「テレビのリモコンが壊れてしまった…」
「リモコンだけ新しく買い替えたいけど、設定って必要なのかな?」
このように感じていませんか?
突然のリモコン故障は、本当に困りますよね。
特に、新しいリモコンを購入した際、設定が必要なのか、どうやって設定すればいいのかといった疑問は、多くの方が抱える悩みです。
この記事では、テレビのリモコンを買い替えた際に必要となる「設定」について、あなたの疑問を一つひとつ丁寧に解説していきます。
純正品と汎用リモコンの違いから、メーカー別の設定方法、さらにはリモコンがどうしても設定できないときの対処法まで、買い替えに関するあらゆる情報を網羅的にご紹介します。
この記事を最後まで読めば、あなたは新しいリモコンをスムーズに使い始められるようになり、テレビライフを快適に過ごせるようになるでしょう。
ぜひ、あなたのリモコン買い替えの参考にしてください。
テレビのリモコンの買い替えで設定は必要?
テレビのリモコンが壊れてしまい、買い替えを検討しているとき、「新しいリモコンは設定が必要なの?」という疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、リモコンの種類によっては設定が不要なものと、そうでないものがあります。
この章では、リモコンの種類ごとに、設定の必要性やその違いについて詳しく解説していきます。
あなたが購入しようとしているリモコンがどのタイプに当てはまるのかを、ぜひ確認してみてください。
汎用リモコンと純正品の違いとは?
テレビのリモコンを買い替える際、市場には大きく分けて「純正品」と「汎用リモコン」の2種類が存在します。
これらの違いを理解することは、あなたがリモコンを選ぶ上で非常に重要なポイントとなります。
まず、純正品のリモコンとは、テレビを購入したときに付属していたものと全く同じ、メーカーが製造・販売しているリモコンのことです。
例えば、シャープのテレビを使っているなら、シャープ製の純正リモコンを指します。
純正品は、そのテレビ専用に作られているため、電源のオンオフはもちろんのこと、チャンネル操作、音量調整、入力切替、さらには詳細なメニュー設定など、すべての機能が問題なく動作するように設計されています。
純正品の一番のメリットは、テレビに完璧に適合し、面倒な設定が一切不要である点です。
リモコンが壊れたからといって、テレビ本体のメーカーや機種を特定し、同じリモコンを探し出すのは少し手間がかかるかもしれませんが、その手間をかける価値は十分にあります。
価格は汎用リモコンに比べてやや高価な傾向にありますが、その分、操作性や信頼性は最も高いと言えるでしょう。
次に、汎用リモコンとは、複数のメーカーのテレビに対応できるように設計されたリモコンのことです。
「マルチリモコン」や「学習リモコン」と呼ばれることもあります。
ソニー、パナソニック、シャープ、東芝など、主要なメーカーのテレビに対応しているものが多く、メーカーや機種を問わずに使用できるのが大きな特徴です。
汎用リモコンの最大のメリットは、その対応機種の幅広さにあります。
家に複数のメーカーのテレビがある場合でも、汎用リモコンを一つ用意しておけば、リモコンが壊れるたびに特定の純正品を探す必要がなくなります。
また、純正品に比べて価格が安価なものが多く、手軽に購入できる点も魅力です。
しかし、汎用リモコンにはデメリットも存在します。
それは、使用開始前に、あなたのテレビに合わせて設定が必要になる点です。
この設定作業は、リモコンに内蔵されたメーカーコードを入力したり、テレビとリモコンをペアリングさせたりする作業が含まれます。
また、すべての機能が完璧に動作するわけではないこともあります。
特に、新しいテレビの特殊な機能や、古いテレビのマイナーな機能などは、汎用リモコンでは対応していないケースも少なくありません。
このように、純正品と汎用リモコンは、それぞれ異なる特徴を持っています。
純正品は、手間なく確実に操作したい方におすすめです。
一方、汎用リモコンは、コストを抑えたい方や、複数のテレビを一つのリモコンで操作したい方にとって便利な選択肢となります。
それぞれの特性を理解し、あなたのライフスタイルや予算に合ったリモコンを選んでみてください。

純正品のリモコンならテレビの設定は不要?
テレビのリモコンが壊れてしまったとき、多くの人がまず考えるのが「同じメーカーの純正リモコンに買い替える」ということですよね。
では、純正品のリモコンに買い替えた場合、新しいリモコンでテレビを操作するために設定は必要なのでしょうか?
この疑問に対する答えは、「基本的に、純正品のリモコンであれば設定は不要」です。
なぜなら、純正品は、そのテレビの機種に合わせて最初からすべての信号がプログラムされているからです。
テレビとリモコンは、赤外線と呼ばれる目に見えない光を使って通信しています。
この赤外線には、電源をオンにする、チャンネルを1にする、音量を上げる、といったそれぞれの操作に対応する固有の信号が割り当てられています。
純正品のリモコンは、そのテレビの機種が持つすべての信号をあらかじめ内蔵しているため、電池を入れるだけで、すぐにテレビを操作できる状態になります。
もしあなたが、リモコンを買い替える目的が、純粋に「壊れたリモコンを元の状態に戻したい」ということであれば、純正品を選ぶのが最も確実で簡単な方法と言えるでしょう。
特に、テレビのメーカーや機種がはっきり分かっている場合は、家電量販店やメーカーの公式サイト、オンラインショップなどで純正リモコンを探すことをおすすめします。
ただし、一つだけ注意点があります。
それは、「メーカー名が同じでも、テレビの機種が異なると一部のボタンが正常に動作しない可能性がある」ということです。
例えば、シャープのAシリーズのテレビに、シャープのBシリーズの純正リモコンを使用した場合、電源や音量といった基本的な操作は問題なくできることが多いです。
しかし、Bシリーズにしかない特別な機能のボタンを押しても、Aシリーズのテレビはそれを認識できないため、何も反応しない、というケースが考えられます。
さらに、テレビのモデルが古すぎて、純正リモコンがすでに生産終了になっていることもあります。
そのような場合は、後継機種のリモコンを探すか、後述する汎用リモコンへの買い替えを検討する必要があります。
後継機種のリモコンは、基本的な操作はできることが多いですが、やはり一部の機能が使えなくなる可能性があることを頭に入れておきましょう。
いずれにしても、最もスムーズなのは、テレビ本体の型番を確認し、それに完全に一致する純正リモコンを探すことです。
テレビの背面に記載されている型番を控えておくと、購入時に迷うことがなくなります。
このように、純正リモコンであれば基本的に設定不要で使えるため、購入後は電池を入れてすぐにテレビを操作できます。
新しいリモコンの操作でつまづきたくない、すぐにでもテレビを見たい、といった方には、純正品への買い替えが最善の選択肢と言えるでしょう。
汎用リモコンはテレビの設定が必要?
純正品のリモコンとは異なり、複数のメーカーのテレビに対応している汎用リモコン。
「コストを抑えたい」「様々な家電を一つのリモコンで操作したい」といった理由から、汎用リモコンの購入を検討する方も多いのではないでしょうか。
では、この汎用リモコンに買い替えた場合、テレビの設定は必須なのでしょうか?
この問いに対する答えは「はい、必要です」となります。
汎用リモコンは、さまざまなメーカーのテレビに対応するために、複数のテレビ信号をあらかじめ内蔵しています。
しかし、そのままではどの信号を使えば良いのか、テレビ側もリモコン側も分かりません。
そこで必要となるのが、「お使いのテレビメーカーの信号をリモコンに教えてあげる」という設定作業です。
この設定作業は、主に以下の2つの方法で行われます。
メーカーコードを入力する
汎用リモコンには、各メーカーごとに「メーカーコード」と呼ばれる3桁または4桁の数字が割り当てられています。
例えば、ソニーは「101」、パナソニックは「102」といった具合です。
リモコンの取扱説明書に記載されているメーカーコード表から、ご自身のテレビメーカーに該当するコードを見つけ出します。
次に、リモコンの特定のボタン(例:「設定」ボタンや「TV」ボタン)を押しながら、メーカーコードを入力します。
正しくコードが入力されると、リモコンがテレビメーカーの信号を認識し、テレビを操作できるようになります。
この方法は、比較的簡単で、短時間で設定が完了するのが特徴です。
ただし、取扱説明書をなくしてしまった場合や、メーカーコードが記載されていない場合は、別の方法を試す必要があります。
自動設定(自動検索)機能を使用する
最近の汎用リモコンには、テレビの信号を自動で探してくれる「自動設定」や「自動検索」機能が搭載されているものが増えています。
この機能を使うと、メーカーコードを調べる手間が省け、より手軽に設定ができます。
自動設定のやり方は、リモコンの「設定」ボタンなどを長押しするだけで、リモコンが内蔵されている複数のテレビ信号を順に送信し始めます。
テレビ側でリモコンの信号が認識されると、テレビの電源がオンになったり、画面に反応があったりします。
テレビが反応した時点で、リモコンのボタンを離すことで、そのメーカーの信号に設定が完了します。
この方法は、メーカーコードが分からない場合でも設定できるのが大きなメリットです。
しかし、信号を探すのに時間がかかったり、途中で設定を失敗してしまったりする可能性もあるため、メーカーコードが分かる場合はそちらの方法が確実かもしれません。
このように、汎用リモコンを使用するためには、必ず設定作業が必要となります。
初めて汎用リモコンを使う方にとっては、少し難しく感じるかもしれませんが、取扱説明書をよく読めば誰でも簡単に設定できます。
次項では、具体的な汎用リモコンの設定方法について、さらに詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
汎用リモコンのテレビ設定方法
汎用リモコンの購入を検討している、またはすでに手元にあるけれど、設定方法が分からなくて困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
先ほどもお伝えした通り、汎用リモコンはテレビの設定をしなければ使用できません。
しかし、ご安心ください。設定作業はそれほど難しくありません。
この項目では、多くの汎用リモコンに共通する一般的な設定方法を、ステップバイステップで詳しく解説していきます。
具体的な方法は製品によって多少異なりますが、基本の流れは同じなので、ぜひ参考にしながら手元のリモコンの取扱説明書と照らし合わせてみてください。
ステップ1:リモコンに電池を入れる
まず、リモコンの電池カバーを開け、取扱説明書に指定されている種類の電池を、プラスとマイナスの向きに注意して正しく入れます。
電池が正しく入ると、リモコンのインジケーター(ランプ)が一瞬点灯するものもあります。
もし、電池を入れた時点で何も反応がない場合は、電池の向きや残量を確認してみてください。
ステップ2:メーカーコードを調べる
次に、お手持ちのテレビのメーカーに対応する「メーカーコード」を調べます。
メーカーコードは、リモコンに付属している取扱説明書に一覧表として記載されているのが一般的です。
「SONY」「Panasonic」「SHARP」「TOSHIBA」など、メーカー名とそれに対応する3桁または4桁の数字が並んでいます。
ご自身のテレビメーカーのコードをメモしておきましょう。
取扱説明書をなくしてしまった場合は、メーカーの公式サイトでリモコンの型番を検索するか、汎用リモコンのメーカーに問い合わせてみましょう。
ステップ3:設定モードに入る
汎用リモコンには、設定を行うための「設定」ボタンや「TV」ボタン、あるいは「電源」ボタンなどが用意されています。
取扱説明書に従い、これらのボタンを長押しします。
ボタンを長押しすると、リモコンのインジケーターが点灯したり、点滅したりして、リモコンが設定モードに入ったことを知らせてくれます。
この状態になったら、次のステップに進みます。
ステップ4:メーカーコードを入力する
設定モードに入った状態で、ステップ2で調べたメーカーコードをリモコンのテンキー(数字ボタン)を使って入力します。
たとえば、シャープのテレビ(メーカーコード:102)の場合、リモコンのテンキーで「1」「0」「2」と順番に押します。
コードの入力が完了すると、リモコンのインジケーターが消灯したり、点滅が止まったりして、設定が完了したことを知らせてくれます。
ステップ5:動作確認を行う
設定が完了したら、リモコンが正しく動作するかどうかを確かめます。
テレビに向けて、電源ボタンを押してみましょう。
テレビの電源がオンになれば、設定は成功です。
次に、チャンネルボタンや音量ボタンなど、よく使うボタンを押して、すべての機能が問題なく動作するかを確認してください。
もし、電源ボタンは反応するのに、チャンネルボタンが反応しない、といった場合は、メーカーコードが間違っているか、そのメーカーコードではすべての機能に対応していない可能性があります。
このような場合は、取扱説明書に記載されている別のメーカーコードを試してみるか、「自動設定(自動検索)」機能を使ってみることをおすすめします。
自動設定機能は、リモコンが自動的にさまざまなメーカーの信号を送信し、テレビが反応した時点で設定が完了する便利な機能です。
メーカーコードがどうしても分からない場合は、この機能を利用すると良いでしょう。
以上の手順を踏めば、汎用リモコンでもスムーズにテレビを操作できるようになります。
もし、何度やっても設定がうまくいかない場合は、リモコンの故障も考えられますが、ほとんどの場合は取扱説明書をしっかり読み込むことで解決できます。
落ち着いて、一つひとつのステップを丁寧に試してみてください。
自分でできないときのテレビのリモコンの設定方法
汎用リモコンの設定方法を解説しましたが、「それでも自分でやるのは難しそう…」「何度試しても設定がうまくいかない」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
ご安心ください。自分で設定できない場合でも、解決策はいくつかあります。
この項目では、自力での設定が難しいと感じたときに頼れる方法について、具体的にご紹介していきます。
方法1:家族や友人に助けを求める
最も手軽で身近な方法は、ご家族やご友人に手伝ってもらうことです。
リモコンの設定は、一度やり方を理解してしまえば、それほど難しい作業ではありません。
「以前にやったことがある」「機械の操作が得意」といった方に手伝ってもらえば、あっという間に解決するかもしれません。
特に、取扱説明書を一緒に見ながら手順を追っていくことで、見落としていたポイントに気づけることもあります。
誰かと一緒に作業することで、焦らず落ち着いて設定を進められるでしょう。
方法2:家電量販店のサポートを活用する
リモコンを購入した家電量販店の中には、購入後のサポートサービスを提供しているお店もあります。
リモコンの設定について、電話や店頭で相談に乗ってくれることがありますので、購入時にそのようなサービスがあるか確認しておくと良いでしょう。
特に、新しいリモコンとテレビ本体の両方を持って店舗に行けば、店員さんがその場で設定方法を教えてくれたり、実際に設定を試してくれたりすることもあります。
ただし、店舗によっては対応が異なるため、事前に電話で確認してから向かうことをおすすめします。
また、リモコンの買い替えを検討している段階であれば、購入時に店員さんに相談してみるのも一つの手です。
「このテレビに合うリモコンはどれですか?」「設定は難しいですか?」といった質問をすることで、あなたの状況に合った最適なリモコンを提案してもらえますし、設定方法についても詳しく教えてもらえます。
方法3:メーカーのサポートセンターに問い合わせる
どうしても解決しない場合は、リモコンのメーカーのサポートセンターに問い合わせるのが最も確実な方法です。
リモコンの取扱説明書や製品のパッケージには、サポートセンターの電話番号やウェブサイトのURLが記載されています。
問い合わせる際には、以下の情報を手元に用意しておくとスムーズです。
- リモコンの製品名(型番)
- テレビのメーカー名、製品名(型番)
- 試した設定方法(メーカーコード、自動設定など)
- 発生している問題(「電源ボタンが反応しない」「特定のボタンが使えない」など)
これらの情報を正確に伝えることで、サポートセンターの担当者が的確なアドバイスをしてくれます。
「このリモコンでは対応していません」「このメーカーコードを試してみてください」など、具体的な解決策を提示してくれることが期待できます。
特に、インターネット上にも情報が見つからないようなマイナーなメーカーのテレビを使っている場合や、古い機種のリモコン設定で困っている場合は、メーカーに直接問い合わせるのが一番の近道となるでしょう。
リモコンの設定は、少し手間がかかるかもしれませんが、一度設定が完了すれば、快適なテレビライフが待っています。
一人で解決しようとせず、困ったときは周りの人やプロの力を借りることも視野に入れて、最適な解決策を見つけてください。
新しいテレビのリモコンの買い替えと設定方法
この章では、新しいテレビのリモコンに買い替える際の手順と、その後の設定方法について、さらに具体的な情報をまとめてお伝えします。
買い替えをスムーズに行うためのポイントや、もしものときの対処法まで網羅的に解説しますので、ぜひ参考にしてください。
新しいリモコンの設定はどのようにすればいい?
新しいテレビのリモコンを購入した際、「どうやって設定すればいいの?」という疑問は誰もが抱くものです。
結論から言うと、リモコンの種類によって設定方法が異なります。
先ほど解説した通り、純正リモコンか、汎用リモコンかによって、やるべきことが大きく変わってきます。
ここでは、それぞれの設定方法を改めて確認していきましょう。
純正リモコンの場合:電池を入れるだけ!
もしあなたが、ご使用のテレビメーカーの純正リモコンを購入したのであれば、設定は不要です。
リモコンに新しい電池を入れるだけで、すぐにテレビを操作できます。
特別な設定や操作は一切必要ありません。
これは、純正リモコンがそのテレビ専用に作られており、テレビを操作するためのすべての情報が最初から内蔵されているからです。
「リモコンが届いたけど、設定のやり方が書いてない…」と焦る必要はありません。電池を入れて、すぐに使ってみましょう。
汎用リモコンの場合:メーカーコードの入力または自動設定
一方で、汎用リモコンを購入した場合は、使用前に必ず設定が必要です。
前述の通り、設定方法には主に以下の2つがあります。
メーカーコードを入力する方法
1. リモコンの取扱説明書に記載されているテレビメーカーのコードを調べます。
2. リモコンの「設定」ボタンなどを長押しして、設定モードに入ります。
3. 調べたメーカーコードを数字ボタンで入力します。
4. 設定が完了したら、テレビの電源ボタンを押して動作を確認します。
この方法は、メーカーコードが分かっている場合に最も確実で簡単な方法です。
自動設定(自動検索)機能を使う方法
1. リモコンの「設定」ボタンなどを長押しして、設定モードに入ります。
2. リモコンが自動で信号を送信し始めるので、テレビが反応するまで待ちます。
3. テレビが反応した時点で、設定ボタンを離します。
4. 設定が完了したら、テレビの電源ボタンを押して動作を確認します。
この方法は、メーカーコードが分からない場合や、設定に手間をかけたくない場合に非常に便利です。
どちらの方法を選ぶかは、あなたの状況に合わせて決めることができますが、メーカーコードが分かっている場合は、コード入力の方が確実で素早く設定できることが多いです。
初めて汎用リモコンを使う場合は、まずは取扱説明書をじっくりと読み、ご自身のテレビメーカーが対応しているか、設定方法がどちらなのかを確認するところから始めましょう。
テレビのリモコンの設定方法をメーカー別に紹介
新しいリモコンの設定は、メーカーや製品によって多少の違いがあります。
特に汎用リモコンの場合、メーカーコードが重要になりますが、どのメーカーのコードを使えばいいのか迷う方もいるでしょう。
ここでは、主要なテレビメーカーの汎用リモコン設定コード(代表的な例)と、設定の際のポイントをご紹介します。
あくまで一例ですので、必ずお手持ちのリモコンの取扱説明書を確認してください。
シャープ(SHARP)
シャープのテレビに対応する汎用リモコンの設定コードは、複数の番号が割り当てられていることが多いです。
代表的なコードは「101」「102」「103」などです。
もし一つのコードでうまくいかない場合は、別のコードを試してみる必要があります。
特に、AQUOSシリーズはモデルによってリモコンの信号が異なることがあるため、複数あるコードを順に試していくことが大切です。
パナソニック(Panasonic)
パナソニックのテレビ(VIERAシリーズなど)の汎用リモコン設定コードは、「104」「105」「106」などが一般的です。
パナソニックのテレビは、レコーダーや他の機器との連携機能が充実しているため、汎用リモコンの中には、テレビだけでなくレコーダーの操作にも対応している製品があります。
リモコンを選ぶ際には、操作したい機器に対応しているか確認すると良いでしょう。
ソニー(SONY)
ソニーのBRAVIAシリーズなど、汎用リモコンのメーカーコードは「107」「108」「109」などがよく見られます。
ソニーは、テレビの機種ごとにリモコンのボタン配置や機能が大きく異なる場合があります。
特定の機能が使えない場合は、自動設定機能を試してみるか、純正リモコンへの買い替えを検討するのも一つの方法です。
東芝(TOSHIBA)
東芝のREGZAシリーズなど、汎用リモコンのメーカーコードは「110」「111」などが代表的です。
東芝のテレビは、録画機能が充実しているモデルが多いため、汎用リモコンでどこまで録画関連の操作ができるか、事前に確認しておくと安心です。
日立(HITACHI)
日立のテレビの汎用リモコン設定コードは、「112」「113」などがあります。
日立のテレビは、他のメーカーに比べて汎用リモコンの対応機種が少ない場合があります。
購入前に、リモコンの取扱説明書やパッケージに日立のテレビが対応機種として記載されているか、必ず確認しましょう。
このように、メーカーごとに代表的なコードはありますが、最も重要なのは、お手持ちの汎用リモコンの取扱説明書に記載されているコードを使用することです。
インターネット上の情報や、他のリモコンのコードでは、正しく動作しない可能性があります。
もし、取扱説明書をなくしてしまった場合は、リモコンのメーカーサイトでPDF版の取扱説明書をダウンロードできることが多いので、探してみてください。

テレビのリモコンの買い替えで知っておきたいこと
テレビのリモコンを買い替える際には、設定方法だけでなく、いくつか知っておきたいポイントがあります。
これらのポイントを押さえておけば、買い替え後のトラブルを未然に防ぎ、より快適に新しいリモコンを使えるようになります。
この項目では、買い替え前にチェックしておくべき重要な情報をまとめました。
テレビの型番を控えておく
リモコンを買い替える際、最も重要な情報が「テレビの型番」です。
型番は、テレビの背面に貼られているシールに記載されています。
「〇〇-〇〇〇〇」といった英数字の組み合わせで表示されています。
この型番を控えておけば、純正リモコンを探す際に、完全に一致する製品を迷わず見つけられます。
また、汎用リモコンの対応機種リストを確認する際にも役立ちます。
「テレビのリモコンが壊れた!」と慌てる前に、まずはテレビの型番を写真に撮るなどして記録しておきましょう。
リモコンの機能を確認する
特に汎用リモコンの場合、すべての機能が元のリモコンと同じように使えるとは限りません。
よく使う「チャンネル」「音量」「電源」といった基本的なボタンは問題なく動作することがほとんどですが、「録画」「メニュー」「入力切替」など、特定の機能のボタンが使えない場合があります。
リモコンの製品パッケージやウェブサイトには、対応しているボタンの一覧が記載されていることが多いです。
買い替えの際は、ご自身がよく使う機能のボタンが、新しいリモコンでも使えるかどうかを事前に確認しておきましょう。
赤外線とBluetoothの違い
ほとんどのテレビリモコンは、目に見えない光(赤外線)を使ってテレビと通信しています。
そのため、リモコンの先端をテレビ本体の受光部に向けて操作する必要があります。
しかし、最近の高性能なテレビの中には、Bluetoothを使ってテレビと通信するリモコンもあります。
Bluetoothリモコンは、テレビにリモコンを向けなくても操作できるという利点があります。
Bluetoothリモコンが付属していたテレビで、汎用リモコンに買い替える場合は注意が必要です。
多くの汎用リモコンは赤外線通信方式のため、元のリモコンがBluetooth方式だった場合、テレビ本体に赤外線受光部がないと操作ができません。
買い替え前に、お手持ちのテレビがどちらの方式に対応しているか確認しておくと安心です。
このような注意点を踏まえて、あなたのテレビに最適なリモコンを選んでみてください。
リモコン選びで失敗しないためにも、購入前にしっかりと情報収集することが大切です。
汎用リモコンが設定できないときはどうすればいい?
汎用リモコンは便利ですが、「設定がうまくいかない」「何度試してもテレビが反応しない」といったトラブルに遭遇することもあります。
そんなとき、どうすればいいのでしょうか?
ここでは、汎用リモコンの設定でつまづいたときに試すべき、具体的な対処法をいくつかご紹介します。
対処法1:メーカーコードを再度確認する
設定がうまくいかない場合、最も多い原因はメーカーコードの入力ミスです。
取扱説明書に記載されているメーカーコードをもう一度確認し、間違った数字や入力漏れがないかチェックしてみましょう。
また、一つのメーカーに対して複数のコードが用意されている場合もあります。
たとえば、パナソニックのコードが「104」と「105」の2つあるとします。
「104」で試してうまくいかなかった場合は、「105」を試してみることで解決することがよくあります。
対処法2:自動設定(自動検索)機能を使う
メーカーコードを何度も試してもダメな場合は、自動設定機能に頼ってみましょう。
この機能は、リモコンが自動でさまざまな信号を送信し、テレビが反応した時点で設定を完了させるため、ユーザー側の入力ミスが起こりません。
設定方法も簡単で、多くの場合は「設定」ボタンなどを長押しするだけで始まります。
もし、メーカーコードが分からない場合でもこの方法なら設定できるので、困ったときにはまず試してみてください。
対処法3:電池を入れ直す
「そんな簡単なことで?」と思うかもしれませんが、電池の接触不良や電池残量の低下が原因で、リモコンが正しく動作しないことがあります。
一度、電池をすべて取り出し、数秒待ってから、プラスとマイナスの向きに注意して入れ直してみましょう。
それでもダメな場合は、新しい電池に交換してみることをおすすめします。
特に、長期間使っていなかったリモコンでは、電池が液漏れを起こしていないかも確認してください。
対処法4:テレビ本体の受光部をチェックする
汎用リモコンが設定できない、または操作できない原因が、リモコン側ではなくテレビ本体にある可能性も考えられます。
テレビ本体の受光部が、ホコリや汚れで覆われていないか確認してみましょう。
受光部は、テレビの画面下の枠に小さな窓のような形で設置されていることがほとんどです。
ホコリがたまっている場合は、乾いた柔らかい布で優しく拭き取ってください。
また、テレビの前に何か障害物がないかどうかも確認しましょう。
これらの対処法を試しても解決しない場合は、リモコン自体の故障か、お使いのテレビに対応していない可能性があります。
その場合は、リモコンのメーカーのサポートセンターに問い合わせるか、別のリモコンへの買い替えを検討する必要があるかもしれません。
メーカーコードを再確認してみよう
汎用リモコンの設定で最も重要なのが、メーカーコードです。
もし、設定がうまくいかなかったり、一部のボタンが反応しなかったりする場合は、もう一度メーカーコードを見直してみることを強くおすすめします。
この項目では、メーカーコードを再確認する際のポイントと、コードが見つからない場合の対処法について詳しく解説します。
取扱説明書のコードを最優先にする
汎用リモコンには、必ず取扱説明書が付属しています。
この取扱説明書には、対応しているテレビメーカーとそのメーカーコードの一覧表が掲載されています。
インターネット上の情報や、他のリモコンの取扱説明書に記載されているコードは、必ずしもあなたのリモコンに当てはまるとは限りません。
まずは、お手持ちのリモコンに付属していた取扱説明書のメーカーコードを最優先で確認してください。
もし、紛失してしまった場合は、リモコンのメーカー名と型番をインターネットで検索し、メーカーの公式サイトからPDF版の取扱説明書をダウンロードできることが多いので、試してみてください。
複数のメーカーコードを試す
先ほども少し触れましたが、一つのメーカーに対して複数のメーカーコードが割り当てられていることがあります。
これは、テレビの機種や製造年によって、使用されている信号が異なることがあるためです。
例えば、日立のテレビのコードが「112」と「113」の2つ記載されている場合、まず「112」で試してみて、うまくいかなければ次に「113」を試してみるといったように、すべてのコードを一つずつ試していくことが大切です。
また、メーカーコードを入力した後に、特定のボタン(例:「TV」ボタンや「OK」ボタン)を押して設定を確定させる必要があるリモコンもあります。
取扱説明書に記載されている手順を、見落としがないかもう一度丁寧に確認してみましょう。
自動設定(自動検索)も選択肢に入れる
「どのコードを試してもダメだった」「そもそも取扱説明書がなくてコードが分からない」といった場合は、やはり自動設定(自動検索)機能が頼りになります。
この機能は、テレビが反応するまでリモコンが自動でコードを送信し続けるため、どのコードが正解なのかを気にすることなく設定ができます。
時間は少しかかるかもしれませんが、手動での設定に比べて確実性が高い方法と言えるでしょう。
どうしても手動でうまくいかない場合は、この機能を試してみる価値は十分にあります。
メーカーコードの確認と、これらの対処法を組み合わせることで、ほとんどの汎用リモコンは設定可能です。
諦めずに、一つひとつ試してみてください。
買い替え後のテレビのリモコン設定でつまづかないためのポイント
ここまで、テレビのリモコンを買い替えた際の様々な疑問について解説してきました。
最後に、あなたがリモコン買い替え後の設定でつまづかないために、特に重要となるポイントを改めておさらいしましょう。
このポイントを押さえておけば、今後のリモコン選びや設定もスムーズに行えるようになります。
ポイント1:純正品か汎用品か、目的を明確にする
リモコンを買い替える際、最初に決めるべきことは「純正品にするか、汎用品にするか」です。
手軽さを最優先し、設定の手間を一切かけたくないのであれば、純正品の一択です。
コストを抑えたい、複数の家電を一つのリモコンで操作したいといった目的がある場合は、汎用品が選択肢に入ってきます。
あなたの目的を明確にすることで、迷うことなく最適なリモコンを選べます。
ポイント2:テレビのメーカーと型番を必ず控えておく
リモコンを買い替える前には、必ずテレビ本体のメーカーと型番をメモしておきましょう。
これは、純正リモコンを探す際にも、汎用リモコンの対応機種を確認する際にも、非常に重要な情報となります。
特に、古いテレビのリモコンを買い替える場合は、型番が分からないと適切なリモコンを見つけるのが難しくなります。
ポイント3:取扱説明書をよく読む
「なんだかんだ言っても、結局はこれが一番大切」という結論にたどり着きます。
汎用リモコンは、製品ごとに設定方法が異なるため、付属の取扱説明書を熟読することが成功への一番の近道です。
メーカーコードの一覧表や、自動設定のやり方、設定後の動作確認方法まで、必要な情報がすべて書かれています。
取扱説明書をなくしてしまった場合は、メーカーの公式サイトからダウンロードできるか探してみましょう。
これらのポイントを意識することで、テレビのリモコン買い替えはもう怖くありません。
あなたにぴったりの新しいリモコンを手に入れて、快適なテレビライフを再開してください。
この記事が、あなたのリモコン選びの一助となれば幸いです。
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