これから始まる二人暮らし。期待に胸を膨らませる一方で、「家具や家電を揃えるのに、いったいどれくらいの費用がかかるんだろう?」と不安に感じていませんか?
特に、お互い一人暮らしや実家暮らしから新生活をスタートする場合、必要なものが多くて費用の全体像が見えにくいですよね。
この記事では、二人暮らしに必要な家具・家電の費用相場から、具体的な内訳、そして初期費用全体を10万円以上賢く節約する7つの秘訣まで、どこよりも分かりやすく徹底解説します。
最後まで読めば、二人暮らしの費用に関する不安が解消され、賢く、そして楽しく新生活の準備を進められるようになりますよ。
二人暮らしの家具・家電にかかる費用の相場は?
早速結論からお伝えします。二人暮らしを始めるにあたって、家具・家電を一から揃える場合の費用相場は、おおよそ20万円~40万円です。
もちろん、どんなブランドを選ぶか、どこまでこだわるかによって金額は大きく変動します。あくまで一つの目安として考えてくださいね。

【一覧表】二人暮らしに必要な家具・家電リストと費用内訳
具体的にどんなものにいくらかかるのか、一覧表で見ていきましょう。自分たちの状況に合わせて、必要なものと不要なものをチェックしてみてください。
カテゴリ | 品目 | 費用目安 |
---|---|---|
大型家電 | 冷蔵庫 (200~300Lクラス) | 50,000円~100,000円 |
洗濯機 (7kg以上) | 50,000円~80,000円 | |
テレビ (32~40型) | 30,000円~50,000円 | |
エアコン | 60,000円~100,000円 | |
電子レンジ | 10,000円~30,000円 | |
キッチン家電 | 炊飯器 (3~5合炊き) | 10,000円~20,000円 |
電気ケトル | 3,000円~8,000円 | |
トースター | 3,000円~10,000円 | |
掃除機 | 10,000円~30,000円 | |
家具 | ベッド・マットレス (ダブルサイズ) | 40,000円~80,000円 |
ソファ (2人掛け) | 30,000円~50,000円 | |
ダイニングテーブルセット | 20,000円~40,000円 | |
カーテン | 10,000円~30,000円 | |
合計 | 約326,000円~658,000円 |
すべてを新品で、ある程度のスペックのもので揃えようとすると、40万円を超えることも珍しくありません。どこにお金をかけ、どこで節約するか、二人で話し合って決めることが大切です。
注意!二人暮らしの初期費用は家具・家電だけじゃない
二人暮らしの準備でつい見落としがちなのが、家具・家電以外の初期費用です。実は、新生活全体の初期費用は、総額で75万円~100万円程度になるケースが一般的です。
家具・家電の費用と合わせて、全体の予算を把握しておきましょう。
物件の契約にかかる費用(賃貸)
最も大きな割合を占めるのが、住む家を借りるための費用です。一般的に「家賃の4~6ヶ月分」が目安と言われています。
家賃12万円の物件を例にシミュレーションしてみましょう。
項目 | 費用目安 (家賃12万円の場合) | 内容 |
---|---|---|
敷金 | 120,000円 | 退去時の原状回復費用などに充てられる保証金 |
礼金 | 120,000円 | 大家さんへのお礼金 |
仲介手数料 | 120,000円 | 不動産会社に支払う手数料 |
前家賃 | 120,000円 | 入居する月の家賃 |
火災保険料 | 15,000円 | 万が一の火災などに備える保険 |
鍵交換費用 | 20,000円 | 防犯のための鍵交換代 |
家賃保証料 | 60,000円 | 保証会社を利用する場合の費用 |
合計 | 575,000円 |
引っ越しにかかる費用
引っ越し業者に依頼する場合の費用も必要です。荷物の量や移動距離、時期によって変動しますが、二人分(別々の場所から)で考えると、約6万円~10万円が目安です。
【総額シミュレーション】二人暮らしの初期費用は100万円が目安
これまでの費用を合計してみましょう。
- 物件契約の初期費用:約57.5万円
- 家具・家電の購入費用:約40万円
- 引っ越し費用:約10万円
合計すると約107.5万円となり、やはり100万円程度は一つの目安になることがわかりますね。

二人暮らしの家具・家電費用を賢く抑える7つの秘訣
大きな金額が必要になる二人暮らしのスタート。でも、ちょっとした工夫で費用は大きく抑えられます。今日から実践できる7つの秘訣をご紹介します!
① 今使っているものを持ち寄る
最も効果的な節約術は、お互いが今使っている家具や家電を持ち寄ることです。どちらかが一人暮らしをしていれば、冷蔵庫や洗濯機、テレビなどはそのまま使える可能性があります。
まずは持ち寄れるものリストを作成し、二人で使うにはサイズが小さい、古すぎる、といったものだけを新しく購入するようにしましょう。
② 必要なものから段階的に揃える
「新生活だから全部新品で!」と意気込む気持ちもわかりますが、一度にすべてを揃える必要はありません。まずは、冷蔵庫や洗濯機、ベッドなど、生活に最低限必要なものから購入しましょう。
ソファやダイニングテーブルなどは、実際に生活してみて「やっぱり必要だね」となってから購入を検討するのでも遅くありません。
③ アウトレット品や中古品を上手に活用する
新品にこだわらないのであれば、リサイクルショップやフリマアプリの活用もおすすめです。特に家具は、中古でも状態の良いものが多く、新品の半額以下で手に入ることも。
型落ちの家電を狙うのも賢い方法です。最新モデルにこだわらなければ、機能は十分な製品を安く購入できます。
④ 引っ越しの時期を工夫する
先ほども少し触れましたが、引っ越し業者の料金は時期によって大きく変動します。可能であれば、2月~4月の繁忙期を避けるだけで、数万円の節約につながります。時間に余裕があるカップルは、時期をずらすことを検討してみましょう。
⑤ 「敷金・礼金ゼロ」や「フリーレント」物件を選ぶ
物件探しの段階で節約を意識することも非常に重要です。
- 敷金・礼金ゼロ物件:初期費用の中で大きな割合を占める敷金・礼金がないだけで、家賃2ヶ月分(例:24万円)が浮きます。
- フリーレント物件:入居後の一定期間(1~2ヶ月など)の家賃が無料になる物件です。
⑥ 【裏ワザ】家具・家電のレンタル・サブスクを利用する
「初期費用を極限まで抑えたい」「どんな家具が合うか試してみたい」「転勤が多いかも」そんなカップルに今、大注目されているのが家具・家電のレンタル・サブスクリプションサービスです。
購入すれば数十万円かかる家具や家電を、手頃な月額料金で利用できます。例えば、洗濯機・冷蔵庫・電子レンジの3点セットが月額数千円から利用できるサービスも。
初期費用を数十万円単位で削減できるだけでなく、不要になった際の処分費用や手間がかからないのも大きなメリットです。

▼人気の家電レンタル・サブスクをチェックする

⑦ 不要になった家具・家電は買い取ってもらう
二人暮らしを機に、不要になる家具や家電が出てくることもありますよね。そんな時は、捨ててしまうのではなく、買取サービスを利用しましょう。
特に、製造から5年以内の新しい家電や、人気のブランド家具は高値で買い取ってもらえる可能性があります。得られたお金を新しい家具・家電の購入費用に充てれば、賢いサイクルの完成です。
▼おすすめの家電買取サービスを見てみる

家具・家電の費用分担、どうする?おすすめの方法3選
費用の話は、後々トラブルにならないためにも、最初にしっかり話し合っておくことが大切です。主な分担方法を3つご紹介します。
① 完全に折半する
最もシンプルで公平な方法です。お互いの収入が同程度の場合におすすめです。共通の口座を作って、毎月決まった額を入れ、そこから支払うようにすると管理が楽になりますよ。
② 収入の割合に応じて分担する
お互いの収入に差がある場合は、収入比で負担割合を決めるのも良い方法です。例えば、収入が30万円と20万円なら、負担割合を「6:4」にするなど、お互いが納得できる形を探しましょう。
③ 項目ごとに担当を決める
「家賃は彼、家具・家電は彼女」のように、大きな支出項目ごとに担当を決める方法です。自分が何に責任を持つかが明確になるメリットがあります。ただし、総額で大きな不公平が生まれないように注意が必要です。
【Q&A】二人暮らしの家具・家電費用に関するよくある質問
最後に、二人暮らしの費用に関してよく寄せられる質問にお答えします。
A1. はい、目安として100万円あれば、多くの場合で二人暮らしをスタートできます。ただし、住むエリアの家賃相場や、購入する家具・家電のグレードによって大きく変動します。節約術を駆使すれば100万円以下に抑えることも可能ですし、都心部やこだわりの家具・家電を選ぶ場合は150万円程度あると、より安心して新生活を始められるでしょう。
A2. まずは生活に必須の「寝る場所」と「食事関連」から揃えるのがおすすめです。具体的には、①ベッド・寝具、②冷蔵庫、③洗濯機、④カーテン、⑤電子レンジ の5つは最初に揃えておくと、スムーズに新生活を始められます。
A3. 総務省の家計調査(2022年)によると、二人以上世帯の住居費を除いた1ヶ月の消費支出は約25.2万円です。ここに家賃が加わるため、例えば家賃12万円なら、合計で約37.2万円が1ヶ月の生活費の目安となります。初期費用だけでなく、数ヶ月分の生活費も準備しておくと安心です。
A4. 家電はモデルチェンジの時期にあたる決算期(3月、9月)やボーナス期(7月、12月)にセールが行われることが多く、安く購入できるチャンスです。家具は、特に大きなセール時期はありませんが、引っ越しシーズン後の4月下旬~5月頃に新古品が出回ることがあります。
A5. 非常に有効です!特に家具・家電のような高額な買い物は、クレジットカードで支払うことで大量のポイントが貯まります。貯まったポイントを他の買い物に使えば、実質的な節約になります。キャンペーンなどを活用して、賢くポイントを貯めましょう。
A6. 二人で共通の貯金目標(例:1年で100万円)と、それぞれの負担額を決め、専用の口座を作って貯めていくのがおすすめです。「楽天銀行」のようなサービスなら、取引ごとにポイントが貯まるので、効率的に貯金ができます。
A7. はい、IKEAやニトリはデザイン性が高く、コストパフォーマンスに優れた家具・家電が多く揃っているため、初期費用を抑えたいカップルには非常に強い味方です。店舗で実際にサイズ感や使い心地を確かめられるのも嬉しいポイントですね。
A8. 新生活シーズンによく見かける「家電セット」は、単品で揃えるよりも割安になっていることが多く、お得です。ただし、セット内容が自分たちの生活スタイルに合っているか(冷蔵庫のサイズは十分か、など)をしっかり確認することが重要です。
A9. どうしても初期費用が足りない場合は選択肢の一つですが、金利手数料がかかるため、総支払額は高くなります。できるだけ計画的に貯金をして、一括で購入するのが理想です。ローンを組む前に、まずはレンタル・サブスクの利用を検討してみることをおすすめします。
A10. お金に対する価値観は人それぞれです。「これくらい当然」「なんでこんなものにお金をかけるの?」といったすれ違いが起きないよう、事前に「何にお金をかけたいか」「どこは節約したいか」をオープンに話し合うことが最も重要です。お互いの価値観を尊重し、二人で納得のいくルールを作りましょう。
まとめ:計画的な準備で、賢く楽しい二人暮らしをスタートしよう!
今回は、二人暮らしを始める際の家具・家電の費用について、相場から節約術まで詳しく解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントを振り返ってみましょう。
- 二人暮らしの家具・家電の費用相場は約20万~40万円。
- 物件契約費などを含めた初期費用総額の目安は75万~100万円。
- 費用を抑えるには、「持ち寄る」「段階的に揃える」「レンタルを活用する」などが効果的。
- お金のことは、事前に二人でしっかり話し合ってルールを決めることが何よりも大切。
二人暮らしの準備は、お金のことも含めて、二人の将来を一緒に創っていく大切なプロセスです。この記事が、あなたの不安を少しでも軽くし、素敵な新生活への第一歩を踏み出すお手伝いができたなら、これほど嬉しいことはありません。
ぜひ二人で協力し、計画的に準備を進めて、最高の二人暮らしをスタートさせてくださいね。応援しています!
あなたの二人暮らしの体験談や、もっと良い節約術があれば、ぜひ下のコメントで教えてください!
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