テレビのエントリーモデルとは?ミドルとの違いと失敗しない選び方

テレビのエントリーモデルとは?ミドルとの違いと失敗しない選び方

「テレビのエントリーモデルって、安すぎて不安…」
「ミドルモデルやスタンダードモデルとは何が違うの?」

家電量販店やネット通販で「エントリーモデル」という言葉を見て、購入を迷っていませんか?
価格が安いのは魅力的ですが、「画質が悪くて後悔したくない」というのが本音ですよね。

実は、近年のエントリーモデルは技術進化が凄まじく、選び方のコツさえ掴めば「最もコスパが良い賢い選択」になります。

この記事では、以下の疑問を完全に解決します。

  • エントリーモデルの正確な意味とミドルとの決定的違い
  • 「安物買いの銭失い」を避けるための必須チェック項目
  • あなたに最適なテレビの選び方

専門的な知識がなくても大丈夫です。この記事を読み終える頃には、自信を持って自分にぴったりの一台を選べるようになりますよ。

※2025年12月23日 記事の内容を最新の情報に更新しました。

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【監修者】
大谷

家電専門ライターとして10年以上活動し、監修した記事は1万を超える。自身のサイトは月間11万PVを達成。
最新のデータや実体験を交え、分かりやすく信頼できる情報発信を心がけている。

エントリーモデルとは?基本の意味

まずは、言葉の定義と立ち位置をクリアにしましょう。

コスパ特化の「入門者向け」

テレビのエントリーモデルとは、最新の付加機能を削ぎ落とし、価格を抑えた「基本モデル」のことです。

「入門機」といっても、決して「性能が低い」わけではありません。
数年前の高級機に匹敵する4K画質を持つものも多く、ニュース、ドラマ、バラエティ番組を視聴する分には、十分すぎるほどの性能を持っています。

大谷
大谷
「画質に強いこだわりはないけど、綺麗な画面で見たい」という方には最適解です。浮いた予算でスピーカーを強化するのも賢い方法ですよ。

3つのグレード比較表

「スタンダードモデル」という言葉もよく聞きますが、一般的には「エントリー ≒ スタンダード」と考えて差し支えありません。
それぞれの違いを比較表にまとめました。

グレード エントリー
(スタンダード)
ミドル
(ハイスタンダード)
ハイエンド
(フラッグシップ)
価格(目安) 安い
(5〜9万円)
標準
(10〜16万円)
高い
(17万円〜)
画質エンジン 標準 高性能
(AI補正など)
最高峰
倍速機能 基本的に
非搭載
搭載
(なめらか)
高性能
搭載
おすすめ ニュース・ドラマ
コスパ重視
スポーツ観戦
ゲーム
映画鑑賞
画質追求

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ミドルモデルとの決定的な違い

検索でも多くの方が調べている「エントリーとミドルの差」
価格差に見合う価値があるのか、以下の2点で見極めてください。

1. 「倍速機能」の有無

最大の違いは「映像の滑らかさ」です。

  • エントリー:60Hz(1秒間に60コマ)
  • ミドル以上:120Hz(1秒間に120コマ)

ミドルモデルはコマ数を倍に増やす「倍速機能」を持っています。
サッカーのボールの動きや、アクション映画の激しいシーンなど、動きの速い映像を見るなら、倍速機能のあるミドルモデルを選ばないと、残像感(ブレ)が気になることがあります。

2. 「地デジ」の補正能力

テレビの頭脳である「映像エンジン」の性能も違います。
地デジ(2K放送)を4Kテレビで映すには「アップコンバート(引き伸ばし)」処理が必要です。

ミドルモデル以上の高性能エンジンは、この処理が非常に優秀で、地デジもくっきり鮮やかに映します。
一方、エントリーモデルはこの処理が標準的なため、大画面で近く見ると少し粗さが目立つ場合があります。

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エントリーモデルのメリット3選

機能差はありますが、それでもエントリーモデルが選ばれ続ける理由があります。

圧倒的なコストパフォーマンス

最大のメリットはやはり価格です。
最新のハイエンドモデル1台分の予算で、エントリーモデルなら「リビング用+寝室用」の2台が買えてしまうこともあります。

誰でも使えるシンプルな操作性

機能が厳選されている分、リモコンのボタン配置やメニュー画面がシンプルで分かりやすいのが特徴です。
「多機能すぎて使いこなせない」というストレスがありません。

基本性能は十分に高い

「安い=画質が悪い」というのは一昔前の話です。
国内メーカーの監修モデルや技術共有により、エントリーモデルでも驚くほど綺麗な映像を楽しめるようになっています。

大谷
大谷
実は私も、子供部屋や寝室のテレビはエントリーモデルを愛用しています。アニメやバラエティを見る分には全く不満はありませんよ。
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後悔しない!賢い選び方5選

「買って失敗した…」とならないために、必ずチェックすべき5つのポイントを紹介します。

サイズは「視聴距離」で選ぶ

部屋の広さではなく、「テレビとソファの距離」でサイズを決めると失敗しません。
4Kテレビの最適な視聴距離は「画面の高さの約1.5倍」です。

  • 50V型:約0.9m
  • 55V型:約1.0m
  • 65V型:約1.2m

思ったより近くても大丈夫ですよね?迫力を楽しむためにも、少し大きめを選ぶのがトレンドです。

「4K対応」か必ず確認する

32V型や40V型以下のエントリーモデルには、画質が少し劣る「フルHD」や「ハイビジョン」のモデルも混在しています。
YouTubeや映画を綺麗に見たいなら、必ず「4Kチューナー内蔵」と書かれたモデルを選びましょう。

録画派は「チューナー数」を見る

「番組を見ながら裏番組を録画したい」
これをするには、チューナーが2つ以上(Wチューナー)必要です。激安モデルにはチューナーが1つのものもあるので注意が必要です。

ネット動画機能の有無

テレビ単体でYouTubeやNetflixを見たいなら、「Android TV」や「Google TV」などのスマート機能搭載モデルが必須です。
もし非搭載でも、「Fire TV Stick」などを後付けすれば視聴可能なので、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。

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HDMI端子の数を数える

見落としがちなのが接続端子の数です。

  • レコーダー
  • ゲーム機(Switch/PS5)
  • Fire TV Stick

これらを同時に繋ぎたい場合、端子が2つしかないモデルだと抜き差しの手間が発生します。
使いたい機器の数+1個の余裕があると安心です。

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メーカー別の特徴と選び方

最後に、主要メーカーのエントリーモデルの傾向を解説します。

東芝(REGZA):録画機能が充実

エントリーモデルでも「映像処理エンジン」の性能が高く、地デジが綺麗に見えます。番組表の使いやすさや録画機能の充実度はNo.1と言えるでしょう。

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ソニー(BRAVIA):動画とゲーム

Google TVの使い勝手が良く、ネット動画をスムーズに楽しめます。PS5との連携機能もあり、ゲームの色味を自動で調整してくれます。

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ハイセンス:究極のコスパ

東芝の技術を継承しており、画質・機能・価格のバランスが最強です。「ブランドにこだわらないから、安くて良いものが欲しい」という方には最もおすすめです。

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よくある質問(Q&A)

Q. エントリーモデルでPS5の性能は引き出せますか?

RPGなどの通常のゲームなら十分綺麗に楽しめます。ただし、PS5の「120fps(ヌルヌル動く機能)」には対応していないため、対戦ゲーム(FPS)で勝ちにこだわるなら120Hz対応のミドルモデルがおすすめです。

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Q. 安いモデルは壊れやすくないですか?

いいえ、グレードによって寿命に大きな差はありません。一般的にテレビの寿命は7〜10年程度です。

Q. 音が悪いと聞きましたが本当ですか?

薄型テレビの宿命として、スピーカー性能には限界があります。もし音が聞き取りにくい場合は、数千円〜1万円程度の「サウンドバー」を追加すると、劇的に改善しますよ。

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まとめ:自分に合った一台を選ぼう

テレビのエントリーモデルについて、ミドルとの違いや選び方を解説しました。

記事の要点のおさらい

  • エントリーモデルとは:基本機能に絞ったコスパ最強の入門機。
  • ミドルとの違い:「スポーツの滑らかさ(倍速)」と「地デジの画質補正」。
  • 選び方:視聴距離でサイズを決め、Wチューナーやネット動画機能を確認する。

「スポーツ観戦がメイン」ならミドルモデルを、「普段の番組視聴がメイン」ならエントリーモデルを選べば、間違いなく満足できるはずです。

ぜひこの記事を参考に、あなたの生活を豊かにする最高のパートナーを見つけてくださいね。

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