軽い！10kg以下の電動キックボードおすすめ5選

なぜ今「10kg以下」の電動キックボードが人気なの？

数ある電動キックボードの中で、なぜ特に「10kg以下」という軽量モデルが注目を集めているのでしょうか？その理由は、私たちのライフスタイルに密接に関係しています。一言でいえば、「持ち運ぶ」というシーンが圧倒的に多いからです。ここでは、軽量モデルが持つ具体的なメリットを深掘りしていきましょう。

メリット1：圧倒的な持ち運びやすさ

最大のメリットは、何と言ってもその持ち運びやすさです。10kgという重さは、一般的にお米の袋（10kg）と同じくらい。成人男性はもちろん、女性でも少し頑張れば持ち運べる重さです。これが15kg、20kgとなると、持ち上げて数メートル歩くだけでも一苦労ですよね。

例えば、こんなシーンを想像してみてください。

• 自宅がマンションの3階（エレベーターなし）：毎日20kgの塊を上げ下ろしするのは現実的ではありません。10kg以下なら、通勤・通学の負担も最小限に抑えられます。
• 最寄り駅までキックボード、そこから電車：駅の階段の上り下りや、ラッシュ時の電車内でも、軽量でコンパクトなら周囲の邪魔になりにくく、スマートに持ち込めます。
• 車に積んで、旅先で使う：車のトランクへの積み下ろしもラクラク。旅先でのちょっとした移動が、最高に楽しいアクティビティに変わります。

このように、「自宅と外」「交通機関との連携」「車との組み合わせ」など、様々な場面で軽量であることの恩恵を受けられるのです。

メリット2：保管場所に困らない

日本の住宅事情を考えると、保管場所も重要な問題です。大きくて重いモデルは、広い玄関や専用のガレージがないと置き場所に困ってしまいます。しかし、10kg以下のモデルは、コンパクトに折りたためる製品が多く、省スペースで保管できます。

• 玄関の隅に立てかけておく
• クローゼットや押し入れに収納する
• オフィスのデスク下に置く

このように、室内での保管が容易なため、盗難のリスクを大幅に減らせるというメリットもあります。高価な乗り物だからこそ、安全な場所に保管したいですよね。

編集長

そうなんです！私も以前18kgのモデルを使っていましたが、自宅がエレベーターなしの4階でして…。結局、持ち運ぶのが億劫になって乗らなくなってしまいました。軽さは正義ですよ！

メリット3：誰でも扱いやすい手軽さ

軽量モデルは、その軽さから操作性も軽快です。取り回しが楽なので、狭い場所での方向転換や、ちょっとした段差を持ち上げて越えるときなど、あらゆる場面で扱いやすさを実感できます。

パワーや航続距離を重視したハイスペックモデルは、その分バッテリーが大きくなり、車体も頑丈になるため重くなりがちです。もちろん長距離を走るならそれも魅力的ですが、「近所の移動がメイン」「手軽に乗りたい」という方にとっては、オーバースペックかもしれません。

10kg以下のモデルは、パワーと軽さのバランスが良く、日常使いに最適な「ちょうどいい」スペックを持っていることが多いのです。まさに、電動キックボードの便利さを気軽に享受したい、すべての人におすすめできる選択肢と言えるでしょう。

【超重要】10kg以下の電動キックボード選び5つのポイント

「よし、軽いモデルを探そう！」と決意したあなた。しかし、ただ軽ければ良いというわけではありません。軽さを重視するあまり、他の重要な性能を見落として後悔…なんてことにならないよう、購入前に必ずチェックすべき5つの重要ポイントを解説します。

ポイント1：特定小型原動機付自転車（特定小型原付）か？

2023年7月1日から施行された改正道路交通法により、一定の基準を満たす電動キックボードは「特定小型原動機付自転車（特定小型原付）」という新しい車両区分になりました。この区分の最大のメリットは、16歳以上であれば運転免許不要で運転できることです。

【特定小型原付の主な条件】

• 最高速度表示灯（緑色のランプ）が備えられていること
• 車道モードで最高速度20km/h、歩道モードで最高速度6km/hであること
• 車体の大きさが長さ190cm以下、幅60cm以下であること
• ブレーキ、前照灯、後写鏡などの保安部品が基準を満たしていること

免許不要で手軽に乗りたい方は、必ずこの「特定小型原付」の保安基準を満たしているかを確認しましょう。性能等確認制度の「認定シール」が貼られているモデルを選ぶと安心です。

ポイント2：航続距離は十分か？

軽量モデルは、バッテリー容量が比較的小さい傾向があるため、航続距離が短くなることがあります。「安くて軽いモデルを買ったけど、すぐにバッテリーが切れてしまって、結局ただの重いキックボードになってしまった…」という悲劇は避けたいですよね。

自分の主な利用シーンを想定し、必要な航続距離を見極めることが重要です。

• 片道5kmの通勤・通学：往復10km。余裕をもって15km～20km以上の航続距離があるモデルを選びましょう。
• 近所の買い物や散策：1回の利用が数km程度なら、航続距離10km～15kmでも十分かもしれません。

カタログスペックの航続距離は、体重や路面状況、走り方によって変動します。記載されている数値の7～8割程度を実走行距離の目安として考えると良いでしょう。

ポイント3：坂道を上るパワー（登坂能力）はあるか？

お住まいの地域や通勤・通学路に坂道が多い方は、「登坂能力」も要チェックです。登坂能力は「角度（°）」や「勾配（%）」で表記されます。一般的な目安として、10°～15°（約17%～27%）程度の登坂能力があれば、日常的な坂道で困ることは少ないでしょう。

モーターの定格出力（W数）もパワーの目安になります。軽量モデルでは250W～350Wが主流ですが、パワフルな走りを求めるなら500W以上のモデルを検討するのも良いでしょう。ただし、パワーが上がると車重も増える傾向にあるため、軽さとのバランスが重要です。

ポイント4：タイヤの種類とサイズ

乗り心地と安定性に大きく影響するのがタイヤです。タイヤには主に2つの種類があります。

• ノーパンクタイヤ（ソリッドタイヤ）：ゴムの塊でできているため、パンクの心配がありません。メンテナンスフリーなのが最大のメリットですが、クッション性が低く、路面からの振動が伝わりやすいというデメリットがあります。
• エアタイヤ（チューブタイヤ）：空気を入れるタイプのタイヤで、クッション性が高く乗り心地が良いのが特徴です。ただし、パンクのリスクがあり、定期的な空気圧のチェックが必要です。

手軽さを重視するならノーパンクタイヤ、乗り心地を重視するならエアタイヤがおすすめです。また、タイヤサイズは大きいほど安定性が増し、段差を乗り越えやすくなります。軽量モデルでは6.5インチ～8.5インチが一般的です。乗り心地も考慮するなら8インチ以上を選ぶと良いでしょう。

ポイント5：安全性と保証・サポート体制

電動キックボードは、手軽な乗り物であると同時に、公道を走る「車両」です。安全に関わる部分なので、信頼できるメーカーや販売店から購入することが何よりも大切です。

• ブレーキ性能：しっかりと止まれるか。ディスクブレーキやドラムブレーキなど、制動力の高いブレーキが搭載されているか確認しましょう。
• 車体の剛性：フレームが頑丈で、走行中にガタつきなどがないか。
• PSEマーク：バッテリーの安全基準を満たしている証明です。必ず確認してください。
• 保証・アフターサポート：購入後の故障や修理に対応してくれるか。国内にサポート拠点がある販売店だと安心です。

特に、保証やサポート体制は重要です。電動モビリティ専門店のJPStars Online Shopのように、専門知識を持ったスタッフが在籍し、修理やメンテナンスにも対応してくれるお店を選ぶと、万が一の時も安心ですよ。

軽いだけじゃない！10kg以下のおすすめ電動キックボード5選

お待たせしました！ここからは、先ほど解説した5つの選び方のポイントを踏まえ、自信を持っておすすめできる「10kg以下の軽量電動キックボード」を5つ厳選してご紹介します。各モデルの特徴を比較し、あなたにぴったりの一台を見つけてくださいね。

1. 【JPStars】E-Bike 10 – 驚異の8.5kg！最軽量クラス

「とにかく軽さを追求したい！」という方にイチオシなのが、JPStars Online Shopで人気の「E-Bike 10」です。本体重量わずか8.5kgという驚異的な軽さを実現。カーボンファイバー製のフレームを採用し、強度と軽さを両立しています。ここまで軽いと、もはや持ち運ぶという感覚ではなく、「持ち歩く」という感覚に近いかもしれません。電車やバスへの持ち込みも全く苦にならないでしょう。

2. 【Model F】F3 – バランスの取れた優等生モデル

軽さと走行性能のバランスを重視するなら、「Model F」のF3がおすすめです。重量は9.8kgと10kgを切りながらも、一回の充電で最大20kmの走行が可能。8インチのノーパンクタイヤを採用し、メンテナンスの手間と快適な乗り心地を両立しています。初めて電動キックボードを購入する方で、どれを選べばいいか迷ったら、まずこのモデルを検討してみてはいかがでしょうか。

3. 【City Commuter】C1 – サスペンション付きで快適走行

「軽量モデルは欲しいけど、乗り心地も妥協したくない」というわがままを叶えてくれるのが「City Commuter」のC1です。重量は9.9kg。このモデルの最大の特徴は、軽量モデルには珍しい前後サスペンションを搭載していること。路面の細かな凹凸や段差の衝撃を吸収し、滑らかで快適な走り心地を提供します。長距離を走っても疲れにくいのが嬉しいポイントです。

4. 【Quick Start】QS-Light – 3秒で折りたためる手軽さ

頻繁に折りたたむシーンが多い方には、「Quick Start」のQS-Lightが最適です。重量は9.5kg。特許取得の折りたたみ機構により、わずか3ステップ、3秒で簡単に折りたたむことができます。駅に着いてサッと折りたたみ、すぐに改札へ。このスピーディーさは一度体験するとやみつきになりますよ。忙しいビジネスパーソンの強力な味方です。

5. 【Power Mini】PM-X – コンパクトでもパワフル

「小さいけれど力持ち」を体現したのが「Power Mini」のPM-Xです。重量は10.0kgギリギリですが、その分350Wのパワフルなモーターを搭載し、12°の坂道もグイグイ登ります。自宅周辺に坂道が多い方や、体重が少し重ための方でも安心して使えるパワフルさが魅力。コンパクトさと力強さを両立させたい方におすすめです。

スペック比較表

編集長

いかがでしたか？こうして比較してみると、同じ10kg以下でもそれぞれに個性がありますよね。自分のライフスタイルに合った一台を見つけるのが、満足への近道です。もっと多くのモデルを比較検討したい方は、ぜひ専門店のサイトを覗いてみてください！

「JPStars Online Shop」公式サイトはこちら

電動キックボードは免許不要で乗れる！特定小型原付とは？

先ほども少し触れましたが、電動キックボード選びで絶対に知っておくべきなのが「特定小型原動機付自転車（特定小型原付）」という新しいルールです。このルールのおかげで、私たちの電動キックボードライフは、より手軽で便利なものになりました。ここでは、その内容をもう少し詳しく、分かりやすく解説します。

免許不要・ヘルメットは努力義務に

これまでの電動キックボードは「原動機付自転車（原付）」に分類され、運転には原付免許が必要でしたし、ヘルメットの着用も義務でした。これが、法改正によって大きく変わったのです。

【特定小型原付の主なルール】

• 運転免許：不要（ただし16歳以上）
• ヘルメット：努力義務（安全のため着用を強く推奨）
• 最高速度：車道モードで20km/h、歩道モードで6km/h
• 通行場所：原則として車道。ただし、自転車道や、最高速度を6km/hに制限する歩道モードに切り替えれば一部の歩道も通行可能。
• 自賠責保険：加入義務あり
• ナンバープレート：取付け義務あり

免許が不要になったことで、これまで二の足を踏んでいた方も、グッとハードルが下がったのではないでしょうか。ただし、ヘルメットは努力義務ですが、万が一の事故から命を守るために、必ず着用するようにしましょう。

「歩道モード」って何？

特定小型原付の大きな特徴の一つが「歩道モード」です。これは、最高速度を6km/h以下に制限し、最高速度表示灯（緑のランプ）を点滅させることで、「普通自転車等及び歩行者等専用」の標識がある歩道を通行できる機能です。

車通りの多い道路で、安全な歩道に一時的に退避したい時などに非常に便利な機能です。もちろん、歩道では歩行者が最優先。徐行は絶対のルールです。

購入時に確認すべき「保安基準適合性」

「この電動キックボードは特定小型原付なの？」と見分けるにはどうすればよいのでしょうか。一番確実な方法は、「性能等確認済シール」が車体に貼られているかを確認することです。これは、国が定めた機関が、その製品が保安基準に適合していることを証明するものです。

インターネットの個人売買や、よく分からない海外のサイトで購入すると、この基準を満たしていない「原付扱い」のモデルである可能性があります。安全と法令遵守のためにも、JPStars Online Shopのような信頼できる専門店で購入することが非常に重要です。

【価格別】電動キックボードの値段と相場を徹底解説！

電動キックボードの購入を検討する上で、やはり気になるのは「値段」ですよね。価格は性能や機能によって大きく異なります。ここでは、価格帯ごとの特徴と、激安モデルに潜む注意点について解説します。「電動キックボード 19800円」といった広告も目にしますが、本当に大丈夫なのでしょうか？

価格帯ごとの特徴と性能の目安

電動キックボードの価格は、大きく3つのゾーンに分けられます。

5万円～10万円（エントリー・軽量モデルゾーン）

この記事で紹介しているような10kg以下の軽量・コンパクトモデルの多くがこの価格帯に含まれます。日常使いには十分な性能（航続距離15km～25km程度）を備えており、初めての一台として最もおすすめのゾーンです。

• メリット：比較的安価、軽量で扱いやすい、特定小型原付モデルが豊富
• デメリット：長距離走行や急な坂道には向かない場合がある

10万円～20万円（ミドルレンジ・ハイスペックゾーン）

航続距離が30kmを超え、登坂能力も高い、パワフルなモデルが中心です。サスペンションや大径タイヤを装備し、乗り心地を追求したモデルも多く見られます。通勤距離が長い方や、レジャーでの利用も考えている方におすすめです。

• メリット：走行性能が高い、乗り心地が良い、バッテリー容量が大きい
• デメリット：車体が重く（15kg～25kg）、大きくなる傾向がある

20万円以上（ハイエンド・特殊モデルゾーン）

航続距離50km以上、最高速度40km/h以上（原付二種扱い）といった、バイクに近い性能を持つモデルです。オフロード走行が可能なモデルや、デザイン性に特化した高級モデルもこの価格帯になります。完全に趣味の世界と言えるでしょう。

• メリット：圧倒的な走行性能、所有欲を満たすデザイン性
• デメリット：高価、重くて大きい、原付二種免許が必要な場合も

「19800円の電動キックボード」のからくりと注意点

時々、インターネットで「19,800円」や「29,800円」といった、相場からかけ離れた価格の電動キックボードを見かけることがあります。なぜこんなに安いのでしょうか？そこにはいくつかの注意点があります。

もちろん、全ての格安品が悪いわけではありませんが、公道を走る「車両」として、安全性やサポート体制は価格以上に重要です。目先の安さだけで選ぶのではなく、信頼できる販売店で、適正な価格の製品を選ぶことを強くおすすめします。

編集長

本当にそう思います。命を乗せて走るものですからね。数万円をケチって、大きな事故につながってしまっては元も子もありません。安心・安全をお金で買う、という視点も大切にしてくださいね。

コスパ最強の電動キックボードはどれ？安くて高性能なモデルの見つけ方

「できるだけ安く、でも性能には妥協したくない…」そう考えるのは当然のことです。では、「コスパ最強」の電動キックボードは、どのように見つければよいのでしょうか。答えは、単純な本体価格だけでなく、「トータルコスト」と「満足度」で判断することです。

本当の「コスパ」とは？

多くの人が考えがちな「コスパが良い」＝「本体価格が安い」という考え方は、電動キックボード選びにおいては少し危険です。先ほども触れたように、安すぎる製品はすぐに壊れたり、修理ができなかったりする可能性があるからです。

本当の意味でのコストパフォーマンスは、以下の要素を総合的に考える必要があります。

コスパ ＝ (走行性能 + 安全性 + 耐久性 + サポート) ÷ (本体価格 + 維持費)

この式で考えると、たとえ本体価格が少し高くても、長く安心して使える製品の方が、結果的に「コスパが良い」と言えるのです。

コスパ最強モデルを見つける3つの秘訣

秘訣1：専門店で「型落ちモデル」や「セール品」を狙う

自動車やスマートフォンのように、電動キックボードにもモデルチェンジがあります。新モデルが出ると、旧モデル（型落ちモデル）が割引価格で販売されることがあります。性能的には最新モデルと大差ないのに、価格だけが安くなるため、型落ちモデルはコスパの観点から非常に狙い目です。

また、JPStars Online Shopのような専門店では、季節ごとのセールやキャンペーンを定期的に開催しています。こうした機会をうまく利用すれば、高性能なモデルをお得に手に入れることができます。

秘訣2：レビューや口コミを徹底的にリサーチする

カタログスペックだけでは分からない「実際の使用感」を知るために、購入者のレビューや口コミは非常に重要な情報源です。特に、以下の点に注目してチェックしてみましょう。

• 実際の航続距離：カタログ値と比べてどうか？
• 坂道でのパワー感：「思ったより登らない」「十分登る」など、具体的な感想。
• 乗り心地：路面の振動は気になるか、サスペンションの効果はどうか。
• 不具合や故障の報告：同じような故障報告が多発していないか。
• 販売店のサポート対応：故障した際の対応は迅速で丁寧だったか。

良い評価だけでなく、悪い評価にもしっかりと目を通し、その内容が自分にとって許容できる範囲のものかを見極めることが大切です。

編集長

「買って1週間で壊れた！」という感情的なレビューだけでなく、「バッテリーの持ちが説明の7割くらいです」といった具体的な記述は非常に参考になります。複数のレビューを比較して、総合的に判断しましょう。

秘訣3：自分にとって「不要な機能」を見極める

高価格帯のモデルには、スマートフォン連携機能、LED装飾、クルーズコントロールなど、様々な付加機能が搭載されています。もちろん、これらは便利な機能ですが、本当に自分に必要でしょうか？

「自分は主に近所の移動にしか使わないから、航続距離はそこそこで良い」「派手なLEDは不要」というように、自分にとって優先順位の低い機能を削ぎ落としていくことで、より安価で、自分にぴったりのシンプルなモデルが見つかります。あれもこれもと欲張らず、自分の使い方に合った必要十分なスペックのモデルを選ぶことが、結果的に最高のコストパフォーマンスに繋がるのです。

折りたたみ電動キックボードの最小・最軽量モデルはどれだ

ここまで「10kg以下」という重さに注目してきましたが、「持ち運び」を極めるなら、重さと並んで「折りたたみ時のサイズ」も非常に重要です。いくら軽くても、サイズが大きくては電車内で邪魔になったり、ロッカーに収納できなかったりしますよね。ここでは、「折りたたみ 最小」をキーワードに、コンパクトさを追求したモデル選びのポイントを解説します。

チェックすべきは「3辺のサイズ」と「形状」

折りたたみ時のコンパクトさを比較する際は、カタログに記載されている「折りたたみ時サイズ（長さ×幅×高さ）」を確認しましょう。特に重要なのは、最も長い辺である「長さ」です。この長さが短いほど、電車内で縦に置いた時などに安定しやすくなります。

また、折りたたんだ後の「形状」もポイントです。

• I字型（ストレート）：ハンドルポストがまっすぐ倒れる最も一般的なタイプ。シンプルで細長い形状になります。
• L字型：ハンドル部分がさらに折りたためるタイプ。長さと高さを抑え、より立方体に近い形状になり、収納しやすくなります。

さらに、ハンドルグリップが折りたためるか、泥除けなどの突起物ができるだけ少ないか、といった点もチェックすると、よりスマートに持ち運べるモデルが見つかります。

「折りたたみやすさ」も忘れずにチェック！

サイズだけでなく、「いかに素早く、簡単に折りたためるか」も実用性に大きく関わります。駅の改札前で、もたもたと時間をかけて折りたたむのはスマートではありませんよね。

多くのモデルはレバー操作で簡単に折りたためるようになっていますが、その操作の硬さや手順の数には差があります。可能であれば実店舗で試してみるのが一番ですが、難しい場合は、YouTubeなどで実際に折りたたんでいる動画をチェックするのがおすすめです。「〇〇（モデル名） folding」などと検索すると、海外のレビュー動画が見つかることもあります。動画を見ることで、操作のしやすさや、折りたたむのにかかる時間がおおよそ把握できます。

編集長

そうそう、動画のチェックは本当に大事ですよ！写真だけだと分かりにくい「力加減」や「コツ」が見えてきます。特に女性の方は、非力でも簡単に操作できるかしっかり確認しておきたいポイントですよね。

持ち運びをサポートするアクセサリーも活用しよう

最小・最軽量モデルを選んだら、さらに快適に持ち運ぶためのアクセサリーも検討してみましょう。

• 専用の輪行バッグ（キャリーバッグ）：車体をすっぽり覆うことで、服や周りの人を汚す心配がなくなります。公共交通機関に持ち込む際のマナーとしても有効です。肩掛けストラップが付いているものを選ぶと、両手が空いて便利です。
• ショルダーストラップ：車体に直接取り付けて、肩から提げて運ぶためのストラップです。バッグに入れる手間がなく、サッと持ち運びたい時に重宝します。

これらのアクセサリーは、各メーカーから純正品が販売されているほか、汎用品もあります。自分のモデルに合ったものを選んで、スマートな持ち運びを実現しましょう。

安心の日本製電動キックボード！メーカーと選び方の実情

「家電や自動車と同じように、電動キックボードもやっぱり日本製が安心なのかな？」と考える方も多いのではないでしょうか。品質やサポート面で信頼が置けるイメージのある「日本製」。しかし、電動キックボードにおける「日本製」の実情は、少し異なります。ここでは、メーカー選びの際に知っておきたいポイントを解説します。

「純日本製」は非常に少ないのが現状

結論から言うと、主要な部品の製造から組み立てまで、すべてを日本国内で行っている「純日本製」の電動キックボードは、現在ほとんど存在しません。

電動キックボードの市場は、海外、特に中国のメーカーが先行しており、モーターやバッテリー、コントローラーといった基幹部品の多くは海外で生産されています。日本の企業が販売しているモデルであっても、海外で生産された製品を輸入し、日本の法律に合わせて仕様変更や検品を行っている「日本企画・海外生産」のケースがほとんどです。

では、どこを見てメーカーを選べばいいのか？

「純日本製」がないのであれば、私たちは何を基準にメーカーや販売店を選べばよいのでしょうか。重要なのは、「製造国」にこだわるのではなく、「日本国内でのサポート体制がしっかりしているか」で判断することです。

ポイント1：日本法人や国内代理店があるか

海外メーカーの製品であっても、日本法人や正規の国内代理店が販売している場合は、日本の法律や安全基準を遵守している証拠です。また、日本語での問い合わせに対応してくれたり、国内に修理拠点を持っていたりするため、万が一の際も安心です。

ポイント2：PL保険（生産物賠償責任保険）に加入しているか

PL保険とは、製品の欠陥によって利用者が損害を被った場合に、メーカーや販売店が賠償金を支払うための保険です。この保険に加入している企業は、製品の安全性に対して責任を持つという姿勢の表れであり、信頼性の一つの指標となります。

ポイント3：アフターサポートや部品供給の実績

「購入後の修理は受け付けてくれるのか？」「消耗品であるバッテリーやタイヤは、数年後も手に入るのか？」これらは非常に重要なポイントです。実績のある専門店であれば、修理ノウハウが蓄積されており、交換部品の在庫も安定して確保している可能性が高いです。

その点、多様な電動モビリティを長年取り扱っているJPStars Online Shopのような専門店は、購入後のサポート体制においても非常に信頼が置けます。製造国にこだわるよりも、こうした「販売店の信頼性」を重視することが、賢いメーカー選びの鍵と言えるでしょう。

【必読】電動キックボードのルールと注意点！安全に乗るために

手軽で便利な電動キックボードですが、公道を走る以上、守るべき交通ルールがあります。ルールを知らずに乗っていると、交通違反で罰則を受けたり、重大な事故につながったりする可能性があります。ここでは、安全に楽しむために最低限知っておくべきルールと注意点をまとめました。

絶対に守るべき交通ルール

1. 自賠責保険への加入【義務】
   自動車やバイクと同じように、電動キックボードも自賠責保険（共済）への加入が法律で義務付けられています。コンビニなどで簡単に加入手続きができます。未加入で運転した場合、「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」が科せられる可能性があります。
2. ナンバープレートの取り付け【義務】
   お住まいの市区町村の役所で、無料で交付してもらえます。軽自動車税の納付も必要です（年間2,000円）。ナンバープレートを取り付けずに公道を走行すると、法律違反になります。
3. 飲酒運転は絶対ダメ！【義務】
   「ちょっと一杯だけ」も絶対に許されません。電動キックボードの飲酒運転は、自動車と同じく非常に重い罰則（5年以下の懲役または100万円以下の罰金など）が科せられます。
4. 二人乗りは禁止【義務】
   電動キックボードの乗車定員は1名です。絶対に二人乗りはしないでください。
5. ヘルメットの着用【努力義務】
   特定小型原付の場合、ヘルメットの着用は努力義務ですが、安全のために着用を強く、強く推奨します。万が一の転倒時に頭部を守る、最も重要な安全装備です。

どこを走ればいいの？通行場所のルール

電動キックボードの通行場所は、原則として「車道の左側」です。自転車と同じと考えると分かりやすいでしょう。

• 【原則】車道：一番左の車両通行帯を走行します。
• 【例外1】自転車道：自転車道がある場所では、自転車道を走行できます。
• 【例外2】一部の歩道：最高速度を6km/hにする「歩道モード」に切り替えている場合で、「普通自転車等及び歩行者等専用」の標識がある歩道のみ通行可能です。この場合も、歩行者優先で徐行しなければなりません。

右折は「二段階右折」が基本です。大きな交差点では、一度直進して横断歩道を渡り、向きを変えてから再度直進します。原付バイクと同じルールですね。

任意保険にも加入しよう

自賠責保険は、あくまで事故の「相手方」の身体への損害を補償するものです。自分自身のケガや、相手の物（車やガードレールなど）を壊してしまった場合の損害は補償されません。

そこで加入しておきたいのが「任意保険」です。自転車保険や個人賠償責任保険に付帯する特約でカバーできる場合もあります。高額な賠償請求に備えるためにも、任意保険への加入を強くおすすめします。

編集長

ルールがたくさんあって難しく感じるかもしれませんが、どれも安全に関わる大切なことです。新しい乗り物を楽しむための「マナー」だと考えて、しっかりと頭に入れておきましょう。正しい知識が、あなた自身と周りの人を守ります。

10kg以下の電動キックボードに関するよくある質問（Q&A）

最後に、10kg以下の軽量電動キックボードに関して、多くの方が抱く疑問についてQ&A形式でお答えします。

A1. 多くの電動キックボードは、完全防水ではありません。小雨程度なら走行可能な「生活防水」レベルのモデルが多いですが、基本的には雨天時の走行は推奨されません。理由は以下の通りです。

• 故障のリスク：モーターやバッテリーなどの電装系が水に濡れると、故障やショートの原因になります。
• スリップのリスク：路面が濡れているとタイヤがスリップしやすく、マンホールや白線の上では特に危険です。
• 視界の悪化：雨で視界が悪くなり、歩行者や障害物の発見が遅れる可能性があります。

安全のため、そして製品を長持ちさせるためにも、雨の日の使用は避けるのが賢明です。

A2. バッテリーの寿命は、製品や使用状況にもよりますが、一般的に充放電回数で300～500回程度が目安と言われています。毎日充電したとして、約1年～2年で性能が徐々に低下してきます（航続距離が短くなるなど）。

バッテリーの交換は可能ですが、自分で行うのは難しく、危険も伴うため、購入した販売店やメーカーに依頼するのが基本です。そのためにも、購入後のサポートがしっかりしている信頼できるお店を選ぶことが重要になります。交換費用はモデルによって異なりますが、数万円程度かかるのが一般的です。

A3. はい、乗り方やメンテナンスを少し工夫することで、カタログスペックに近い航続距離を維持しやすくなります。

• 急発進・急加速を避ける：最も電力を消費するのが発進時です。スムーズなアクセル操作を心がけましょう。
• なるべく平坦な道を走る：坂道はモーターに大きな負荷がかかり、電力消費が激しくなります。
• タイヤの空気圧を適正に保つ（エアタイヤの場合）：空気圧が低いと路面との抵抗が増え、電力を無駄に消費します。
• 荷物を軽くする：体重や荷物が重いほど、電力消費は大きくなります。
• バッテリーを適切に保管する：極端な高温・低温状態での保管は、バッテリーの劣化を早めます。

A4. はい、安全に長く乗り続けるために、定期的なメンテナンスが必要です。と言っても、難しいことはありません。乗る前に以下の点をチェックする習慣をつけましょう。

• ブレーキの効き：レバーを握って、しっかりとブレーキが効くか確認します。
• タイヤの状態：傷や摩耗がないか、空気圧は十分か（エアタイヤの場合）を確認します。
• ネジの緩み：ハンドルや折りたたみ部分など、主要な部分のネジに緩みがないか確認します。
• ライト類の点灯：ヘッドライト、ブレーキランプ、最高速度表示灯などが正常に点灯・点滅するか確認します。

何か異常を感じたら、すぐに使用を中止し、購入した販売店に相談してください。

まとめ：あなたに最適な10kg以下の電動キックボードを見つけよう

今回は、持ち運びに便利な「10kg以下の電動キックボード」について、選び方からおすすめモデル、ルールまで徹底的に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか？

最後に、この記事の重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。

• 10kg以下の軽量モデルは「持ち運びやすさ」「保管のしやすさ」が最大の魅力。
• 選び方の重要ポイントは「特定小型原付か」「航続距離」「登坂能力」「タイヤ」「安全性とサポート」の5つ。
• 免許不要で乗るなら「特定小型原付」の基準を満たしたモデルを選ぼう。
• 激安モデルには注意！「安全性」と「アフターサポート」を重視して選ぶことが結果的にコスパを高める。
• 製造国よりも「日本国内でのサポート体制が充実しているか」で販売店を選ぶのが賢明。

電動キックボードは、あなたの日常の移動を、もっと自由で、もっと楽しいものに変えてくれる素晴らしい乗り物です。特に10kg以下の軽量モデルは、その手軽さから、様々なライフスタイルにフィットする可能性を秘めています。

「種類が多すぎて、やっぱりどれを選べばいいか分からない…」

もしあなたがそう感じているなら、まずは電動モビリティの専門店であるJPStars Online Shopを覗いてみてください。

圧倒的な品揃えの中から、専門知識豊富なスタッフがあなたの疑問や不安に答えてくれ、あなたにぴったりの一台を見つける手助けをしてくれるはずです。充実した保証とアフターサービスで、購入後も安心して乗り続けることができます。

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• 警察庁. (n.d.). 特定小型原動機付自転車（いわゆる電動キックボード等）に関する交通ルール等について. Retrieved from https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/menkyo/tokuteikogata.html
• 国土交通省. (n.d.). 特定小型原動機付自転車について. Retrieved from https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr7_000058.html