「家電を買い替えたいけど、ネットと店舗どっちがいいの?」
「ネットで買わない方がいい家電って本当にあるの…?」
今や家電もネットでポチるのが当たり前の時代。しかし、その手軽さの裏で「こんなはずじゃなかった…」と後悔するケースも少なくありません。
この記事では、ネットで買わない方がいい家電の種類と、家電量販店など店舗で購入する具体的なメリットを徹底解説します。
最後まで読めば、あなたに最適な家電の買い方がわかり、もう購入で失敗することはありません。賢く、そしてお得に家電を選びましょう!
結論:ネットで買わない方がいい家電は「設置・アフターサービスが重要な大型・高価格家電」
さっそく結論からお伝えします。「絶対にネットで買ってはいけない家電」はありません。しかし、購入後に後悔しやすい、つまり「家電量販店などの店舗で買った方が安心な家電」は確かに存在します。
それは、以下の特徴を持つ家電です。
- 設置や取り付けに専門工事が必要なもの
- 搬入経路の確認が必要な大型のもの
- 故障したときのリスクが大きい高価なもの
- 購入前に使い心地を試したいもの
ネット通販は価格の安さや手軽さが魅力ですが、これらの家電は価格だけで選ぶと「追加工事費で結局高くなった」「家に搬入できなかった」といったトラブルにつながりやすいのです。

【カテゴリ別】店舗での購入を強くおすすめする家電リスト
では、具体的にどのような家電が店舗での購入に向いているのでしょうか。カテゴリ別に見ていきましょう。
エアコン
店舗で買うべき家電の代表格がエアコンです。ネットで安く本体を購入できても、取り付け工事で高額な追加費用を請求されるケースが後を絶ちません。
- 設置場所に専用コンセントがあるか
- 室外機の設置場所(床置き、壁掛けなど)
- 配管用の穴あけが必要か
- 化粧カバーの有無
これらの状況は家ごとに異なり、素人では判断が難しいもの。店舗なら、購入時に自宅の状況を伝え、工事費の見積もりを明確にした上で購入できるため、後から「話が違う!」となる心配がありません。
冷蔵庫・洗濯機(特に大型・ドラム式)
冷蔵庫やドラム式洗濯機などの大型家電も店舗購入がおすすめです。最大のポイントは「搬入経路の確認」です。
「玄関は通るけど、廊下の角が曲がれない…」「キッチンのドアを外さないと入らない…」といった問題は意外と多いもの。店舗では、購入前に自宅の設置場所や搬入経路の寸法を伝えることで、搬入可能かプロの視点で判断してくれます。場合によっては下見サービスも利用できます。
また、古い家電のリサイクル回収も、配送・設置と同時にスムーズに申し込めるのが店舗の強みです。
大型テレビ(65インチ以上など)
最近のテレビは大型化が進んでいますが、65インチ以上にもなると重量もかなりあり、一人での設置は困難で危険も伴います。店舗で購入すれば、配送だけでなく、スタンドへの取り付けや初期設定までお願いできるプランが用意されていることが多く、安心して任せられます。
無料長期保証が付く高価格帯の家電
シャープの「ヘルシオ」のような高機能オーブンレンジ、象印の「炎舞炊き」といった高級炊飯器、ダイソンのコードレス掃除機など、数万円以上する家電も店舗購入が有利な場合があります。
理由は「無料の長期保証」です。多くの家電量販店では、指定金額以上の商品に3年〜5年の無料長期保証が付いてきます。ネット通販でも延長保証は付けられますが、ほとんどが有料。数千円安いからとネットで買っても、有料保証を付けたら結局店舗の方が安かった、なんてこともよくあります。
なぜ?家電量販店など店舗で買うべき5つの理由【メリット】
ネットの便利さに慣れると、わざわざ店舗に行くのが面倒に感じるかもしれません。しかし、店舗にはネットにはない確かなメリットがあります。
1. 専門スタッフに直接相談できる安心感
最大のメリットは、家電のプロである店員さんに直接相談できることです。「この2つのモデルの違いは?」「私の使い方に合うのはどっち?」といった疑問に、その場で的確に答えてもらえます。ネットの口コミも参考になりますが、自分の状況に合わせたパーソナルな提案を受けられるのは店舗ならではの価値です。
2. 設置・搬入・リサイクルの相談がスムーズ
エアコンや大型家電で解説した通り、購入後の作業に関する相談が非常にスムーズです。ネット通販だと、購入後に設置業者と別途日程調整が必要な場合が多く、手間がかかることも。店舗なら、購入から設置、古い家電の引き取りまでワンストップで完結し、日程調整もその場でできることがほとんどです。
3. 手厚い長期保証とアフターサービス
万が一、購入した家電が故障してしまった場合、店舗で購入していれば、購入店に持ち込んだり連絡したりするだけで修理手続きを進めてくれます。ネット通販の場合、「メーカーに直接連絡してください」と案内されることも多く、トラブル時の対応の手厚さは店舗に軍配が上がります。
4. 実物を見て、触って、試せる
商品のスペックはネットでも確認できますが、実際のサイズ感、色味、操作性、そして使い心地は実物を見ないとわかりません。
- 掃除機の重さや吸引音はどうか
- ドライヤーの風量はどのくらいか
- マッサージ機の強さは自分に合っているか
特に長く使うものや高価なものは、一度店舗で実物を確認することで、「思っていたのと違った…」という失敗を防げます。
5. 価格交渉ができる場合がある
「ネットの方が安い」と思われがちですが、店舗でも交渉次第でお得に買える可能性があります。特に、新生活シーズンや決算期に複数の家電を「まとめ買い」する場合、値引き交渉に応じてもらいやすいです。
交渉の際は、「ネットのこのサイトでは〇〇円なのですが…」と正直に伝えてみるのも一つの手。ポイント還元や配送料無料などを含めて、ネットよりお得になるケースも少なくありません。
逆にネットで買ってもOKな家電は?
もちろん、全ての家電を店舗で買う必要はありません。以下の家電は、ネット通販の「安さ」や「品揃えの豊富さ」といったメリットを最大限に活かせます。
設置や設定が不要な小型家電
電子レンジ、炊飯器、トースター、電気ケトル、ドライヤー、シェーバーといった、自分で持ち運べてコンセントに差せばすぐに使える家電はネット購入に最適です。特に機能に強いこだわりがなく、価格を重視したい場合はネット通販を積極的に活用しましょう。
パソコン・周辺機器
パソコン本体や、プリンター、外付けハードディスク、無線ルーターなどの周辺機器も、価格比較がしやすくネット購入に向いています。ただし、初期設定に不安がある方は、設定サポートが充実している店舗や通販サイトを選ぶと安心です。
イヤホンやスマホアクセサリーなど
イヤホン、ヘッドホン、スマホケース、保護フィルムといった商品は、店舗よりもネットの方が圧倒的に品揃えが豊富です。レビューを参考にしながら、じっくり自分好みの商品を探す楽しみがあります。

ネットで購入する際は、楽天市場など、工事費込みで販売しているショップや、ポイント還元率が高いタイミングを狙うのがお得です。
【Q&A】家電の店舗購入に関するよくある質問
A1. 必ず安くなるとは限りませんが、有力な交渉材料になります。特に大手家電量販店では、ネット価格を意識しているため、ポイント還元を含めて同等かそれ以上の条件を提示してくれる可能性があります。「この価格なら即決します」という姿勢で相談してみましょう。
A2. 「何をもって『お得』と考えるか」によります。商品本体の価格だけならネット通販が安いことが多いです。しかし、送料、設置費、長期保証、ポイント還元、そして購入後の安心感といったトータルコスト&サービスで考えると、店舗の方がお得になるケースも多々あります。
A3. 大きな違いは「無料か有料か」と「修理の依頼先」です。店舗の長期保証は無料で付帯することが多い一方、ネットの延長保証は有料オプションです。また、故障時に店舗なら購入店に連絡すれば済みますが、ネットの保証会社経由だと手続きが少し煩雑になる場合があります。
A4. その場合は、大手家電量販店のオンラインショップの利用がおすすめです。ヨドバシ・ドット・コムやビックカメラ.comなどは、配送網が全国にあり、設置やリサイクルサービスも充実しています。サポート体制もしっかりしているので、一般的なネットショップより安心して購入できます。
A5. いわゆる「ショールーミング」ですね。消費者としては賢い行動の一つですが、店舗側からするとショールーム化してしまうという問題があります。もし店員さんに詳しく説明してもらったのであれば、そのお店で購入を検討するのがマナーとも言えます。価格差が許容範囲であれば、説明してくれた店員さんから買うのが気持ちの良い買い物になるかもしれません。
A6. 大手通販サイトや家電量販店のネットショップが提携している業者は基本的に信頼できます。しかし、一部の安すぎるサイトなどでは、配送が玄関先までで設置は別料金だったり、対応が良くなかったりするという声も聞かれます。購入前に、どこまでがサービスに含まれるのか、口コミなどをしっかり確認することが大切です。
A7. Amazonは価格も安く配送も速いですが、故障時の対応は基本的にメーカーと直接やり取りすることになります。また、保証書に販売店の印鑑がないため、購入証明として納品書などを保管しておく必要があります。手軽な反面、アフターサービスは店舗に比べると手薄になる可能性があります。
A8. 購入金額や時期、店舗の方針によるため一概には言えませんが、総額の数パーセント〜10%程度が目安と言われています。金額での値引きが難しくても、ポイントの増額や端数のカット、配送料無料などのサービスを提案してくれることもあります。
A9. ネットの「標準工事費込み」に含まれるのは、基本的な工事のみです。配管延長や高所作業、専用コンセントの設置などが必要な場合は、当日に追加料金が発生します。店舗であれば、事前に自宅の状況をヒアリングして、追加費用の可能性を含めた総額に近い見積もりを出してくれる点が大きな違いです。
A10. 対応に差が出ることがあります。店舗で購入した場合、初期不良の旨を伝えれば、交換や返品の手続きをスムーズに行ってくれることが多いです。ネットの場合、一度メーカーに連絡して初期不良の認定をもらってからでないと、交換手続きに進めないといったケースもあり、店舗に比べて時間と手間がかかる可能性があります。
まとめ:家電は「適材適所」!賢く使い分けて後悔しない買い物を
今回は、「ネットで買わない方がいい家電」と「店舗で買うメリット」について解説しました。
重要なのは、ネットと店舗のメリット・デメリットを理解し、購入する家電によって使い分けることです。
- 店舗で買うべき家電:エアコン、冷蔵庫、洗濯機などの大型家電や、高機能な高級家電。設置や保証、アフターサービスに安心を求めるなら店舗が最適です。
- ネットで買うべき家電:炊飯器、電子レンジなどの小型調理家電や、ドライヤー、PC周辺機器など。設置が簡単で、価格を重視したいものにおすすめです。
いきなりネットで買うのではなく、まずは一度お近くの店舗に足を運んでみてはいかがでしょうか。実物を見て、店員さんの話を聞くだけでも、きっと新しい発見があるはずです。
この記事が、あなたの賢い家電選びの助けになれば幸いです。最適な購入先を選んで、満足のいく家電ライフを送ってくださいね!
あなたの家電選びの体験談も、ぜひコメントで教えてください!
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