「せっかく高いお金を出して買ったカメラ、売る時にガッカリしたくない…」
「これからカメラを始めるけど、価値が落ちにくいメーカーってどこなんだろう?」
そんな風に思ったことはありませんか?カメラは決して安い買い物ではないからこそ、手放す時の価値、つまり「リセールバリュー」はとても重要ですよね。
この記事では、主要カメラメーカーのリセールバリューを最新の市場データに基づいてランキング形式で徹底比較します。さらに、価値が落ちにくいカメラの特徴から、少しでも高く売るためのコツまで、あなたのカメラ選びがもっと賢く、もっと楽しくなる情報をお届けします。
結論からお伝えすると、リセールバリューを重視するならキヤノンとソニーが非常に有力な選択肢になります。この記事を読めば、その理由がハッキリとわかりますよ!
なぜ今、カメラのリセールバリューが重要なのか?
「趣味の道具にリセールなんて…」と思う方もいるかもしれません。しかし、リセールバリューを意識することには、実はたくさんのメリットがあるんです。
買い替えのハードルがぐっと下がる
リセールバリューが高いカメラは、売却時にまとまった資金が手元に戻ってきます。これにより、新しいモデルへの買い替えや、別のレンズを試す際の資金的な負担が大幅に軽減されます。カメラの性能は日進月歩。気軽にステップアップできるのは大きな魅力ですよね。
実質的なコストを抑えて趣味を楽しめる
例えば、20万円で買ったカメラが3年後に14万円で売れたら、実質的な負担は6万円。月々に換算すると約1,670円で高性能なカメラを使えたことになります。このように、リセールバリューはカメラを「所有」するコストを最小限に抑えてくれる賢い指標なのです。
【メーカー別】カメラのリセールバリューランキング TOP3
それでは、早速ですが気になるランキングの結果から見ていきましょう!ここでは、中古市場での人気と残価率(新品価格に対する中古買取価格の割合)を基に、特におすすめの3大メーカーをランキング形式でご紹介します。
順位 | メーカー | 残価率の目安 | 特徴 |
---|---|---|---|
1位 | キヤノン (Canon) | 約70%~80% | 圧倒的なブランド力。特にフルサイズ入門機やLレンズの価値が落ちにくい。 |
2位 | ソニー (SONY) | 約70% | ミラーレス市場を牽引する人気。旧モデルでも安定した価格を維持。 |
3位 | ニコン (Nikon) | 約60% | 伝統的なファンが多い。最新のZマウント系は高評価だが、全体ではやや劣る傾向。 |
1位:キヤノン (Canon) – 王者の風格!圧倒的なブランド力

出典:Canon (キヤノン)
堂々の1位はキヤノンです。特に驚異的なのが、フルサイズ入門機として人気を博した「EOS RP」。発売から6年以上経過しても残価率80%前後を維持するという、驚異的なリセールバリューを誇ります。
これは、「フルサイズにこだわりたい」というユーザー層にとって、価格と性能のバランスが非常に優れていることが理由と考えられます。また、「RFレンズ」の中でも高級なLレンズはプロからの信頼も厚く、中古市場でも非常に高い価格で取引されています。
2位:ソニー (SONY) – ミラーレス市場の覇者!安定した人気

出典:SONY (ソニー)
ミラーレス一眼カメラの市場を切り拓いてきたソニーが2位にランクイン。全体的に残価率は70%前後と高く、非常に安定しています。特筆すべきは「α7 III」のような数世代前のモデルでも、スチル撮影(静止画)においては今なお高い評価を受けており、中古価格がなかなか下がりません。
また、シグマやタムロンといったサードパーティ製のレンズが豊富な点も、ソニーのプラットフォーム全体の人気を支え、リセールバリューの高さに繋がっています。
3位:ニコン (Nikon) – 伝統と革新!Zシリーズの今後に期待

出典:Nikon (ニコン)
長年のカメラファンから根強い人気を誇るニコン。残価率は60%程度と、上位2社に比べると少し見劣りする結果となりました。しかし、これは一眼レフ時代のモデルも含めた全体的な傾向です。
最新のミラーレス「Zマウント」のカメラやレンズは非常に評価が高く、中古市場でも人気を集め始めています。今後、ユーザーが増えるにつれてリセールバリューもさらに安定していくことが期待されます。
リセールバリューが高いカメラの3つの共通点
では、具体的にどのようなカメラが「価値が落ちにくい」のでしょうか?そこにはいくつかの共通点があります。
1. フルサイズセンサー搭載モデル
一般的に、APS-Cセンサーのカメラよりもフルサイズセンサーを搭載したカメラの方が資産価値は高い傾向にあります。より高画質で本格的な撮影が可能なため、中古市場でも需要が安定しているのが理由です。もちろん、ソニーの「α6400」のように、APS-C機でも非常に人気の高いモデルは例外的に高いリセールを維持しています。
2. 人気シリーズの定番モデル
キヤノンの「EOS Rシリーズ」やソニーの「α7シリーズ」など、各メーカーの主力となっている人気シリーズは、やはり中古市場でも買い手がつきやすく、価格が安定します。初心者が最初に選ぶモデルとしても人気が高いため、常に一定の需要があるのです。
3. 発売から時間が経っても色褪せない性能
「この性能があれば十分」と多くの人に思わせるカメラは、新型が出ても価値が急落しにくいです。先ほど紹介したソニーの「α7 III」はその代表例。「動画性能は最新機種に劣るけど、写真メインならこれで全く問題ない」という評価が、その価値を支えています。
少しでもカメラを高く売るための3つのコツ
愛用してきたカメラ、せっかくなら1円でも高く売りたいですよね。査定額をアップさせるために、誰でもできる簡単なコツを3つご紹介します。
1. 綺麗な状態を保つ(清掃)
査定に出す前に、ボディのホコリや指紋をきれいに拭き取るだけでも印象は大きく変わります。センサーやレンズ内部など、デリケートな部分は無理に触らず、外観をきれいにするだけでも査定士への心証が良くなりますよ。
2. 付属品をすべて揃える
購入時に付いてきたものは、できるだけすべて揃えて査定に出しましょう。特に、バッテリーと純正の充電器は必須です。これらがないと、買取価格が大幅に下がるか、買取不可となる場合もあるので注意が必要です。箱や説明書、ストラップなどもあるとプラス査定に繋がります。
3. 需要が高まる時期に売る
カメラの需要が高まるのは、入学・卒業シーズンの3月〜4月、夏の旅行シーズン、そして年末のボーナス時期です。これらの少し前に売ることで、買取店も在庫を確保したいため、通常より高い査定額がつく可能性があります。
カメラを売るならどこがいい?おすすめの売却方法3選
カメラを売る方法はいくつかありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。ここでは代表的な3つの方法を厳選してご紹介します。
1. カメラ・ガジェット専門店
特徴:専門知識が豊富なスタッフが査定するため、カメラやレンズの価値を正しく評価してくれます。買取相場に基づいた適正価格での買取が期待でき、最も安心感のある方法と言えるでしょう。
2. 大手カメラ販売店(カメラのキタムラなど)
特徴:全国に店舗があり、気軽に持ち込めるのが魅力です。新しいカメラの購入を前提とした「下取り」にすると、通常の買取よりも査定額がアップするキャンペーンを行っていることが多く、買い替えを検討している人におすすめです。
3. フリマアプリ(メルカリ、ヤフオクなど)
特徴:自分で価格を設定できるため、うまくいけば最も高く売れる可能性があります。ただし、梱包や発送の手間がかかるほか、個人間取引のためトラブルのリスクも考慮する必要があります。
もし迷ったら、まずは「カメラ・ガジェット専門店」に査定を依頼するのがおすすめです。プロの目でしっかり価値を見極めてもらえる安心感は、何物にも代えがたいメリットです。最近は自宅にいながら査定してもらえる宅配買取サービスも充実していますよ。
↓より詳しい買取店の比較や選び方は、こちらの記事で解説しています。

カメラのリセールバリューに関するよくある質問 (Q&A)
はい、売れます。特に人気の機種やブランド(ライカ、ローライなど)のフィルムカメラは、近年のブームにより価格が高騰しているものもあります。状態が良ければ、一度査定に出してみる価値は十分にあります。
諦めるのはまだ早いです!人気のモデルであれば、部品取りなどの需要があるため、壊れていても買い取ってくれる業者はあります。「ジャンク品OK」を掲げている買取店に相談してみましょう。
もちろん売れます。特にメーカー純正の「大三元レンズ」と呼ばれるF2.8通しのズームレンズや、人気の単焦点レンズは、ボディ以上に高いリセールバリューを誇ることも珍しくありません。
新しいカメラを同じ店で買う予定があるなら「下取り」の方がお得になるケースが多いです。下取り額アップのキャンペーンが適用されることがあるためです。単に現金化したいだけなら「買取」を選びましょう。
一概には言えませんが、本記事で紹介したキヤノンの「EOS RP」は発売年数を考えると驚異的なリセールを誇ります。また、ライカなどの高級ブランドは資産として所有されることも多く、非常に高いリセールバリューが期待できます。
フルサイズ機に比べると、全体的な傾向としてはやや低くなります。しかし、ソニーのα6000シリーズや富士フイルムのXシリーズなど、APS-C機の中でも非常に人気が高く、リセールバリューが安定しているモデルもたくさんあります。
シグマやタムロンなどの人気サードパーティ製レンズは、純正レンズに比べて新品価格が安い分、リセールバリューも非常に安定しているものが多いです。特にソニーEマウント用のレンズは人気が高く、高値で取引されています。
はい、必ず行いましょう。Wi-Fi設定などの個人情報が残っている可能性があるため、カメラ本体のデータを「初期化」または「リセット」してから売却してください。また、メモリーカードの抜き忘れにも十分注意しましょう。
なくても買取は可能ですが、あった方が査定額は高くなります。購入後はできるだけ綺麗に保管しておくことをおすすめします。
はい、問題ありません。多くのカメラ専門店が全国対応の「宅配買取」サービスを提供しています。無料の梱包キットを送ってくれる業者も多く、店舗に持ち込むのと変わらない価格で買い取ってもらえます。
まとめ:リセールバリューを賢く使ってカメラライフを豊かにしよう!
いかがでしたか?今回は、カメラのリセールバリューランキングや、高く売るためのコツについて詳しく解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。
- リセールバリューランキングTOP3は「1位 キヤノン」「2位 ソニー」「3位 ニコン」
- 価値が落ちにくいのは「フルサイズ」「人気シリーズ」「定番性能」のカメラ
- 売るときは「綺麗な状態」で「付属品を揃え」「需要期を狙う」のがコツ
カメラ選びの際に「リセールバリュー」という視点を一つ加えるだけで、将来の買い替えが楽になり、より少ない負担で趣味を長く楽しむことができます。
もちろん、一番大切なのは自分が「使いたい!」と心から思えるカメラを選ぶことです。その上で、この記事があなたの賢いカメラ選びの参考になれば、これほど嬉しいことはありません。
↓どのメーカーのカメラが自分に合っているか、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ!


↓いきなり買うのは不安…という方は、まずレンタルで試してみるのも賢い選択ですよ。

あなたのカメラライフが、最高に楽しいものになることを心から願っています!
あなたのカメラのリセール体験談も、ぜひ下のコメント欄で教えてくださいね!
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