除湿」は、いわゆる再熱除湿方式です。
一度冷やして湿気を取った空気を、適温に暖め直してから室内に戻すため、「除湿したいけど、部屋が寒くなるのは嫌だ」という梅雨時や夜間に非常に快適です。これが日立の大きな強みでもあります。
ただし、空気を暖め直す分、GシリーズやAJシリーズの除湿(弱冷房除湿)よりも電気代が高くなるというデメリットがあります。
「電気代は高くても快適さを取りたい」「梅雨のジメジメが本当に苦手」という人には、Xシリーズの「カラッと除湿」を強くおすすめします。
部屋の広さと電源(100V/200V)
エアコン選びの基本ですが、設置する部屋の広さ(畳数)に合ったモデルを選びましょう。今回紹介したモデルでは、XシリーズとGシリーズの14畳用は「単相200V」、AJシリーズの10畳用は「単相100V」です。
200Vのエアコンはパワーが強く、広いリビング(14畳以上)や、素早く部屋を冷やしたい・暖めたい場合に適しています。ご自宅のコンセントが200Vに対応しているか、事前に確認が必要です(対応していない場合は電気工事が必要な場合があります)。
ライバルメーカー(ダイキン・パナソニック)との違いは?
「日立はなんとなくわかったけど、ダイキンやパナソニックと何が違うの?」という疑問は当然ですよね。各社の「清潔機能」のアプローチの違いをまとめました。

どのメーカーも素晴らしいですが、特徴が違います!
日立:凍結洗浄で物理的に洗う
今回解説した通り、熱交換器を「凍らせて、溶かして、洗う」という物理的な洗浄が最大の特徴です。ステンレス素材で汚れの付着も防ぎます。「目に見えないイオンなどより、物理的に洗ってほしい」という方に刺さる機能です。
ダイキン:ストリーマと換気・加湿
ダイキンは、結露水で洗浄(水内部クリーン)しつつ、独自の「ストリーマ」(プラズマ放電)でカビや有害物質を分解・抑制します。何より、最上位モデルの「うるさらX」は、エアコンを運転しながら「換気」や「給水不要の加湿」ができる唯一無二の存在です。
パナソニック:ナノイーXで空気清浄
パナソニックは、独自のイオン「ナノイーX」を放出し、空気中の有害物質やカビ菌を抑制します。「エオリア」はエアコンでありながら、空気清浄機としての能力を重視する方におすすめです。フィルター掃除ロボがゴミを自動で屋外に排出するモデルも人気です。
よくある質問(Q&A)
これは、口コミでも時々見られる指摘です。特に「液晶画面にバックライトがないため、暗い部屋で操作しづらい」「文字が小さい」という意見があります。
日中の操作性は問題ありませんが、就寝時などに操作することが多い場合は、少し不便に感じるかもしれません。ただし、X・Gシリーズはスマホの「白くまくんアプリ」で代用できるため、大きな問題にはなりにくいでしょう。
口コミ・評判を調査したところ、「運転音は非常に静か」というポジティブな意見が大多数でした。これは最上位のXシリーズからシンプルなAJシリーズまで共通しており、静音性は日立の大きな強みと言えそうです。寝室への設置も安心です。
ただし、「凍結洗浄」の作動中は、氷を割る音や水の流れる音がすることがあります。日中や外出中に作動させるのがおすすめです。
ご提供いただいたXシリーズの商品のように「標準設置工事セット」として販売されている商品は、基本的な工事費(配管4mまで、穴あけ1箇所など)が含まれており、お得な場合が多いです。
ただし、口コミにもあるように、ご自宅の状況(配管穴がない、室外機を特殊な場所に置く、古いエアコンの取り外し・リサイクル料など)によっては、現地で別途追加料金が発生することが一般的です。これはどのメーカーのエアコンを買っても同様です。購入前に「標準工事」の内容と、「追加料金が発生するケース」をしっかり確認することが重要です。
まとめ:日立のエアコンはこんな人におすすめ!
日立のエアコン「白くまくん」のレビュー、口コミ、評判を徹底的に検証しました。
結論として、日立のエアコンは以下のような人に特におすすめです。
- エアコン内部のカビや汚れが何よりも気になる人
 - 「凍結洗浄」という物理的な自動洗浄機能に魅力を感じる人
 - 梅雨時に肌寒くならない「再熱除湿」が欲しい人 (→ Xシリーズ)
 - 設置場所が狭い(奥行きがない)人 (→ Gシリーズ)
 - 機能はシンプルでいいから、安くて静かなエアコンが欲しい人 (→ AJシリーズ)
 
この記事で比較した3シリーズ(X, G, AJ)は、それぞれ明確な特徴と強みを持っています。ご自身のライフスタイルや設置場所、予算に最も合う日立エアコンを見つけて、快適な毎日を手に入れてくださいね。

  
  
  
  
              
              
              
              
              
              
              
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