「引越しで不要になった家電、セカンドストリートに売りたいけど、これって何年前まで買い取ってくれるんだろう?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?せっかくお店に持っていったのに、年式が古いという理由で断られたらショックですよね。
この記事では、セカンドストリートの家電買取の年数基準から、買取不可になりやすい家電の特徴、そして万が一売れなかった場合の賢い対処法まで、あなたの悩みをまるっと解決します。
最後まで読めば、スムーズに、そして少しでもお得に家電を手放す方法がわかりますよ!
セカンドストリートの家電買取は何年前まで?年数基準を解説
早速、結論からお伝えします。
セカンドストリートの家電買取は、原則として製造から10年以内が目安とされています。
これはセカンドストリートに限った話ではなく、多くのリユース店で共通の基準となっています。なぜ「10年」というラインが設けられているのでしょうか?
なぜ「10年以内」が基準なの?
製造から10年以上経過した家電の買取が難しくなるのには、主に以下のような理由があります。
- 部品保有期間の終了: 家電メーカーが修理用の部品を保管している期間は、製品の製造終了後から約8年が目安です。これを超えると故障した際に修理が困難になります。
- 製品寿命と故障リスク: 家電の平均寿命は7年~10年と言われています。10年を超えた製品はいつ故障してもおかしくなく、再販後のトラブルにつながるリスクが高まります。
- 中古市場での需要低下: 新しいモデルが次々と登場するため、古いモデルは需要が大きく低下します。お店側も在庫を抱えるリスクを避けるため、買取に慎重になります。
これらの理由から、再販時の品質を保証し、購入者に安心して使ってもらうために「10年」という一つのラインが引かれているのです。
10年以上前の家電は絶対に売れない?
「じゃあ、11年前に製造された家電はもうダメなの?」と諦めるのはまだ早いです。
原則は10年ですが、人気ブランドの大型テレビや、デザイン性の高いオーディオ機器などは、状態が非常に良ければ例外的に買い取ってもらえる可能性もゼロではありません。
最終的な判断は店舗の在庫状況やスタッフの裁量による部分も大きいため、「ダメ元でも…」と思う品物があれば、持ち込む前に店舗へ電話で型番や製造年を伝えて相談してみるのがおすすめです。
【他社比較】ブックオフ・ハードオフは10年以上前の家電も買取してくれる?
セカンドストリート以外のリユース店ではどうなのでしょうか?ここでは、代表的なブックオフとハードオフの基準を見ていきましょう。
ハードオフの買取年数と特徴
ハードオフでは、家電の買取基準を基本的に製造後7年以内としています。セカンドストリートより少し厳しい基準ですね。
ただし、ハードオフは家電やオーディオの専門店としての側面が強く、店舗スタッフの専門知識が豊富な場合があります。そのため、状態が良ければ多少年式が古くても査定してくれるなど、店舗ごとの裁量が大きいのが特徴です。
ブックオフの買取年数と特徴
ブックオフ(大型店のブックオフスーパーバザーなど)では、家電の買取基準を基本的に製造後10年以内としています。テレビなどもこの基準が適用されることが多いです。
ただし、オーディオ機器や一部の調理家電(レンジ、炊飯器など)、キャニスタータイプの掃除機などは、11年以上前のものでも買取対象になる場合があるなど、品目によって柔軟な対応をしています。
リユース店3社の買取年数比較表
店舗名 | 買取年数の目安 | 特徴・傾向 |
---|---|---|
セカンドストリート | 製造から10年以内 | 全国に店舗が多く持ち込みやすい。年式を重視する傾向。 |
ハードオフ | 製造から7年以内 | 基準は厳しいが、店舗裁量が広く、専門的な製品に強い。 |
ブックオフ | 製造から10年以内 | 一部品目では11年以上でも買取可能な場合がある。 |
要注意!セカンドストリートで買取不可になりやすい家電は?
製造年数以外にも、セカンドストリートで買取を断られてしまうケースがあります。持ち込む前に、ご自身の家電が当てはまっていないかチェックしてみましょう。
- 故障している・正常に動作しないもの: 電源が入らない、異音がするなど、基本的な動作に問題があるものは買取できません。
- 付属品が欠けているもの: 特にリモコンや電源コード、専用のスタンドなど、使用に必須の付属品がないと大幅な減額、または買取不可となります。
- 改造品や破損、ひどい汚れがあるもの: シール跡や黄ばみ、破損があるもの、自分で修理した痕跡があるものは再販が難しいため断られる可能性が高いです。
- 安全基準(PSCマーク)のない製品: 圧力鍋など、法律で定められた安全マークがないものは買取できません。
- 衛生関連の商品: 使用済みの電気シェーバーや理美容家電は、衛生上の観点から買取不可です。
- 医療機器に該当するもの: 体温計や体脂肪計、血圧計などは医療機器とみなされ、法令により買取できません。
- 健康器具: マッサージチェアや一部のトレーニング器具も、法令により買取対象外となっています。
セカンドストリートの家電買取はひどい?口コミの真相と対策
ネットで検索すると、「セカンドストリートの買取はひどい」といったネガティブな口コミを目にすることがあり、不安に思う方もいるかもしれません。
口コミで見られる「ひどい」と言われる理由
口コミ情報を分析すると、「ひどい」と言われる背景には、以下のような理由が見受けられました。
- 査定額が思ったより低かった: 事前の期待値が高いと、実際の査定額とのギャップにがっかりしてしまうケースです。
- 品物を見ずに断られた: 年式や状態を伝える前に、一律で断られたと感じる体験です。
- スタッフの対応が悪かった: 査定時の説明不足や、態度に不満を感じるケースです。
これらの口コミは事実の一面ではありますが、少し準備をするだけで避けられるケースも少なくありません。
悪い口コミを回避し、満足度を上げる3つのコツ
セカンドストリートは全国に800以上の店舗を構える大手であり、誰でも気軽に利用できる利便性の高さが最大の魅力です。以下の3つのコツを実践すれば、きっと満足のいく買取体験ができますよ。
- 【事前準備】付属品を揃え、綺麗に掃除する: 査定額は「次に買う人が気持ちよく使えるか」が重要です。説明書や箱、付属品を完備し、ホコリや汚れを拭き取っておくだけで査定員の印象は大きく変わります。
- 【事前連絡】電話で買取可能か確認する: 重たい家電を運ぶ前に、店舗へ電話して「メーカー名・型番・製造年」を伝え、買取対象になるか確認しましょう。無駄足を防げますし、お店側も心の準備ができます。
- 【期待値調整】買取相場を理解しておく: リユース店の買取価格は、フリマアプリの売却価格よりは低くなるのが一般的です。これは、店舗の運営コストや在庫リスク、清掃・保証費用などが含まれるためです。あらかじめ「交通費が浮けばラッキー」くらいの気持ちで臨むと、がっかりせずに済みます。
これらのポイントを押さえれば、セカンドストリートは「不要な家電を、その日のうちに現金化できる」非常に便利なサービスと言えます。結論として、しっかり準備をすればセカンドストリートの家電買取はおすすめです。
買取不可だった…古い家電の賢い処分・現金化の方法3選
もしセカンドストリートで買取を断られてしまっても、落ち込む必要はありません。費用をかけずに、あるいは少しでもプラスに変える方法は残されています。
1. 他の買取サービスを利用する
セカンドストリートでダメでも、他の買取業者なら査定してくれる可能性があります。特に、ネット専門の宅配買取や出張買取サービスは、店舗運営コストが少ない分、幅広い年式の商品を扱っていることがあります。
複数の業者を比較検討して、自分の家電に合ったサービスを探してみるのがおすすめです。

2. フリマアプリや地域掲示板で売る・譲る
メルカリやラクマなどのフリマアプリなら、自分で価格を設定して販売できます。リユース店では値段がつかないような古いモデルでも、部品取りや特定の用途で探している人がいれば、思わぬ価格で売れることもあります。
また、「ジモティー」などの地域掲示板を使えば、地元の人に無料で譲ったり、格安で販売したりできます。梱包や発送の手間が省けるのが大きなメリットです。
3. 家電量販店や自治体のリサイクルサービスを利用する
テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンは「家電リサイクル法」の対象品目であり、粗大ごみとして捨てることはできません。買取も譲渡も難しい場合は、正規の方法で処分する必要があります。
- 家電量販店: 新しい製品を購入する際に、古い製品を有料で引き取ってもらえます。
- 自治体の指定引取場所: 郵便局でリサイクル券を購入し、指定の場所へ自分で持ち込む方法です。
費用はかかりますが、不法投棄などのトラブルを避けられる最も安全な方法です。
セカンドストリートの家電買取でよくある質問(Q&A)
はい、メーカーは不問で買取可能です。ただし、査定額は人気メーカーの方が高くなる傾向にあります。
はい、買取可能です。ただし、付属品が全て揃っている方が査定額は高くなります。
冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は、出張買取に対応している店舗があります。お近くの店舗へ直接お問い合わせください。
品物の点数や混雑状況によりますが、1点であれば15分~30分程度が目安です。査定終了はSMSで通知されることが多いです。
運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。忘れずに持参しましょう。
店舗の運営費、人件費、清掃やメンテナンスのコスト、販売できなかった場合のリスクなどが買取価格に反映されるためです。その代わり、すぐ現金化できる手軽さがあります。
熱を発する暖房器具は安全上の観点から基準が厳しく、多くのリユース店で製造から5~6年以内が目安となっています。店舗へ確認することをおすすめします。
パソコンは年式よりもOSのバージョンやスペックが重視されます。Windows XP以前やmacOS 10.6以前など、サポートが終了している古いOSのものは買取が難しいことが多いです。
はい、もちろん無料でキャンセルできます。査定額を聞いてから売るかどうかを決められるので、気軽に持ち込んでみてください。
「綺麗に掃除する」「付属品を揃える」「まとめて売る」「需要が高まる時期(例:新生活シーズン前)に売る」などが効果的です。
どうしても手放せないなら「レンタル」も賢い選択肢
「古い家電を処分して新しいものを買おうかな」と考えているなら、その前に家電のレンタル・サブスクサービスを試してみるのも一つの方法です。
購入するよりもはるかに安い月額料金で、最新の家電を試すことができます。「本当にこの機能は必要なのか」「自分の生活スタイルに合っているか」などを確かめてから購入を検討できるので、失敗がありません。
新しい家電への買い替えを検討している方は、ぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

まとめ:セカンドストリートの家電買取は「10年以内」を目安に賢く利用しよう!
今回は、セカンドストリートの家電買取における年数基準について解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントを振り返りましょう。
- セカンドストリートの家電買取は製造から10年以内が基本ライン。
- ハードオフは7年、ブックオフは10年が目安だが、店舗や品目によって例外もある。
- 年式が新しくても、故障品や付属品の欠品、衛生商品は買取不可になるので注意。
- 悪い口コミは存在するが、事前の清掃や電話確認で回避し、便利なサービスとして活用できる。
- 買取不可でも、他社買取やフリマアプリ、正規のリサイクルなど、方法はたくさんある。
年数が古いからと諦めていた家電も、まずはこの記事で紹介した方法を試してみてください。「売る」だけでなく「譲る」「適切に処分する」という視点を持つことで、気持ちよく家電を手放すことができます。
あなたの家電が、次の誰かの元で再び活躍できることを願っています!
あなたの家電買取の体験談も、ぜひ下のコメント欄で教えてくださいね!
コメント