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【Canon編】カメラのF値の変え方を初心者向けに徹底解説!たった3ステップで背景ボケ写真が撮れる!

【Canon編】カメラのF値の変え方を初心者向けに徹底解説!たった3ステップで背景ボケ写真が撮れる!
この記事は約9分で読めます。

「Canonのカメラで、背景をぼかした”映える”写真を撮りたい!」

「でも、よく聞くF値(エフち)って何?どうやって変えたらいいの?

そんな悩みを抱えていませんか?カメラを手にしたばかりの初心者にとって、F値の設定は最初の壁かもしれません。

ご安心ください!この記事では、CanonのカメラにおけるF値の変え方を、誰でもわかるようにステップバイステップで徹底解説します。この記事を読み終える頃には、あなたもF値を自在に操り、写真表現の幅をグッと広げられるようになっているはずです。

【執筆者】
大谷

家電ライター/家電製品アドバイザー
ライターとして5,000記事以上執筆し、自身のサイトは月間11万PVを達成。
多数の専門家と連携し、多角的な視点を取り入れた質の高いコンテンツ制作を常に心掛けている。

そもそもF値って何?カメラ初心者でも分かる基本の「き」

設定方法の前に、まずは「F値とは何か」を簡単におさらいしましょう。ここを理解すると、設定変更がもっと楽しくなりますよ!

F値と「絞り」の関係

カメラのレンズの中には、「絞り羽根(しぼりばね)」という、光の通り道を調整する部品があります。

F値とは、この絞り羽根がどれくらい開いているか(または閉じているか)を数字で表したものです。カメラが光を取り込む量をコントロールするための数値、と考えると分かりやすいですね。

  • F値が小さい(F1.8, F2.8など) → 絞り羽根が大きく開いている状態。たくさんの光を取り込む。
  • F値が大きい(F8, F11など) → 絞り羽根が狭く閉じている状態。少しの光を取り込む。

F値を変えると写真はどう変わる?

F値を変えると、主に「ボケ感」と「写真の明るさ」の2つが変化します。

  1. 背景のボケ感が変わる
    これがF値を変える最大の楽しみかもしれません!

    • F値を小さくする → ピントが合う範囲が狭くなり、背景が大きくボケる。
    • F値を大きくする → ピントが合う範囲が広くなり、手前から奥までくっきり写る。
  2. 写真の明るさが変わる
    光の通り道の大きさが変わるので、当然明るさも変わります。

    • F値を小さくする → 光を多く取り込むので、写真が明るくなる。
    • F値を大きくする → 光を取り込む量が減るので、写真が暗くなる。
F値を小さくして背景をぼかすと、主役が際立ったプロっぽい写真が撮りやすくなります。ポートレート(人物写真)やお花、料理の撮影などで特に効果的です!

【結論】CanonのカメラのF値を変える基本操作は超シンプル!

さっそく結論です。CanonのカメラでF値を自分で変えるための基本操作は、たったの2ステップです。

  1. 撮影モードを「Av(絞り優先モード)」か「M(マニュアルモード)」にする。
  2. カメラ本体のダイヤルを回す。

これだけなんです!「え、本当に?」と思いますよね。それでは、初心者の方に最もおすすめな「Av(絞り優先モード)」を使った具体的な設定方法を見ていきましょう。

撮影モード別!CanonのカメラのF値の設定方法を3ステップで解説

ここでは、カメラ初心者の方が最初に覚えるべき「絞り優先モード(Av)」での設定方法を解説します。このモードを使えば、面倒なシャッタースピードはカメラが自動で調整してくれるので、F値の変更だけに集中できますよ。

ステップ1:撮影モードを「絞り優先モード(Av)」に合わせる

まず、カメラの上部にあるモードダイヤルを探してください。カチカチと回せる円盤状のパーツです。

そのダイヤルを「Av」(一部の機種では「A」)に合わせます。これでF値を自分で設定する準備が整いました。

「Av」は “Aperture value” の略で、Apertureは「絞り」を意味します。つまり、絞りの値を優先して設定するモードということです。

ステップ2:ダイヤルを回してF値を変更する

次に、カメラのどこかにあるクルクル回せるダイヤル(電子ダイヤルやメイン電子ダイヤルと呼ばれます)を探してください。多くの場合、シャッターボタンの近くや、カメラの背面(液晶モニターの右側など)に付いています。

このダイヤルを左右に回すことで、F値が変更できます。

ステップ3:液晶モニターやファインダーで数値を確認

ダイヤルを回すと、カメラの背面にある液晶モニターや、覗き込んでいるファインダー内に表示されているF値の数字が変わるはずです。

「F2.8」「F5.6」のように表示されている部分が現在のF値です。撮りたいイメージに合わせて、この数値を調整しましょう。

シャッターボタンを半分押したときに、シャッタースピードの数値がオレンジ色で点滅することがあります。これは「写真が明るすぎるか、暗すぎる(露出が適正でない)」というカメラからの警告です。その場合は、F値を変更して、数値が白色で表示されるように調整しましょう。

もう一歩ステップアップ!マニュアルモード(M)でのF値の変え方

Avモードに慣れてきたら、次は「マニュアルモード(M)」に挑戦してみましょう。F値だけでなく、シャッタースピードも自分で決めるため、よりこだわりの一枚を撮影できます。

マニュアルモード(M)とは?

Manual(マニュアル)の略で、F値とシャッタースピードの両方を撮影者が手動で設定するモードです。最初は難しく感じるかもしれませんが、光を完全にコントロールする楽しさがあります。

Canonのカメラでの設定方法

機種によって操作方法が少し異なりますが、基本的なパターンは以下の通りです。

  • エントリーモデルの場合:
    1. モードダイヤルを「M」に合わせる。
    2. そのままダイヤルを回すと、シャッタースピードが変わる。
    3. 「Av+/-」ボタンを押しながらダイヤルを回すと、F値が変わる。
  • 中級機〜上級機の場合:
    1. モードダイヤルを「M」に合わせる。
    2. カメラの前側(シャッターボタン付近)と後側(親指あたり)に2つのダイヤルがあることが多い。
    3. 片方のダイヤルでシャッタースピード、もう片方のダイヤルでF値を変更できる。(どちらが対応するかは機種や設定によります)

液晶モニターに表示される「露出レベルマーク(メモリ)」を見ながら、メモリが中央の「0」に来るように調整すると、適正な明るさの写真が撮れます。

それでもF値が変えられない?よくある質問 Q&A

ここでは、F値の変更でつまずきがちなポイントをQ&A形式でまとめました。

Q1. F値を変えるダイヤルはどれですか?

A1. 機種によって異なりますが、多くのCanonカメラではシャッターボタンの近くにある「メイン電子ダイヤル」か、背面の「サブ電子ダイヤル」です。EOS Kissシリーズなどのエントリーモデルでは、ダイヤルは1つだけの場合が多いです。取扱説明書で「ダイヤル」の項目を確認してみましょう。

Q2. モードダイヤルに「Av」がありません。

A2. 一部のコンパクトデジタルカメラや古いモデルでは、モードダイヤルに「A」と表記されている場合があります。これはAvモードと同じ「絞り優先モード」です。また、シーンモードの中に「背景ぼかし」といった機能がある機種もあります。

Q3. マニュアルモード(M)でF値が変えられません。

A3. ダイヤルが1つのカメラの場合、「Av+/-」といったボタンを押しながらダイヤルを回す必要があるかもしれません。ダイヤルが2つあるカメラの場合は、F値を担当するダイヤルがどちらか確認してみてください。

Q4. F値を小さくしても背景があまりボケません。なぜですか?

A4. 背景のボケ具合は、F値以外に「被写体と背景の距離」「カメラと被写体の距離」「レンズの焦点距離」も影響します。よりボカしたい場合は、①被写体と背景を離す、②被写体にグッと近づく、③ズームレンズの場合は望遠側(遠くを写す側)で撮影する、などを試してみてください。

Q5. F値を変更したら写真が暗く(または明るく)なりすぎます。

A5. Avモードであれば、カメラがシャッタースピードを自動調整して適正な明るさにしてくれます。もし明るさが偏る場合は、「露出補正」という機能を使ってみましょう。また、Mモードでは、F値に合わせてシャッタースピードやISO感度も調整する必要があります。

Q6. レンズによって一番小さいF値(開放F値)が違うのはなぜですか?

A6. レンズの設計や性能によって、光を最大限に取り込める量(絞りを一番開いたときのF値)が異なるためです。一般的に、開放F値が小さいレンズほど「明るいレンズ」と呼ばれ、高価になる傾向があります。

Q7. シャッタースピードとは何ですか?F値とどう違うのですか?

A7. F値が「光の通り道の太さ」を調整するのに対し、シャッタースピードは「光を取り込む時間」を調整するものです。シャッタースピードが速いと動きを止め、遅いと動きをブラして表現できます。どちらも写真の明るさを決める重要な要素です。

Q8. コンパクトデジタルカメラでもF値は変えられますか?

A8. はい、Av(絞り優先)モードやM(マニュアル)モードが搭載されている機種であれば、一眼レフやミラーレスカメラと同じようにF値を変更できます。CanonのPowerShotシリーズなどにも搭載されているモデルがあります。

Q9. 「セーフティシフト」って何ですか?

A9. AvモードやTvモードで、設定したF値やシャッタースピードでは適正な明るさが得られない場合に、カメラが自動的に設定値を変更して適正な明るさで撮影してくれる便利な機能です。メニュー画面からオン/オフを設定できます。

Q10. F値とISO感度の関係は?

A10. ISO感度は、カメラが光をどれだけ電気信号に増幅させるかを示す数値です。F値とシャッタースピードで明るさが足りない暗い場所などで、ISO感度を上げることで写真を明るくすることができます。ただし、上げすぎるとノイズ(ザラつき)が増えるデメリットもあります。

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まとめ:F値をマスターして、写真表現をもっと楽しもう!

今回は、CanonのカメラでF値を変える方法について、初心者の方にも分かりやすく解説しました。

最後に、この記事の重要なポイントを振り返ってみましょう。

  • F値は「背景のボケ感」「写真の明るさ」をコントロールする数値。
  • 初心者におすすめのモードは「Av(絞り優先モード)」
  • 設定方法は「モードダイヤルをAvに合わせる」→「ダイヤルを回す」だけ!
  • 慣れてきたら「M(マニュアルモード)」で、よりクリエイティブな撮影に挑戦!

F値の変え方は、一度覚えてしまえば決して難しい操作ではありません。頭で理解するだけでなく、ぜひ、お手元のCanonカメラを手に取って、ダイヤルを回しながらF値を変えてみてください。

F値を変えるだけで、いつもの風景がまったく違う表情を見せてくれるはずです。あなたのカメラライフが、今日からもっとクリエイティブで楽しいものになることを願っています!

あなたがF値を変えて撮った、お気に入りの一枚は何ですか?もしよろしければ、コメントで教えてくださいね!

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