引越し当日に「新居のドアが狭くて家電が入らない」と業者に言われ、焦っていませんか?新生活のスタートに必須の冷蔵庫や洗濯機が使えないと、本当に困ってしまいますよね。
この記事では、引越しで家電が搬入できない時の具体的な対処法と、トラブルを防ぐための事前の採寸ポイントを分かりやすく解説します。
結論から言うと、窓からの搬入や吊り上げ作業の追加、一時預かりからの買い替えなど、状況に応じた解決策が必ずあります。
もし搬入できずに手放すことになっても、焦って高額な出費をする必要はありません。買うより手軽に利用できるレンタルサービスを活用して生活を始めるのも一つの手です。初期費用を抑えて必要な家電を揃えたい方は、「家電レンタルのおすすめランキング」をぜひご覧ください。
引越しで入りにくい家電とは?

引越しの際、特に搬入トラブルになりやすい家電が存在します。まずは、どの家電が引っかかりやすいのかを把握しておきましょう。
最も多い「大型冷蔵庫」
搬入トラブルで圧倒的に多いのが大型冷蔵庫です。ファミリー向けの400L以上の冷蔵庫は、幅も奥行きも大きくなります。冷蔵庫は構造上、横に倒して運ぶと故障の原因になるため、立てたまま搬入しなければなりません。そのため、ドアの高さや階段の天井高が足りずに入らないケースが多発します。
サイズアップに注意「洗濯機」
縦型からドラム式洗濯機に買い替えた場合や、容量を大きくした場合にトラブルが起きやすいです。特にドラム式は本体の幅だけでなく、手前に開くドアのスペースや、設置する防水パン(洗濯機置き場)のサイズも考慮する必要があります。
当日に家電が入らない時の対処法
もし引越し当日に「入らない」と判明しても、パニックになる必要はありません。以下の5つの方法から、状況に合った解決策を選んでください。
1階なら窓からの搬入を試す
玄関や室内ドアを通れない場合、新居が1階であれば掃き出し窓(ベランダや庭に面した大きな窓)からの搬入が有効です。窓のサッシや網戸を一時的に外すことで、十分な開口部を確保できることが多いです。まずは業者に窓からの搬入が可能か相談してみましょう。
クレーンや吊り上げを依頼する
2階以上の部屋で階段やエレベーターが使えない場合は、クレーン車や人力での吊り上げ作業を依頼します。ベランダや大きな窓から直接引き上げる方法です。追加費用(相場は2〜3万円程度)と別日程での作業になることが多いですが、手持ちの大型家電をどうしても使いたい場合に確実な手段です。

家電のパーツを外して搬入する
どうしても数センチ引っかかる場合、家電の一部を分解して運ぶ方法があります。例えば、ドラム式洗濯機のドアや、冷蔵庫の取っ手を外すことで搬入できるケースです。ただし、分解や組み立てには専門知識が必要なため、引越し業者によっては断られることもあります。その場合は、メーカーのサポートに依頼する必要があります。
一時預かりをして別業者を探す
今の引越し業者が「これ以上は対応できない」と判断した場合、一旦トランクルームや業者の倉庫で一時預かりをしてもらう選択肢があります。その後、吊り上げ作業などを得意とする専門の搬入業者を探して再依頼します。保管料や再手配の手間はかかりますが、大切な家電を守るための手段です。
処分して新しい家電に買い替える
搬入費用が高額になる場合や、すでに長年使っている家電であれば、いっそ処分して新居のサイズに合ったものに買い替えるのも賢明な判断です。なお、冷蔵庫や洗濯機は「家電リサイクル法」の対象となるため、粗大ゴミとしては捨てられません。不用品回収業者に依頼するか、新しい家電を買う店舗で引き取りをお願いしましょう。
搬入できない主な原因とは?
家電が入らない事態を防ぐためには、なぜ搬入できないのか、その原因を知っておくことが大切ですよね。主な原因は以下の4つの場所に潜んでいます。
玄関や室内ドアの幅が狭い
最も頻発するのが、玄関や部屋のドアを通過できないケースです。ドア自体の幅だけでなく、ドアノブや郵便受け、開いたドアの厚みが邪魔になることが多々あります。本体がギリギリ通るサイズでも、運ぶスタッフの手が入る隙間がなければ安全に搬入できません。
階段の踊り場で回転できない
一戸建てやエレベーターのないアパートで多い原因です。直線の階段は通れても、L字やU字に曲がる踊り場部分で家電を回転させるスペースが足りず、つっかえてしまいます。また、階段の手すりが障害になることも多いです。
エレベーターのサイズが小さい
マンションへの引越しでは、エレベーターの扉の幅や、内部の奥行き・高さが足りないことがあります。冷蔵庫などは斜めに倒して運べないため、立てた状態でエレベーターに乗せられる空間が必須です。
室内廊下の曲がり角や障害物
玄関を突破しても、室内の廊下で曲がりきれないケースがあります。特に、廊下からキッチンや洗面所へ入る際の直角の曲がり角は要注意です。また、天井に出っ張った照明器具や梁(はり)が邪魔になることもあります。
失敗しない事前の採寸のコツ
引越し当日のパニックを避けるためには、事前の正確な採寸がすべてです。失敗しないためのチェックポイントを解説します。
本体サイズ+10cmの余裕を見る
家電のサイズ(幅・奥行き・高さ)に対して、搬入経路は必ず+10cmの余裕を見てください。この10cmは、家電を梱包している毛布や段ボールの厚み、そして作業員が手を入れて持ち上げるための必須スペースです。
搬入経路の最も狭い場所を測る
採寸する際は、経路の中で「一番狭くなっている部分」を基準にしましょう。
- ドアを開けきった時の実際の有効幅
- ドアノブや手すりなどの出っ張り部分
- 階段の天井が一番低くなっている箇所
- エレベーターの扉の開口幅
引越し業者の事前下見を利用
自分での採寸が不安な場合は、引越し前の見積もり時に下見をお願いしましょう。プロの目で搬入経路を確認してもらえば、「当日になって入らない」という最悪の事態をほぼ100%防ぐことができます。
もし事前の採寸で「手持ちの家電は入らない」と分かった場合、新居に合わせてすべて買い直すのは金銭的負担が大きくなります。そんな時は、一時的な利用にも便利な家電レンタルを検討してみてください。「家電レンタルのおすすめランキング」では、冷蔵庫や洗濯機など生活に必要な家電を手軽に借りられるサービスを紹介しています。
よくある質問(Q&A)
はい、異なります。家電量販店の配送業者は新品の搬入を専門としているため、少しでも傷をつけるリスクがあるギリギリの経路だと搬入を断る傾向が強いです。一方、引越し業者は様々な状況での搬入に慣れており、養生技術も高いため、量販店で断られた経路でも対応してくれることがあります。
一般的な引き違い窓であれば、多くの引越し業者が搬入時にサッシや網戸を取り外して対応してくれます。ただし、はめ殺しの窓(開閉できない窓)や特殊な構造の窓は外せないため、事前に業者へ窓のタイプを伝えておくことが大切です。
まとめ

引越しで家電が入らないというトラブルは、事前の正確な採寸とシミュレーションで防ぐことができます。
この記事の要点を再確認しておきましょう。
- 冷蔵庫やドラム式洗濯機は搬入トラブルになりやすい
- 当日入らない場合は窓からの搬入や吊り上げ作業を検討する
- 事前の採寸は家電サイズに対して+10cmのゆとりが必須
- 搬入経路の一番狭い部分(ドアノブや手すりなど)を測る
万が一、当日に搬入できなくても決して焦らないでください。一時預かりを利用して別業者に頼んだり、思い切って買い替えたりと、解決策は用意されています。状況に合わせて最適な方法を選び、新生活をスムーズにスタートさせましょう。
もし搬入を諦めて家電を処分することになっても、すぐに高額な新品を買う必要はありません。まずはレンタルで必要な家電を揃え、落ち着いてから本当に欲しいモデルを探すのも賢い選択です。興味がある方は「家電レンタルのおすすめランキング」を参考に、自分に合ったサービスを見つけてみてください。

