「冷蔵庫の下にゴキブリが逃げ込んだ…」
「バルサンを使いたいけれど、冷蔵庫はつけっぱなしでいいの?故障しない?」
と悩んでいませんか?普段掃除がしにくい冷蔵庫の周りは、ゴキブリにとって絶好の隠れ家です。
結論から言うと、バルサンで冷蔵庫裏のゴキブリを駆除することは可能であり、冷蔵庫の電源はつけっぱなしで問題ありません。
しかし、使い方を少しでも間違えると、冷蔵庫が故障したり、最悪の場合は引火する危険性が潜んでいます。
この記事では、バルサンを使用する際の冷蔵庫の正しい取り扱いや、食べ物への影響を防ぐ対策、引火を防ぐための注意点について分かりやすく解説します。この記事を読むと、安全かつ徹底的に冷蔵庫周りのゴキブリを駆除する方法が分かります。
※2026年6月19日 記事の内容を最新の情報に更新しました。
バルサンは冷蔵庫の裏・隙間のゴキブリに効果あり?
バルサンに代表される「くん煙剤」は、冷蔵庫の裏や下に潜むゴキブリに対して非常に高い効果を発揮します。
冷蔵庫の裏や下がゴキブリに狙われる理由
そもそも、なぜゴキブリは冷蔵庫の周りに集まるのでしょうか?
理由は、ゴキブリが「暗くて、暖かく、狭い場所」を好む習性があるためです。冷蔵庫の裏側にあるモーター(コンプレッサー)周辺は常に熱を持っており、彼らにとって最も居心地の良い住処となってしまっています。
煙・水・霧タイプの薬剤が隙間の奥まで届く
バルサンには主に「煙タイプ」「水タイプ」「霧タイプ」の3種類がありますが、いずれも空間全体に薬剤を拡散させる仕組みです。
これらの薬剤は微小な粒子となって天井や壁を伝い、部屋の隅々まで行き渡ります。手やほうきが届かない冷蔵庫の下の奥深くまで成分が入り込むため、隙間に隠れたゴキブリを一網打尽にできるのです。
バルサンで冷蔵庫は故障する?開けっ放しや電源への影響
バルサンを使用する際、一番不安なのは「家電が故障しないか」ですよね。
正しい使い方を守れば、冷蔵庫が壊れる心配はほとんどありません。
冷蔵庫の電源はつけっぱなしでOK
バルサンを使用する際、冷蔵庫のコンセントを抜く必要はなく、電源はつけっぱなしで稼働させたまま使用して問題ありません。
パソコンやテレビなどの通気口がある精密機器とは異なり、空間に舞う薬剤によって冷蔵庫の冷却機能が故障するリスクは非常に低いです。むしろ、電源を抜いて中の食品が傷んでしまうリスクの方が高いため、そのままにしておきましょう。
直接噴射は故障や引火の危険あり
絶対にやってはいけないのが、冷蔵庫の裏や下の隙間に向かって、殺虫スプレー(エアゾール)や霧タイプのバルサンを直接噴射することです。
冷蔵庫の裏のコンプレッサー周辺に可燃性のガスが充満すると、冷蔵庫が作動した際のわずかな火花(スパーク)によって引火し、火災に繋がる危険性があります。
実際に、この誤った使用方法による事故が独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)などでも報告されています。薬剤は部屋の中央の見通しの良い場所から散布するようにしてください。
冷蔵庫のドアを開けっ放しにするのは絶対NG
言うまでもありませんが、バルサンを使用している間は、冷蔵庫のドアを絶対に開けっ放しにしてはいけません。
庫内に殺虫成分が直接入り込み、すべての食品が食べられなくなってしまいます。ドアがしっかりと閉まっていることを必ず確認してから、バルサンをスタートさせましょう。
食べ物や氷はどうする?バルサン前の事前対策
冷蔵庫の故障は防げても、薬剤が口に入るものに付着することは絶対に避けなければなりません。
食品はすべて冷蔵庫の中や食器棚へ避難
室内に置かれている常温の食べ物や飲み物、食器類は、バルサンを焚く前に必ず保護する必要があります。最も安全で簡単な方法は以下の通りです。
- すべて冷蔵庫の中にしまっておく
- 扉の閉まる食器棚に収納する
- 厚手のポリ袋やゴミ袋に入れて口を固く結ぶ
冷蔵庫の扉をしっかりと閉めておけば、外に舞っている薬剤が中に入り込むことはありません。外に出しっぱなしの食品は、冷蔵庫内に一時避難させましょう。
製氷機の氷や自動製氷タンクへの影響
「製氷機の氷は捨てたほうがいいの?」と疑問に思う方も多いですよね。
冷蔵庫の扉が完全に閉まっていれば、庫内の氷に薬剤が付着することはありません。自動製氷用の給水タンクも庫内にあるタイプであれば、そのまま使用して大丈夫です。
ただし、もし少しでもニオイ移りや衛生面が気になる場合は、バルサン使用後に一度作られた氷を念のため破棄し、新しく作り直すとより安心できます。
失敗しない!バルサンを炊く前の事前準備
バルサンの効果を最大限に引き出し、安全に使用するためには事前準備が重要です。冷蔵庫以外の保護も忘れずに行いましょう。
必要なカバーと火災報知器の対策
冷蔵庫以外の家電や、直接肌に触れるものには事前の保護が必要です。以下の表を参考に、漏れがないかチェックしてください。
| 対象物 | 必要な対応・カバー方法 |
|---|---|
| 火災報知器・ガス警報器 | 付属のカバーまたはビニール袋とテープで完全に密閉する |
| テレビ・パソコン等の精密機器 | 大きなビニール袋や新聞紙を上から被せて覆う |
| 衣類・寝具・おもちゃ | クローゼットにしまうか、ビニール袋で覆う |
| ペット・観葉植物 | 完全に部屋の外(または屋外)に避難させる |
部屋の中央に設置し、冷蔵庫に近づけすぎない
先述の引火リスクを避けるため、バルサンの本体は冷蔵庫のすぐ近くには置かないでください。
部屋の中央など、周囲に障害物がなく空間が開けた場所に設置するのが鉄則です。これにより、部屋全体にムラなく薬剤を行き渡らせることができます。
冷蔵庫周りのバルサン使用後の注意点と掃除方法
バルサンを焚き終わった後にも、忘れてはいけない重要な手順があります。最後まで気を抜かずに対応しましょう。
十分な換気時間を守る
所定の密閉時間(製品によりますが通常2〜3時間)が経過したら、室内に戻り真っ先に換気を行います。
対角線上にある窓とドアを2ヶ所以上開け、最低でも30分から1時間はしっかりと換気をしてください。換気扇を併用するとより早く空気が入れ替わります。
冷蔵庫下の死骸を確実に掃除する
換気が終わったら、掃除機掛けと拭き掃除を行います。
バルサンの成分によって駆除されたゴキブリが、冷蔵庫の下から這い出して死んでいることがよくあります。死骸を放置すると、ダニや別の害虫の餌になってしまうため非常に不衛生です。
冷蔵庫の下部にある「前面グリル(カバー)」は、手前に引くだけで簡単に外せる機種が多いです。カバーを外し、細いノズルを使って冷蔵庫の下の隙間までしっかりと掃除機をかけましょう。
ゴキブリを根絶!引越し時の冷蔵庫対策タイミング
もし新居への引越しに合わせてゴキブリ対策を考えているなら、実行するベストなタイミングがあります。
家具や冷蔵庫を入れる「前」が最適
最も効果的で手間がかからないのは、新居に冷蔵庫や家具などの荷物を運び込む「前」のタイミングです。
荷物がない状態であれば、面倒なテレビやパソコンへのカバー掛けをする必要がありません。また、部屋に障害物がないため、薬剤が部屋の四隅、壁紙の隙間などに隅々までスムーズに行き渡り、駆除効果が格段にアップします。
バルサン後は冷蔵庫の下に毒餌を設置する
すでに入居してしまっている場合でも、もちろんバルサンの使用は可能です。
バルサンで今いるゴキブリを駆除した後は、冷蔵庫の下の隙間に「ブラックキャップ」などの設置型の毒餌(ベイト剤)を置いておくことを強くおすすめします。
バルサンでは駆除しきれなかった卵が孵化した際や、外部から新たに侵入してきたゴキブリを素早く退治でき、冷蔵庫周りを清潔に保つことができます。





